ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結のレビュー・感想・評価
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超人大処分セール第二弾
スーサイド・スクワッド
スーパーマン亡き後の世界の平和を守るDCキャラの中で
悪事を働いて服役囚となった超人達を寄せ集め
半ば使い捨て同然に無茶なミッションを押し付ける
倫理観のぶっ飛んだ世界を舞台にしたシリーズ
まあ最近おなじみの大集合シリーズですが
1作目はデビッド・エアー監督でしたが
ダルい展開に悪いテンポ
バットマンとジョーカー出したすぎて色々
おかしくなったのか
これはちょっとイマイチでした
今作はそこをジェームズ・ガン監督に交代
この監督の作品はあからさまに低予算で
しょぼげだった「ブライトバーン」以来ですが…
でどうだったかというと
使い捨てっぷりやそれを使う側のクズっぷり
全てがグレードアップしており
前作のダメっぷりも躍如していたと思います
OPを飾るキャラがあっさり退場したり
意表を突く展開も飽きさせませんでした
前作で知名度的にもメインの扱いだった
ハーレイは見せ場はあるものの脇に回り
前作のデッドショットに色々似てるブラッドスポート
とラットキャッチャー2がメインっぽい感じ
倫理のぶっ飛んだ展開に超人達の個人の事情が
アンバランスに組み合わさるけど
まあいいや!的に観られる展開は独特
能力が結局よくわからないままアッサリ死んでく
キャラはもうギャグとして処理してねという
事なのかw
こういうノリが許せん人もいるでしょうが
たまには良いんじゃないでしょうか
全米ではずっこけたらしいけど…
十分面白かったけどなー。DCの中では好きな部類。どのキャラもしっかり活躍してるし、どのキャラもゆるい感じがなんとも良い。怪獣含め全ての暴れっぷりが最高。次回作に続くとよいなー。
ネズミ恐怖症克服ムービー
予告が面白そう過ぎて、鬼才鬼才だと言われているジェームズ・ガン監督の作品ということで彼の作品は見たことがないけど、前評判もいいしかなり期待。ということで、久々に公開日に見ます。
んー、まぁ面白いんだけど期待しすぎたかな。
超笑えて、超グロくてみたいなことを書いている人がいたので、期待に胸を膨らませていたが想像より薄かったと思ってしまった。
減刑と引替えに危険な独裁国家から世界を救うという、無理難題なミッションに挑むことになったハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)筆頭としたスーサイド・スクワッド=決死部隊の話。
テンポが非常にいい。
どんどん人殺して何事も無かったように次に進んでまた殺す。駆け抜けるような面白さで長めなのに時間を忘れさせてくれる。癖になるような要素を盛り込んで、DCの世界にひとっ飛び。映画ファンこそが好きな映画だろうなぁと感じた。
血しぶきブッシャー、体真っ二つ、頭ぶっ飛んで臓物見える。R15でギリギリまでやってくれて超最高。R18版も見てみたい。ハーレイが殺しまくるシーンは楽しかった。それで緩和されると思ってるのかな?笑
オシャレなんだよこの映画。
そのハーレイ殺到シーンもそうなんだけど、音楽だったり映像だったりグロいのに可愛くて魅力的。ちょくちょく登場する文字も小洒落ていて、水玉もまた可愛らしい。アーティスティックな映画。
でも、ストーリーは面白くない笑
考えてはダメなところだとは思うんだけど、なんかもっと上手く出来なかったかなと。大統領の話とかマジでどうでも良すぎて結末が見え見えで楽しめなかったし、馬鹿げた映画なのに小難しかった。もっとシンプルでド派手で馬鹿で良かったのになぁ〜。
また、極悪党というのに疑問。
原作は読んでないので人物がどういう過去を持っているのかを知らないせいだとは思うけど、ハーレイ・クインとキングシャーク以外の悪党っぷりが微妙で、もっと過去の出来事を深く掘り下げるか、個性を生かした殺し方をして欲しかったなと思った。
深く考えるのがダメなのかな。
洋画は期待しすぎてしまう癖があるので、これから見る時はハードルを下げてから見ようと思います...。
最高!ジェームズガン監督は常にこちらの想定する最高のナナメ上にある...
最高!ジェームズガン監督は常にこちらの想定する最高のナナメ上にある笑いと興奮と感動を届けてくれる。このままDCEUでMCUみたいなクロスオーバーはじまったら長生きしなきゃって思う。まずはもう一回みよう。最高!!
