あの頃。のレビュー・感想・評価
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中2病ならぬ中学10年生
アイドルにハマった主人公、自分はテレビゲームだった。寮にいたので、友人と朝まで徹夜でゲームしたなぁ。お気に入りはPCエンジンだった。昨年だったかミニサイズが出てすぐに買ったがやっていない。
あの時、あんなにハマって楽しかったはずなのに、中学40年生。
あの頃。懐かしい。
なによりあやや、みきてぃー、モー娘。の昔の姿や曲が懐かしい。特に当時好きではなかったけど、やっぱそれだけで嬉しい。私はSPEEDファン、、解散した時の虚無感を少し思い出す、笑。
あの頃はよかったなぁ、楽しかったなぁ、ではなくて、今が一番楽しい、そう常に言える人生っていいよね。道重素晴らしい、theアイドル。
お話は正直地味。オタっぽい熱量もちょっと足りない気もするし、なんか地味なサイドストーリーを延々と見てる感じ。インパクト不足かな。もうちょい笑えるところとか期待してたけど、あんまりだったかな。
思いがけずいい!
思いがけず意表をつかれた映画
まず、映画は必ずと言っていいほどどこかで寝落ちする私が全く寝ずw
桃李くんファンとしては、舞台挨拶付きの上映狙い狙い
2/20 17時 六本木行くには敷居が高く地元LVで我慢
映画前のキャストのワチャワチャ
ほんと仲の良い環境で撮ったんだなとわかる
そんな訳で、もちろん観るつもりでしたが正直オタク映画・・・あまり内容の期待はなく面白おかしければいいなと
そしたら・・・ちょっと違う
自分では頑張ってるつもりだけど、大して成功もしていなく功績を残してる訳では無い日常
それでもまぁ人よりは充実しているかとか思ってみたり、あ・・・皆よりつまんない人生送ってんな・・・と思ってみたり そんな私ですが コレなんか刺さったw
ちょっと一般的世間ではなくズレた?特化した?世界にのめり込む時間「オタク時間」「オタク世界」
そーゆーのを全面的に肯定する訳では無いけれどこういうのがあっても悪くは無いと・・・これもアリと(私も桃李くんとの握手会当選した時の地に足が着いていないエピソード、思い出しました!笑)
で、内容はふざけてて中10生の男子達のワチャワチャなんだけど垣間見る仲間の優しさ
なんか酷いハチャメチャだけど変に爽やか
中身がないんだけどみる人が見たら響くと思う
大賀さんの演技がめっちゃ光ってた!!
ラスト10秒くらいでは不覚にも思わず涙出そうになって堪えた。実話なんだと思うと非常に。
たまに画面が真っ暗になり「え!?これがラスト?ラストならダメなやつ・・・」ってラストのシーンがすごく心配になる映画だけど、まぁあれでよかったと思えた。
なんかこの世界観にちょっと心が揺さぶられた映画だった。
くだらない人達ばっかりだけど、人ってこんなもんだよね。笑 好きなも...
くだらない人達ばっかりだけど、人ってこんなもんだよね。笑
好きなものに人は救われるし、好きなものがあれば楽しいことも辛いこともあるし、好きなものが変わって生活も変わる。
あの頃も楽しかったけど、今が1番楽しいって思える人生送りたいなーと自分も思った。
1つどうしても気になったのは松坂桃李のモノローグが爽やかすぎるところ。
個人的にはもう少しボソボソ語ってほしかったけど、あえてなのかな?
