マトリックス レザレクションズのレビュー・感想・評価
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己を知れ
信念。
愛。
の映画だった。
あのテーマ曲。
序盤は、実は途中で寝てしまった。不覚にも。
前半やや展開がおそいと感じた。
「マトリックス」現象自体をストーリーの中に取り込んだり、続編を作ることの楽しさ難しさを劇中で直接的に登場人物たちに言わせてみたりしている。
「エヴァンゲリオン」的に物語自体が破滅的な方向にいってしまうかと少しおそれもしたけれど、ワタシ的には全然大丈夫だった。
寝てしまったことは後悔。
しかし、
伝説になった男と女を、ありうる形で蘇らせておきながら、蘇らせてくれた「設計者」(前回まではアーキテクトだったが今回はアナリスト)への復讐を果たすところは、私的には面白く見ました。最後はそれなりに感動しました。
1-3シリーズと大きく異なる点は、前作から、大きな時間が経っているところである。同じ役者を使うならこうなるのは仕方ないということなのだ。
現実(製作年)で18年、劇中での時間経過では40年くらい?は経過しているようだ。インド人の女の子が成長していたのは感慨深かった。あのキャラクターは、「プログラム」だったし、キャストもどうやら本人ではないらしいが、あの子が、「支配者」に対し、復讐の刃を向けるのは、ありうることで、ここでかなり加点であった。
(ネオがゲーム会社の伝説のプログラマーという設定に対してはそれほど評価はできない)
ネオもトリニティもおじさんおばさんになり、モーフィアスは、銅像と(幽霊?)になり、孫のいるばあさんキャラクターもいる。
全体的に、女性が強くなってきている今の時代を反映している。LGBT要素は、ちょこちょこ入ってきてるが、それほど大きなテーマではない。
そんなわけで
1.を見直しています。
ほんとに時間がないので、早送り的にみてるのは、ダメだが
いまの感想を書いておきます。
キアヌ・リーブス33-34歳くらい、とにかく若い!
レザクレジョンズをみたあとでは、映像やストーリーのすべてがあらためて新鮮に感じられる。
公衆電話ボックス‼️(2021年現在ほぼなくなった)
カメラアングルも、なんかチャレンジングなのが多い。
雨、スプリンクラー、個々の役者の演技、台詞も
いちいちきまっている。
裏切り者の存在というのも、マトリックスの物語では重要なテーマだった。
モーフィアスの救出に向かう一行。白目をむくモーフィアス。
マトリックス内のエージェントスミスの台詞なのに、「臭いがきつくて我慢できない」‼️臭い!忘れてた!
視覚、聴覚、触覚、重力、嗅覚、味覚、痛覚、温度まで人工知能が再現している世界だとというのか‼️
2021年現在の人類の技術ではまだ不可能な
バーチャルリアリティ。
だからこそ、この映画が面白いのだけれど。
もうひとつ重要なセリフもあった。
「人類はウィルスと同じ」
そして
「火花の中のトリニティのキス」から蘇ったネオの強さ。
弾を弾き返し、空を飛ぶ。
ヘリコプターからのトリニティの脱出は、
忘れていたが、かなり面白い。
肯定したい気持ちで肯定
賛否色々言われてるし、言いたいこともたくさんあります。
けど、ネオとトリニティがマトリックスの世界でよそよそしくお茶してるシーンが見れただけで大満足。
メロビジアンの顛末も見れたし。
いい続編だと思うけどなー
3のエンディングのモヤモヤ感を払拭してくれた正当続編
3は公開初日の深夜上映で鑑賞するほど当時マトリックスにハマっていました。
1はもちろんですが、いまいち評価の低い2でさえ高速道路のチェイススゲー!、おいおいネオは6人目〜?、スミスが現実世界に出てきたと思ったら次はネオがイカロボ倒したぞ?wこんなに話を広げてどうやって落とし前をつけるんだワチャウスキー兄弟よ!と、3への期待がモリモリと高まりましたw
で、公開初日の3ですよw。ザイオンの対イカロボ戦、もちろん迫力はあるんだけどマトリックスで見たいのはこれじゃない感w。あとは三船敏郎のそっくりさんやエイリアン2のパワーローダーもどきに失笑しまくりでした。パワーローダーは荷物運搬用だったのを咄嗟に使ったから仕方ないけど、イカロボと銃撃戦するのに前面がガラ空きなのはどう考えても無理があるやろ!w