十分楽しめます。停滞気分脱出に是非。
悪党終結は前作と変わらないですが味方チーム全体が個性的で展開も早く最後まで飽きないで見れました。
ハーレークインはいつも通りの狂いっぷりですが最強スナイパーのブラッドスポートが今回は主役。
登場する悪党ヒーロー(?)たちのバックボーンを知っていたらもっと楽しめそうです。
ちなみにサメ男の声はシルベスタースタローンです。
現実世界が停滞気味の今の時代に思い切り悪党たちが命を張って街の人々を救う楽しめる映画を見るのも悪くない。。
巨大怪獣との戦いも笑えます。停滞気分を盛り上げたい方はぜひご覧ください。
悪趣味で笑える
最の高。
さすがジェームズ・ガン監督。
超悪趣味で笑える、陽気で残虐なブラックコメディ!
「血湧き肉躍る」ではなく、「血飛沫肉千切れる」。
人体損壊の嵐。
切り株だらけ、内臓も脳味噌もデロンデロン。
キャラの死なせ方も、無駄で犬死が多数。
正義の味方であろうと、敵であろうと、すべて笑わせながら気楽に死なせていきます。
あ~楽しい。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』『スリザー』で見せた「ロメロ大好き」スプラッター・ゴア映画監督と、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で見せたコメディ色のあるヒーロー映画監督の両面が遺憾なく発揮され、R15感ばっちり。
原作アメコミの「自殺部隊〈スーサイド・スクワット〉」らしさが、見事に再現されていました。
大満足。
(観る人は選ぶかも)
DC映画史上、最もイカれた傑作
DC「どうしよう、何度やってもポップでイカれた傑作が撮れないよ」
DC「ん?MCUで一番ポップでイカれた監督が暇になったぞ?」
DC「おねがい、ウチでもぶっ飛んだ映画を作って!」
ジェームズ・ガン「OK、いいよ」
ジェームズ・ガン「その代わり好き放題やるからな、覚悟しとけよ」
大傑作『ダークナイト』のノーラン以降長らく続いたダーク路線を突き破れずに、ポップな作品を目指すもイマイチ殻を破れなかったDC映画ですが今作をもって完全に突き破ることに成功!
キャッチコピーの「ジェームズ・ガンの最高にぶっ飛んだ」は正に最高にぶっ飛んだ作品となりました。
好き放題に暴れるヴィラン達、ゴミの様に死ぬ人々、飛び交うFワード、そしてカイジュウ
2時間越えながらもまったく長さを感じさせない、DCで一番イカれた娯楽作品
もっとだ、もっとやれ!
おっと、お子様と鼠恐怖症の人は鑑賞注意だぜ
ハーレイクインがかっこいい
リーダーで最強スナイパーのブラッドスポート、水玉攻撃でマザコンのポルカドットマン、平和のためには暴力もいとわないピース・メイカー、ネズミを操るラットキャッチャー2、怪力で食欲旺盛なキング・シャーク、そしてジョーカーと別れた最強女子ハーレイ・クインという、強烈な個性をもった悪党たちが、減刑と引き換えに、島国で危険な独裁国家の恐ろしい計画から世界を救うミッションに挑む話。
最初、島に上陸直後に次々と刺客が死んでいき、どうなってるんだと観てたら、ハーレクイーン以外の奴らは捨て駒で、上に書いた悪党どもが主役。
みんなめっちゃ強いし、アクションは迫力あり面白い。
今回の主役はラットキャッチャー2とネズミかな。
ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーの殺戮シーンは見所。
キング・シャーク役はシルベスター・スタローンだったようだが、時間の関係で吹替版を観賞したのでさっぱりわからなかった。
もう一度字幕版で観たいと思った。
FolsomePrisonBluesからもうワクワク 笑ってしまう...
