THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
全138件中、61~80件目を表示
一見高尚だけど実は鬱々と冗長なだけ
前評判は高かったので期待して観たけれど、チョット期待はずれか。
舞台となるゴッサムシティはニューヨークやシカゴ的な都市として描かれ、カッコいいバットケーブも萌えるバットメカもなし。良く言えば現代社会に根ざしたリアリティ路線なんだけど、ぶっちゃけ華がなく中途半端なシンシテイ(笑)
まぁ流行りのダークヒーロー路線狙ったのねってーことで、バットマンの葛藤やウェイン家の秘密、そこにリドラー誕生秘話リンクして描かれるのだけど、とにかく鬱々とした雰囲気のお話が延々と淡々と冗長的に進められるだけで、ダークナイトライジングのカタルシスや、あのジョーカー爆誕の鮮烈さに比べたら正直抜きどころのない作品。
なんだろう?登場人物全てに魅力が薄いんだよねぇ、入り込めないし共感もない。ブルースウェインもただの金持ちぼっちゃんの自分探しだし、リドラーもよくあるステレオタイプなサイコパスなだけ、他ヴィラン達もなんか魅力がない。
これをさも高尚な雰囲気だけで三時間近く観せられ、しかも後に何も残らない作品とかもうね…時間の無駄とまでは言わないけれど、そんなに面白い映画ではありませでした。
昭和の映画か??
THE BATMANはダークナイト程カリスマを感じず、ジョーカー程メッセージ性も無く。
クレッシェンドからの静寂を連発するBGM、恐怖演出で弦の高音をキィィ。
マスクの下に何を隠しているのかしら。私自体が闇なのだ。恥ずかしくなるような古臭い台詞の応酬。
魅力的な武器やパワーも無く、バットモービルも真っ暗すぎてシルエットしか見えない上に、ただ前に走るだけ。一般人でもログインできるSNSアカウントに辿り着くまでカーチェイスで大騒動。
物語り自体はよく出来ていて面白いだけに、演出が酷くて何度も現実に戻された。津波から逃げたいのに何故低い場所に降りる(笑)
1200円で3時間快適な空間で過ごせたのは良かったかなー。
人間臭い、リアルな描写。ゼロベースで鑑賞してほしい作品。
ノーランさんのバットマンが超絶好きで、新しいバットマンが作られることに、少々複雑な想いがありましたが・・・、
3 時間の長丁場、鑑賞してみて「このバットマンも良いぞ!続きをみたいぞ!」と今は思っています。
CG/VFX をどこで使ってるか分からないスタントシーン、リアルなアクションは見応えがあります。カッコイイです。
また主人公の演技 (特に目の動き、心理描写) が素晴らしく、作品全体の「光」や「闇」の演出も個人的に好きでした。
装備や車に、どこかレトロな雰囲気を感じさせているのも、逆に新しさを感じました。
ダークナイトと比較する人も多いと思いますが、是非「全く新しいバットマンである」ことを前提として、
ゼロベースで見ていただきたい、そんな作品です。
そして、リドラー役の方。この人、凄い。
最初に逮捕されるバーのシーンは、SEVEN を想い出させる不気味さを感じました。
最近のバットマンシリーズは、主人公よりも悪役の方が、高いレベルが求められている気がする(笑)
ビル・ゲイツみたいな犯人 そんなに嫌ならこの街から出てけよ(笑) ...
ビル・ゲイツみたいな犯人
そんなに嫌ならこの街から出てけよ(笑)
捜査能力が高いからこの人こそ警察 検事に向いている。バットマンもこの男のおかげで両親を殺した犯人に復讐できたようなもの
単発映画ということで 主人公がどのように強くなったのか どのようにしてバットマンになったのかは詳しく描写されていない。
アジア人の出演はリンチされそうになった男1人だけ
欧米人の標的になってしまうという点でリアルだった。
ヒーロー映画と思わない方がいいかもしれない
私はアメコミ映画には疎い人間です。最初のスパイダーマンとアイアンマンしか観ていません。バットマンはノーラン監督の『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』だけ鑑賞してます。シリーズをしっかり追ってないと楽しめないんじゃないかと思える「ヒーロー大集合」的なアメコミ映画が多いですし、歴代50作以上のアメコミ映画を今から履修しようとは思えず、食指が伸びないでいました。
ただ、本作に関しては「事前知識は特に要らない」「バットマンの過去作を観なくても楽しめる」という事前情報を耳にしていたので、それを鵜呑みにしての鑑賞です。
結論ですが、結構楽しめました。しかしながら、「これ、バットマンである必要ある?」とも思います。これは昨年公開されたトッド・フィリップス監督の『JOKER』を鑑賞した時も「これ、ジョーカーである必要ある?」って感じたんですけど、それと同じ雰囲気を感じます。多少の不満はありつつも、バットマンを知らないご新規さんでも十分楽しめる作品になっていたと思います。上映時間3時間ありますので、事前にお手洗いは済ませておいてくださいね。
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非常に治安が悪く犯罪が横行する街「ゴッサムシティ」。その街の治安維持へ多大な貢献をした大富豪であるウェイン夫婦が、ある日強盗によって殺害されてしまう。息子のブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)はこの事件を探して復讐をするため、夜な夜なゴッサムシティの犯罪者を撃退する「バットマン」として暗躍するようになった。バットマンとして活動し始めて2年が経過したころ、街の権力者をターゲットとした残虐な殺人事件が発生する。その犯人は「リドラー」と名乗り、毎回犯行現場になぞなぞを残していくのだった。
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『TENET』にも出演していたロバート・パティンソンですが、こんなに闇の深いキャラクターまで演じることができるんですね。『TENET』では主人公の相棒ニールを演じてましたね。明るくてお調子者なイメージがあったので、演技の振り幅に驚かされました。
本作の特徴としては、とにかく全体的に暗い!!映画の雰囲気が暗くて重いシーンが多いし、夜や悪天候のシーンが多いので映像的にも暗い!!