話が横道にそれましたが、問題はそこではなく、せっかく2でネオが究極の選択をして命を救ったトリニティがあっさり死ぬわ、ネオも目をやられて最後は生死不明?という流れがめちゃくちゃモヤモヤしたわけですw。
いちおう人間と機械が停戦し、それまでの緑色の世界からサティちゃんが太陽が登る世界を作ってメデタシメデタシってなんとかキレイにまとめた感が満載でした。
今でもはっきりと覚えていますが、映画が終わり新宿の劇場を出た深夜3時過ぎ、ネオとスミスの最終決戦を思わせる大雨が降っていて、映画と現実が一瞬リンクした感覚に襲われました。この雨だけが初日に観て良かったなと思える唯一のポイントでしたw。
それからかれこれ現実世界では20年近く経ち、兄弟は姉妹になり、マトリックスでは、機械同士も争う世界になり、ネオはジョン・ウィックになり、ナイオビはもはや誰がやってるのかよくわからなくなってたけどw、とにかく3で一番のモヤモヤポイントだった、死んだネオとトリニティが見事に復活(リザレクションズ)して2人揃って空を飛ぶという、1のラストを思わせるあのラストシーンを観れたことだけで、私はこの映画が作られたことを素直に喜びたいと思うわけなのです。
2回観てようやく理解できる作品
ご存じ「マトリックス」3部作の正式な続編。
オリジナルは1999年公開なので、すでに20年前。最初観たときの衝撃は忘れられない。あの銃弾を避けるバレット・タイムや、トリニティーがジャンプして停止し360度回転するカメラワークなど、現在では他作品で当たり前に使われている手法を生み出した記念碑的作品でもある。
ストーリーも難解。哲学的な概念も含まれており、1回観ただけではなかなか理解できない。そのテイストはしっかりと今作でも引き継がれている。
私は1回観ただけでは細かい設定は全然理解できなかった。
この映画.comの「ネタバレ解説・考察」のページ観て、ようやく色んなことが腑に落ちた。
アイオなどの映画内での現実世界と、マトリックス世界、さらにマトリックス世界の中でのゲーム「MATRIX」の入れ子構造、さらにそのゲーム「MATRIX」の中の(新)モーフィアスや「モーダル」などの言葉、こんなの1回観ただけでわかるわけがない・・。
最後トリニティーが美味しいところをすべて持っていくが、ウォッシャウスキー監督が性別適応手術を経て女性になったことが影響しているのでは?などの推測も、その背景を知らないとわかるわけない。
まぁ、最後は「愛」というのは、前作同様変わらない結論ではあった。
今回は3部作ではなくこの1本で終わるみたい。
エンディングもそういう終わり方だったし。
エージェント・スミスが進化していたので、仮に続編作るとしたら作れそうだけれど。
マトリックス世界の中でのゲーム製作会社のメンバーは、オリジナルの映画製作キャストが混じっているらしい。なんか、その設定も面白い。前作を若干パロディ化している。映画内現実世界の中のマトリックス世界の中のゲーム「MATRIX」の中に、映画「マトリックス」が人口に膾炙したこの「現実」もさらに入れ子になっていて、4層構造になってるわけだ。めっちゃ、ややこしい。。
エンドロール終わった後に短いシーンがあったが、この作品で猫はかなり重要なファクターになってるし、本当にスピンオフ作品とか作ってくれないかしら?(キャットリックス・・だったかな?)。普通にもう1本くらい続編作ってほしいわ。
時間に余裕あったら、もう1回映画館に観にいこう。
映画館で観れなくても、レンタルでもう1回は絶対に観ようと思う。
そう思えるくらいの佳作でした。
難解のようでシンプルなのかも
前半部分はのんびりとしたムードで進むので、これ本当にマトリックス?などと思いながら鑑賞。
途中から話が難解?と思われるが、しばしば出てくるチョイスと言うワード。結局、仮想と現実、行くか戻るかのチョイス、二者択一で纏められてしまうのでシンプルなのではないかと思ってしまった。
最後に究極のチョイスでクライマックスへ。
やっぱりシンプル…エンドロール後まであって結局はセルフパロディー?
