ドリームプランのレビュー・感想・評価
全203件中、101~120件目を表示
アンビリーバボーな個性派親父と娘たちのサクセスストーリー
経済的に恵まれた白人が幅を利かせるテニス界に突如現れ、世界のテニス界を席捲した黒人姉妹のサクセスストーリー。
貧困、暴力などが蔓延る劣悪な環境にもかかわらず、娘の才能とその成功を信じ、ど素人にもかかわらず自作の遠大なるプランに基づいて娘たちを熱血指導し、更なるスキルアップのためにはプロの有名コーチによる指導が欠かせないと感じると、強引に娘たちを売り込み、今度はその有名コーチの指導にも執拗に口を挟むアンビリーバボーな親父。成功が見えかけたときに多額の金を積まれても自分の信念を貫き娘の教育方針を頑なに守ろうとする強さ、偏屈さ。映画ではその話題はほとんど出なかったが、強い信仰心というバックボーンのなせる業なんだろうなあとも思った。とにかく、アンビリーバボーな凄い父ちゃんでした。
二度泣かされたわ。w(ToT)w
チクられる
子どもで金儲けして何が悪いってか?
毎年この時期はアカデミー賞に選ばれた作品の公開が相次ぎ私もそれに乗せられて観るが面白いのだから問題はない。Codaに続いて似たような「感動作」なのだが娘が音楽大学に受かるのと姉妹そろってテニス界の世界チャンピォンになる話ではレベルが違うし聾者への差別と黒人差別もかなりレベルが違う。ウィルスミス演じるリチャードが隣人から告発されるほど酷い父親であったことは間違い無いだろう。「アイトーニャ」もそうだったけれど子どもを一流のプロスポーツ選手に育てて金を儲けて裕福な暮らしがしたいという馬鹿な親がいて当然であるしまして人間扱いされてこなかった黒人の白人ファースト社会への恨みは深い。来るべき時代が来て彼女たちが黒人の世界最強テニスプレーヤーとなりこのところのハリウッドも黒人映画なら無条件に良しとするばかばかしい時代が続いている。ヒンギスや伊達公子のウィンブルドンを楽しく観ていた90年代を想起する。パワーも重要だがメンタルも…そこが1対1で遠距離から殴り合うテニスの面白いところ。
ヒーローではないウィルスミス
ウィル・スミス渾身の演技!
はい。良く私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
ありがとうございます。
スボ根ドラマですか。それはそれは大好きでございます。他の皆さんも仰っていますが、「巨人の星」今の視点で見ると、とんでもない!だって子供に大リーグ養成ギブスを付けさせるんですよ。はい児童虐待!即逮捕!
飛雄馬は家の中でも壁当てでピッチング練習をします。家の壁にボール大の穴が空いてます。そこから外に向かってボールを投げますね。木に当たって、その穴からボールが戻ってくるんですが・・・
いや絶対無理だろ!重力があるし。まるで漫画だよ‼️
だから漫画ですけど
同じ梶原一騎、原作のタイガーマスクも凄い。よく言う虎の穴って言う言い回しもここから。虎の穴では水泳があるんですが、水の代わりにコールタール。嘘でしょ?
ある日謎の覆面レスラーと対戦します。中身はジャイアント馬場さん。しかし・・・
誰も気づいていない。いや気づくだろ!独特な体型だからね、シルエットでわかるだろうが!まるで・・・
漫画だよ‼️
うるせえよ‼️
もう少し語らせて下さい。すぐオチがわかるんですけど・・・わからないふりでお願いします。馬場さんに気づかないレスラーの気持ちですよ。
もうひとつのドリームプラン
根室の鉄夫さんのお話です。鉄夫さんは根室漁協共同組合の会長です。ある日、驚天動地の出来事が起こりました。
娘の環さんは札幌の英会話学校に通っていたのですが婚約者を連れて帰ったのです。その相手は・・・
黒人だった!
