ドリームプラン : 特集
テニス未経験の父が作った常識破りの計画とは!? ウィル・スミスが挑む、心に響く感動の実話 ~アカデミー賞【主演男優賞】ノミネート、おめでとう、ありがとう~
こんなウィル・スミス、観たことがない。そう思わせてくれたのが、2月23日から日本公開される実話を基にした「ドリームプラン」です。
テニス未経験の父親が、金なしコネなし、富裕層の白人主体のスポーツという完全なる逆境のなか2人の娘をテニスの世界王者へと育て上げた驚がくの実話を、ウィル・スミス主演で映画化。ゴールデングローブ賞では主演男優賞に輝き、アカデミー賞でも同賞含む6部門にノミネートされたほか、すでに29の賞を獲得しており、本年度の賞レースでも指折りの注目作です。
批評家や映画ファンの間で早くも絶賛の声が広がる本作の魅力は、果たしてどこにあるのでしょう? 試写会での観客の感想や、心に響いたその理由などから、紐解いていきましょう。
「深い愛情に涙した」「前に突き進む姿に感動」「心があたたかくなりました」「家族の絆に涙」「今年一番の感動」…「ドリームプラン」鑑賞者から絶賛の声続々! 特別先行試写会の感想レポート
予告編をチェックしていただいた後は、いち早くご覧になった日本の観客の評価をお伝えしていきましょう。
映画.comでは、賞レースを席巻する本作の特別先行試写会を実施し、観客の皆様にアンケートに答えてもらいました。
[本題の前に]ウィル・スミス×驚がくの実話 家族の絆に心震える感動が、あなたを待っている
ウィル・スミスがプロデューサーも務め、映画化を熱望し挑んだ「ドリームプラン」の魅力は、何と言っても“物語の面白さ”です。
テニス未経験の父親が、お金もコネも充分な練習環境もないなかで、2人の娘を富裕層の白人のスポーツだったテニス界で世界チャンピオンに育てるという“夢の計画”を立てて……。波乱に満ちたその道のりは、劣悪な環境にも負けない類まれな努力を続け、世の中の常識を大きく変える驚がくのクライマックスへと突き進んでいきます。
ウィル・スミスにとって「ALI アリ」「幸せのちから」に続く実話の映画化作品である本作は、“ウィル・スミス史上最高の演技”“心を掴んで離さない映画”“今年最も心温まる作品”と激賞されており、心に響く感動作としてアカデミー賞でも受賞が期待されています。
さて、そんな「ドリームプラン」ですが、日本の観客にはどのように響いたのでしょうか。試写会の感想を見ていきましょう。
●「あっという間」「心があたたかくなりました」「親の愛の強さ、信じる心に感動」高い満足度で熱いコメント続々!
「本作の満足度はいかがでしたか?」という質問に対して、なんと約9割の満足度!
自由記述の感想欄には、「ウィル・スミス作品のなかでもトップクラスだった」「家族愛に感動」「ただのサクセスストーリーではなかった」などなど、熱いコメントが数多く寄せられました。
●鑑賞して、最も強く受けた“感情”は「驚き」「感動」「学び」
鑑賞時に強く感じた印象は、「驚き」「感動」「学び」が多く挙がる結果に。映画として優れているだけでなく、父リチャードの子育てや家族を最優先する姿勢への共感など、多数の声が寄せられました。
●観客の心を最も強烈に動かしたメッセージは…
本作には、リチャードと姉妹、強い絆で結ばれた家族の姿を通して、いくつものメッセージが込められています。ざっと思いつく限りでも、「親子/家族愛の尊さ」「夢をつかむ努力の大切さ」「周囲の批判にも屈しない心の強さ」など……。
アンケートの最後に、「本作で描かれたメッセージのうち、最も“心に響いた”のはどれですか?」と質問してみました。
映画.comでも数多くの試写会を企画し、観客アンケートをとってきましたが、これほど熱く、真剣なコメントが飛び出てきた作品はなかなか記憶にありません。観れば、心の大事な部分にストレートに届く。それが「ドリームプラン」なのです。
【なぜ心に響くのか】映画ファンの称賛がやまぬ理由は 「ドリームプラン」が持つ、3つの“特別で最高な力”
試写会での高評価を受け、「なぜそこまで観客の心に届いたのか」を深堀りして解説していきます。それは、本作は3つの“他の作品にはない特別な力”を持っているからです。
[特別な力①:驚愕の実話に度肝抜かれる]現実がフィクションを超えた…前に進む勇気をもらえる、ふたりの世界チャンピオン誕生の秘密とは――!?
