DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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100年後も観られる傑作?それとも・・・・・・
フランク・ハーバートによる傑作SF小説を、ドゥニ・ビルヌーヴ監督が再映画化した本作は、100年後も名作として語り継がれているに違いありません。
(ある条件付きですが)
IMAX規格での上映形態もあり”映画館で観てこそ”という映画ファンの気風を生んでいますが、実はバチバチにキマった画作りや見事な美術などは家のテレビで観ても遜色無い作品で、新たなクラッシックとして残り続けるだけのポテンシャルを持っています。
元々作家性の強いビルヌーヴ監督のセンスが爆発していて、どこを切っても金太郎飴のように素晴らしいの一言。どこで止めても絵画のようなビジュアルが詰まっている、濃厚な映画作品になりました。
きっとこの先々も繰り返し観られる作品となっていくでしょう。
PART2の公開でそちらも現在話題ですが、そちらは後半の展開が駆け足気味でそこについての手厳しいご意見も見かけます。
しかしながら、原作を知る諸兄なら、このPART1と PART2がまだ原作の1巻の終わりまででしかないことはご存知かと思います。
本シリーズの醍醐味はここからで、ビルヌーヴ監督がこの後の2〜6巻までを映像化してくれれば、初めて映画として完成するのかなと。
原作は、元新聞記者で戦争中は写真家として戦地に赴いた経験を持つ、フランク・ハーバートが、砂丘に関する取材経験などを活かして書いた、長大な本SFシリーズ。
その真骨頂は、現実に存在する人類課題を濃縮還元したような題材と、古来から存在する英雄譚を、見事にハイブリッドさせた点だと思います。
しかしこの巨大な歴史と設定とそして物語は、他では味わえないほど美しく不気味で荘厳ですが、映像として知覚するするにはあまりにボリューミー。
SFやファンタジー作品の栄誉であるヒューゴー賞を獲るも、映画化に関して様々な苦労がありました(ここでは省きますが)。
そもそもこの長大な物語をどう映像にするのか。原作者に短い脚本を書かせるなど、試行錯誤もありました。
そうした先人達のアイデアなどをベースに本映画化が成し得ていることも細部に伺えます。
映画の歴史上、ようやくデューンを作るだけの技術が各プロダクションに充実して来た今だからこそ、このシリーズは作られているのではないでしょうか。
観た方々ならお分かりでしょうけども、スター・ウォーズやその他様々作品群に多大な影響を与えた本家本元デューンが、ついに錦を飾る時が来たのでしょう。
時代が、映画が、デューンに追いついたと言えるでしょう。
ビルヌーヴ監督には続きを、最後まで作ってもらわなければいけません。
それで初めて、サイエンスフィクションと映画の世界に、揺るぎないクラッシックが生まれるのではないでしょうか。
ダイジェストのようだと言われたリンチ版みたいに、“未完の傑作”呼ばわりだけはされたくないものです。
というわけで、まだまだ今後が楽しみという本作。
皆でチケットを買って応援することで、この続きをどうにかして作ってもらい、皆でこの傑作シリーズを完結させましょう。
抑圧者と救世主
砂の惑星アラキスは貴重な香料資源の唯一の供給源であるため、ハルコンネン家は砂漠の民フレメンを抑圧しながら香料の採掘を独占していた。
しかし皇帝の権限によりハルコンネン家はアラキスを去り、代わりにアトレイデス家がアラキスの管理権を引き受ける。
アトレイデス家のレト公爵はフレメンに対して圧政を強いるのではなく、協力関係を結ぼうとする。
アトレイデス家の後継者であるポールは、夢による未来予知が出来るという特殊能力を持っていた。
それは彼の母親であるレディの影響もあるのかもしれない。彼女は帝国の政治にも関与する秘密結社ベネ・ゲゼリットのメンバーでもあり、彼女にも言葉で人を意のままに操ることが出来るという特殊能力があった。
ベネ・ゲセリットはフレメン側にポールは救世主であると吹き込む。フレメンはずっと救世主の存在を待ちわびていたのだ。
ともかくフレメンにとってもアトレイデス家との共存は決して悪い話ではなかった。
しかし実は帝国側は強大な軍事力を持ちすぎたアトレイデス家を滅ぼそうと企んでおり、ハルコンネン家をバックアップしながらアラキスの採掘基地に一斉に攻撃を仕掛けた。
レトは命を落とし、ポールとレディも砂漠へと逃れていく。
ポールが見ている白日夢のシーンが何度も描かれるが、それはこれから起こることの予知夢でもあり、ポールだけでなく観客もこれから起こるであろうことを知ってしまうことになる。