マトリックスとは何か?
元日に映画館で観てきました。
自分は過去作三作品を観てます!
当時、続編のニュースには驚きましたね❗️
ネオ死んだよね💦
スミスとも決着したよね💦
そして、あの人気作も何年かたって「正統続編」の宣伝に騙された!
今回も不安しかありませんでした(^_^;)
本来なら公開初日に観に行く所、あの大コケした有名な続編で、
元日に観に行こうと思い観に行って来ました(^_^)
観てたらマトリックスしてました!
あの「正統続編」よりは随分面白いですね🎵
ただネオやトリニティーはフケましたね!
時の流れを感じますね!
ガッツリ、ネタばれするよ。
上映時間が長いから途中の所で過去作のシーンが割り込んだりダレたりしても、
アクションは最高でした♪
マトリックスの良い所は受けついてると思います。
マトリックスって何?
ゲーム?
トーマスの妄想?
架空世界?
最後にはトリニティーがネオを助けるよ、トリニティーも空飛べるし(笑)
次回作はネオが救世主として完全復活? (笑)
レザレクションズを観た後は若い頃のネオを観たくなるよ(*ノ∀`*)
3部作で感じた衝撃はない
もっと新しい映像に期待していた。
新しいマトリックスという割には3部作を観ていないと内容が、わからない箇所が出てくると感じた。
エイのロボットとかのデザインが本編に合っていない気がした。
歳をとるのは当たり前だが最後はもう少しスカッとさせる何かが欲しかった。ネオも強くないし
粒子のロボット(モーフィアス)が何でもありにさせていた
要は期待しすぎたのかもしれない
ネオの頑張りがお
頑張って両手でんー!って押し出したり、弾も我慢して堪えて止めたり、今のキアヌの容貌も相まって余計かわいい。
要所要所でマトリックスのあのケレン味が出てくる度に歌舞伎の様に大向こうを掛けたい気持ちでいっぱい。(求む応援上映)
人間爆弾とか、ザ・ワールドの掛け合いみたいなアナリストのシーンとか映像でびっくりさせられて最高!!
ループ!
まず内容に関しては過去作品は観て置いた方が楽しめます。観ていても?な部分が多いので観ていないと???になる可能性大です。それでも映像だけでも楽しめるかな。展開は序盤たるい感じがしました。リアル キアヌリーブス本人の苦悩を描いているようでした。
その後はリメイクを観させられるているようで、まさにループしている!その後ボット?ゾンビ!…よくあるゾンビ映画?!
で最後そっちかい?!ってツッコミました(笑)
エンドロールの後におまけ映像があるのですが…今のハリウッド映画のアンチテーゼかな?いらなかったような…。
まぁ、なんだ、かんだ言ってもマトリックス好きな人なら楽しめますよ!