FolsomePrisonBluesからもうワクワク
笑ってしまうグロさ
かわいいハーレイクイン
スタローンの人喰いザメ
Cats以来かも、イドリスエルバ
挿入歌全部良い
好きな映画だ。
圧倒的なJG節
先週のワイスピ・ジェットブレイクに続き公開初日のレイトショーで鑑賞(ジョンシナ連チャン登場)
大好きなタイトルなのでそれとなく期待はしてたものの、何段階も上を行くジェームズガン監督のはっちゃけ具合が予想以上にサイコーでした。
とりあえず冒頭から人が死にまくり血が噴き出まくりのグロ描写全開、特にストーリーに複雑さは無いのでもう少し上映時間を詰めても良かったかなとは思いつつ、登場人物それぞれのキャラが立ってるし見所満載でラストまでダレる暇もなく楽しめました。
ただ、世界征服までありえそうな勢いだったラスボスの怪獣ヒトデがネズミの大群にあっさり負けてしまうあたりアレだったかな…いや、底辺クラスと思われてるネズミがそれだけ凄いのか。。
それにしてもみんなハーレイクインを好きになっちゃう訳だ、本当に情け容赦ないツヨカワで魅力ありすぎな人たらし。
イドリスエルバもヨエルキナマンも勿論ジョンシナも良かったけど、やっぱり可愛すぎるマーゴットロビーの特別感が際立ってた。
ワイスピ・ジェットブレイク同様、IMAXやULTIRAで観れた方のがきっと幸せな作品です。
あ、そういえばキングシャークa.k.aナナウエの声はシルベスタースタローンが演ってたんだ〜。
頭使わずノリで楽しめます😄
スーサイド・スクワットの続編。ハーレイ・クイン以外はメンバー一新❗
正直、前作のデキにイマイチハマれなかった事もあり、それほどの期待もなく、DC作品だから観ようって感じの鑑賞でしたが・・・
いやぁ、盛り上がりましたね‼️😄
なんかもういい意味でハチャメチャな感じでしたw
まず、R15なだけあって躊躇なく殺しまくり。その表現がまた気持ちいいくらいにスプラッターで、魅せてくれましたね😁
かといって雰囲気が重いわけでなく、むしろ緩い。事あるごとに何とも間の抜けたやり取りが散りばめられ、もう口角は上がりっぱなし😄
ヒーロー(ヴィラン?)達は、かなりの数登場するものの、知名度低そうなキャラクター達ばかり(すいません、完全に勉強不足です・・・😅)。
でも、それぞれに焦点が当てられ、活躍の場も与えられ、どのキャラもいい味出してましたね✨
特にキング・シャークの存在感は半端なく、パンツをはいただけのそのまんまサメなのに、声はシルベスター・スタローンという何とも贅沢な使い方w
これでもかって位、戦闘シーンを楽しませてくれた後、満を持して登場のスターロ(予告でも出てるんで隠しもしませんが)。そこからは、まるで怪獣映画w
もう、いろんな意味でお腹一杯です😁✨
DCEUシリーズとしては、そろそろメインヒーロー達の話を進めてほしい気もしますが、今作品、純粋に楽しかったです😄
ちなみに・・・
分かる人は極わずかかもしれませんが、スターロが、ネクロスの要塞のスタームにしか見えなくて。。。★
ネクロスが実写化したら、こんな風に表現されるんだろうなぁと、勝手にスタームに置き換えて、妄想に浸っておりましたw
まあ、スターロが原作で登場したのは、1960年代らしいので、ネクロスの方が全然後なんですけどね😅
ジェームズ・ガン監督DCへの恩返しやジョン・シナの上映順の妙(ワイスピのネタバレも若干あります)
控えめに言っても、ジェームズ・ガン監督は天才です!
ジェームズ・ガン監督作はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下GOG)と続編のリミックスしか知らないド級の素人です。
過去のSNSでの不適切投稿により、GOG3作目の監督から外され(東京2020でも似たような案件があった気がしますが…)、そこに目をつけた(のか知りませんが、多分そうでしょう!)DC側の本作への監督オファー。
この不適切騒動の渦中に、監督抜擢とはDCあっぱれ!