これは多分映画館で観るべき映画ですね。カーチェイスの迫力とかも大画面で観た方が良いですし、それ以上に真っ暗闇のシーンは多分自宅のテレビで観たら反射で自分の顔が映りこんでしまいますので、暗いシーンが多い本作は映画館向きの作品だと思います。冒頭にある暗がりにリドラーがぼんやり映りこんでるシーンとか、映画館の大画面でもリドラーの姿がうっすらとしか見えないので多分自宅のテレビじゃ見えませんね。
憎めない映画だった!
病み病みなロバートパティンソンとか
超かっこいいゾーイクラヴィッツとか
クラシックな雰囲気でありつつ
アメコミの画風を踏襲しているとことか
酔いそうになる画角とか
全部良かったんだけども、
ストーリーがおもろくない!!!!
と思ってしまった、、、。
復讐ねえ、、はいはい、
となってしまった、、。
せめて、2時間くらいでみせて!?
あとバットマンのテーマが
ダースベイダーの曲すぎん!?
でもあれは
現代社会が求めるヒーロー像なのかも。
弱き者の立場に降り立ち、光へと導く。
あのラストはよかったですな。
あと、ポールダノにはそろそろ
奥手なんだけど近所に引っ越してきた子に恋する
みたいなラブコメ出てほしい、、
みんなポールダノ上手く使い過ぎやろ、、。
あの暗く低くアレンジされたアヴェマリアが
なんともよかったですな。
途中からもはやポールダノ応援してましたよ…。
そんでもって、ジョーカー!!!
アメコミのワンページのような
シーン!!超よかった!!
しかも、バリーコーガンなんだろう…!
もうこりゃあ、続きみるしかないよなあ。
ロバートパティンソンもめちゃくちゃに
良かったしなあ……。
色気すらあったよなあ。
しかし、改めて
クリストファーノーランって
天才だなぁ……。ため息。
Dolbyだったからか、
映画館出た時、1984観た後のように
開眼してたような気がする。
(横浜のDolbyはD席くらいが丁度いいかと)
黒くて、暗くて、ブチ切れてるモノなーんだ? 長い長〜いハロウィーンの始まり始まり…。
復讐に取り憑かれた青年ブルース・ウェイン/バットマンと、犯行現場になぞなぞを残す連続殺人犯「リドラー」との戦いを描いたサスペンス&スーパーヒーロー映画。
主人公ブルース・ウェイン/バットマンを演じるのは、『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン。
ナイトクラブ「アイスバーグ・ラウンジ」のオーナー、オズワルド・コブルポット/ペンギンを演じるのは、『マイノリティ・リポート』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の、名優コリン・ファレル。
連続殺人犯リドラーを演じるのは、『リトル・ミス・サンシャイン』『それでも夜は明ける』のポール・ダノ。
女盗賊セリーナ・カイル/キャットウーマンを演じるのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のゾーイ・クラヴィッツ。
謎の囚人を演じるのは『ダンケルク』『エターナルズ』の、名優バリー・コーガン。
I ❤️Batman!
というわけで、期待と不安の中、この超話題作を鑑賞〜♪
3時間という上映時間を知った時はゲロ吐きそうになったけど、いざ観てみたらあっという間。かなり楽しい映画であることは間違いない!
総評としては満足!
しかし、「最高〜!Foo〜↑↑♪」という部分と、「なんやこれ…」という部分がはっきり分かれている作品だったように思う。
最高ポイント①
「バットマンが超カッコ良い!」
はいもうこれに尽きます。バットマンをカッコ良く描けているというだけで、この映画合格〜💮
かつては「シャベル・フェイス」なんて馬鹿にされていたロバート・パティンソンだけど、ここ最近の彼のオーラは半端無いと思う。今一番脂が乗ってる若手俳優なんじゃないか?
パティンソンの特徴的なアゴは、バットマンのコスチュームに身を包む時の為に存在していたのか!と言いたくなるほど、彼の演じるバットマンはcool!
個人的にはぶっちぎりで過去最高のバットマンだと思う。
本作のバッツはとにかくヤベー奴。周りの警官たちからも「サイコ野郎」と悪態をつかれるほどの狂人である。
登場シーンの、完全にブチ切れているのがわかる怒気を孕んだ歩き方が見事。その後のチンピラ撲殺未遂シーンで、今回のバッツがどういう人物なのか一髪でわからせるという演出も見事だった。
ペンギンとのカーチェイスシーンもGOOD!🚗💨
煽り運転でひっくり返したペンギンの元へ、のっしのっしと歩み寄るあのシーンの神々しさ。もうあの足音、完全に『ドラゴンボール』のセルやん!怖いってっ!!
正義のスーパーヒーローとは到底思えない、圧倒的な恐怖の演出、完璧です🦇
目の周りが黒く塗りつぶされており、顔色は蒼白。
このブルースの素顔は、どうしてもジョーカーの顔を思い起こさせる。彼の危うい精神状況が、宿敵そっくりの素顔という形で表されている点も、スマートで上手い!
そしてあのクライマックス。
暴力で悪を制するというバイオレンスな正義像から、暗闇の中で市民を導くというマーシーな正義像への変換。力なき者を助けることこそ、スーパーヒーローの本質であるはず。それを最後の最後で、完璧な形で表現してくれた。あの発煙筒のシーンだけで、100億万点!!!
…後述するけど、今回のバッツは意外と可愛いところがあるのも良ポイント✨😆
最高ポイント②
「リドラーを演じるポール・ダノ!」
今回のメイン・ヴィランであるリドラー❓犯行現場に必ずなぞなぞを置いていくという、常軌を逸したサイコパスである。
このリドラーが関係するシークエンスはどこも良い!市長殺害シーンや、検事を追い詰める爆弾シーンなど、彼が醸す緊張感は素晴らしいの一語に尽きる✨
欲を言えばもっとグロさが欲しかったけど、まぁそこは全年齢向けのアメコミ映画だから仕方ないか。
そして、何よりも良かったのはリドラーの正体。
リドラーの正体は、エドワード・ナッシュトンという会計士。ちなみにエドワード・ニグマというのがリドラーの本来の本名だが、これはあまりにバカっぽいということで変更されたのだとか(略してエニグマ=謎)😅
このエドワード・ナッシュトン、とにかくショボ〜くて冴えな〜い男。カフェでの逮捕シーンは、「え〜っ!こんな奴がこの事件の首謀者なの!?」という、とても良い意味での裏切りがあった。
自己顕示欲の塊という犯人像は、現代のインフルエンサー崇拝社会への皮肉のようでもあり、またジョン・レノンを暗殺したマーク・チャップマンを連想させる感じもあり…。
エドワードの見た目や性格は、ブライアン・ボランド原作の超名作短編コミック「罪なき市民」に登場する少年から引用したのかな?