鉄夫さんは勿論大反対。差別主義者ではないんですが・・・まあ・・・仕方ないですね。保守的な土地柄です。
環さんは譲らず結局勘当を告げられます。その後環さんと旦那は大阪に移住します。そして環さんは二人の女の子を出産します。名前は日本人のようでありながら世界に通用する名前にしました。
その次女がなんと、皆さん
ビックリしまますよ。なんと・・・
誰でも知ってるわ‼️
彼女は戦っています。女性テニスのステータス。黒人差別。ウィリアムズ姉妹についても、ウクライナの空爆についても、彼女は政治的な発言を厭いません。
彼女の究極の目標。それは・・・
世界平和。
大きい目標ですね。頭が下がります。
京の夢 大坂の夢
豆知識のコーナー
いろは歌留多の最後の札です。意味が良くわかりまりませんね。諸説ありますが私の好きな解釈は・・・
京は象形文字で太った人物。転じて大きいの意味です。数の単位で兆の上。魚編に京で鯨。つまり大阪商人はそれほど大きい夢を持っている。
閑話休題(なにはともあれ)なおみちゃんは鉄夫さんの自慢の孫になりました。まあそりゃそうだ。ランキングは一位だしね。またね、なおみちゃんがお爺ちゃんの琴線をくすぐる事を言うんですよ。
鉄夫は最初はちゃぶだいをひっくり返した。今は手のひらをひっくり返した!チャンチャン!
(どや顔)
大して上手くねえよ‼️
大変失礼致しました。謙虚さが足りませんね。
さて枕を終了しますね。ここから映画の感想です。いわば蛇足です。まあ気をつけますが実話ベースなんでネタバレも何もないんですが。
女子テニス会のレジェンド。ヴィーナス・ウィリアムズとセレーナ・ウィリアムズのお父さん、リチャードのお話です。エキセントリックな部分は多々あれど娘を愛しています。
知らなかったのですがウィリアム家はなんと5人姉妹です。ヴィーナスとセリーナは4女と5女。10歳から18歳まで。始終わちゃわちゃしています。若草物語みたい。ただ上の3人は奥さんの連れ子でリチャードとは血が繋がっていません。それでもきちんと教育を受けさせて実子と同じように接します。
ある日の事。ロサンゼルス近郊の田舎町コンプトンに住むヤンキーが長女にちょっかいをかけます。
うちの娘に近づくな!
リチャードは言い放ちます。すると・・・
唾を吐きかけリチャードを殴る!
おいおい、やめろって!その人はなあモハメド・アリだし宇宙人を殴り殺すし、鯨をぶん回すし、伝説の男だよ!
リチャードはブチ切れ・・・ませんでした。
実話ベースだからね。
リチャードは78ページのドリーム プランを彼女たちが生まれる前に書き上げ、そのプランを遵守します。
ここですね。周りの人と軋轢を生むのは。プランはプラン。現実は現実。
リチャードはプレゼンも重要だとわかっていました。ビデオを作ったり小冊子を作ったり。
テニス経験のないリチャードが娘を指導するには限界がある。スポーツ界全体でも常識。優秀な選手には優秀なコーチ。
しかし時代は黒人のテニスプレーヤーがいない時代。
苦労します。ピシャリと断られたりします。
いやね、結果論は承知の上ですが大馬鹿野朗だ!ビートルズの所属を拒否したデッカレコードくらいの大馬鹿野朗だ!
失礼しました。結果論でものを言ってはいけませんね。
なんとか、リック・メイシー率いるテニスサークルに娘を入れる事に成功しましたが一人だけ。
ヴィーナスだけです。
お姉ちゃんばっかりずるい!
いやいや、セリーナ、君はね、4大大会を23回も優勝する伝説になるんだよ。伝説の女。そう言ってやりたい。
リチャードはジュニアの大会は必要ないと考えています。
でもヴィーナスは試合をしたい。凄く。一計を案じコーチでありスポンサーでもあるリックに相談します。
ねえ、お父さんに試合に出るように言って。
まじか!多分俺はあいつに殴られるな。しかし可愛いヴィーナスの頼み。清水の舞台から飛び降りる気持ちでリチャードに言いに行きます。試合をさせろと。
リチャードはお見通し。お前娘に頼まれたんだろ!
娘を見るリチャード。娘はニッコリ。可愛い。天使だよ。いわば・・・
ヴィーナスだ‼️
そんなこんなで、とても楽しい映画です。アカデミー賞に6部門ノミネートされてますが当然です。ウィル・スミスが主演男優賞を取るような気がします。作品賞はあの映画でお願いします。
言いたい事の半分しか語れませんでした。シンデレラの件とかね。謙虚さの重要性とかね。スポーツは楽しむ事が大事とかね。まあキリが無いんですよ。私はただの馬鹿じゃない。スポーツ馬鹿なんですよ。
こんな長文、駄文にお付き合い頂きありがとうございました。またお暇だったら覗きに来た下さい。
皆さまの声が届きました。
はあーーこいつまたクソ長いレビューをあげてるよ。はあーー
ため息ばっかり‼️
いい実話映画を観させて頂きました‼️
笑いあり、涙あり、学びありまくりの映画でした!