そして、その期待に応えるべく本作。
タイトル ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結
サブタイトル ジェームズ・ガンの恩返し
といっても過言ではない本作。
ジェームズ・ガンの本気の悪ふざけ(ホメてます)。
R指定を避けるマーベルでは出来なかったゴリゴリのR指定作品。
とは言え、カラッとした血しぶき・人体破損描写で、見ていてもそこまで痛々しい描写がないので、そっち系が苦手な方にも、そこまで気分を害さずに観られると思います(個人の見解です)。
一時は、GOG監督から外され路頭に迷っていた(ハズ!)、さらにアメコミ映画制作欲がたまりにたまって(いたハズ!)出来た本作ですから、そりゃあR指定にもなりますよ。
キャストは、マーベルゆかりの面々が多く、GOGから好きになった私にとっては堪らないの一言です。
イドリス・エルバ
ヘイムダル(マーベル)
→ ブラッドスポート(DC)
マイケル・ルーカー
ヨンドゥ(マーベル)
→ サバント(DC)
ショーン・ガン(監督の弟)
クラグリン(マーベル)
→ ウィーゼル(DC)
タイカ・ワイティティ(マイティ・ソー3作目監督)
コーグ(マーベル)
→ ラットキャッチャー2の父(DC)
S・スタローン
スタカー(マーベル)
→ キング・シャーク(DC)
終始オシャレな演出(草が文字になったり、建物の一部が文字になったり)、時系列の絶妙な演出「一方そのころこちらのチームでは…」みたいなのは、クドい説明じゃなく自然に説明されていて物語の推進力を妨げず良かったですし、何といっても選曲のセンスが抜群です。
上映時間132分でしたが、あっという間に終わってしまいました。
ラットキャッチャー2の父がタイカ・ワイティティだったぁ!…の登場シーンで驚きと同時に、涙モノの屋上シーン。アントマンのアリで涙する以来の衝撃、ネズミに涙する日が来るとは思ってもいませんでした。
あとは、ジョン・シナ出演映画の上映順の妙。
一週間前にワイルド・スピード ジェットブレイクが上映され、そちらでは、当初は悪役、後半は味方(ワイスピ用語で言うところのファミリー!)でしたが、本作ではその逆。上映順が逆だったら、ジョン・シナの印象も変わったのに、今現在、私の中でのジョン・シナは最低ランクの野郎ですよ。上映時期が少しでも離れていたり、上映順が逆だったりすればと…ある意味、ジョン・シナもコロナ禍の被害者なのかもしれません。
ただし、このタイミングなのを知ってか知らずか、エンドロール後のオマケ映像で再びジョン・シナ登場!まだまだ続きそうな雰囲気で終了とは…ジェームズ・ガン監督、控えめに言っても天才です。
マーベル作品しか追っていませんでしたが、本作からDC作品まで好きになってしまいそうです。
過去作とか知らなくても、全然楽しめるし、大いに笑えるR指定作品てレアなんじゃないでしょうか。
超A級のB級作品!!
ジェームズ・ガンが監督するとやっぱ違いますね~!
全編ノリノリで一気に楽しめちゃいます。
それぞれキャラクターの描き方が際立っていて
導入部分から「えらいこっちゃ! こりゃどうなるんや!?」と
観客のハートをわしづかみにしちゃいます。
なかなかのグロさも気にならないほどの展開で
後半の大怪獣との闘いは「超A級のB級映画」を見せてくれました。
MCUもうっかりしてられないほどのDC映画になっちゃいました。
もちろん続編はあるんでしょうね~
もう続編が待ち遠しいです。
ジェームズガンのセンスの塊
R指定付きで枷が外れた奇才が観る者を全力でぶっ飛ばしに来た!そしてぶっ飛ばされた!
冒頭からぶっ飛んだロケットスタートで、勢いよく派手に死んでいく様は見ごたえ十分
ヴィランが集まってデスミッションやってんだから、これを観に来たんだ!というものをまさに体現してくれた。
ストーリーはあってないようなものだし、とにかく見たものを感じろを押し込んだ2時間半
どのキャラが死ぬかを考えながら観るとさらに面白くなるし、こういう作品も初めてで最高に楽しめた。
背景としてジェームズガン監督がディズニーを解雇されてしまったから生まれた映画でもあるが、それもあってディズニーでは見せれないもの盛り合わせをてんこ盛りにしてくれて大満足
ネズミが救うというのもそういう皮肉があるのかなと勘ぐってみたり
ラットキャッチャー2とキングシャークとハーレイ このキャラたちが特に好きになれたし、今後も活躍を観たい。
とにかく監督の映像センスが抜群な夏にぴったりの爽快な作品でした。
ただ、予告で見どころが大部分見せられていたのが残念でー1
ひとつの完成形を見たような感じ
とにかくフルスピードでぶっ飛ばすジェットコースタームービー
ジェームスガン監督作品が好きで多少のグロ耐性があるなら絶対におすすめできる。
あえて難点となりうるところを挙げると
・最後に対怪獣になるのが人によっては受け付けない人もいるかもしれない
・人を殺すブラックジョークが多いのでそこに乗れるかどうか
・伏線がどうのという映画ではない(伏線かな?と思ってみるとすぐぶっ殺したりする)
僕は全乗っかりできたので最高でした!
