THE BATMAN ザ・バットマンのレビュー・感想・評価
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NO MORE LIES は COMPLEX
2004年10月31日ゴッサムシティの市長選挙の最中巻き起こる現職市長に端を発する連続殺人事件と、それを追うバットマンの1週間の話。
市長の殺人事件の現場に残されていたバットマン宛のナゾナゾメッセージを解くことでみえてくるゴッサムシティの暗部と、それに対する復習を企てる連続殺人犯という2つの闇を追って行くストーリーで、勿論アクションもあるけれど、サスペンスメインの私立探偵バットマンという感じ。
9割方夜のシーンという暗い画面に重々しくゆったりテンポでまったりヤバい話をみせていく。
良く言えば超丁寧に作られているし、面白かったのだけれども、まあやっぱり長いよね。
それに角のダイナーからの話の流れはちょっと安っぽいというか釈然としないというか…個人的には、こんなんだったらもうそこで終わった方が良かったと感じてしまった。
たしかに青年期のバットマン
スクリーンがカーウィンドウと化す演出と、暗闇で点滅する銃撃戦が良かった。あと終盤のバットマンが飛び降りてくる参上シーンかな!
素顔のリドラーはあまり狂気を感じないけど、超絶頭が切れるとか、ずば抜けたカリスマ性があるわけではないので適度かも。物足りなさを感じてしまうのは、アクの強いヴィランを見過ぎ?笑
車が横転して逆さまになる演出はTENETのオマージュだったりするのかしら。
ロブブルースは各方面に青いお坊ちゃん感を出していて、バットマンにもそんな時代があったんだなあと。マスクを被っていて目と口だけでも表情が伝わってきました。
カーアクションとガジェットは楽しいが、少し迫力に欠けるかも?
ジェフリーライトさんが演じる役は苦労人が多く、幸せになってほしい。
ダークな世界観
今を反映させて重苦しいけど‥
変に理屈っぽく浅い。
重い・暗い・長い
3時間という長尺で描く若きバットマンの物語は、雨が降る夜のゴッサムシティを舞台に、リドラーに翻弄され信じていたものが崩れていく絶望とそれでも立ち上がるブルースの姿が印象的なシリアスな作品になっていました。
とにかく終始重々しくスローテンポで重厚な演出、シリアス且つリアル路線で進行しているのに加えて、非常に画面が暗い。ずっと一定のテンションで、派手なアクションも多くはなく、退屈に感じてしまうところも…。
また、しっかり時間をかけているわりに、肝心な部分が語られないことで、リドラーのSNSでの暗躍やブルースへの執着など、いまいちピンと来ない箇所もありました。
映像や音楽はスタイリッシュでカッコいいけれど、それ以外は普通…。
ミステリー要素を含んだアメコミ映画として新鮮に観れましたしつまらないわけではないけれど、期待値は超えずでした。
週末は仕事で忙しく、公開日になかなか映画館に行けない身には、前日の...
タイトルなし(ネタバレ)
前々から宣伝チラシで2019年の『JOKER』のタイトルを出しているのが不安でした。『JOKER』は従来のジョーカーをいい意味で気にせずに、見せたいものを没頭して作られた名作だったので。今作もそういう映画が観たかった。『JOKER』のヒットは気にせずに。
しかし今作は、私たちの知っているバットマンではありましたが、殻を破るものはなし。バットマンの歴史のなかで特筆すべき映画とはならないでしょう。ファンの期待を裏切ることは、良くも悪くもなかった。
バットマンは変身前と後共に、私たちのイメージ通りのバットマンを見せてくれました。コスチュームも肉弾戦もカッコいい。胸元にパチッとハメるバットナイフが好き。段ボールの開封とかに便利そう。
しかし私は、バットマンのテーマは、秩序を守ろうとして戦う自分自身が違法行為の私刑を繰り返し秩序を乱す存在であるという矛盾にあると思っています。それがゴードン警部補と二人三脚で動き、堂々と捜査に関わっています。工藤新一か。警察はあくまでバットマンの行為を公式には認めない立場をとって欲しい。また父親が善人ではなかったのではないかと不信に陥るシーンは、らしくなってきたとワクワクしましたが、執事アルフレッドの話ですぐ我に帰ってしまう。
またキャットウーマンとのチームワークは、ほのぼのすらしています。彼らはコスチューム格闘家という共通点はあっても、正義のためと信じて警察と協力するBATと自分の目的のために盗みを働くCATなので、たまたま利害が一致して共闘することはあっても、チューしたりバイクで抜きつ抜かれつイチャイチャしてどうするんです。
リドラーは孤児であり、自分たちを抑圧してる社会に不満や怒りを持っています。権力者たちはその実、殺人や収賄で地位を守り、市民に嘘をついている。それにNO MORE LIES.と叫ぶ、過激な正義。これはジョーカーはジョーカーでもペルソナ5の方と似てますね。屋根ゴ○さん。そんな世直し思想は同じく社会不満を持つ人たちを煽動していく。この辺は『JOKER』ぽい。リドラーは勝手にバットマンと正義コンビを築いたつもりがフラれてしまう。なんか、ただただ1人でダダ滑りしていったリドラー。そして街中を洪水に巻き込んでクライマックス。なんで洪水にしたのか全然ついていけなかったです私は。嘘つきをカメラの前に引きずり出し全部暴きたいキャラじゃないんですか。
最後は洪水からの復興をめっちゃ手伝っていたバットマン。彼は結局、社会の歪みの根本に手は出さず、対症療法的に今起きている問題の解決に尽力する人なんですよね。今殴られようとしている人がいれば守り、瓦礫に埋もれる人がいれば助け、腹を空かせている人がいれば顔の一部をあげるのでしょう。ゴッサムの歪みに手を出したハーヴィーデントやリドラーはヴィランでした。
ペンギンは人外にならずに、ペンギン感出てたのよかったです。ゴードンとバットマンのコンビに、good cop or bad cop rouroutine?って言うのはあの名シーンを思い出しますね。頭を机に思いっきり叩きつけてからはじまる取り調べ、また観たくなりました。
私たちの観たいバットマンがそこにいて、楽しかったのは間違いないですが、バットマンの哲学が進むことはなかったように思います。普通の映画という感じ。
アーカムアサイラムで奇怪に笑う男は…
情報量のオンパレード
ダークナイト・トリロジーとDCEUしか見てないニワカだからかもしれないが、作中でキャラの名前が色々と飛び交い、訳がわからなくなり、
『あ、こいつあの顔のやつじゃね?』
とか思ってたら少し置いてかれました。
なので、ほんとに少しでもいいのでネットなので掲載されてる記事で予習しておいたほうがいいのかなと思います。
ですが、置いてかれたと思っても焦る必要はないと思います。物語としては大まかな察しは付きますし、途中で『あ、なるほど。』と納得も出来るので安心して見ることができます。そして、BATMANシリーズを少しでも知ってる方。もちろん、知らない方もとても興奮する箇所があるので見所は沢山あります!!