とにかく、ポール・ダノの普通の人っぽさこそが今回のキモ。
どんなに普通っぽい見た目でも、会計士のように地に足のついた職種の人間でも、腹には一物抱えているのだ、という描き方は非常に今日的な犯人像だと思う。
そして、自分が抱える鬱憤を、社会に対する制裁という体を隠れ蓑にして晴らしているいうのは、現代のネットリンチを比喩しているようで興味深かった。
最高ポイント③
「コミカルなシーンが多くて、何となくチャーミング😍」
本作はダークな映画という触れ込みだし、実際陰鬱な側面が強い作品ではあるんだけど、なんか抜けているところも多くてそこが非常にチャーミングである。
例えば冒頭、日記を書いているブルース・ウェイン。
その内容はというと…。
「2年間の夜が、俺を夜行性動物へと変えた。闇に潜んでいる…?いや違う。俺こそが闇なのだ…カキカキー_φ(・_・」
はいもう完全に厨二病。このノートは黒歴史確定です。
こういうところとか、意味もなく上半身裸になって、床にわざとらしく相関図を書き始めるところとか、いやもう本当に今回のブルースは可愛い。サングラスとか掛けてムダにカッコつけてるから、余計に可愛いらしいです!
ジム・ゴードンをぶん殴ってから、警察署を脱出するまでの一連のシーンも本当にコメディ!
必要以上に強いパンチにまず一笑い😁
まるで宮崎駿のアニメに出てくる警察官のように、ワラワラと湧いては追いかけてくる警官たちに二笑い😆
カッコつけて飛び降りたのに、着地に失敗しちゃう姿に三笑い🤣
その後、カットが変わると何事も無かったかのようにカッコつけているバッツに四笑い😂
このシーンには60年代ドラマ版の「バットマンのテーマ」を流して欲しかったなぁ〜。
バットマ〜ン♫デケデケデケ。バットマ〜ン♫
もしくはプリンスの「バットダンス」が流れたらテンションMAXだったのに〜😗
農協牛乳〜♫
事程左様に、なんか抜けている…というか厨二病感こそが本作のキモ。「お前なぁ…」とボヤきたくなるようなブルースの未熟さがよく表されており、それが他のバットマン映画と一線を画すチャームになっているように思います。
ここからは悪いポイント。
①「上映時間が長え」
たしかに退屈はしなかったが、だからといってこれに3時間も掛ける必要があったとは思えない。
誰の目から見ても明らかなように、本作はデヴィッド・フィンチャーの『セブン』(1995)と『ゾディアック』(2006)に大きな影響を受けている。またリドラーの謎によって物語がどんどん前に進んでいくという点は『ゲーム』(1997)や『ゴーン・ガール』(2014)を思い起こさせる。
と、マット・リーヴス監督ってフィンチャー映画大好きなのね、ということはわかるんだけどさ。ならフィンチャー作品のコンパクトさも真似してよ〜…。
フィンチャー作品も結構長尺って印象があるけど、『セブン』や『ゲーム』は120分。『ゾディアック』や『ゴーン・ガール』は150分。意外と短いんですよね。
この内、『ゾディアック』は正直間伸びしていると思うけど、後の3本の時間配分は完璧。特に『セブン』は、よくあの内容を2時間に収めたな、と思うくらいタイトでシャープでクール。
本作も、基本的には『セブン』とやってることおんなじなんだから2時間に纏める事が出来ただろ〜、と思っちゃう。
んじゃあ、具体的にどこを削るかという事なんだけど、ゾーイ・クラヴィッツには悪いけどキャットウーマン周辺のエピソードは正直全然要らんと思う。はっきり言って、彼女の女友達が失踪する件とか、彼女の父親がファルコーネだった件とか、一切興味が持てなかった。
こちとらリドラーvsバットマンを観に来てる訳ですよ。なんかファルコーネがどうたらこうたらの件が長すぎて、中盤メインのストーリーラインから完全にリドラーがフェードアウトしていた。もっとタイトに、リドラーだけに集中して物語を描いて欲しい。
他にも、脚本的にモタモタしているところが多すぎる!!
例えば、ブルースがファルコーネから父親の真相を告げられる件。
😈「お前の父親は悪人なんやで〜」
🦇「そんな…。もう何も信じられへん…。」
👨🦳「いや、お父様は善人です。悪いのはファルコーネです。」
🦇「なんやそうなんか!良かった〜…。」
ここいる!!??
なんかこんな感じでまどろっこしいところが多かったな〜。
ペンギンとのバトルは最高だったけど、あそこも物語的には別に必要ないし…。
悪いポイント②
「ぶっちゃけ、お話がつまらない。」
ゴッサム腐敗の原因である「ネズミ」は誰だ!というのがキーなんだけど、そこそんな気になる?
しかも、黒幕っぽい奴が本当に黒幕だったという身も蓋もない展開。サスペンスとしてそれって最もやっちゃいけない事じゃないの?
リドラーの謎を解く事で、次の被害者や犯行目的を明らかにしていく、という探偵要素が本作の見所。
そもそも、DCの「D」とは「Detective=探偵」の「D」な訳だから、この原点回帰は完璧に正しい。
しかし、この探偵要素が全然上手い事言っていない。
そもそも、バットマンよりもアルフレッドの方が探偵っぽいことしてるし…。
リドラーの謎を解いていく事で、複数の容疑者から犯人がエドワードであることを推理するとか、そういう真っ向勝負な探偵要素が欲しかった。
あと、あの最終計画まどろっこしすぎん?街を洪水で水浸しにして、一箇所に集まった住人を虐殺していくって、なんやその計画?