ディズニーといざこざあってネズミを軸にしたのはネタなのかな?笑
ガン節ガンガン炸裂!!
DECEASED クセがすごい個性の塊!"暴力 言葉のプロ" & 特盛濃厚キャストが仕掛ける強烈劇薬カオスの余韻後味から抜け出せない!
彼の言わずとしれた代表シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(GoG)』と共通するのは、犯罪者や【はみ出し者】に落ちこぼれたちが即席チームでヒーローになるという大枠そしてメッセージにもなる根幹の部分。
また、本作がいくらブッ飛びクレイジーだからと言って『GoG』で見せた胸アツ涙腺崩壊ドラマ性を蔑ろにしているわけではない。本作でそれを担うのがブラッドスポートとラットキャッチャーの【(疑似)親子/家族関係】。『GoG』で言えばヨンドゥとスターロード、あるいはガーディアンズの中におけるグルート。やもすればエルバは『ジュラシック・パーク』のサム・ニール。前回のカッコいいウィル・スミスを凌ぐくらいメチャクチャ最高な"黒い貫禄"エルバ、百発百中じゃないとこの決死部隊タスクフォースXのリーダーは務まらない?娘、大切。
FIRE! 見るからにやべぇマキャベリストなジョン・シナもノリノリでサイコー!サイコ?この2人のキャスティング凸凹組み合わせ秀逸。毎度ながら鬼才ジェームズ・ガンの"トモダチ"戦友盟友マイケル・ルーカー、映画オリジナルキャラT.D.K.に扮するネイサン・フィリオン、そしてスタローン。
スタローンと言ったら『ランボー』『エクスペンダブルズ』と【"戦場(バトルフィールド)としての途上国"、あるいは独裁国家・軍事政権のそれ】を活かした社会は側面もあるアクション映画を長年にわたり撮ってきた功労者であり、そんな彼の功績にも本作はある意味で報いているのかもしれない。
前作(?)エアー版スースクに続きヴィオラ・デイヴィスの役柄はやっぱりヤバい。予告から期待していた通りリック・フラッグは前作にも増して格好良いけど、やっぱり前作と同じく相手側に捕まりすぎ?
クソったれた世界を救う、それだけ --- ジェームズ・ガンはジェームズ・ガン、彼はやはりクソやばスゴかった。一貫して確固たるビジョンを持った歪んだ脳内と自由すぎる発想に溢れた型破りなアイツが帰ってきた!オファーを受ける条件は"誰を殺してもいい"?誰がいつ死ぬか分からない!ディズニーの傘下で今や一大ブランドになったMCUではできないことをワーナーDCで好き勝手やっちゃう。表現の幅として本来の作家主義に原点回帰するような行きすぎやりすぎクレイジー、メインストリートのならず者。取り扱い注意の完全ルール無視で相変わらず我が道を突き進んでいる。
キッレキレな中毒性エグい。開始早々ド肝抜かれるようなものすごい前フリ布石で、その後も進んで"地雷"を踏みに行くように予期せぬタイミングで"答え"を与えてくれる。映画偏愛タランティーノにも通ずるようなセリフの応酬と暴力描写、それらが作品を形作るクセ個性として見る者を独自の中毒性にハメる。安易安直なファンサービスを拒むようなサプライズや裏切り。時に自らの首を絞めかねないくらい切り札をバンバン捨てていくようにとんだ隠し玉を持った食わせ者である一方でふとしたときの拍子抜けなんかも結果的にバランスいい。何より毎回最後、帰結するところは王道に映画的カタルシスに満ちていて感情的にも満たされるから、道中何やって暴れ回ってもいいという天才的にイカれたバランス感覚の持ち主であることを今回再確認・確信した。
テンポの良さと頭のおかしさが光る(←褒めてます)!例えば事ある毎に画面に出る文字情報タイトルなども一歩間違えれば鼻につくものになるけど、そういうバキバキコテコテしさなんかも彼の手にかかれば不思議なマジックに感じられるからスゴい。集合体恐怖症 vs 集合体恐怖症、キモい大王スターロとネズミ軍団。数に数をぶつける圧倒的気持ち悪さ含め、今回も記憶に残る未だ見たことない画が展開される。今年トップレベルに楽しみにしていた、今週公開の必修科目!!
P.S. 盟友枠で言うとMCUで共に活躍する、こちらも天才監督・俳優タイカ・ワイティティもか。同じく今週公開『フリーガイ』も出ている!
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