果たしてそれは確定的な未来なのだろうか。そうするとポールはどこかで命を落とすことになってしまうのだが。
フレメンの中にはポールのことを偽の救世主であると指摘する者も多いが、ポール自身は真の救世主になろうとしている。
果たして彼は運命を変えることが出来るのだろうか。
パート1となる今作品では逃げるだけで精一杯だったポールだが、次回作以降では救世主としてフレメンを導く姿が描かれるのだろうか。
確かにスケールは壮大で哲学的なテーマを持った作品であることは間違いない。
ホドロフスキーが映画化を断念し、デヴィッド・リンチが引き継ぐものの興行的に大失敗をした過去があるように、確かに一筋縄ではいかない作品だと思った。
単に映像の迫力だけで魅せられる作品でもないと思った。
個人的にはとにかく暗いという印象が残った。
あの『スターウォーズ』にもこの作品は影響を与えたと言われているが、あちらもダークサイドな一面はあるものの、愛嬌のあるキャラクターが多く一般的に受け入れられやすい世界観だと感じた。
こちらはとにかくダークな面ばかり目立ち、正直コアなSFファン以外にはあまりヒットしない世界観かなと思った。
砂の中を突き進むサンドワームの脅威はかなり迫力があって見応え十分だったが。
これだけ技術が発展している世界なのに、剣を使って戦う戦士たちの姿は何だかおかしかった。
そこまでドハマりはしなかったが、続編は必ず観ようと思った。
惑星の 領主の息は わー臭え🤢 チュートリアルだけで終わりやがったぞこのクソゲー!
砂の惑星”アラキス”の覇権を巡る権力闘争を描いたSF叙事詩『デューン 砂の惑星』シリーズの第1作。
西暦10191年、惑星”カラダン”を治めるアトレイデス家は、皇帝の名により巨万の富を生む原料”スパイス”が眠る、砂の惑星アラキスの統治を任せられるのだが、それは大きな陰謀の始まりだった…。
監督/脚本/製作は『メッセージ』『ブレードランナー 2049』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
アトレイデス家の嫡男、ポール・アトレイデスを演じるのは『インターステラー』『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。
ポールの母親であるレト公爵の愛妾、レディ・ジェシカを演じるのは『ミッション:インポッシブル』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』のレベッカ・ファーガソン。
アラキスを治めることとなったアトレイデス家の当主、レト・アトレイデス公爵を演じるのは『ドライヴ』や『スター・ウォーズ』シリーズの、名優オスカー・アイザック。
ポールの指南役でもあるアトレイデス家の忠臣、ガーニイ・ハレックを演じるのは『アベンジャーズ』シリーズや『デッドプール2』のジョシュ・ブローリン。
ポールの夢の中に現れる砂漠の民”フレメン”の女性、チャニを演じるのはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『スパイダーマン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』の、名優ゼンデイヤ。
アトレイデス家に仕える名うての戦士、ダンカン・アイダホを演じるのはテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』や「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」のジェイソン・モモア。
フレメンの長、スティルガーを演じるのは『007 スカイウォール』『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』の、オスカー俳優ハビエル・バルデム。
アトレイデス家の前任者であるアラキスの元領主、ウラディミール・ハルコンネン男爵を演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の、名優ステラン・スカルスガルド。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや「DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)」の、巨匠ハンス・ジマー。
👑受賞歴👑
第94回 アカデミー賞…美術賞/撮影賞/音響賞/作曲賞/編集賞/視覚効果賞!✨✨✨✨✨
第79回 ゴールデングローブ賞…作曲賞!