かっこいいね
時間の都合で急遽これを見ることになった。
レビューを書くことも憚られるが、自分はシリーズを一つも見ていない。
仮想世界で銃弾を避けるくらいしか知らない。
そして今作、ファンからはひどい出来だと言われているらしい。
何がどうひどいのかは知らないが、逆に考えると「ファンじゃない人が見たら面白いのでは?」
という希望を抱いて見てきた。
結果として2回寝そうになった。
よってシナリオについての評価もしない。
微妙に日本ぽくない日本が出てきて良い意味で驚いた。
ネオは覚醒してからMr.マリックみたいな念力モーションを使いすぎだが、
全体的には映像も音も振動も迫力があって飽きなかった(振動で伝わってくるのが好きな人)。
敵がジョジョばりに時間を止めながら思想を語るシーンも、
自分には「何の話か分からない」のでやたらとかっこよく見えた。
しかし相変わらず最近のキアヌ・リーブス、年のせいかのろのろとくたびれた動きが目立って心配になる。
一応コンスタンティン続編の話もちらっとあったらしく、そっちが見たくて仕方ない。
というわけで最後の映画はマトリックス。
皆様今年もお疲れさまでした。
来年も何卒健やかにお過ごしください。
自分は1から見てきます。
3部作とはかなり趣旨が違う感じが
3部作後の物語。
どうして2人が再生させられたのか?
その経緯はあるが回答が何かスッキリしない。
そしてなによりも逆境に屈しない彼らの闘争心と悲哀に共感を喚んだ3部作。
だからこそこの世界の関係性と彼らの置かれてる状況の変化が没入感と共感を私から遠ざけた。
今回は混沌の中の平穏な世界で紡がれた物語の様で何かモヤモヤ感が残りました。
ただネオとトリニティーに会えたことは嬉しかったです。
進化したマトリックス
マトリックス1を当時、映画館で観た世代です。
1が100点だとすれば本作は70点といったところか。
1999年という当時の終末的時代背景に突如、現れた「救世主映画」それがマトリックスであった。
ネットが誕生しもう一つの仮想世界が現実世界を侵食していく、そしてネット情報社会との接続によって今まで見えなかった真実に気付き始めた人類。
それを革新的な映像美と世界観で表現したエポックメイキングな作品だった。
当時はネット社会がまだアングラでサブカル的要素が強かった時代だけに、マトリックスで描かれる世界が近未来のサイバーパンクとして非常に先進的で刺激的であった。
哲学的な設定とシステム的な設定が入り混じり、人類の未来とは何か? 現実とは何か?を我々に問いかけてきたハイセンスな作品だった。
当時はその難解な問いかけに頭がついていかなかったが、20年という時が経ちこの世界の姿とマトリックスの世界が近づいた。
人類の進化と共にテクノロジーが発達し、AIが人類を支配する現実味を帯びてきた。
そしてあと数年もすれば今回のマトリックスで描かれたゲームとしての「MATRIX」が現実の仮想空間になる日も近い。
前バージョンのマトリックスはネットとリアルがテーマだったが、新バージョンのマトリックスはゲームがテーマとなっている。
CG やVRといった映像技術が進化しディープフェイクが可能になり、テレワークが日常化し仮想世界でのコミュニケーションが増えメタバースが流行りつつある今、現実と仮想の境界は既になくなりつつある。
そして、硬直化した0/1の世界ではなく0/1の間という曖昧な世界を肯定する。
機械vs人類ではなく、機械と人類が共存する世界を再設計し、そこで重視されるのが感情という訳だ。
つまり、MATRIXという仮想空間で長く楽しんでもらう為に機械側が人類を精神的にもてなし離脱者が出ないように防止する。
それは我々が普段ゲームを楽しむ時と同じだが、今回のMATRIXも完璧ではない。
機械が提供するサービスに人類は満足しない。
現実と仮想世界では超えられない何かが存在する。
それは新たな欲望(進化する為のエネルギー)なのかもしれない。
そして、機械側の電力として消費される人類というシステムそのものを見直すのか?それともまた機械と共存するのか?
我々人類はこれからどういう世界を作っていくのがベストなのか?
