劇場公開日 2021年8月13日 PROMOTION

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ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結 : 特集

2021年8月10日更新

【ポップにイカれた最高の祭典】人類最大の脅威・怪獣
VS 愛すべきクソやばいヤツらが大暴れ! 笑いも
アクションも限界突破!IMAX®の究極体験をレビュー!

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鑑賞中、脳にドーパミンやらアドレナリンやらβエンドルフィンやらが駆け巡るのをひしひしと感じていた。8月13日公開の「ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結」は、得も言われぬ境地へとぶっ飛ばしてくれる。

これはとてつもない! なんてひどい(褒め言葉)んだ! 激流のような物語展開に呑み込まれ、先読みなんて一瞬たりともできず、もう自分が徹底的に楽しんでいること以外は何もわからない。唯一無二の体験を味わった――。

この記事を読むあなたにも、ぜひとも同じ経験をしてもらいたい、そんな思いで筆をとっている。以下にネタバレなしで本作の見どころや、人気映画ライター・SYOが“究極の体験が約束される”IMAX®版を鑑賞してきたレビューを掲載するので、作品選びの参考にしていただければこれ幸甚だ。


【予告編】愛すべきクソやばいヤツらが、「怪獣」プロジェクトに挑む!

全てがぶっ飛んだ、この夏サイコーの祭典がやってくる
天才ジェームズ・ガンが放つ成功率0%の怪獣バトル

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まずは本作の見どころを整理していこう。ストーリー、キャラ、感動体験の3つにわけて語っていく。


[ぶっ飛んだ展開]まさかの怪獣バトル!? 成功率0%のデス・ミッション開幕!

政府に招集された14人。彼らはいずれも終身刑クラスの“クッソやばい悪党”であり、たった10年の刑期の短縮と引き換えに“ミッション”への参加を強制される。それは、とある独裁国家で進められている極秘「怪獣」プロジェクトを阻止することだった。

政府は14人を一切信用せず、彼らの頭に爆弾を埋め込むことにした。命令に背いたら即死。ミッション失敗でも即死。いつどこで誰が死ぬか予測不可能、成功率0%のデス・ミッションが、何の前触れもなく幕を開ける――。

とにもかくにも、物語が完全にイカれている。クレイジーなドラマ、セリフ、ギャグ、アクション、カメラワーク、トリックを鍋にぶち込み煮詰めてジャムにしたような……なによりも愛すべきクソやば悪党たちと大怪獣とのバトルは、映画ファンなら参加すべき夏の祭典だ。見逃すんじゃあない!

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[愛されキャラたち]サメ人間・悪カワ・武器オタ…全員ポップにイカれて愛おしい!

作品を魅力的にするには、キャラクターが“立っている”ことが特に重要だという。その意味では、本作は規格外の魅力にあふれるキャラが、突出して多く登場するから非常に愉快だ。

まずは映画史に残る“悪カワヒロイン”と世界的人気を博すハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)。ひょんなことから“槍”を渡され、「これを誰に渡せばいいの?」という奇妙なモヤモヤを抱えることになる。期待以上の活躍が観られるので、ファンはワクワクして映画館へ来るといい。

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次に“武器オタ”ブラッドスポート(イドリス・エルバ)。多数の銃火器を駆使する凄腕スナイパーで、自分では「人間性の欠片もない」と言いつつ、一人娘のことを心のどこかで気にかけていて……。この男の存在が、作品にただイカれた“だけじゃない”重厚感を与える。

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画面上でひと際目を引くのは、“サメ人間”キング・シャーク(声:シルベスター・スタローン)だ。知性はあまりなく、敵も味方も関係なく食べようとする危険人物(生物?)。一方で「自分は賢い」「友だちが欲しい」と思っているなど、可愛らしい一面もあったりする。

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ほか“水玉の陰キャ”ポルカドットマン(デビッド・ダストマルチャン)、“平和主義者の殺したがり筋肉野郎”ピースメイカー(ジョン・シナ)ら、ツッコミどころと個性豊かなキャラがわんさか登場。どいつもこいつもマジやべえやつらなのに、物語を追うごとに「愛おしく」感じるようになるから不思議だ。

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[衝撃のラスト]最高の体験をありがとう! あの感動を呼び覚ます衝撃のラスト!

冒頭からアクセル全開で、ジョークもギャグもアクションも限界突破。ともかく人は大勢死ぬわ、笑わせられるわ、そしてなんとクライマックスには謎の感動があって――。

もう感情がぐちゃぐちゃになって暴走し、結果、とてつもないカタルシスが感じられる。やがてあなたは、心のなかで「監督、ありがとう」となぜか感謝しながら熱い涙を流す……かもしれない。

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メガホンをとったのは、世界中の映画ファンから絶大な信頼を寄せられるジェームズ・ガン。マーベル・コミック原作の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アベンジャーズ」シリーズと、DCブランドの本作と、2大アメコミブランドを股にかけ、“アフターコロナの映画業界の未来を託された”とされる天才が、ポップにイカれた悪党たちを独特のユーモア全開で描出している。


【IMAX®体験レビュー】怒涛のジェットコースター!
一瞬も先読みできないライド感は、唯一無二の初体験!