ハロプロのPRかと思った
2005年頃、松浦亜弥、モーニング娘。などハロプロの熱狂的なファンが集まって、応援やオタクの議論をする話。
内輪揉めや病気など小ネタも有るが、ずっとハロプロのPR作品かと思って観てた。
松坂桃李はぐずぐずしてパッとせず歌下手すぎ、仲野大賀は熱かった。
松浦亜弥役の山﨑夢羽が本物にそっくりで可愛かった。
ううーん?どうした今泉監督
舞台挨拶付きを観賞
今泉監督は「his」で感動したのもあり
楽しみにしてました
自分はとりわけハロプロオタではありませんが
ちょうど関西で大学生でどっぷりハマってる友人は
たくさんおり親近感を覚えるテーマでした
松浦亜弥のデビュー時の衝撃は覚えています
で感想としては
あれれ・・どうしちゃったのって感じ
前半はメチャクチャ面白かったです
でも後半になるにつれストーリーの焦点が曖昧で
ものずごく普遍的な着地を見せてしまい
淡々と終わってしまった印象でした
結局どこをどう切り取りたかったのか
主人公劔が松浦亜弥に感動し
ハロプロ関連イベントを行っていた連中と
仲良くなり人生に張り合いを持っていく感じ
は凄く良かったし笑えました
ネット弁慶だが卑屈になるドクズのコズミン
他人の推しをなぜか一発で当てられるロビ
ハロオタかつ風俗依存症かつ多芸だが無職の西野
レコード屋勤務で最初に劔を誘ったナカウチ
他やたら健康を気にするイトウ
ギターもできるアールなど
個性的「であろう」仲間たちが出てきますが
特にこのメンバーで深く掘り下げられる
エピソードがそうあるわけでもなく
ダイジェスト的にしか描写がなく
消化不良のまま進んでいきます
そして後半はコズミンの病気と
劔の関係中心に話が進みコズミンの死に
まつわる話のままほとんどハロプロ要素が
なくなっていってしまいます
女性高校教師にオクでチケット売ってもらう
シーンも何かあるのかと思わせぶり
なのに何もなく終わっていきます
正直これなら実在アイドルとして扱う
必要もそこまであったのだろうかと
思うほどです
架空のアイドルでライブシーンとか
力入れて作ってしまえばテーマが強調
されたのではないかと思いますが
予算的な都合を如実に感じます
前半は笑えたし良かったんですけどね
もう少しテーマを絞っても良かったんじゃないか
と思いました
今となってはマリオやガンダム
ドラゴンボールなんて毎日取り上げられすぎて
もう懐かしのコンテンツじゃなくなってます
今一番なつかしさ感じるのって15〜20年前の
カルチャーだと思います
それだけにこんな浅い触れ方で終わってしまったのは
残念でした
松坂桃李が好演。面白い。だが後半の捉え方で感想が異なってくるのでは?【最後の一行、すいません消せませんです。】
私、おっさんだし。別に、AKB以前のハロプロも、モー娘もよく知らない世代。おニャン子クラブの世代だから、よくはわからないんだけども、おニャン子に比べ、超飛躍的に、モー娘以降というか松浦亜弥というか皆、ショーマンシップ的にプロ化、進化しているのは認めざるを得ない。リズム感からして違う。CDも買ったことないけど、アナログとデジタル。白黒とカラーくらいの差があるねぇ、おニャン子とハロプロ以降では。そういえば映画に出てたiPodの旧式懐かしいねぇ。あの音楽溜め込むのなんだったんだろな。
そんなわけで(チラシによると)大学院受験に失敗し中途半端なフリーター、無気力ベーシストの松坂桃李が、松浦亜弥の映像に出会い、ハロプロに覚醒していく。
松坂桃李、コメディも演技うまいなぁ。脱力感と、ハロプロ仲間との珍妙なオタク的やり取りが笑える。
若いうちはいいよなぁと思った。
すごく親近感湧くし、面白い。
上映前のライブトーク以上にこの映画前半、脱力感に笑った。快調な滑り出し。
結論としては後半部の受け止め方によってウケた人とそうでない人に分かれるように感じた。とは言っても全体的に関西ノリで面白い。佳作とも言える。時間は長くは感じなかった。ちょうどいい。