リチャード・ウィリアムズが、「世界を揺るがす」「姉妹二人を世界最高選手に育て上げる」というビジョンを、78ページのプランに書き出した後、実際に愚直な努力と詳細な計画に基づいて、「狂人だ」「休みを知らない男」などいろいろ言われながらも、信念をもって実現化されていた様は圧巻でした!(^^)!
声、仏事を成す❗夢を現実に
久々に,映画で感動して「泣き」ました. 子供に高い才能があったとい...
久々に,映画で感動して「泣き」ました.
子供に高い才能があったという前提で,
スポーツを上達し,勝負で「勝つ」上で必須とされている「心技体智」について,
「心」を最重視し,
次が「智」すなわち学校の学習,道徳や倫理,
主人公の父親(ウィル・スミス)は娘たちに,学校の成績の「A」を要求し続けた.
その後が「体」で,純粋に「体力」
これらが備わって初めて,高い「技」が完成する,という考え,すなわち「思想」.
これらを非常に高いレベルで実現した,という実話,であることがさらに素晴らしい.
さらに,まだ,ビーナスもセリーナも引退してはいない,現在進行形であることも素晴らしい.
現在の日本では,中学や高校で強豪校に入学して,
勉強よりも部活やクラブ,
当然「お金の援助」もありの風潮で,これでなければ,全国大会でも活躍できない,
すべて「お金」,
映画にも出てくるけれど,この話では「お金」は後から付いてきた形で気持ち良かった.
先日に終わったオリンピックでも問題となった,ドーピング問題についても反ドラッグで扱われていた.
現代のアスリート養成に関する全ての問題が扱われていて,心地の良い解決がなされていた.
さらに,持って生まれた才能を発見するのも,親や指導者の必須能力の一つ,かな?,
そんな意味でも,この父親は、「凄い!!」,でした.
根底に流れる信仰が救いとなる
信仰については色々と思う事があるが、暴君がギリギリのラインで家族を保てたのは、信仰による「教え」だった様に感じた。基本的には夢見がちな世間のクソ親父と変わらないのだが、「子供が子供であるべき」という一点に置いて「親(保護者)」としてのやれそうでやれない事を貫いているのでグッとくるものがある。
ウィル・スミスが演じている点も興味深い。ベスト・キッドのジャパン・プレミアでのジェイデン(息子)は悪い意味で忘れがたい記憶でしたから。でも、ボクシングファミリー然りゴルフ親子然り、似たような躓きを踏襲するもんですよね。
父親のアグレッシブさと母親の肝の座ったディフェンス力、そこに5人姉妹の真っ直ぐな成長力があったからこそなのだと観ていて感じた。いかな暴君でも独りでは国を作る事は出来ないと言うことだ。
そして、ポールとリック。欠かすことの出来ない親愛なる白人部外者。事実はどうあれ、二人が魅力的に描かれていたのは良かった。
邦題は下手にオブラート包みしたダメダメタイトルだけれども、広く観て欲しい一本であるのは間違いないですね。「キングリチャード」が原題なので、視点はずっと父親であることはご用心(テニスはあくまでも目的)。
好き嫌いがわかれる映画かも・・・
実話だと知って見ました。
大坂なおみのお父さんが、お手本にして姉妹を育てたことも聞いていました。
好き嫌いが分かれる映画だと思います。
お父さんのプラン
人種差別と貧富の差など根底に社会問題があり、ウイリアム姉妹が背負っていたことの大きさを知ることができました。
5人姉妹だということも驚きでした。
どの視点で見るかで感じ方が全く変わると思います。
子供の才能を信じ、自分のプランを信じる信念の力。
これは、実話だからこそ説得力がある映画になっています。
映画では、たくさんの問題提起をしています。
気づくか気づかないかはその人の立場によるでしょう。
よく似た役者さんをキャスティングしたと、タイタニックの時にも思いましたが・・・
最後に実際の映像が流れますが、本当に違和感がありません。
テニスも相当のトレーニングを積んでいたと思います。
もちろん、映像技術やCGもあるでしょうが、全く違和感がありませんでした。
イチローもそうですが、偉大なスポーツ選手には、それを育てる信念を持った父親の存在は大きいですね。
ウィルスミスは、出演する作品を選んでいるのでしょうが、
本当に彼の作品は外れがなく、安心して鑑賞できます。
最後のシーンはうるうるしました。
日曜日の14時
おおきなスクリーンでおそらく1割も入っていなかったと思います。
もったいない。多くの人に見てほしい映画です。
誰でも楽しめる熱いスポ根×親子感動ムービー。
他の姉妹が気になった
テニスの王女様