あんなに都合よくリドラーのフォロワーが集まっていたことも不自然だし、クライマックスの洪水シークエンスは、バッツの発煙筒以外はダメダメだった🙅♂️
もう一つ細かいことを言えば、せっかく「ヒポクラテスの誓い」というワードが出てきたのだから、それを脚本に組み入れてほしかった。
リドラーの謎を解く事で、次の目標がファルコーネである事が発覚。ファルコーネが父親の仇であることを知ったバットマンは大いに悩むが、ギリギリのところでリドラーからファルコーネの命を救う…、みたいな熱い展開が欲しかった。
愛ゆえにレビューが長くなってしまった😅
いや色々言いましたけど、カッコいいバッツが観れたので、基本的には大満足なんですよ!
気になるのは今後のシリーズ化。
うおっ!奴が登場するのか…🃏という幕引きには、どうしたって期待が高まってしまう。
いやこれ『バットマン・ビギンズ』(2005)でやった奴じゃん!!とか思わんこともないのだけれど、まぁやっぱりジョーカーあってのバッツですからねえ。
なんでもニコラス・ケイジが、次回作で是非ともヴィラン、特にドラマシリーズ(1966-1968)に登場したエッグヘッドというキャラクターを演じたいって言っているらしい。
ニコケイなら役者の格的にも問題ないし、映画も絶対に面白くなる!次回は🃏&🥚でどうでしょう、マット・リーヴス監督!?
バットマンってそんなに強くないところがイイ!!
3時間大丈夫かな?と思ってましたが、それほど派手な展開ではないけれどじっくり見応えがあったので、時間はそれほど気になりませんでした。
リドラーがものすごい強敵ではなく、サイコパスなオタク、そしてネット世界のフォロワー達がゴッサムシティを洪水に追い込んだというのが良かったです。今の時代にありがちで。
そしてバットマンは結局、リドラーに振り回され、洪水も止められず、目の前の人しか救えなかったというのがとても人間臭くて好きです。お父さんが完璧な清廉潔白な人でなかったというのも。
そしてお葬式の時のロバート・パティンソンのカッコよかった事✨スーツ姿ホント素敵でした✨(やはりミーハー感想で終わる
5位/505中 2022.03.15現在
正直#スパイダーマンノーウェイホーム
を観た時に2022年の1位は決まりだって
確実に思ってた。
そのくらいスパイダーマン
素晴らしかったけど
それを超えてきた
1年でマイランキングベスト10に入る作品が
2つもあるのは珍しい
スパイダーマンは泣いた
このBATMANは泣いてない
でもこの作品の方が好き
単純に好みの問題なんだけど
ノーラン3部作、特にダークナイトは
マイランキングでも燦然と輝く1位で
誰しも認める名作、、、、
って書くと俺はそう思わない!
ってめんどくさい人がたまにいるけど
表現的な話なので気にしないで。
ダークナイトは映画史に残る名作だけど
この作品は好き嫌い分かれると思う。
ただハマる人にはとことん面白いと思う。
ヒーロー物として期待すると
多分がっかりする
でも、バットマンってそう言うもんだと
個人的には思ってる。
でも最近のヒーローものって
ヒーローが悪者倒しました!
めでたしめでたし!って
作品の方が少ないよね?
ノーラン3部作
ジョーカーと素晴らしい作品で
この作品の作るの
プレッシャーだと思うんだよね
それに果敢に挑戦して、そして
素晴らしい作品にした監督に敬意
自分だったら嫌だなぁ、、、
雨の雰囲気が若干セブンに似てて
音楽、歌じゃなくて
ダン、、、ダン、、、、ダン
ってずっと流れる音、あの雰囲気が
ジョーカーに似てて、たまらなく好き
個人の捉え方なので異論は認めます。
自分は最初から最後まで
暗ーい映画大好き
とにかく暗い。雰囲気が暗すぎる。
それがたまらない。
marvelも大好きだけど
DCはDCでいいんですよ。
DCは暗くていい
無理に明るくしなくていい
そしてスーパーパワーを持ってない
ヒーローが大好き。
いや、アベンジャーズも大好きだから
言ってること矛盾するけどさ
スーパーパワー持ってたらずるいやん!
って思っちゃうのよね。
いや、ハルクもソーも大好きだよ。
でもBATMAN全然強くないのよ。
いや、一般人よりは強いよ!
ただヒーローとしてね。
普通の人間なのよ。それが良い。
戦っても報われない
常に苦悩するそれがバットマン。
見てて辛いけど好き。
ゴードン、キャットウーマン、アルフレッド
ノーラン3部作のキャストが
自分の中で100点なんだけど
今回の作品も95点!
相当素晴らしい!
ダークナイトの3人が素晴らしすぎるだけで
今回の作品も本当に魅力的!
そして最後にまさかの、、、、、、、
ネタバレですが、、、、
ジョーカー!!!!!!
最後出てきた瞬間に
ジョーカーだ!ってなって
別に自分が鋭い訳でもなく
誰もが思ったと思うけど
クイズを出した時に
答えがジョーカーしか思い浮かばなくて
もうニヤニヤしちゃってるよね。
もう次作が楽しみで仕方ありません
本当に素晴らしい作品でした
自分は大絶賛ですが
この作品は好みが分かれます。
暗いし、重いし、ハッピーエンドでもない
そういうのが好きな方にはオススメ
あとNIRVANA の歌がたまらなく
作品とベストマッチ!
あと映画の始まりと終わりのタイトル
超カッコいい!
以下
超個人的主観による駄文のためだけに
盛大にスルーしてください
(RG風)
バットマンのあるある言いたい♫
バットマンのあるある早く言いたい♬
バットマンのあるある今から言うよ♪
警察に嫌われてがち♩
ヴィラン、IQ高めでフィジカル弱めがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→41歳
(2022年時点41歳)
初回鑑賞場所→小牧コロナ
鑑賞回数→1回
記憶度→99%
マイ映画ランキング
2022年時点
全映画中→8位/505中
洋画部門→8位/421中
バットマン部門→3位/9〜11?