ただ途中、ただのトークイベント開催から「恋愛研究会」バンドに変遷するにつれ、リアルな女の仲間内での取り合い、裏切り、ストーカーと話が変容し、なんかオタク脱力感が失速した。
器の極めて小さいせこい「コズミン」仲野太賀がここで大きく絡んできて、その後の癌で闘病まで引っ張るんだけども、この仲野太賀、「素晴らしき世界」での比較的シリアスな演技は良かったんだけど、器の小さい人の役と仲野の醸し出す軽薄な、こまっしゃくれた、あんまり面白くない雰囲気が合成されて観ててどうにも好きになれない。
やっぱり、2000年代初頭の4年の歳月は大きいだろけど、初めのあくまでアイドルオタク的な松坂桃李中心で通した方が良かった。他の連中もめちゃ面白いし。正直仲野太賀、コメディ向いてないのか、「コズミン」役の設定が悪いのか。どうも苦手だなぁ。器の小さいズル賢いキャラはコメディに不要に思えた。
「生前葬」ライブのエピソードは笑ったが、肝心の仲野「コズミン」がおもろなかった。他のキャラが全部個性的で面白かったのに残念。
コレ実話が原作らしいけども、少し設定と、話の流れ変えた方が良かった。それと、4年も経って、東京出て、フリーター継続中は。実際はキツいって。まあそういう自由人もいてもいいとは思う。
ハロプロ最高、オタク最強、大阪もオモロイ。松坂桃李もえんぎうまいし、オタクに感情移入して笑えた。
あんまり面白くない雰囲気が合成されて、観ててどうにも好きになれない。
アイドルに興味ないですが…
何かに熱中出来るって、そういうものなんだなあと感じる映画でした。
コズミン(なかのたいがさん)が、とてもいいキャラでした。
恥や外聞を、かなぐり捨てて、生きてるって感覚が伝わってくる作品だと思います。
えげつない人間臭い?表現がありますが、『佐々木インマイマイン』の様などことなく、正直な作品だと思います。
コズミンの感じがとてもよい
あの平成に絶対自分の近くにも居た感じ、凄く好きです
平成って昭和ほど狂ってないし、五度の大震災や暗い事件や氷河期で緩やかに自分たちの国が落ち込んでいく時代だった
そんな中でいったん終わったアイドル文化が再びモー娘。によって、なんなら今に至るまでずっと生まれ続けてるわけですよね
当時ハマらなかったけど、今の自分なら「この顔みたらめっちゃ元気でんねん」という台詞が解ります
あの頃。があったから今が楽しいって瞬間があって、でも別れは美しいなんて嘘をつかずに、悲しみは悲しみとしてくれたのがとても良かったと思う(笑ってたけど)
脚本と演出、その両方が期待はずれ
ハロプロという題材が面白そうだったので、主演が松坂桃李という情報だけで見に行きました。
結果、脚本と演出、その両方が期待はずれでした。
脚本はどうでも良いやりとりばかりを拾って、ドラマ性が高くなりそうなシーンは松坂桃李のナレーションで次々と安易に飛ばしてしまうし、あややと握手するぐらいまではハロプロも関係あるけど、それからは全然関係ない始末です。。。
劇伴として使うだけなら、誰の曲でも良いと思いますが。
あと、ぽっと出の女キャラにストーカーがいたとか、仲間の彼女を仲間が略奪したとか、西田尚美のくだりとか、まったく必要がないです。
せめて、仲野太賀のキャラに感情移入させるためなら分かるけど、あれでは太賀のキャラを嫌いになるだけで好きにはなりません。
演出は脚本の粗をバッサリいってくれるどころか、逆に面白がって深堀りしてる印象を受けました。
だから、時間がとても長く感じてつらかったです。
大したこと無いシーンで何度もワンカット長回ししないでいいから、編集でカットバックしてテンポをあげてほしい。
監督は自分が良い芝居を演出していると思って酔ってるみたいだけど、監督が思ってるほど良い芝居でもない。