第75回 英国アカデミー賞…音響賞!
原作は作家フランク・ハーバートが1965年に発表した長編SF小説「デューン砂の惑星」である。
これが映像化されるのは今回が4度目。1984年にデヴィッド・リンチが映画化しており、2000年にはテレビドラマ版、2003年にはその続編が放送されている。
また、奇才アレハンドロ・ホドロフスキーも映像化に挑戦したことがあり、結果としてその制作は頓挫してしまったのだが、その顛末が『ホドロフスキーのDUNE』(2013)というタイトルでドキュメンタリーとして映画化されている。
ちなみに、宮崎駿はこの小説から大きく影響を受けており、1982年から1994年まで連載されていた漫画「風の谷のナウシカ」にはそれが顕著に表れている。
“史上最も売れたSF小説“とも言われているこの「デューン」ですが、実は読んだ事がありません💦映像化作品に触れた事もないため、今回が完全なる初デューン体験。
ふんふんなるほど。白人酋長が砂漠の民を率いて戦いを挑む、という『アラビアのロレンス』(1962)をSFに翻訳したような作品なんですね。…まあ『アラビアのロレンス』も観たことないけど。でも、70年代にはデヴィッド・リーンに監督のオファーがあったって話だし、多分この認識は間違っていないんだろう。
「ナウシカ」の元ネタなんでしょお?くらいの浅い予備知識で本作を鑑賞した素直な感想。これまんま『スター・ウォーズ』(1977-)じゃん!
主人公が高貴な血族の”選ばれしもの”で、敵対するのは銀河帝国。シスの暗黒卿みたいなやつがボスで、フォースを使うジェダイみたいな組織があって、ハン・ソロみたいな兄貴がいて砂漠の惑星にはタスケン・レイダーみたいな種族とサルラックみたいな巨大な砂中生物がいると…。超未来なのに武器はサーベルが主体だし、うんこれもう立派な『スター・ウォーズ』の新作や!
もちろん、これほど似通っているというのはヴィルヌーヴが『SW』から影響を受けているという事以前に、ジョージ・ルーカスが「デューン」に影響を受けているという事なんだろうけど、映像作品としては『SW』の方が歴史が古いし有名な訳で、やはりこういう映画を観ると「うーん、『SW』みたいだなぁ…」なんてついつい思っちゃう。後年生み出された数々の『SW』ワナビーと本作は全く立場が違うということはわかっているんだけどね。
まぁそれは置いといて。
本作が面白かったのかつまらなかったのかというと…。
デューン…⤵︎
つまんなかったですはい。
冒頭からナレーションと説明台詞の嵐。
惑星アラキスを支配するハルコンネン家はスパイスと呼ばれるエネルギー源を採掘することで巨万の富を得たが突如としてその任をとかれ代わりに惑星からだんを治めるあとれいです家がその後任となったがそれはぎんがこうていのいんぼうで、砂漠にはふれめんという先住民がいてぼいすというちょうのうりょくがあってしーるどはゆっくりだときかなくておかあさんはべねげせりっとでそこのきょうぼはどくしんしでごむじゃっばーるはいたいいたいでくいさっつはでらっははえらばれしもので…。あーー!!リーサン・アル=ガイーーーブ!!