ジョーカーとか
VSスーパーマンとかも含める
ヒーローの定義
もしかして、彼は後のロビン少年じゃない?
あの、亡くなった市長のジュニア。
とか言う妄想は置いといて。
ノーラン・トリロジーの後を継いでの、イヤ継いではいないけど、物語り的には。だから、後を受けての「バットマン」なんざ、プレッシャーしかないと思うんですよ。マット・リーブスも、よく請けたなぁ、なんて思ってたんですが、コレは意外にも良かったです。個人的には、かなり好き。バットマン・アイテムのギミックに頼ったアクションに走り過ぎず、ダークなミステリー仕立てにした所も、そのダークな中で不殺のヒーローを貫かせた所も、好き。
暗いです。重々しいです。雨雨降れ降れです。ゴッサムは今日も雨。ホラーかよ?な演出もあり。
とっとっと思ったら。ゾーイ・クラビッツがキャット・ウーマン?LEGOバットマンでもキャット・ウーマンだったんじゃ?と、地味にウケるw
リドラーことエドワード・ニグマがキモオタ?ポール・ダノにはお似合いだったりして、すんなり受け入れてしましました。
が。しかし。
ノーラン作品のインパクトですよ、問題は。特に「ダークナイト」の。いや、ヒース・レジャーの。
あの衝撃に比べればですよ。この前のジョーカーも、このバットマンも、良い事は良いんですが、正直、物足りなさは不可避。
いずれにしても、「人間の本質」を問うと言う、ノーラン・トリロジーの主題からの流れは、ジョーカーと同様に引き継いでます。不殺の行動原理は、「るろうに剣心」も同じですが、お花畑感は、剣心の劇場映画同様にほぼゼロ。
冒頭。悪いやつらをヤッツケル訳じゃ無く。蔓延る悪を排除すると言う訳でもなく。復讐のために生贄を求めて雨の暗闇となった街を彷徨うバットマン。
クライマックスでは、アリーナの天井から水没したフロアーの見下ろす構図。松明を持つバットマンに続いて、歩き出す人々。
マット・リーブスのヒーローの定義が、この対比だと思う訳で。
率直に言うと、ノーランのバットマンと比べるのは酷だと思うんです。思うんだけど、これはこれで、すごくよく出来てるし頑張ってるので、スキって言います。
良かった。とっても。
でもですよ。バットマンって、いつからこんな風になったんですかね?
もう二度とエンタメアクションには戻れないですよね。
タタタタ・タタタタ・タタタタ・タタタタ バットまーん。
とか、もう無理ですよねw
絶対に。
取り敢えず、初回はIMAXにしました。
新しいバットマン像はある
ダークナイトのバットマンは病的な自己犠牲精神があったし、ジャスティスリーグのバットマンは冷静さと容赦の無さで熟成された狂気を見せてくれたが、今回は若さ故か自暴自棄でやや猪突猛進という危ない面が表れていて、そこがまたバットマンらしくていいキャラクター像だなと思いました。
ただ、後半はほぼコスチュームを着ているのにそのスーツやガジェットを駆使して捜査をするような場面は少ないのは気になりました。歩いて現場を回りバットシグナルがある塔の上でゴードンと話す場面を何度も見せられるからか冗長に感じる場面も。
ゴードンを殴り警察署で大立ち回りして逃走、指名手配までされたのにファルコーネが狙撃される時には警察も普通にバットマンを受け入れていたりとちょこちょこ引っかかった点もあり。
リドラーの犯行と目的、キャットウーマン、両親の死の真相、マフィアたちの抗争…と沢山の謎が徐々に解けて線に繋がるのは面白くはありますが、大きな盛り上がりよりも小さな盛り上がりがいくつかある、という感じでそう言う意味では単発映画というよりTVドラマシリーズを駆け足で見ている感覚。
あと、これは好みですがやはりマントで飛んで欲しかったな。リアル路線でウィングスーツにしたのかもしれませんが、そこは残して欲しかったという気持ちが大きいです。キャットウーマンを追って塔から降りるシーンも飛ばなかったし、うーん…。
あっウェインさんや‥バレてないと思ってるからなぁ‥(察し
ヒーローモノとしては警察と普通に協力したりしてて肩透かしを食らいましたが、ミステリー感の強いバットマン。推理もの感がモリモリで誰が犯人なんだろう??と前半の4分の3くらいまでは楽しめました。ただ犯人の顔が写った時に、は???誰??という感じで一気に冷めました。これだけミステリ感、推理モノ感出しておいて未登場の人物が犯人って1番やっちゃいけないと思います。これをやるなら最初から犯人を顔出ししておいてヒーローモノ感を出すべきでしたね。コナンの映画で未登場の奴が犯人でしたーみたいな。そんな感じ。後半にバットマンの汚名返上シーンあるんだろうなぁと思ってましたがまさかのなし。全体を通してもずっとバットマンがやられっぱなし。正直良いとこなし。犯人もほぼ自首だし。よーわからん恋愛要素も無駄なだけ。絶対キスするなよ。するなよと思ってみてましたが結局しました。バットマンのキャラが軽くなるだけのシーンでした。あとサイコパスはダークナイトでもう完成されてるので犯人のキャラも魅力なし。以上。
顔半分丸出しは酷い。顎撃ち抜かれたら終わり。てかあんだけ明るい場所で声も変えず喋ったり近づいたりしたらブルースウェインだと丸わかり。警官も「あ、コスプレウェインさんやん。バレてないと思ってるからなぁ‥‥(察し」って感じでしょ笑
大画面で
公開第一週だから大きなスクリーンでしてるだろうと思ってたら、近くの劇場はドラえもんに取られちゃってたから、名古屋まで。
大画面で観てよかった。
前情報をできるだけ入れずに観たけど、長かった。いつ終わるんだろうと思った。
いい画(え)を見せようと凝りすぎかな。
アクション、中でもカーチェイスのシーンなんか大掛かりだったけどあまりワクワクドキドキしなかったなぁ。
コリン・ファレル出てたんだと思ったら、まさかのペンギン!
