「どの視点で観たらいいのか、分からなかった」MOTHER マザー juncoccoさんの映画レビュー(感想・評価)
どの視点で観たらいいのか、分からなかった
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シングルマザーの秋子は、小さな息子がいるが、すぐに行きずりの関係を持ち、夜でも子供に食料を買いに行かせ、時には自分の親や妹にカネを無心させに行かせる。
別れた夫からの養育費もパチンコに使ってしまう。ガスも電気も止まる。
内縁の夫ともケンカ別れし、住む場所も無く街をさまよう。身内からは絶縁される。
ようやく保護してもらっても、戻って来た内縁の夫の借金取りから逃げるため、また住む場所を失う。。。
保護してもらったときに、母親から逃げることが出来ると教えてもらっても、結局子供たちは母親に付いていく。17歳になった息子が、なぜそこまで母親の言うなりになるのか。そしてなぜ母親をかばうのか。。
刑務所(少年院?)に入った息子の答えは
『お母さんのことが、好きだから』
この言葉を別室で聞いた母親(長澤まさみ)は、その言葉にも心を動かされる様子は、ない。
母親の無表情のアップになり、映画は、終わる。
うーーーーーむ。
こんなに子供を愛せないことって、あるのか。
子供を学校に通わせることも出来ない。
息子は小学校すら卒業出来ていない。
愛情じゃなくて、支配と依存かな。
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