楽しめる内容だと思います!ですが皆さん同様少し物足りない感はあります。
BATMANに幸あれ。
静かで大人しい ザ バットマン
ブルースのC2コルベットが格好良かった‼️
ダークなバットマン登場!
痺れる面白さ…たまらない。
歴代1身近なバットマン、いつの間にか推してしまうw
傑作
非常に面白かった。3時間があっという間だった。
バットマンというスーパーヒーローを主人公にしているが、いわゆるスーパーヒーロー映画では無い。にも関わらず確かにこの映画の主人公は「バットマン」になっている。ちょっと実用性のある頑丈なコスプレをしている一般人というような描かれ方をしているのに、確かにヒーローなのだ。この絶妙なバランスで様々なジャンルを横断し、サスペンスとアクションとヒューマンドラマを合体させた最もリアリティの高いバットマンを完成させているように感じる。
バットマンという虚像を通して、多くを語らないブルース・ウェインという人物を浮き彫りにしていく脚本と演出も素晴らしい
そしてブルース・ウェインが浮き彫りにされていくきっかけとして、リドラーという劇場型犯罪者による事件の解決が行われる。このリドラーとの推理対決もとても見応えがあり、探偵ものとしても完成されている。非常に自然的に探偵=バットマンの内情が明かされていく。それを暴いていくリドラーもまた、ゴッサムシティと密接に関わった人物であった。全ては繋がっていて、その謎がどんどん紐解かれていく中で、人物が浮き彫りにされていく。改めて巧みな脚本と演出である。
予告にもあるペンギンとのカーチェイスシーンは凄い。
車の前方やタイヤ横に取り付けたカメラで、あんなにカッコ良い映像が撮れるのかと驚いた。見入った。編集がとても上手いなと思った。
カメラも素晴らしい。一人称視点や逆さに撮られる映像など、カメラの画角と動きが、人物の目線や感覚に近い場所を捉えている。これがこの映画にある種の生々しさを与えている。リアリティを底上げしている。「面白そうだか!」という感覚で使ってしまいそうなカメラの技術を巧みに操り、作品の一部分としてとても上手く活用している。本当にすごい。
アルフレッドとのあるシーンで思わず泣いてしまったが、それが全てだ。わずか2時間程度で、そのシーンのセリフや演技で思わず彼らのことを思い、さらに自分に重ねて泣けてしまう。これはこの作品が素晴らしい完成度でザバットマンの世界に私を引き込んだ他ならぬ証拠である。
複雑な感想
IMAXにて鑑賞。公開初日ということもあるのか、最近行った映画の中では最高の入り。と言っても劇場の半分もいないが。いつもいちばん後ろの真ん中辺りの席を取るのですが、真ん中辺りの端で鑑賞。ちょっと落ち着かない😩
単作として観れば迫力もあり、ストーリーもそこそこ面白い。ただバットマン、ゴッサムの街の人たちを守るはずなのに、悪人を追い詰めて道路を逆走しちゃうから、あの多重事故で何人の市民が犠牲になったのか?洪水で避難している人々の頭上から天窓ぶち破って入ったら、ガラスが降り注いで、かなり怪我人が出たのでは?
ノーラン作品3作が主要出演者が変更することなく出演していたから、イメージが強すぎて、今回の出演者がしっくりこない。この作品のみで考えれば悪いわけでは決してないのだが、しっくりこない。バットマン、ブルース・ウェインの時はげっそりして見えて犯人のようにみえる場面があった。(と思ったのは私だけかも)
桃李くんも「観た方がいいよ」とCMで言っていたし、過去作5作面白かったので観たけれど、映画館の大画面で観る価値はある。
でも、やはりダークナイト・ライジングで終わった方が良かったのかも。
バットモービルかっこよかった
なるほど、、市民を使うところは前作のジョーカーに寄せてますねー、これはこれで面白かった
復讐、くんから、シティの味方、になったのだから
リドリー良いなぁ、もう少しオタクで太っていてもよかったかも❓️キャットのパパはアル・パチーノさんを使って欲しかった
3時間、長いよー。
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