マイケル・キートン版(敢えてマイケル・キートン版と言わせてください、ティム・バートンも好きだけどマイケル・キートンのファンなんです)も、結構ダークだったけど、大人から子供までみんなが楽しめる作品だった。
当時はみんながバットマンのTシャツ着てたもんね。
ジャック・ニコルソンのジョーカーも、名優がビラン演じるはしりだったな。
初バットマン
バットマンシリーズは話題になったジョーカー以外は未見。
ストーリーも全然知らない。
そんな状態で見た。
だからこの作品がバットマンの中でどういう位置付けなのか原作やこれまでのシリーズとの比較はわからない。
率直な感想としては途中中弛みするところも少しあったが3時間飽きずに見れた。
ただジョーカーほどのテーマとしての強烈な衝撃はなかったし、じゃあエンタメ作品としてとてつもないド派手な見せ場があったかというとそんなわけではなくもう少しどっちかに振り切ってもいいのではないかとも思った。
ラストも1人の強敵とのタイマン対決というわけではなかったので絵面が地味になってしまうきらいもあった
が、クライマックスの水害シーン。
色々言われてるようだがこのザ・バットマンという作品のテーマに於いてはぴったしだったのだとラスト近くで気づいた。
この映画では貧富の差というのがかなり強調されてる。
リドラーは両親を亡くしてゴッサムシティの最下層で育った正真正銘の孤児。
片や同じ孤児でも父親の遺産等々で上の階級で育ったブルースウェイン即ちバットマン。
この2人の対比が憎いほど効いていた。
そして、その貧富の差が最も露わになるのが水害。
貧しい最下層の人々はなす術なく水に飲まれるが上層階に住む富裕層は自宅から余裕綽々と街を見下ろす。
水害のシーンでそんな直接的な描写はなかったが水に沈んだ街を見下ろすペンギンを見た時になんとなくそう思った。
バットマンは年が経てども経てども犯罪が無くならないゴッサムシティに残って人々を助け続ける。
それが焼け石に水だと知りながら。
そこまでゴッサムシティにこだわる理由がなんなのか非常に気になる。
それと同時にゴッサムシティはこの現代社会を風刺してるんだなと思った(バットマンファンの方からしたら当たり前の話かもしれないが今回の映画で初めて見た物でご容赦いただきたい)。
どんな手を打っても市長がどれだけ変わっても犯罪は無くならない。
戦争も犯罪もなくならない現代社会というか人間の歴史そのままだなと思った。
【追記】
公開日について色々言われてるそうだが、アメリカの制作会社はそんな日本のことにまで口出ししてこないだろうし、責任があるとすれば日本の配給会社だと思う。
が、Twitterで事前にワーナージャパンが水害のシーンが含まれてると注意喚起していたことでそれでもういいではないかと思った。
コウモリ ネコ ネズミ 暗黒街凶戦
スパイダーマンは2度リセットされたが、それを上回るのがバットマン。
60年代のポップなTV版、ティム・バートン版、ジョエル・シュマッチャー版、クリストファー・ノーラン版、DCユニバース版…。
さらにTVアニメやレゴになったり“ニンジャ”になったり…。
作風や世界観も多種多様。他のヒーローとは違う“ダークヒーロー”は作り手の創造を刺激する。それだけ魅力的な作品とキャラ。
そんなバットマンがまたまたまたまた…新生。
バットマンの“ダークさ”を決定付けたのがバートン版。
圧倒的なリアリティーをもたらしたのがノーラン版。
これらは誰もがイメージする“バットマン像”。(いやいやいや! 往年のポップなノリこそバットマン!…と言う人もいるだろうけど)
今回はヘンにそれを覆そうとはせず。それらを継承しつつ、今回もまたこれまでとは似て非なる。
よりダークに!よりバイオレントに!より重厚に!
ノーラン版に引けを取らないKO級のバットマンであった。
もう本当にダーク。作品を一言で表すなら、これに尽きる。
劇中ほとんど雨夜のシーン。まるで、光など差した事が無いような。
そんな天候だけではなく、“ゴッサム”という街そのものがそうなのだ。
犯罪、暴力、殺人…。常に街の何処かで起きている。
政治家、法の番人、慈善家…この街をより良くしようと悪や犯罪と闘う者たち。
が、その“仮面”の下は…。
“嘘”で塗り固められている。
彼らがしてきた事は、汚職、隠蔽、賄賂、闇との繋がり、保身…。言えば言うほど気が滅入ってくる。
皆、病んでいるのだ。
彼らを蝕んだのは自分自身の弱さであり、彼らを覆う環境。
これまでのゴッサムは犯罪が蔓延る街だったが、そんなんじゃない。ゴッサムそのものが病んでいるのだ。
一部の者がその耐性が出来、そこから漁夫の利を得ている。
ほとんどの人が何も知らぬまま、平凡に生きている。
彼らは社会のヒエラルキーの上層部や中腹。
では、最下層は…?
ゴッサムに見棄てられた護られなかった者たち。ゴッサムの“嘘”の犠牲者たち。
そこから生まれてくるのだ。“恐怖”や“復讐”は。
バットマンもリドラーもゴッサムが産み落とした代償と言えよう。
片やゴッサムの悪や犯罪と闘う闇のヒーロー。
片やゴッサムをパニックと混沌に陥れる狂人。
さらに言えば、恵まれた大富豪と誰も存在を知らない孤児。
立場や正体は真逆だが、根底の動機や抱えるものには近いものを感じる。
ゴッサム再開発という夢半ば、何者かに殺された両親。父の意志を継ぎ、自ら“恐怖”となって“復讐”を果たす。
その再開発という名目の下で、虐げられた子供の一人。その“罪”を暴き、自ら“恐怖”となって“復讐”を果たす。
恐怖を武器に、自身は復讐者。
極端に言えば、ヒーローとヴィラン。言動もやろうとしている事もまるで違う。
が、一歩踏み間違えれば…。
表裏一体の善と悪。
もう一つ、等しいものを感じるのは、手段を厭わない。
悪を葬る為なら、情けは無用。相手に徹底的に恐怖の制裁を与える。時には、殴り続け殴り続け殴り続け…。
これほどまでに暴力的で激しいバットマンは初めて。
何が彼をそこまで狂気的に駆り立てるのか…?