マジで全然頭に入ってこない。特に悪いジェダイ評議会みたいなベネ・ゲセリットという組織に関しては何が目的なのか全然わかんねぇ…。こういうのって小説だと「えっと…。これどういう意味なんだっけ?」と前のページに戻って調べることが出来るけど、映画ではそういう訳にはいかない。わからないままどんどん先に進んじゃうから終始ほげっとしながら鑑賞するハメになってしまった。
大体砂漠の惑星の名前がアラキスって…。デューンじゃないのかよ!じゃあデューンってなんなの?…と思って調べたら「dune」=「砂丘」つー意味なんですね。ならロケ地は鳥取県?
とはいえ、ややこしい専門用語で埋め尽くされたSF映画というのはそんなに嫌いじゃないし悪いことだとも思わない。
SFはいかに魅力的で実在感のある世界観を構築出来るのかがキモであり、その点で言えば本作は十分合格点に達している。専門用語の嵐に加え、謎の宇宙語や手話による会話、唾吐きや砂歩きなどのフレメン独特の文化など、世界観の作り込みは相当なものがあり、微に入り細を穿つ設定が映画の土台となり物語をがっしりと支えていることは間違いないだろう。
要するに、何言ってるかよくわからないけどそれが魅力的な物語内世界を生み出しているだから、それはそれでオッケーということなのです。
この映画の問題は、クソ長いにも拘らず設定を広げるだけに終始してしまっていること。起承転結の起だけで2時間半…。いやーキツいっす😓
多分これ、『SW』だったらあのオープンニングクロールだけで全部説明しちゃうと思う。
遠い未来、はるかかなたの銀河系で…。
デーンデレデレデレデレデンデデーン♪🎉
惑星アラキスで戦争が起こった!アラキスを支配するレト・アトレイデス公爵を、前領主であるハルコンネン男爵と銀河皇帝が結託し攻撃を仕掛けたのだ。からくも危機を脱したアトレイデス家の嫡男ポールとその母である公爵の愛妾ジェシカは、砂漠の民フレメンの下に身を寄せる…。
うん、これで良いんじゃないすか?
退屈なところはすっ飛ばして、いきなり一番面白いところから物語を始める。こういう長大な物語はこの「SWメソッド」で描くのが正解だと思う。まぁ原作ファンは納得しないかもしれないけど。
クライマックス、チャニが「驚くのはまだこれからよ!!」なんてドヤ顔し始めた時ゃ腰を抜かすかと思った。俺の2時間半返せバカっ!!
つらつらと設定だけを述べる薄い物語に加え、ヴィルヌーヴらしい辛気臭い画面と、ハンス・ジマーらしい退屈な音楽。これで眠くなるなって方が無理。
「ファイナルファンタジー」や「テイルズオブ」など、日本のRPGゲームにも大きな影響を与えている「デューン」。それもあってか、なんかゲームのチュートリアルを延々とプレイさせられている様な感覚に陥ってしまった。○で攻撃!×でジャンプ!L1で回避!とかやってたら、それだけでゲーム終わってしまったみたいな。それなんてクソゲー?
シールドというガジェットを使った剣戟は映像映えすると思ったし、レト公爵の臭い息攻撃とそれを喰らったハルコンネン男爵が酸素不足になった水槽の魚のように部屋の隅っこにプカーッと浮かんでいるところなんかはシリアスギャグって感じで結構笑っちゃった😂
砂虫の迫力も言うことなかったし、そういう映像表現の面白さは確かにあるものの、全体的には地味で退屈。惑星アラキス同様、どこまでも不毛な景色が続く映画でありました。
典型的な貴種流離譚である本作。だが、本当に貴種が流離するだけで終わってしまった。続編ではちゃんと帰還してくれるのだろうか?
