「ゴミクズのよう」MOTHER マザー maryo_teenagerさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴミクズのよう
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長澤まさみさんや阿部サダヲさんが嫌いになってしまう作品です。
長澤まさみさん演じる母親が本編最初から最後までの123分一切働かないんです。金をせびるばかり、SEXするばかり、声を荒げるばかりと救いようがまるでないです。阿部サダヲさん演じる男もクズが擬人化したような感じです。激昂しては逃げ、金がなくなり戻り、また激昂して家族もどきを見捨て、最後は描かれていませんが死んだでしょう。その描写があればスッキリしたけれどこれがまたないので不快感がたまります。そして木村花さん演じる祖母の声を荒げる部分が心の臓まで響いて怖かったです。実際に説教を喰らっているような感覚になりました。
奥平さんはオーディションで選ばれ、初演技とは思えないほどのクオリティでした。感情の起伏のコントロールが上手で、母親に反逆していく過程の流れも自然に表現されていて素晴らしかったです。
内容はスカッとする部分がほぼ皆無です。ひたすら胸糞です。ただSEXのシーンが多く、その尺を殺人の動機に振って欲しかったなと思いました。声だけのシーンも多かった印象です。R15にするのを回避するためか、監督・脚本の方がこの手法が好きなのか。
家庭環境とは何か。というものを考えさせられる作品です。こういう映画面白いです。
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