15年後のラブソングのレビュー・感想・評価
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15年後のラブソング
パートナーと何不自由ない生活を送っていた女性が、彼の心酔するロック歌手ととあるきっかけでメールのやり取りをするようになり、それぞれが迷いながらも新しい一歩を踏み出していく大人のラブストーリー。
大きな起承転結がある作品ではないが、必要に応じてテンポ良く描かれているので退屈に感じることはなかった。
音楽も素敵で、大人の甘酸っぱいラブストーリーだが後味も悪くなかったと思う。
観る人の年齢や経験によって感じ方が変わってくる作品だと思った。
個人的には大人だからこそ一線を超えなかった彼らには、これからもお互いを刺激し合って生きていけるような素敵な関係でいてほしいと願う。
音楽とラブストーリーの相性
レイトショーで鑑賞
貸し切りで没頭できた
数ある映画のラブストーリー
その中でも音楽をストーリーに組み込むのは
決して珍しくなく斬新ではない
これも数あるラブストーリーのうちにはいるであろう。
ただ音楽というものは
それぞれ思い出や想いが反映されやすく
思い出しやすいキーにもトリガーにもなる。
演出面でも唄うことで
映て印象に残る
わたしはこのジャンルが好きなんだなと
改めて気づいた。
15年と言う時間を失敗したと感じた
女性
時間は平等に与えられているが
男より女性の方が貴重だし重要なものだと思う
イーサン・ホークの増量した役作り
(イーサン・ホークって情報なきゃ気づかないよてレベル)
やはり味があり存在感が半端ない
レイトショー
1人で夜な夜なこんなラブストーリーを観る
そんな時間の使い方が私は好きだ。
大人の恋にドキドキ
伝説の人との遭遇
出会いは神様の悪戯か、運命か、宿命か
チネチッタで「15年後のラブソング」を一人で鑑賞した。大抵は一人で...
チネチッタで「15年後のラブソング」を一人で鑑賞した。大抵は一人で映画を観る。そして余韻に浸りながら、つくづくと思う。ひどい邦題だ。安っぽいメロドラマのようで、せっかくの映画が台無しである。原題の「Juliet, Naked」では売れないと考えたのか。
映画は基本的に大人向けのお伽話である。複雑な家庭環境に身をやつす、かつてのロックスターをイーサン・ホークが演じている。これが味わい深い。あの美男子がヒゲ面で、生活感あふれる父親稼業に徹している。子供の洗濯物を干したり、孫まで生まれて、手慣れた様子で新生児を抱っこしたりしている。むさ苦しいが、笑うと可愛い。
けれども、自分にとってのイーサン・ホークは、今でも1994年の「リアリティ・バイツ」に集約される。大学卒業を控えた不安定な時期に公開され、身につまされる思いで映画館を出た。現実はそう甘くない。確かに甘くはなかった。ウィノナ・ライダーは今どこで何をしているのだろうか。
イーサン・ホークは今年50歳になる。もっと偉大な映画スターになるかと思われたが、それはそれで今でも十分に素晴らしいアクターである。ひとつ年下の自分も、色々あってもう少し何とかならなかったかとは思うけれど、それはそれで今でも十分に魅力的な中年男性、のはずである。現実も捨てたものではないと信じていたい。
凡作
人生の可能性
大人の恋はまわり道? 夫がCDウォークマンの電池がないと騒いだときには何気なく自然にペン型バイブから単3電池出して渡してあげましょう
イーサン・ホーク目当てでしたが、役作りで、見事に太っていました。
コロナ謹慎中の2ヶ月間、わけあってコロナ別居していたもので、料理の腕を上げましたが、メタボにもなったので、かなり親近感を感じました。安心しちゃいけないんだけど。
料理は主に中華でした。玉袋筋太郎の「町中華でやろうぜ」を見ながら、「家中華でやろうぜ」してたわけです。
焼豚、酢豚、キクラゲの玉子炒め、トマトと海老の玉子炒め、冷やし中華の金糸玉子なんかもおちゃのこさいさいになっちゃいました。コレステロールの摂りすぎで心筋梗塞にならないように気をつけないと。