「ポールたちの戦いはまだこれからだ!完!」みたいににならない事を祈る。
重厚な造り
いやぁ面白かったですね これは劇場で観るべき映画です
自分はAmazonプライムでiPhoneで見ましたが イヤホンなので音響はたっぷり楽しめました 結局皇帝は出てきませんが2で出てくるでしょう パート2は面白いでしょうね この1作目は序章といってもストーリーは充分展開していますよ ただ3もあるようなそぶりを見せているので そんなに長い話しなのかなと もともとデビッドリンチの作品でかなり有名でしたからね しかしこちらは完成度 映像美 音響がすごい 人を操れるスターウォーズのフォースみたいな力もでてきます パート2は今ロードショー中なので観に行きたいですねえーえー この監督の作品はプリズナーを見ましたが面白かったし腕があるようですね 星は5点満点しか付けようがないできですね良くできています
あくまで個人の感想なので気にしないでね
普段あまり作品のことはヒドくは言わないんだけど、この映画はそもそも画面がずっと暗くて誰が何をやっているのかよく分からない。主人公の青年も逞しさが見受けられず、たいした修行もしてないのに(そう見える)、未来が見えたり戦闘が強かったりする。会話も抽象的な内容が多くて分かりづらく、どの登場人物にもちょっとしたユーモアのかけらもなく感情移入できない。悪者たちもいかにもで薄っぺらくて深みが何もない。物語もダラダラ進んで、世界観やストーリーにも全く惹かれなくて、(評判良かったので)いつか面白くなるんだろうなと最後まで観たけど「あ、後編へなのね」でした。久しぶりにあまりにもな作品だったので、思わずレビュー書いちゃいましたけど、ま、あくまで個人の感想なので気にしないで下さいね。
評判の割には
面白い
物凄い重厚感
映画館で観たかった…!
スマホのちっさい画面にイヤホンで鑑賞(泣)そんなレビューに需要はあるのか?ある!多分!スマホのちっさい画面でも楽しめることを伝えたい!
只今絶賛上映中のPART2が観たくて復習がてらPART1をサブスクで観ることに。もう、開始5分で圧倒されました。映像から伝わってくる緊張感、巨大な戦闘機、かっこいい戦士達、世界観に呑み込まれます。
何より音楽が凄い!重低音をこれでもかと轟かせ、この砂の惑星の世界観を見事に表現しています。バグパイプが出てきたのも嬉しかったです。作中、超高度な文明や技術が織りなす中、バ、バグパイプっすか!?なんかチグハグな楽器の登場にテンションが上がります。
そしてサンドワーム。このクソデカサンドワームが凄い。異様な存在感を放っています。砂を巻き上げて物凄い勢いで移動する様は恐怖すら感じます。
ストーリーは少し難しかったです。ストーリーというか、聞き慣れない固有名詞がたくさん出てくるので、セリフを聞くたびに、ん?何だっけそれ?となってストーリーに集中できなかった感じです。とはいえ、物語が進むにつれ慣れてくるので、最初よくわからなくても大丈夫です。それに、大まかにストーリーを掴めていれば十分楽しめると思いますし。
冒頭の「夢は深淵からのメッセージだ」。凄くクールでインパクトがあります。この言葉こそ、この作品の中核を担っているのかな?という印象。
とにかく音楽!サンドワーム!
PART2はこれを絶対に映画館で体験したいと思います。
寝落ちの極み
映画2作目鑑賞する為に
DVDで1作目を視聴しました。
劇場版(皇帝2作目)を観たいんだけど、1作目を観ていないのでこれから今作品を視聴したいという人に超簡単にストーリーをお話しすると、〝スパイス〟と呼ばれる貴重な資源が取れる砂の惑星が舞台で、山田涼介似の主人公は母親などの影響で超能力に目覚め始め、皇帝から与えられた〝砂の惑星で行うスパイス資源採取の役目〟を父親と行う為に砂の惑星に行ったのだが、皇帝や他のライバル組織の罠によって、主人公と母親以外の仲間が殺され、主人公と母親は命からがら砂漠の先住民族の元に逃げる事が出来たというのが、1作目のあらすじです(ザックリし過ぎていますが)。
そして、今作品の感想なのですが、ストーリー自体が2時間半と長い上、物語の世界観も難しい作りなので、ある程度予備知識をいれてから視聴しないと一度見ただけでは理解するのは難しいし、もしかしたら2作目を諦めて視聴を挫折する人もいるしれません。劇中の映像技術は素晴らしいの一言ですが、とにかく世界観が難しい(汗)。近未来的な世界なのに、AIに頼らず人間の白兵戦などが行われているし、砂漠の先住民族は食べ物を食べている描写もなく、食べ物も十分ではない環境の中で、ずっと昔から体内で循環させている水だけで生活してるの?とか、とにかく独特な世界観で色々疑問点も多くありましたが、まだ1作目なので色々な疑問点は2作目で解消されるかな?という期待を込めて☆3.7とさせて頂きます。
2作目で描かれていると思いますが、主人公が巨大なサンドワームを乗りこなす事が出来れば、どのように物語の展開が変わって行くのか楽しみです。
映像美とスペクタクル感とじれったさ
原作未読。
ドゥニテンポ、とでもいうべきゆったりした速度で進む物語が独特。
見通せそうで見通せない、何かが大きく動きそうで動いたのか?
