いつくしみふかきのレビュー・感想・評価
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必ずおかわりしたくなる映画
コロナの影響で、この映画をなかなか見に行けず、やっと先日行くことができました。
もっと早く来たかった!来れば良かった!というのが今の心境です。
この映画、誰の視点で観ていくかによって、受けとめ方がきっと違ってくるんじゃないかと感じます。何回も観たくなるし、何回も観ないと、自分の気持ちの整理もできなさそうな(←いい意味で)、 そんな映画です。
家族で行きましたが、子どもたち(小5&年中)はストーリーを怖がることもなく、耳をふさぐことはあっても目はきちんと画面を見つめてました。
笑える場面もたくさんあって、感動して泣いてもいいように準備していたハンカチを、まさかの笑い泣きで使うことになるとは思ってませんでした。
見慣れた景色や方言など、ストーリーとは別のところにも楽しめるポイントが満載で、すでに2回目を見に行きたくて仕方ないです。
あきれるほど映画館へ通いたくなる。※追記あり
「絶対映画館で観た方がいいよ。
☆☆☆☆☆─=≡=͟͟͞͞( ⊃ •̀ω•́)⊃」
地元が舞台の映画とはいえ、
先行上映7回目を鑑賞し終えてしまった。
この映画には、ポスター、題字から始まり語り尽くせないほどの良さが散りばめられている。
祖父母が住む居心地の良い穏やかな遠山郷。そして自分が居る飯田市。
普段感じている以上に自分が抱く南信州の良さが画面からひしひし伝わり、溢れ出る故郷の魅力だけでは終わらない映像美、音楽、演じる者の表情、声、背中、指先まで宿る人間の生々しさに、最後まで脳ミソが『いつくしみふかき』の世界に持っていかれる。主役は父と息子だが、その二人を取り巻く人間模様からも目が離せない。
ネットやチラシ、パンフレットで公開されている大山晃一郎監督と縁のある俳優さんたちが映画を観て感じた言葉一つひとつも胸を打つ。パンフレットの中身もぜひ読んでほしい。
全国ロードショー
2020/04/17(金)
テアトル新宿にてレイトショースタート
(→でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期になりました..)
この映画が映画館で観られなくなるのはもったいない。
え!この俳優さんのこんな姿はじめて観た!こんなに良い俳優さん居たんだ!もっとこの人たちの演技が観たい!と思うはず。
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映画『宝物の抱きかた』に
舎弟役パンチパーマの榎本桜さん、
同じく舎弟役の牛丸亮さん、
主演の遠山雄さんが出演しておられます。
こちらもおすすめです。
『いつくしみふかき』を観てから観ると驚きます。
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2020/09/12追記
鑑賞10回目かな?
なぜ10回目なのかは、
・地元で2月から先行上映
・代わるがわる俳優さん、監督さんの舞台挨拶があった
・祖父母のいる度々訪れる場所が映りまくる
・自分もその山から降りた土地に住んでいる
そんな理由で…だが、同じ条件の人が身近にいても、その人はまだ映画を観ていない。だから相当この映画が私に響いてしまったんだと思う。
約2時間の中でその人間の事を分かろうなんて思わないし、色んな映画の感想があって面白いと思った。でも、登場人物一人ひとりの演技が際立っていて、その一人ひとりに夢中になってしまうので終わったときには、あれ・・あの人の気持ちがもっと知りたい!と、また映画館へ足を運んでしまっていた。10回目を観るまで4ヶ月くらい空いた気がするが、枯れていた涙がまた出てきた。10回目は出てくる人間、人間、の感情が交差して入り交じって痛いくらい目に見えたようだった。どの役者さんもファンになったのだが、やはり遠山雄さんの演技が光っていた。
こんなに何度も楽しませてくれてありがとうございました。もっとこの映画が拡がってほしいです。
※日記並みに長くなったが、記憶と記録として記しました。
ご当地物と思わせて実は深い人間ドラマ
田舎を舞台にしたお話ということでほのぼのハートフルな感じを想像して映画館に足を運びました。
衝撃でした。
出てくる人、出てくる人みんな傷つけられてて、長い時間をかけて傷を膿ませてる。
ジュクジュクに膿みきった傷をえぐり合う。
きれいごとだけでは描けない姿がよりリアルに心に突きつけられる。
俳優さんたちの演技がまた良かった。
日常のリアルさの中に少し匂わせる狂気。
柔らかい方言から滲み出る隠しきれない怨み、狂気。そして苦しみ。
でもギリギリの所でコミカルで本当バランスが素晴らしいな…と。
タテタカコさんの曲がいい。前を向いた主人公の背中をそっと押してくれる感じ。
作り手さんたちの創りたい物が溢れるくらい詰め込まれた映画でした。
一度観ただけでは受け止めきれません。
また観に行きます!