(役者をフォローすると、これは役者が悪いわけではなく、そもそも脚本が面白くない。役者が演技で挽回不可能なレベルで脚本がつまらない)
あと、何度か時間軸を入れ替えてカットバックしてるシーン(大学の講演会とライブハウスなど)があったけど、無駄に?が出るだけでそれの演出効果も謎です。
講演会は中弛みする部分を編集で切るためにライブハウスにカットバックしてるんだろうけど、それをされても時間が現在と過去を行ったり来たりするわけだから別の意味で見辛いです。
そもそも脚本の問題を脚本の時点で直せる人がスタッフにいないのかと疑問です。
今泉力哉は優秀な監督かと思ってましたが、このぐらいの予算がある映画ではもうダメですね。
きっとこの監督は、大衆性やドラマツルギーがそもそも分かってないと思います。
単館系の、低予算で映画通しか見に来ないような、多少の粗は芸術性だと好意的解釈してもらえる内容じゃないと撮れない監督ですね。
素晴らしかった
ハロヲタだった過去があるので、当時を思い出してあれから16年くらい経っていると思うとたまらない気持ちになる。ついこの前だと思っていたら16年、みんな年を取るわけだ。誰もが例外なく年をとる。映画館は僕と同世代かちょっと上くらいのおじさんばっかり、みんな元ハロヲタなのか、それともただの映画好きなのか気になる。あの時ああしていればよかった、みたいな数々の分岐点を経て今があり、チョイスを成功しているのか失敗しているのか、仕事に関してはもっとうまいチョイスがあったというか、下手をこいてしまったのだけど、大好きな子どもと過ごす人生を送ることができているのは大成功なので、結果オーライではないだろうか。
映画はもっとハロプロ楽曲をガンガン鳴らして欲しかった、特にエンディングはみんなで『ザ・ピース』か『恋愛レボリューション21』を踊って欲しかった。最初、今泉監督と聞いてアーティスティックなまったりしたオフビートな作品ではないかと不安に思ったのだが、全くそんなことはなく、笑って泣ける素晴らしい作品だ。特に、コズミンが嫌われ者なのに、文句を言いながらも排除することなくつるんでいるところがすごくいい。
ただ、大根監督のようなミーハーな感覚の人が撮ったらどんな感じだっただろうかとも思う。
うーん
原作を読んでいないのですが
もしや事実をそのまま映像化したのでしょうか?
ストーリーに起伏が少なく淡々と描かれた
心は中学生の男達。
仲野太賀さんが光っていましたが、もう少しだけ
キャラクターに深みが欲しいと感じました。
良い俳優さんなのに勿体ないです。
「中学校10年生」のあの頃。
ハロプロ全盛時、アイドルオタクを目にして、人生を浪費する人たちにはなりたくないと思っていた。見ていくうちに充実した人生を送っていないのは自分の方かもしれない。そう思わせる何かが伝わってくる。
剣のセリフ「今が一番楽しい」。刹那的な生き方から出てくる投げやりな言葉ではなく、生きているいう実感から発している言葉だ。素直な気持ちでこの言葉をいって見たい。
おっさんたちの青春というよりも、劇中のナレーションで語られる「中学校10年生」という言葉がしっくりくる。この「中学校10年生」のバカ騒ぎをうらやましく思った。自分が、社会人になると同時に捨ててしまったものを彼らは大切にして生きている。
松坂桃李はあいかわずの安定感を見せてくれる。そしてもう1人、『すばらしき世界』とはうって変わって、どうしようも器の小さな男コズミンを演じた仲野太賀に拍手。
テンポ悪し
予告編を見た時は、なんて良い企画なんだ!とアガったんだけどなぁ。
コミックエッセイの原作はおそらく、極私的なことを描いてファンや理解者が面白がる感じなのだろうと思うのだが、そのエピソードをつなげただけでは映画にはならないと思う。
少なくともメジャーでやる脚本じゃない。
メンバーそれぞれの背景、時代感、あの集いが社会的にはどういう存在なのか?