イーサンは歌も渋かった。器用な人ですね。Born to be blue ではトランペット🎺吹いたり。今回はオルガンの弾き語り。オリジナルではなくてキンクスの Waterloo sunrise でしたね。
子役の坊やが可愛過ぎでした。
大学教員の旦那もそんなに悪くはないんだけどね。砂浜のシーン、スティービー・ワンダーじゃないだろう。せめて、リンゴ・スターだろうとひとりツッコミ。台所でファンの気持ちをはっきり言い切ったのは立派でした。パスタ食べないで行っちゃいましたね。
原題はJuliet, Naked . Tucker Crowe の曲名でした。
15年目のラブソング。 や~、皮肉っぼい邦題。
年齢のせいもあり、余り高揚する内容ではありませんでしたが、役者で楽しむ一本でした。大人の恋はまわり道って邦題の映画あったけど、これもそんなところでした。
追記
夫がCDウォークマンの電池がないと騒いだときには何気なく自然にペン型バイブから単3電池出して渡してあげましょう。あのシーンはそれほど夫婦関係がマンネリ状態であることと彼女はまだまだ女でいたいということを一瞬で表現していて、秀逸でした。もちろん、笑いました❗
ニック・ホーンビィ好きには堪らない
ダンカン、この野郎
枯れていない大人のラブストーリー
同棲している彼氏が執着している昔のロックスターとメールのやりとりをすることになった主人公の女性。彼女がパートナーとの付き合い方、出産を含めた自分の人生の在り方を問い直すラブストーリー。
好きなアーティストのことを語っちゃうのもわかるけど、彼女の意見を全否定する彼氏の態度はダメダメだ。基本的に映画や音楽、文学、芸術って見る人によって評価は全く異なるし、異なっていい。そんなことを考えながら観ていた。ま、そんな彼のダメさがあるから笑いになるのだけど。
それにしてもタッカー・クロウの節操のない子種のまき散らし方は笑える。ロッカーだから許せるのか、年を取ったから許せるのか。それを帳消しにするくらいの魅力があるんだろうな。
最後がちょっと駆け足で、急な展開すぎる気はするけど、それなりに楽しめるラブストーリーだった。
久々の劇場で
ニック・ホーンビーな感じ
アイム・スティービー・ファッ〇ン・ワンダー
人生のどこかでリセットが必要なんだよ。失われた過去、そんな過去と決別するためにはリセット・ボタンさえあれば大丈夫。アルコール中毒だった時代、はっきりしない恋人とだらだら付き合っていたりと。ひょっとしてコロナ後の世界でも何かを断ち切らねばならない転機が訪れるのだろう。
恋人ダンカンは映画学などを教える教員だったが、家に帰れば引退したミュージシャンのタッカー・クロウに心酔して、マニアックなまでの収集家となっている。それはファンサイトをも立ち上げ、仲間とともに音楽を共有するほどだ。一緒に暮らしているアニーは彼の聖堂=オタク部屋にも入れないほどだ。
博物館で出会うお婆さんの言葉も強烈だったし、今もなお運命の人を探している妹も対照的で面白いかった。行方知れずのミュージシャンがこんなにも身近で、アニーがオタクよりも彼の気持ちがわかるという皮肉も強烈だ。
アルバムチャートで43位になった“ジュリエット”を最後に忽然と音楽界から消えてしまった理由も興味深いものだったし、タッカー自身がどこでリセットしようかと悩んだ末にアルコール中毒になってしまったのだろう。子だくさんだったところもユニークな設定だし、ミュージシャン生命の再起を叶えてくれるパートナーにも出会えなかったのだろう。
音楽を理解するのは、聞き手の皆さん。実はそんな意味じゃないんだよと歌手が言っても、人それぞれの受け止め方はあるんだし、この辺りは難しいところかも・・・
関係ない話なのですが、ジュリエットといえばKALAPANAの「愛しのジュリエット」が懐かしいところです。
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