わかりにくい映画とは
地元で少し関わりもあり、いよいよ公開されたと言うことで観に行きました。
舞台挨拶で監督さんが、敢えて見る方には負荷になる様な、分かりにくい作品になっていると言われ、構えて観ましたが内容自体は素直に受け入れることはでき、それでも一回では完全な理解は出来ず、2回目を観ることになりました。
暴力描写が遠慮なく展開されるので、目を背けたくなる場面も有りましたが、そのシーンの中でも、スクリーンの中の登場人物が目を背けて恐怖に耐えているのを見た時、例えようの無い現実味を感じました。
それでも見終わった時に感じるなんとも言えない、大きな愛のようなものが、月並みですがとても愛おしく、人の儚さを覚えました。
それほど映画館で映画を見ない方でしたが、これからは、映画館で映画を見たくなる。そんなきっかけももらえた映画でした。
いろいろな賞も取っているようですが、それ以上に自分の糧になると感じました。
ありがとうと言いたい映画です。
いつくしみふかき
父親は、人としてもバッドエンドにならざるを得ないくらい確かに悪い。
悪いんだけど息子や息子のような気持ちで男を慕っていた舎弟の気持ちを考えると、ここでも、あそこでも変われたじゃないかと、何度も期待して裏切られる。
見ていた時の自分は多分金田さん演じる神父さんと同じような気持ちで見守っていたかもしれない。
見てしばらくして、まだ未消化な部分がたくさんあることに気付いたりして…。
2度3度見るといろいろみえてくるのかな?
眼をそむけたくなるような残酷なシーンや暴力も見せつけられるのに、最...
眼をそむけたくなるような残酷なシーンや暴力も見せつけられるのに、最後にはこの世界の皆を抱きしめたくなるような。かといって重々しいだけでもない。すごい色々なものをぶっこまれてしまう映画。最初消化不良だけど滋養に溢れてる。最後のエンドロールに泣ける。レビュー書いてて思ったけど、こんなんじゃほぼ何も伝わらない。それぞれが自分と対峙しながら観て欲しい。#いつくしみふかき
いつくしみふかき
最後まで交わることのない父と息子。ダメダメな父とその血を引く継ぐ息子。余白の多いストリーに自分なりの解釈を加えて観てみた。父と息子は最後の最後に本心を吐露したのかな。
感慨深さの余韻に浸ってます。
鑑賞後ちょっとした興奮状態に陥りました。 多分色々と考えて訳がわか...
鑑賞後ちょっとした興奮状態に陥りました。
多分色々と考えて訳がわからなくなっているのかと思います。
ストーリーとしては分かりやすい映画だとは思うのですが、スッキリと見終わる映画ではなかったです。
最後に向かって盛り上がっていく類の映画ではないと思いますが、冒頭10分で観客を引き込み、その後淡々と進んでいく中にいくつかの小山があって最後に向かって進んでいく展開は見終わった後にじわじわと考えさせられるものでした。
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