マトリックス レザレクションズのレビュー・感想・評価
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最新作の世界観、用語などを映画コムの記事で予習して観に行きました。
おかげさまで、モーダルなどの用語で立ち止まったり、トーマス・アンダーソンがゲームクリエーター?と引っかかることなく、最初の懐かしのシーンからめっちゃ楽しめました♪
私的には、「マトリックス」が5、「リローデッド」・「レボリューションズ」が3、「レザレクションズ」は3.5です。
「レザレクションズ」で、かっこいいネオと初代スミス・モーフィアスを観れたら4を付けました。
今の私に刺さったセリフは、
赤と青のカプセルを選択するシーンで、「どちらかを選ぶんじゃない、どちらにするかはもう決まっているだろう」、
ティファニーとして生きていたトリニティが叫ぶ、「私の名前はティファニーじゃない、トリニティよ」。
自分の心にアクセスして、本当に望むものを手にするのは覚悟がいると感じました。
レザレクションズは、とにかくトリニティがかっこいい。
いや、「マトリックス」の時から彼女は自分で考え、行動するかっこいいヒロインでしたが、今作ではネオがかすむほど素敵です。
時代の流れなのでしょうか・・・。
今作は、粒子で人型を表現したり、今までにないコミカルな感じや外国人から見たこれぞ日本!という映像、バイオハザードみたいなゾンビシーンがあったり、ごった煮感は否めませんが、私はちゃんと「マトリックス」として楽しめました。
願わくば、上映時間を120分くらいにして欲しかったです。
20年前に「マトリックス」で衝撃を受けた世代はもう40代、50代。
途中、おトイレに立つ方がちらほらいました。
私は何とか我慢できました(*^-^*)。
私はちゃんとマトリックスだったと思う。
本作はあくまでもマトリックス4ではなくて、
同人作品や二次創作だとして受け止めたら良いと思う。
特に前半は、アクションシーンが多くモーフィアスが覚醒するところは鳥肌ものである。
統合失調症的な、幻覚幻想世界と現実世界の間が徐々に融合していくあたりも哲学的に非常に楽しめる。
鏡の世界と現実世界がつながっているかのような雰囲気も古典的ではあるが子供の頃の都市伝説を見ているようでよかった。
あまり評判は高くないようですが私個人としてはリローデッドやレボリューションズよりよっぽどマトリックス度数が高いと思いました。
ただあえて悪い点を挙げるなら、
中盤から後半にかけて説明が多すぎるところです。
アクションにこそマトリックスの魅力があると思っている私としてはちょっと冗長に思えました。
またこれは今作に限ったことでは無いですが全体的に雰囲気を出そうとしてバトルシーンが暗めなのがちょっと物足りなかった。
あと戦うシーンがみんな狭すぎです。
もっと広々としたところで派手なアクションで銃撃戦をやって欲しかった。
しかしまあ、マトリックスの世界観をちゃんと壊さないで続編ができたのは良かったと思います。
この手の作品てどうしても長く続けば続くほど迷走したりしてくるのですが、
リザレクはちゃんとした作品でした。
次からはネオやトリニティーではなくて、全く新しいキャラクターで新作作ってもいいかもね。
肝心のアクションが…
これから2つの世界をどうする!
映画全体に感じる過去作との温度差
まず、結論から言うと、ファンとしては過去のキャラクターにまた会えて同窓会的なうれしさはあるのだけど、マトリックスという非常に野心的かつ、映像的にも革新的だった作品の20年ぶりの続編としては、映像表現、ストーリーの意外性といった部分に情熱があまり感じられない作品だった。
実は今作、私はオリジナルのマトリックスを超えるストーリーをラナ・ウォシャウスキーが作れるとは最初から期待していなかった。なぜならウォシャウスキーはこの20年、実験的なアクション、SF映画を何本も作りながら、結局マトリックスを超えるシリーズを作り出す事が出来ていなかったからだ。クラウドアトラスなど、個人的に好意的に捉えてはいるが、ほとんどの人は覚えていないのではないだろうか。そんな作家としてはヒットメーカーとは言えない彼女がマトリックスの続編を作るからと言って、急に新しい世界観を提示できるはずもないだろう。
とにかく、ストーリーにおいて、欠陥があっても、正直「リローデッド」ぐらいのアクション映画としての今までにない映像体験をさせてくれるのであれば、それで満足、というのが私のこの映画への期待だった。
残念ながら、この作品、ストーリーよりも何よりも、一番弱いのがそのアクションシーンなのだ。ジョンウィックのアクションの方が正直撮影技術的に上だと思う。まず、見られた方ならお気づきだと思うが、アクションの全体像を捉えるような「かっこいい引きの絵」(それこそが旧マトリックスを特別なものにしていたと思う)、が極端に少なく、映画館の大画面に不似合いな「寄り」のショットが多すぎる。胸から上のクローズアップばかりで、暗い画面シーンでは、アクション中何が起こっているのよくかわからない場面さえある。まるで予算が無いテレビドラマシリーズのアクションでも見ているかのようだった。過去作では、高速道路をわざわざ建ててカーチェイスシーンまで撮ってしまったように、絵にスケール感があったが、今作は一つ一つのアクションの見せ方が小さすぎる。中盤のアクションシーンでは「スタジオにセットを組みました」感が丸出しになってしまっていた。そして、せっかくのマトリックスなのにバレットタイム撮影も無し。バレットタイムっぽい短いシーンをCGでごまかしてやっている程度だ。