その答えは新部作の続編までおわずけとなった。
しかし、そもそもこの世界が現実だという保証はない。
本作のマトリックスが描くように、既にこの世界が仮想現実の可能性もある。
例えば、テスラのイーロン・マスクは以前より、人類が生きている世界について「我々はコンピューター・シミュレーションの中で生きている」という考えの持ち主であることが明らかになっています。
人間の社会は、「常識」と「真実」のせめぎ合いの歴史でもあります。かつて、宇宙は地球を中心に全ての天体が回っているという「天動説」が広く人々に支持されてきましたが、その考えに異を唱えたのが16世紀から17世紀にかけての天文学者、ガリレオ・ガリレイでした。ガリレオは太陽を中心に地球が回っているという地動説を唱えましたが、これがもとで宗教裁判にかけられ、長らく異端の徒という烙印を押されていたのはよく知られたエピソード。その後、地動説が認められてガリレオの名誉が回復したのは1800年代になってからでした。
※前作から60年後の世界ですが、何故ネオとトリニティはそんなに老けていないのか?マトリックス内では歳を取らないのか?
機械戦争はいつ起きた設定なのかにもよるが多くの謎が残っています。
まあ資本主義システムがループしながら進化していくように、マトリックスもループしなはら進化していくのでしょう。
だが、現実の資本主義システムは既に限界を迎え社会主義化しつつある。
まさに赤と青の権力世界が拮抗している。
人類の進化とはこの権力構造との闘いでもある。
アメリカのパワーが弱り始め中国のパワーがこれから世界を席巻するのか、それとも第三者が現れるのか?これからの世界のパワーバランスの変化がこの映画にどのように影響を与えるかが楽しみです。
ですが結局のところ、映画としてのマトリックスもスター・ウォーズと一緒で、初回三部作が傑作です。
後付の続編は映画会社の商業主義の産物となり、老朽化したキャストをレジェンド扱いして酷使する資本主義の成れの果てであり、マトリックスとはつまりアメリカの理想と現実(分断した社会)を映し出した鏡なのである。
日本人(仮想現実の中に囚われていて選択権がない)はそれを外から眺め楽しむだけである(笑)
そういう意味では映画への没入感は低い。
何回か見ないと全てを理解出来ないですね。 分からない用語もチラホラ...
何回か見ないと全てを理解出来ないですね。
分からない用語もチラホラ出てきます。。
終盤はゾンビ映画のようになりますが、殺される人達はポッドの中で死んでしまうんでしょうか。
ネオもトリニティも歳取りました。
シリーズとしては蛇足感が否めません。
結局焼き直し
SF苦手。
いや、なんじゃこりゃ?後半のマトリックスも訳わかんなかったけど、今回のは特に訳分からん。
まさかの続編ではあったのだが…えらい力技を使ったものだとゲンナリする。
劇中の台詞に「終わらない物語」を示唆する台詞があったがまさにそれ。そうまでしてドル箱コンテンツを離したくないらしい…気品が足りないとさえ思う。
また、なんか培養液の中に浸かってる2人ではあり、この現実は変わらないらしい。
で、解放されてめでたしめでたし、なのだけど…ラストカットはまた空想世界で終わる。
「???」
空想世界で自由になったとしても、それが目的ではなかったのではなかろうかと、首をひねる。
現実逃避万歳な事ではなかろうにと呆れる。
映像とか色々良かったのだけど…時速が違う世界の描き方とか面白かったんだけど、物語が、いや、設定なのかなぁ、さっぱり分からなかった。
映像は凄かったけど、物語はくっそつまんなかった。
■追記
思い返すにオープニングが秀逸だった。
兵士の足が映し出される。
天地が逆の状態で。
結構な時間が流れる。その内ふと考える。
「コレは水面に映し出された絵なのか、それとも現実の絵を天地逆に映してるだけなのだろうか?」