ターゲットを奇襲し、残忍な手口で殺すリドラー。謎を仕掛け、時にはその模様を生配信。
ベースとなったのは犯罪史上初の劇場型殺人事件である“ゾディアック事件”。戦慄の殺人ショー。
単なるヒーロー映画のヴィランではなく、異常なサイコ・キラー。
今回登場のヴィランは皆そうなのだ。
現実に存在する人間であり、犯罪者。
ネコの不思議な力で生き返ったり、外見も変貌し下水道でペンギンと暮らしてもいない。
友人を救おうとする彼女も復讐者。
大物マフィアと繋がりある犯罪者。
リドラーもかつて登場した時のようなコミカルさやおちゃらけは微塵も無い。全く以ての別キャラ。
リアルであればリアルであるほど、存在感や恐怖を感じる。
バットマン自身もそう。
単独作としては最長の3時間。
バットマン映画とは言え、その長さで、暗く重い。
見る前はさすがに身構えるが、見始めたら一気に作品世界に引き込まれる。
リアルなのはキャラ像だけではない。
リドラーが仕掛ける謎を解明していく。
謎解きは高難度過ぎなのが困りものだが(って言うか、こちらが考える間もなくバットマンが解いてしまう…)、じっくり系の犯罪捜査サスペンスの醍醐味は充分で見応えあり。
ダークヒーロー映画であり、犯罪サスペンスであり、捜査劇であり、ホラー映画のような赴きも。
ドキュメンタリータッチの『クローバーフィールド/HAKAISHA』、リアルタッチの『猿の惑星:新世紀』『~聖戦記』などのマット・リーヴス監督の手腕が存分に活かされた。
ただ暗く重いだけではなく、アクションもインパクトあり。特に中盤のカーチェイスの迫力と圧巻さと言ったら! 間違いなく、バットマン映画最爆走のカーチェイス・アクション!
激しさだけではなく、ペンギンの車のバックミラー越しにジャンプしたバットモービルが炎と共に現れるシーン、横転した車の中のペンギンにバットマンが炎をバックに近付いてくるシーン…画作りはいずれもしびれる!
仄かに惹かれ合うバットマンとキャットウーマン。バットマンとゴードンのバディ。バットマンと支えるアルフレッド。そして、バットマンvsリドラー…。
3時間も納得のボリューム。飽きも無駄も無い。
映像も音楽も一級。
ロバート・パティンソンによるバットマン/ブルース・ウェイン像もこれまでとは全然違う。
大富豪やプレイボーイの顔は消え失せ、全てを遮断し、孤独の中に生きる男。何かに取り憑かれた病的な姿を感じさせる。
演技派として活躍目覚ましいパティンソンが、複雑なヒーローを熱演。
ゾーイ・クラヴィッツのキャットウーマン/セリーナも新鮮。初のショートカット、怪人や怪盗ではなく、己の信念を貫く戦士。
お馴染みのゴードンとアルフレッド、今回も心強い。ジェフリー・ライトとアンディ・サーキスが好助演。
口悪さが妙にリアルで唯一ユーモア感じさせるコリン・ファレルのペンギン、リアル・マフィアのようなジョン・タトゥーロも存在感あり。
中でもやはり、ポール・ダノ。
マスクとコスチューム姿は不気味さを漂わせ、ラストの素顔を見せた時の異常さは、かつてジム・キャリーが演じてヘンなイメージを植え付けたリドラー像を一新させてくれた。
さすがの演技巧者。それだけでも称賛に値する。
(また、ラストのリドラーの独房の隣に居たのは…? 明らかに、“奴”。続編が作られるのなら、再びバットマンとの対峙を是非見たい!)
リドラーの武器は、謎。その題材は、嘘と真実。
偽りの仮面の下に隠された衝撃の真実が、一つ一つ暴かれていく…。
市長、本部長、検事の嘘。その罪。
許されるものではない。しかしだからと言って、個人が復讐の為に命を奪って良いものなのか…? 罪には問われるべき。ならばその前に、公正な裁きを。が、その正義すら信じられないこの街。
バットマンにとって衝撃だったのは、両親の過去。父を理想的な“正義”と信じ、自分の今の行動はそんな父の背中を見て…。父はこの街の犯罪者と同じく、蝕まれた偽善者だったのか…? ならば、自分は…?
ゴッサムの罪と嘘を暴こうとするリドラーは、もしかしたら異常者ではなく、真実の伝導者なのか…?
リドラーの裁き。
バットマンの苦悩、葛藤。
ブルースの父の真実。
ゴッサムそのものの嘘と罪。
それらと闘い、救済する手立ては…?
背筋が氷り、全てを洗い流すテロ行為でも、それこそ軍事侵攻などでもなく、きっとある筈だ。
恐怖や復讐に囚われる事なく、自らの信念と正義を信じ、その“シンボル”となれ。
そうすれば、世界は後に続き、立ち上がる。
ジョーカーからの期待が高すぎたか?