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米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、初登場100%フレッシュというパーフェクトスコアを叩き出し、8月6日時点でも96%フレッシュをキープするなど「2021年No.1エンタメ超大作!」と大絶賛。さらに、ひと足先に公開された本国アメリカでも、日本国内で開催された試写会で見た人々も口をそろえて「ヤバい」「最高だった」と大興奮の本作。となればやはり、映像・音響ともに最高品質のIMAX®で“初観賞”をしたくなるというもの。

そこで今回は、実際に本作をIMAX®で体験した映画ライター・SYOが、見どころと共に「IMAX®観賞必須」な理由を解説する。


【特別映像】全員に死亡フラグ!? 生き残りをかけた壮絶アクション

●全編IMAX®カメラで撮影! ガン監督も激推し!

「TENET テネット」しかり「るろうに剣心」しかり、「大スケールの超大作はやっぱりIMAX®で見たい!」がファーストチョイスの方は多いかと思う。映像にしろ音響にしろ没入感が全く違うし、画角の面においても「作り手が撮った映像をカットすることなく全部見たい」と感じるのは自然なこと。

劇場公開を楽しみに待っていた作品であればあるほど、その欲求が強まるのではないか。「ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結」は、そうした期待を完全に、いや遥かにぶっちぎってくれる作品。“IMAX®映え”な演出が、これでもかと詰め込まれている。

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そもそも本作は、ジェームズ・ガン監督が明かしているように、全編IMAX®カメラで撮影されており、「最も適した観賞形式」と監督自身も猛プッシュ。そんなこと言われたらもう、IMAX®上映で見るしかない! いきなり“核心”を書いてしまい恐縮だが、これが「IMAX®観賞をオススメしたい」理由だ。

つまり、ド派手過ぎるアクションも、サウンド設計も、ハナからIMAX®上映で最大のパフォーマンスを発揮する構成で作られた作品であること。その前提に則り、以下では「ここがIMAX®で見ると特にグッと来る!」を紹介させていただきたい。なお、決定的なネタバレは避けるため、ご安心を!

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●夜間バトルにハーレイ覚醒…どこまで楽しませてくれるんだ!?

IMAX®で堪能したいのは、やはり超過激なアクションシーン! 本作では序盤にいきなり怒涛の銃撃戦が用意されているのだが、これがなんと「夜間の上陸作戦」という都合上、がっつりナイトシーンとなっている。

暗がりのなか敵の軍勢とドンパチしまくり、ヘリが墜落して炎が上がるなどの非常にアガるシーンとなっているが、“黒”の表現や、コントラストの美しさがずば抜けているIMAX®でこそ、真価が発揮される好例といえるだろう。「さてはガン監督、いきなりIMAX®用のシーン演出をカマしてきたな?」とニヤニヤさせられるはずだ。

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ちなみに、その前後のシーンにも要注目。まずは、メンバーたちがヘリから海へとダイブするシークエンス。「跳ぶ→急降下→着水」がシームレスに描かれており、IMAX®の大画面で見ると臨場感がすさまじい。次に、浜辺でのバトルシーンでは、ドローンが浜辺全体を高速回転しつつなめるようにギュン!と駆け抜けていくシーンがある。ライド感が突出しているため、ぜひIMAX®で堪能いただきたい場面だ。

中盤にはハーレイ・クインの二丁拳銃&槍を使ったダイナミックなバトルシーンが用意され、彼女が新体操のスキルを使って敵を次々と葬っていくシーン(血のかわりに花が咲き乱れるポップな演出がたまらない)は快感の極み。ピースメイカーが吹き矢で敵を倒していくシーンは、あえて“横”ではなく“縦”で演出しており、奥行きのある映像体験が可能なIMAX®の特性を完璧に理解した内容に。

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そしてクライマックスには「嘘だろ……」な超デカい“アレ”とのクレイジーなバトル(しかも、舞台は国全土!!)が用意されており、このスケール感は大画面で体験しなければ、勿体ないレベルだ。


●ヤバい描写を引き立てる効果音も、立体音響だとレベルが違う!

「ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結」は、サウンド設計も最高! 重火器の発射音や爆発音はさることながら、やはり描写もガンガン攻め立てる本作ならではの攻めた演出が効いている。

例えば、何かが潰れる音や、弾けたり飛んだりする効果音の数々が立体音響で鳴り響き、ヤバさも臨場感も掻き立てる。ニッチな部分でいうと、キング・シャーク役のシルベスター・スタローンの激渋な低音ボイスを心ゆくまで楽しめるのもIMAX®の恩恵といえよう。

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そして、音楽部分も重要ポイント。ガン監督といえば「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズで証明済みだが、今回も楽曲センスがずば抜けている。「ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党、集結」では、冒頭にジョニー・キャッシュの「Folsom Prison Blues」がライブ版で流れるのだが、一気に作品世界へと誘ってくれるはずだ(刑務所から始まる作品と楽曲のコラボも、実に気が利いている)。

ちなみに、作曲を手掛けたジョン・マーフィはガイ・リッチー監督の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や、「キック・アス」に参加した人物。ゴリッゴリにソリッドな楽曲も脳幹を揺らしてくる!

そもそもこの作品自体、冒頭からテンションアゲアゲ&ハイテンポで突き進む形式となっており、映像と音響、音楽でガンガン攻め立ててくる(R15+指定のため、ヤバい描写も容赦なし!)ため、全編を通して「確かにIMAX®上映が最適だ……」と身をもって体感した次第である。ぜひ、極上の映像&音響空間でぶっ飛んでいただきたい。(文・SYO)

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