な、じれったさと静けさが見る者を作品世界へ引き込む。
全体はアラブテイスト。しかしながら物語は中世ヨーロッパの戦国モノ。
戦闘にはアジアンテイストが入り混じる、新たなスターウォーズ感が斬新。
衣装も含め絵は、テラテラ、ぴかぴかのハイテクSFとは一線を画し、
それがまたシブくゴージャスである。
PART ONE ということもあり、物語はまったくの序章なのだろう。
ただどうも王道のようで、先の展開が何となく読めてしまう感じがした。
その分、映像にしっかり目が行き届くという配分でもある。
古典SFを現在のセンスでずっしり味わう、そんな作品と観た。
続編はここへ変化が加わるのか。
加わるなら劇場へ行ってもいいかも、と感じている。
人類が未来永劫追い求めた「精神」とは。優等性が作ったデューン
そのスケールの大きさゆえに映像化不可能とまで言わしめた本作にやっとハリウッドが追いついたといった感じだろうか。
かつてリドリー・スコット、アレハンドロ・ホドロフスキーが監督を断念し、白羽の矢が立ったデビット・リンチでさえも編集権を持たなかったがため駄作として世に出されたいわくつきの作品。
当時の製作サイドは高額な製作費回収にこだわりR指定を避け、年齢関わらず誰もが楽しめる作品としたかったが、当時のとんがったリンチからR指定を奪うことはキムチから辛みを奪うようなもの。結果、誰もが楽しめない作品となってしまった。
監督の才能に理解が足りないプロデューサー側に明らかに問題があった前作から年月を経て、予算、製作者の手腕、才能ある監督と本作を成功に導ける条件がようやくそろったところで実現した今回の再映画化。
前回の「ブレードランナー2049」が評判のわりには興行的に振るわなかったため、かの作品のようなビッグバジェット作品にはもうお目にかかれないかと思っていたところに本作の企画が発表されたときはかなり嬉しかった。
ヴィルヌーブ作品の評価はもはやお墨付きなので本作への不安はなく、今回鑑賞して期待通りの出来に満足できた。
贅を尽くした美術や衣装、演者もすべて魅力的で、そして何よりもストーリーがわかりやすく作品世界に入り込みやすいように作られている。
物語は原作者が言うようにSFというよりは中世騎士道伝説にアラビアのロレンス的なものを加えたようなお話。ちなみに実際のT・E・ローレンスがアーサー王を崇拝していたというのもなんだか感慨深い。
今回は内容的には物語の序章に過ぎず、あまり大きな展開はない。娯楽を求めてきた人は肩透かしを食らう内容だったと思う。私個人的には大好きな監督によるこのシリーズが今後も楽しみで、映画を見る楽しみが一つ増えたという感じ。
ちなみに当時、自らの企画がとん挫し、リンチ版デューンを悔し涙ながら見始めるとそのあまりの出来の悪さに歓喜したホドロフスキーは本作を見てどう思うのだろうか。
その答えは否ではないだろうか。私はヴィルヌーブのファンで本作には好意的だが、しかしある意味本作には驚きはなく想像通りの出来であったことも否めない。あらゆるクリエイターをしてそのイマジネーションを触発し続けた偉大な作品。それをあまりにそつなくお行儀よく作ってしまった点でやんちゃなホドロフスキーには物足りないんじゃないかと想像してしまう。
いまさらながらにリンチのやりたいように作ったデューンやホドロフスキーのデューンも見たかったなとつくづく思う。