本日観てきました。
序盤から中盤にかけて薄暗いイメージで常に雨が降っている。
ゲームの「バットマン:アーカムナイト」を思い出すくらい常に暗くて雨が降っていた。
事前に観ていたトレーラーでバットマンが人を何度も殴り倒してる暴力的なシーンがあったので不安になっていたが、あれはラストでヒロインのセリーナが殺されそうになっていたところをバットマンが助けようとしていたのだが、バットマンが大怪我をしていて意識が朦朧としている最中にバットスーツのボタンを押したら強心剤のような効果がでて一時的に興奮しまくっていたので、殴り倒していただけだったということが判明した。つまり別にバットマンが狂ってるわけでなかったということ。
全編通して相変わらず不殺を貫いているのでご安心を。
映画の内容はリドラーによる連続殺人事件を解決するお話しでした。
最初市長が殺されてリドラーから出されるナゾナゾをアルフレッドと共に解いていきながら捜査していく。
次々とお偉いさん達が殺されていく中、今回の事件は過去のトーマス・ウェイン(バットマンのオヤジ)がもともと関わっていた再開発計画というのが原因だということがわかってくる。
そしてリドラーはその再開発する予定だった孤児院出身者であることが判明して、トーマス・ウェインが賊に殺されて再開発の話が流れてしまったため、リドラーを含む放置された孤児院出身者たちの恨みが爆発したのが今回の事件の全貌。
今回のバットマンはすごくリアル系に寄せていて、空を飛ぶことも出来ず、ビルの屋上から飛ぶときに、一応高いところから飛ぶときのためにスーツを膨らませるみたいな機能はあるようだったが、半分落下するように急降下で落ちていって地面で転がって車や壁にぶつかってめちゃくちゃ痛そうだった(笑)
空はハンググライダーのように飛べなかったが、目には最新式のコンタクトを入れていて録画が出来たり映った人物が誰かなど調査する能力も持っていてすごかった。コンタクトがこんなに凄いのに空を滑空することは出来ないバットマン、ゴッサムシティの技術が進んでるのか遅れてるのかよくわからない(笑)
今回のお話はスーパーヒーローバットマンというよりはサスペンスの探偵バットマンといった感じでリドラーの連続殺人事件を止めれたわけでもなく捕まえてもいない。(リドラーを捕まえたのは警察)
最後に市長候補のおばさんと市民を助けたくらいがお手柄だろうか。
全編通してめっちゃ盛り上がったかって言うとそうでもなく、いつもの勧善懲悪なバットマンを楽しむことは期待できない。このリアル系に寄せるのは映画の「ジョーカー」に近い感じで悪くは無いと思いました。なので続編があるとしてもこのままリアル系の本当にいそうなバットマンとして事件も登場人物も本当にいそうなある意味ぶっ飛んでいない現実的なバットマンになっていくかと思います。それはそれでMARVELの映画と棲み分けできて良いのでわないでしょうか。
といった感じでザ・バットマンの世界にはジャスティス・リーグにいそうな超人は存在していない模様。おそらく「ジョーカー」からはDCEUとは違うバースなんでしょうね。
というわけでこれからのリアル系バットマンに期待を込めて評価は4.0をつけておきました。
名探偵バットマン
バットマン
DCコミックスの出版する漫画に
登場するスーパーヒーロー
戦前から創作され架空の犯罪都市
ゴッサムシティで
表向きは慈善家の孤児
ブルース・ウェインながら
その実態は執事アルフレッドの
協力で人知れず
悪人を懲らしめライバルの
ジョーカーやペンギンらと日夜
戦い続けている
アニメや映画など様々な展開を
続けている
忍者になった事もある
マーベルに対抗するように
しょっちゅう映画化されてる
バットマンだが
クリストファー・ノーラン
による刷新以降陰鬱な
世界観がフィーチャー
され2019年にはいまだに内容の
考察に議論がなされるスピンオフ
「JOKER」も話題となった
今作はバットマン初期のまだ
ロビンらと戦う以前の頃を
リメイク?リブート?という
感じでまあマーベルと同じ
ような仕切り直しシリーズ
もう今後展開する何かの一部
かのように予告で既に
別のバットマンが出てきて
なんかやってる様にはもう
ウンザリした感じあります
個人的に一連の
アメコミユニバースに食傷気味
なのもありますが
で今作は予告などの世界観からも
JOKERの世界観を踏襲した
暗い暗い心象風景みたいな
感じなんでしょ?と箍をくくって
いたらえらくフツーに淡々と
展開するミステリーでした(笑)
こないだのナイル殺人事件より
ミステリーしてたよ
ただテーマ自体は
名士の表の顔と裏の顔
みたいなのを許せない
会計士出身の殺人鬼リドラーが
殺して回るうちブルースが
尊敬する父についての
闇の部分を示唆されつつ
真相を突き止めるもの
ですがお話部分は今更感全開で
もうすこし捻りがないのか
と常に思ってしまう感じ
この映画180分もあるんですよ
その割には同じようなセット
同じようなビジュアルが
行ったり来たりで
さすがに冗長的
コリン・ファレルのペンギンも
確かに誰だかわからないくらい
すごいメイクしていますが
あまりに変えすぎて
もうこういう顔した人でよくね?
って感じの空回り感します
あとレニクラの娘ゾーイの
演じるキャットウーマンの
マスクが日本人には
泥棒の「鼻掛け」にしか
見えなくてなんかしまらない
(いやまあ確かに泥棒なんだけど)
ただ主役のロバート・パティンソン
「TENET」では特有の意味深キャラで
話題となりましたが今作の
どこか影のあるピュアな青年役も
ハマってました
アクションはあんまりぎこちない
感じでしたが最初期のバットマン
という設定ならアリなのか?
あと日本でも3・11公開で
終盤のあのシーン
おいおいマジかって日本人は思って
しまいますよね
他意はないと思いますが
別の意味で唖然としました
製作のご都合でまた真っ新な
リメイクされたりまたごちゃごちゃ
やるんだろうなと思うんで
そろそろ次はスーパーマンか?
とか思っちゃいます
でもこんだけブーブー言いながら
暇だったら観に行くんでしょう(笑)
怖いわ…笑
探偵ものとか、謎解きが元々好きで、
原作も知らないので
ずっとドキドキしながら観れた。
評価が分かれる作品だと、
観る前から聞いていたので、
自分はどっちかな…と不安だったが、
とても面白かった。
ダークな感じが好き。
王子様みたいなイメージのある
ロバートパティンソンなので、
ちょっと…え…?と思っていたけど、
全く問題なかった。
地獄の果てまでも追いかけてきそうな
カーチェイスのシーンとか、
笑ってしまうほど怖い。
なりふり構わず、やりたい放題…
まあ、ダークヒーローだからね…
ゆっくり近づいてくるシーンとかも
めちゃくちゃ怖いわ…笑
でも、完璧な感じじゃないのも凄く良かった。
若さゆえか。
街はとんでもない事になっているけどね。
ペンギン捕まえるためとはいえ、
トラックの大爆発…絶対死人出てるでしょ。
詳しくないから分からないんだけど、
最後のシーンは、ジョーカーなのかな?
早くも続編の話が出ているみたいなので、
またきっと観に行く。
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