テニスは、強くなるためには経済的・時間的余裕が不可欠なスポーツです。そこへ貧困層出身のふたりの少女が飛び込む……しかも少女たちを導く父親は、テニス経験がまったくない素人だった――。
こうして文字にすると、いかに本作の物語が“あり得ない出来事”かが感覚的にわかるでしょう。しかしこれは“現実”に起きたことです。誰もが実現不可能だと考える、その常識を打ち破る実話だからこそ、観客のハートをがっちりとつかんだのです。
リチャードと家族の旅の過程には、次から次へと障壁が立ちはだかります。テニスの練習をしようにも、コート周辺には不良たちがたむろしている。コーチを雇うにも多額のお金が必要で、プロになる登竜門とも言えるツアーに出るにもお金が……。さらにテニス界は苛烈な競争社会。試合に次ぐ試合の日々で、燃え尽き症候群になる子どもたちも少なくありません。
困難だらけの状況を前にリチャードはことごとく“あり得ない”やり方で独自の道を突き進みます。彼の“プラン”は、時に重大な間違いもはらんでいます。しかしトラブルの度に妻の叱咤激励に耳を傾けるなど家族への愛と信頼が支えになり、誰もが信じなかった成功へとふたりの娘を導いていくのです。父と共にウィリアムズ姉妹が成し遂げた、前代未聞の革命――あなたもこの物語から前に進む勇気をもらえるはず!
[特別な力②:ウィル・スミス渾身の演技]キャリア最高の熱演…全身全霊で挑んだ“リチャード・ウィリアムズ”とは!?
ウィル・スミスといえば、世界中の映画ファンに愛される俳優であり、数多くのキャラクターを演じてきた大スター。「インデペンデンス・デイ」「メン・イン・ブラック」などメガヒット作だけでなく、「ALI アリ」「幸せのちから」など“人生の一本”になる数々の名作も世に送り出してきました。
個人的には、アクションも抜群ですがサクセスストーリーに打ち込んだときのスミスが、最も感動的な演技をする俳優だと思っています。「ドリームプラン」は、まさにその“最も感動的なウィル・スミス”の到達点。誰もが「無謀だ」と思うような“ドリームプラン”を、誰よりも強く「実現できる」と信じている父リチャードを体現しているのです。
ときに強引なまでに周囲を巻き込み、ときに世間からの攻撃の的にもなるリチャード。しかし傍若無人な態度の裏には、実は誰にも言えない“弱さ”が潜んでいて……。他人には見せたくない一面もないがしろにせず、豪快かつ丁寧に演じきってみせたからこそ、本作は単なるエンタメ作品にとどまらず、心に響く感動ドラマとなっているのです。
第79回ゴールデングローブ賞では主演男優賞(ドラマ部門)に輝いたスミスの熱演は観客のみならず、海外のメディアや批評家たちも激賞。「ウィル・スミス史上最高の演技」(Variety)、「ウィル・スミスはアカデミー賞受賞確実!」(Los Angeles Times」といった評判まで飛び出しています。
ウィル・スミスはリチャードとビーナスがインタビューされた映像を、リアルタイムで実際に目にしたと明かしています。その姿がずっと心に残っており、彼の半生は今の世の中だからこそ人々に希望を与えると感じたスミスは、主演だけではなくプロデューサーも務め、映画化に全身全霊を傾けました。
[特別な力③:クオリティが圧倒的]世界最高峰の映画批評家も心酔…アカデミー賞®ノミネート&辛口批評サイト98%高評価の理由とは!?
スミスの映画化にかける情熱に引っ張られ、作品には通常では考えられない“オーラ”が宿っているように感じられます。妻であり母親でもあるオラシーンを演じたアーンジャニュー・エリス、姉妹を演じた若き女優たちが家族の絆を体現し、クオリティの高い脚本、リアルなテニス描写……各セクションが刻んだ“最高級の仕事”は、世界最高峰の映画批評家や観客たちをも唸らせているのです。
辛口で知られる批評家サイト「Rotten Tomatoes」では、驚異の98%フレッシュ(オーディエンススコア/2022年1月31日時点)! さらに最も権威ある映画賞のひとつである「ナショナル・ボード・オブ・レビュー」では主演男優賞(ウィル・スミス…ゴールデングローブ賞との二冠!)を獲得し、すでに本作は29の賞に輝いています。最注目のアカデミー賞でも6部門にノミネートされるなど、賞レースを席巻しています。
日本の観客はもちろん、ハリウッドのプロフェッショナルにもこれだけ評価されている「ドリームプラン」。観ればきっと、前向きな感動が押し寄せる、かけがえのない映画体験があなたを待っています!