波紋1つ揺らめかない画面。
あー、そういう演出で映し出される絵は現実なのだろうなと思い始めた時、その絵は踏み出された現実の足によって破壊される。
既視感の破壊
曖昧な境界線
これこそがマトリックスの世界観なのだろうなと思う。
期待強めなだけに、ちょっと残念
マトリックスと言う世界観はここでもいかんなく発揮されている。
しかし、マトリックスに私たちが求めるものは時代の変遷と共に変わってきたのだなと強く感じる。
そもそも、監督だったウォウシャウスキー兄弟が、姉妹になっていただなんて絶句。ラナは兄の性転換後の名前だった。てっきり妹かなんかだと思って、「そうかあ」とハードルを下げていたのだが、実は本人じゃん。弟もカミングアウトして、既に子持ちの妻帯者だったけど女性化したんだって。
そんなこんなの時代背景が影響したのだと思われるね。
結局、マトリックスで斬新だった緑の文字が縦におりてくる描写も、「コマンドプロンプト」を見たことの無い今の人たちには実感を伴って見えないでしょ。
だから鏡を使う。古典的。鏡の中の世界に憧れた人も多いと思う。これは共感できる。また、新しいテクノロジーを取り入れ、磁性体粒子のようなAIとか、ゲームとしてのマトリックスとか、いい線をついている。
でもね。
トリロジーは「覚醒」「マトリックス世界における戦いと現実の戦い」「マトリックス内でのネオの役割と救世主」てな所かな?
ここで大きく外して欲しくないのは、ネオとスミスの関係性と戦いだと思うんだよねー。
今回はネオとアナリストの戦いだけど、そこにスミスが絡んで三つ巴の戦いになる。思わず言ったよ「諸葛孔明かよ」
完全に覚醒しないまま戦うしかないネオはスミスと戦ううちに次第に強くなる。でも、トリニティ救出作戦の時に「そろそろ空飛べる?」と訊かれても、行くのか?と思わせといて「まだダメみたい」とか、クローンでもないのにとぼけたことを言う。ビルの屋上から飛び出す時も、何故かとべたのはトリニティの方。うーん、こういうことではないよなあと思う。
全体的には紛うことなきマトリックスですが、前半はちょっと退屈するところもあり、後半のアクションも斬新さがない。やはり、出がらしに見えるのは致し方ないか。
ところで内容は複雑怪奇なので、映画comの編集長による解説をご覧になると良いと思う。
面白かった
無難に面白かった。
それなりに工夫されたストーリーでもあると思う。
ただ、無理やり作った4作目、という印象を超えるものではないし、もちろん1作目を観た時のような、新しさや哲学性やSF的アイデアへの感動みたいなのはなかった。
もし、「1~3作目のマトリックスの世界は実はゲームでした」みたいなオチだったらそれなりに衝撃を受けたかも(そのストーリーに「驚かせる」以上の意義はないが)。
僕がマトリックス4に期待していたもの…。
・3では実は完結していなかった、という必然性を感じさせるストーリー。
・マトリックスの世界観を舞台装置とした、今の時代ならではのテーマや問題提起。
・監督の思想の進化(深化)を感じさせる新しさ。
…少なくとも、こういった期待を満足させる映画ではなかった。「アニマトリックス」の方がまだ上記のようなものを目指しているところはある(ハードルを上げすぎてしまったのも悪かったが)。
その代わり、映画作りに対するメタ的なセリフがやたら多かった。たぶん実際にこの映画のアイデアを会議しているところをやや誇張気味に再現したものなんだろう。監督の本音はここにこめられていると見た。
一言で言えば、「馬鹿ばっかりのくだらねえ世の中になった。こんな世の中じゃいい映画なんか作れない」ってことだろう。
そんな老人の愚痴みたいなものコメディタッチで聞かされても、ちっとも愉快な気持ちには成れない。昔と今じゃいろいろ違うことはあるだろうけど、「文句なく面白い映画」というのは時代を超える普遍性があると思う。旧作の「マトリックス」は間違いなくそういう普遍性があった。