シンプルに予告が面白そう!そして、アカデミー賞6部門ノミネートしてるから安心して見れそう!ということで鑑賞。想像通り、身を任せて見ることが出来る胸熱映画でした。
「ウィル・スミスはアカデミー賞確実」と謳っていた理由がわかりました。めちゃくちゃ良かった。自分の娘たちのために前を向き続けるリチャードのカッコ良さ、たくましさに見とれた。ウィル・スミスにしか演じれない役柄だったと思う。家族もコーチもすごくいい人。特にリチャードの奥さん、ブランディが心底家族思いでカッコよかった。
話の展開としては非常にシンプルで、割と平凡。だけど、144分もあるのに全然飽きない。ウィル・スミスの好演もあるだろうけど、展開の速さと選曲の良さが時間を忘れさせる要因だと思う。スポーツを題材にした映画やらアニメやらはあまり好きじゃないのだけど、この映画はとても見やすくて面白かった。ラストシーン、興奮したなぁ。
シンデレラのシーン、オファーのシーン、テニスコートを見つめるシーンなどなど、リチャードが2人を成功へと導いた場面が多く描かれている。素晴らしい伝記映画では無かろうか。テレビからも周りからも悪人扱いされながら、計画を実現したリチャード。娘を警備員に自慢するシーンはなんだか心が温まった。
でも、ここまで高く評価されるのは...ちょっと違うかな。アカデミー賞にノミネートされるほどの映画ではない気がする。主演男優賞は確実だとは思うけど、個人的に作品賞には「ウエストサイド・ストーリー」が選ばれて欲しい。作品賞を取るには物足りない。
解決しないままの問題もいくつかあったり、全体を通してもっと丁寧に描くべきだったと思ったり。駆け足と言うよりはスキップしている感じ(伝わるかな...)。あたかも綺麗に作りました風だけど、抜けているところを見て見ぬふりをしている気がした。
まぁまぁでも、いい映画でした。
アカデミー賞6部門ノミネート作品なのに、以外にも観客は私合わせて2人。平日夜だったからかな?意外や意外でした。
意外とビジネスよりの家族愛物語
ヴィーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹といえば、テニス史に残るであろう伝説的なプレイヤー。一時期、2人が強すぎて嫌われるくらいだった。マンガや映画の倒すべきライバル役にピッタリなイメージ。本作はそんな彼女たちの父親リチャードが2人をどのように育て、有名にさせていったのかを描いた物語。
プロスポーツの世界で黒人選手が少ない競技があった(未だに少ない競技もある)。ウインタースポーツやゴルフ、水泳、そしてテニス。いずれも始めるのにお金がかかり、続けるのにさらにお金がかかるスポーツだ。ここに目をつけたところが成功の秘訣だったんだろう。
ただ、父親としてのリチャードはどうなんだろうとは思ってしまう。結構自分ひとりで物事決めてしまうし、周りへの態度もよろしくない。でも、早熟な選手たちが潰れてしまったり、試合会場にいた‘’熱心な‘’親たちを目にして、子どもたちを守ろうとしてたのは素晴らしかった。
本当はもっと描きたい話があったはず。脚本を作るのにかなりカットしたんだと推察する。若干の物足りなさを感じるが、それでも十分にいい映画だった。
ちなみに実在するテニスプレイヤーの名前が出てくるのも面白いところ。マッケンローとかサンプラスとかカプリアティとか。アンディ・ロディックの名前が出てきて懐かしくなった。流れる音楽も時代を演出してていい。「キリエ」なんてめっちゃ懐かしくて、そんな楽しみ方もしてしまった。
姉妹役がイイ&さすがのウィル・スミス
予習しておけば更に面白いと思います。
父親のプランに応える2人の天才!
好きなことに没頭する人間は、多くの人間を感動に巻き込むという時代が、今なのでしょうか?そう思わせてくれた作品です。確かに底辺にはアフリカ系の黒人問題があり、その問題が二人の天才少女を育てた父親の面倒な性格を作り上げたのかもしれませんが、それでもその父親は頑固に自分の人生プランを、見事にやり遂げてしまうのです。試合に出たい娘と父親の葛藤シーンは、極太の感動を呼び、しばし画面に釘付けになりました。そして、いろいろな生い立ちがありながらファミリーの結束は最後に花開きます。2人の天才プレーヤーの誕生は、黒人の人権を押し上げる力にきっとなったのでしょう。そこに行くまでの数限りない葛藤、争いを乗り越えて這い上がっていく家族に、よくぞ頑張ったとしか言えません。まさに家族と2人の天才プレーヤーは、燦然たる歴史を作ったのです。
全203件中、101~120件目を表示