公開時、109エキスポシネマズIMAXにて鑑賞。
IMAXレーザーGT
久しぶりに観たので、レビューします。
僕は、この映画IMAXレーザーGTでしか観てません。
1回目は公開当時に東京で、今回は2回目で大阪にて。
この映画で、初めてIMAXレーザーGTを体感したのですが、
IMAXレーザーGTのスゴさを伝えるネット記事に…
ビルの6階建て相当の大きさを持つIMAXレーザーGTの超巨大画面で観ると、
目の前は一面砂漠、脳がバグって、本当に砂漠にいて砂が風で舞い上がるのを感じる的な事が書いてあった。
それならばとIMAXレーザーGTを体感してみたが、さすがに砂が風で舞い上がったり、そこまでは感じなかった(笑)
ただ、この映画を完全に楽しむにはIMAXレーザーGTが必須です。
時おり縦長になるので、IMAXでもIMAXレーザーでも画面が切れてしまい、IMAXレーザーGTでしか表現できません。
超巨大な宇宙船、超巨大な砂虫、恐怖すら感じる広大で美しい砂漠、
凄まじい迫力、凄まじい没入感、普通のIMAXじゃ絶対に表現できない超ド級の圧巻映像です。
再上映は終わってしまったが、また再上映してくれるはず…
今現在IMAXレーザーGTが観れるのは東京と大阪のみですが、行ける距離に住んでいて上映中であれば、ぜひIMAXレーザーGTで観て下さい。
分かりずらく眠くなる映画ですが、映像を楽しむ映画だと思います。
超美人のレベッカ・ファーガソンが巨大に写され、ホレボレしました(笑)
ちなみに、デヴィッド・リンチ監督のオリジナル版はショボイです…(苦笑)
最後に、もっとIMAXレーザーGTの普及を全国に!!!
IMAXですIMAXなんだけどさ
part2の公開2日前に池袋のグランドシネマサンシャインの会員更新(有料)したら何とポイント貯まってたので直前のおさらいで見てきたわけですが…
まず通路の遠い方から座ってる人を掻き分けて座るのは論外だから良い席取れた人はなるべく早く来るべきだし、本編始まってもまだ入ってくる人がいてIMAXの下の映像にかぶるから集中できないしで池袋という土地柄もあってなかなか難しいね、ここは劇場そのものがでかいし、エレベーター来ないし常に満員だし、12階にたどり着くのにかなり時間かかるしね。
内容的には2回目なので自分の記憶をしっかり辿りつつ補足していく感じ。相変わらずこんなでかい国が医師の裏切りだけで滅ぶのかよ!とかバリアの仕組みって結局なんなんだよ!とかは思うけど壮大で素晴らしい鑑賞体験でした。IMAXサイコー!と言いたいんですけどやるならちゃんと全編IMAXサイズで作って欲しいんですよね。途中でスコープサイズになったりIMAXに戻ったりで没入間には程遠い感じ。あー、前回見た時もそうだったわーって思ったのでDUNEはニセMAXで見た方が没入感は味わえるのかも。
part2の特典映像は見なきゃよかったなあ(驚く楽しみが減っちゃう)
あと3時間の上映時間に向け必ずトイレには行っておいて!集中力が切れたら漏らす!くらいまで追い詰められたのは久々でした…アイスコーヒーはダメ絶対!
ではまたpart2のレビューで。
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