私はウォシャウスキー姉妹のそれぞれのマトリックス過去作での制作における役割分担がどのようなものかは全く知らないのだが、今作はリリー・ウォシャウスキーが抜け、ラナが一人で撮っている。そのラナがSFには興味があっても、アクション映画に興味が無い人なのは明らかだろう。
一作目の時は男性だったラナ監督が性転換により女性になり、色々な価値感が変わっている事が伺える要素がこの映画では随所にある。例えば、機械と人間の共存、女性キャラクターの活躍、温かみのあるライティング等。様々な場面で、対立よりも融和が掲げられている(ネオとエージェントの関係においてさえも!)。一番驚いたのが乗組員の扱い。なんとチームの誰も死なないのだ・・ドラマ作りの観点から考えると、アクション映画の主要な登場人物が誰も死なないというのは極めて異例なのではないだろうか。時を経て、まるくなったというかなんというか・・これらの例を見ればわかる通り、彼女が過去のマトリックスのようなアクションパートに関心は無く、この作品の中で語りたかったのは、あくまでネオとトリニティのラブストーリーであり、人間ドラマの部分なのだとわかるだろう。それが成功しているかどうかと言われれば・・まあ普通には見れたが、やっぱりアクションが物足りないよね、という結論になってしまう。
最初の「実はマトリックスはワーナーブラザーズのゲーム」みたいなメタな設定はいかにもマトリックスという感じで面白いアイデアだったし、正直あのまま2時間マトリックスの中のネオやトリニティ、オリジナルのモーフィアスの日常で、ほとんど何も起こらず終わるみたいな同窓会的な番外編のコメデイでも良かったかもしれない笑
ラナ監督からのメッセージ
アクションで甦る記憶。
オマケ映像まで必ず見て下さい。
前3作で完結と思っていたのでどんな続編なのか気になりましたが終わってみるとすべて幻だったのかという様な感想です。
番外編かパラレル系にするのかと期待は膨らみましたが正統な続編で普通に見れます。ただ前シリーズの衝撃的な映像や世界観を体験できたかというと物足りないしモーフィアスやスミスも淡白な役者が演じていて馴染めず。
私の理解力が足りず戦っている意味が良くわからなかったです。
後半の戦闘アクションシーンはゾンビパニックシーンの集団戦のようで見ごたえはありました。
全シリーズを通して続編の必然性を見る人が感じるかどうかの問題ですが私には微妙でした。
EDテロップ後のオマケ映像がラストになるのは寂しい気がしました。
途中、講釈が多すぎる
どんなに画期的で驚くような完成度のCG映像も、二回目からは驚きが一気に半減する。
映像のリアリティが高ければ高いほど、感動の半減率は高くなるように思う。
今作に関しても、映像面やアクションで新鮮な驚きと言えるものはなかった。
今や、どのアクションSF映画を観てもCG映像は同じようなテクニックがあらゆる形で駆使し尽くされており、正直、どれも新鮮味がなくて食傷気味だ。
ついでに、ネオとトリニティのカッコよさも半減してました。(歳には勝てないよ)
物語は深くてよく考えられているのだけど、途中で登場人物たちの講釈が多すぎて、退屈を感じざる負えなかった。
シリーズを通して観ているファンの人たちは、かなり楽しめたみたいで評価も高い。
20年以上前の一作目の印象を抱き、単純にSFアクションを楽しもうと思って観に行った人は、若干失望するかも。
しっかり予習していかないと、置いてきぼりにされちゃうぞ!
ネオはやっぱり...
そりゃあ観たよ
ウォシャウスキーによる全く新しいマトリックス。
何言ってもネタバレになるから詳しくは言えないけど。
とりあえず、想像の500倍マトリックスしてました。
もう最高です!!
2時間半の上映時間を感じさせない最高の映画体験でした。
どこまでもウォシャウスキーでキアヌ映画でした。
レボリューションズから本作リザレクションに至るまでの過去作を色々見てると、感動もひとしお。
今のウォシャウスキー×キアヌならではの新たなマトリックスに仕上がっています。
この新たな要素が賛否を生んでいるようですが、個人的にはこここそが本作の肝だと思っています。
そのストーリーテリングがまた斬新で、捻りの効いた脚本には唸らされました。流石はウォシャウスキー、そこらの監督とはアプローチが全く違います。
現実と虚構が混じり合うクラっクラするこの感覚。
これこそマトリックス!
ずっとこの世界に浸っていたい。
そんな素晴らしい映画体験でした。
この映画の本当の凄さ
観終わっての感想は「マトリックスファンには酷評されるだろうな」でした。
今作は全てが予定調和です。
前三作の振り返りも様々なアクションもストーリーも結末も、そして中国人風女性キャラの大活躍までもが全て思った通り、予定調和の中で進行していきます。
それは新規のファン、前三部作当時は幼い子供だったファンに対する親切心と、古くからのファンをまんべんなく楽しませるために、敢えてコアなファンを切り捨てたとさえ思えるほど、近年のハリウッド映画的まとまりの良さでスムースに流れてサラッと終わってしまいました。
エンドロール後のおまけ映像もなんだかな~です。
でもこの映画マトリックス4の本当の凄さは、コアなファンに「これで終わりなハズが無い!」と思わせる絶妙なサラサラ感でしょう。
え、これだけ?これで終わり?まさかね?次あるんでしょ、ぶっ飛んだスゲーのが?
と思いながら映画館を後にする。
そして何年も待たされることに快感すら覚える変態性がこの映画マトリックスというタイトルの本当の凄さなのだと思います。
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