20年前のマトリックスファンのためだけの作品。マトリックス初見にとっては観る価値なし。
初代マトリックスの点数をつけるなら間違いなく満点だが。。。
ストーリーとしてはよくまとまっていて、過去の設定やキャラクターを劣化させすぎることはなく、蛇足とは言わないがマトリックスファンのための映画という枠は破ることができない作品。マトリックスを観たことがない人が見る価値は一切ないが、ファンなら観ても後悔はしない作品としてこの点数。(過去作観た人4点、観てない人0点)
初代マトリックスの世界で魅せられたような未知の感動は特になく、懐かしい映像と設定、懐古感あるアクションを楽しむだけの作品となっている。同窓会に参加するような感覚の作品。同窓会独特の哀しさとして、過去映像からネオのかっこよさ、スミスの圧倒的悪役感が流れるたびに、キアヌ含めての旧キャストの加齢、新しいキャストの華の無さが目立つ。
メッセージとしての対立でなく対話という部分を否定するような演出が入るのは、現代社会でもよく見られるようになった世の中を皮肉ってるようにも感じる。最近の売れてる作品はデータ分析の傾向から全て同じ作品になっているというような皮肉も出てくる。共に共感はするが、それを圧倒的に主張するようなエネルギーが作品にはない。
初代マトリックスは、当たり前に過ぎていく現実世界が、実はロボットの支配により作られた仮想世界であり、その上その支配された事実を知った上で仮想世界での安寧を求める人がいるという、フィクションなのに圧倒的なリアリティを感じさせる全く新しい作品だった。本作は初代マトリックスにあったオリジナリティがあまりに弱い。
出来の良い同人作品気分として観るといいだろうが、2、3に比べてだいぶマシな4という感じで結局のところ初代だけでいい。もう一度観ることは私は二度とないだろう。
そこは、ひとつ、にゃトリックス、って事で。
このキャストで「マトリックス」を終わらせるために作った映画、って事か。とかとかとか。ぼやっと考えながら眺めてたらですよ。ビルからの飛翔シーンで、「あーっと。そう言うオチのためだけに作ってしまった?」などと、勝手に納得したんですが。CatRIXなんて言うもんだから。続編作れとうるさいワーナーに対する面当て的なもんもあるみたいですw
ドキドキします。アクションは毎度の興奮度です。謎解き要素も、そそります。どすが、過去作が偉大過ぎるのが仇と言えば仇。レジェンド場面、多過ぎですから。
特に不満も無いし、スッキリと決着がついたと言えば、ついた事だし。
ただただただ。どーしてもですね。コレは思ってしまうんですが。
敢えて、20年経った今、ハッピーエンドで終わらす事の意味が、ウォシャースキー的にはあったのかも知れませんが。救世主の正体を始めとして、謎解きし過ぎなのは、逆効果やない?
などと言いつつ。ジェシカ・ヘンウィックに無茶萌えw
年末、新作の無い広島ですから。リピートして、ウォシャースキー・ワールドを堪能します。姉妹になったんですよね、いつの間にかw
女性メシア
マトリックスらしく、仮想と現実の世界が混沌としている。
どっちがどっちの世界??
葛藤が気持ち悪くも面白い。
人間対コンピュータだけでなく、
コンピュータ同士も闘い、
人間対コンピュータ対コンピュータが共存している世界。
男メシア(救世主)は力を発揮できず、
女性との愛によって、
凄まじい力が発揮できる。
そして、
女性メシアの誕生。
男女のメシアが揃えば最強。
それは、
夫婦の愛であり、
次世代につなぐ父母の愛なのだろう。
エンディングロールの最後らへんのメッセージが、
それであろう
父母こそヒーローなんだ
全152件中、41~60件目を表示