わかる人だけわかればいいってのは自主映画でも許されないわ。
あの頃ってタイトルなら、回想形式の方が良かったような気がした。
主人公の現在と過去の対比がないからいまいち「あの頃。」感がないのがモヤモヤ。
それにしても生前葬のシーンで泣かせるように構成されてないのがほんともったいない。
主演は太賀(のおケツ)ですね
松坂桃李も、無気力→オタク→大人と、雰囲気が変わっていくのは素晴らしいが、太賀のほうが目立っちますね。
最後の方は、、、
太賀って、ケツ出すのが好きなんですね(笑)
やっぱり出すんかーい(ネタバレ)
前半はとてもバカバカしく、声が出るくらい笑います。ただ、芯を食ってない、上滑りしている笑いです。「くだらない」とえいばその通りです。
あらすじも知らなかったので、後半はちょっと驚きました。泣き笑いという感じです。 泣き笑いできる映画や演劇は好きです。
たんたんと、、、普段のどおりの生活の中で、
「そうだよね」
「うん、おれも同じことあったよ」
と、共感とじんわり温まる感じが、いかにも今泉監督らしい。
薄味だけどダシが聞いてる、ホンワカ温まる感じですね。
青春
この話の主人公は劔でなくて、コズミンとおバカな仲間たちではないだろうか?劔は語り手ポジション…
コズミン役の仲野太賀は憎らしいほど役を好演。「すばらしき世界」の青年と同一人物とは思えない。
松坂君は思ったより歌は上手くなかった笑
私は、ハロプロに全くハマらなかったので、そのへんは刺さらなかったが、仲間とおバカやるのはいいなあ、と思ったし、仲間の面々もステキ。
今が一番楽しい、けど……
《卒業》「今が一番楽しい」自分、アホちゃう?分かるわ〜おもろいわ〜。手(今泉監督)もエロビデオ(冨永脚本)も離さへん。"好き"が溢れてた!何より生きた証があった。
好きな監督とキャスト = 松坂桃李 × 仲野太賀 × 若葉竜也(今泉監督作品常連?)による本作には、一見今までの今泉監督のフィルモグラフィーから違うんだけど、やっぱり監督らしい"好き"という一途な気持ちと"くだらない"の中にある退屈を愛する瞬間がいっぱいあった。グダる"内輪ノリ"もしっかりと本作を形作る"クセ"・個性になってたみたい。今泉監督らしい役者への裁量が大きそうな演出と、その場の自然体な空気感が笑いを誘うし、なんだかんだ愛おしすぎて吐いた(全身映るくらいの長回し)。本当そういう感じで、一見相反する感情・要素もごちゃまぜに混在してるみたい。うん、そこが好き。甘いものに塩かけてより甘くなるじゃないけど、結果、より強く記憶に残るヘンテコなカオス。
当たり前が当たり前じゃなくなっていったときにやっと見えてくる当たり前すぎて今まで捉えられなかったもの、みたいな。ベーシストからライブハウスのスタッフという縁の下の力持ち感。実話だからもちろん意図的でないけど、結果的にそこにも意味を見出だせるというか、どこか共感ポイントっぽくて主人公の個性。でも、無為に日々をやり過ごすように生きてしまうことって誰にでもきっとあると思う。何かに救われて夢中になって、目先の"今"その瞬間にワチャワチャ感。
階段という象徴的なショットに、シーン毎によく考えられた照明。冒頭で一番下の主人公・劔は上がっていくしかない。例えその真ん中がどれだけ楽しくても、待ってるこれからはもっと楽しいかもしれない。今が楽しいなら10年後は超!楽しい、20年後は超!超!楽しくなるかもしれないから。ううん、僕だってそうしてやるんだ。時間行き来しまくりで、そこは少しややこしくなるきらいあるかもと思った(テンポ悪くなる?感情遮断する?)けど、きっと観客それぞれ自分にとっての思い出・記憶ってそんなもんだし、本作に限ってはそれもいいんじゃないかなと思った。なんか、本編中ずっと「最高!!」って感じじゃないんだけど、終わったときに「あ〜やっぱりよかったなぁ」ってしみじみと等身大に噛みしめるような。
日本映画界で今もっとも脂の乗ってる大好きな松坂桃李、今回も最高。ボサボケの髪型や赤い上着だけでなく、丸まった背中や喋り方、その一つ一つが「あぁ、こういう人なんだろうな」と思わせてくれる。
あと、仲野太賀が最高すぎた。安定に若葉竜也も大好き。めちゃくちゃ笑わせてもらった。何気ないやり取りも生き生きと微笑ましく秀逸。どのキャストもよかった。あべの支部最高!正直、日常生活の中では、人によっては引くかもしれない人々("タイプの人種")を、ここまで魅力的に描き、体現してしまうとは!本当に、卒業のない(自分で卒業しないといけない?)"中学10年生" = 遅れてきた青春を謳歌する仲良さそうな感じが伝わってきたな。恋愛研究会は恋愛進行形。セブンはブロンズ像になります。目ぇ光るねん。
個人的に器小さくてプライド高いネット弁慶コズミンに笑わせてもらいながらも、感情移入した。自分が例えば同じことになったときにこんなに仲間たちがいて、アツく送ってくれるかな…なんて想像したら、絶対無理だなって思っちゃったよ。「自分なんか」ってすぐ思っちゃうけど、自分もしぶとく"生"にしがみついてやりたい。
舞台挨拶行きたかったな〜
あの頃のライブハウスが懐かしい
アーティストのファンクラブに入っていたこともあるし、コロナの前はライブハウスもよく行っていたのでただただあの空間が懐かしかったです。
同じ人、同じグループのことで語り合えるのは、ライブハウスとかイベントの、あの空間にいる人達しかいないから、
お互いに年齢も職業もどうでもいい、なんならお互いニックネームで呼び合って、ただ好きなアーティストのことを話せるということは、とても幸せな時間だということを知っているので、本当に、とても懐かしかった。
ステージまでの距離も、お客さんどうしのディスタンスも無かったあの時間を過ごせたことは、今では良い思い出です。なんなら、アイドルじゃなければ余裕でフロアで握手くらい簡単に出来てた。
なんでもいい、その時夢中になれることがある、っていうのは幸せになれる、と改めて実感しました。他の人からどう思われるかは気にしない。好きな場所には行けるうちに行っておきたいから。
自分がどんな風に亡くなるのか分かりませんが、死ぬ間際に好きなものを手にしていたいと思いました。
しっかり作られてるけど突き抜けてないのが残念
しっかりした青春映画だった。監督:今泉力哉×脚本:冨永昌敬だったが確かに双方の何かが混ざってはいるが、これは冨永昌敬監督で寄り切ったほうがよかったのでは、と思った。
隅の方の男たちのメロディ、みたいな映画だ。あややを光として、その陰での青春、と思うとそれほど光に比重はなく、やはりモテない男子部活動のグラフィティでそこの描写はしっかり面白い。特に太賀のキャラと彼のお芝居は本当に面白い。この男が癌に、というとこからの描写もドラマとしてはありがちだからこそとても丁寧だった。
ただ、なんというか、一本ビシッと突き抜けるパワーにかける。観たのがたまたまTOHOシネマズだったけれど、やっぱりこれは非シネコンで、もっと徹底的に低予算でもいいのでやりきるべき題材ではなかったのか。山中崇、若葉竜也も素晴らしいけど、もっとこう、突き抜けて欲しかった。音も弱かった。この男たち、やはりキモくていいんだよな。それはTOHOシネマズなんかで光を浴びてはいけない。
題材と監督と脚本と出演者を考えると物足りない。
ちょっとした共感
35本目。
ほぼ同時期に、モーニング娘。にはまったから、ちょっとした共感はあるけど、あそこまではいってなかった。
過去に生きる自分にとっては、なんか痛い所つかれたなと思う。
最後の歌もそういう意味なんだろかなと。
でも最初から会話のテンポがしっくりこないと言うか、気持ち悪いと言うか、その辺が作品に入っていけなかった。
全202件中、161~180件目を表示