さんかく窓の外側は夜のレビュー・感想・評価
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日本映画のダメなところが全部入ってる
【酷評しますんで、この映画を観て楽しめたという方はこのレビューはご覧にならない方がいいです。】
好きになれないウザイ主人公
溜めが多くてダラダラと間延びした演技
続編を匂わせる中途半端なラスト
役者の顔を映したいがためにアップばかりの画角
無駄に豪華な俳優陣
ぶつ切りのようなストーリー構成
雰囲気重視で説明不足な展開
頻繁に挿入されてテンポの悪い回想シーン
上に挙げたような、私が日本映画で大嫌いな演出が全部入っていました。今のところ、今年観た映画の中ではぶっちぎりのワーストです。
志尊淳と岡田将生のBL演技が観たい方だけご覧ください。
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子供の頃から幽霊が見えることが悩みであった三角康介(志尊淳)は、ある日バイト先に現れた霊能力者の冷川理人(岡田将生)に除霊の仕事の助手になってほしいと誘われ、仕事を手伝うことになる。冷川と旧知の仲である警察官・半澤(滝藤賢一)からの依頼で、連続バラバラ殺人事件の遺体捜索を依頼される。
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公開当時からレビューサイトでの評価が高かったので観たいと思ってたんですが、都合が悪くて結局映画館で観ることは叶わず、今回アマゾンプライムでの鑑賞となりました。結論から言えば、映画館で観なくて良かったですね。サブスクで観てもこんなに腹立ってるので、映画館で金払って観てたらブチ切れていたでしょう。
とにかく本作は先述の通り「日本映画の悪いところ全部入った映画」です。以下に具体例を列挙しますね。
・好きになれないウザイ主人公
主人公の魅力は作品の面白さに大きく影響する要因だと思います。これは志尊さんの演じ方にも問題があると思いますが、幽霊を見る度に呼吸困難になったり、自分では何もできないのに周りに迷惑が掛かるような独りよがりな正義感を振りかざす主人公は全く魅力的には見えませんし、心底不快でした。
・タメが多くて間延びした演技
本作は台詞を言う前に間を取る(タメる)ような演技が多いんです。毎回台詞を言う前に一息吸うような間が入るのでめちゃくちゃテンポが悪く、「さっさと言え」って終始思います。わざわざ溜めて言うようなご立派な台詞なんてこの映画には一言もありません。
・続編を匂わせる中途半端なラスト
私は映画を評価する際に「一本の映画として綺麗に完結しているか」をかなり重要視します。原作を知らないのでこの後どのようなストーリーが展開されていくのかは存じ上げないんですけど、蛇足のようにラストに挿入されたシーンでゲンナリしました。このクオリティの映画で続編匂わせは腹が立ちます。
・役者の顔を映したいがためにアップばかりの画角
・無駄に豪華な俳優陣
「製作費の半分は俳優のギャラだろ」ってくらい豪華な俳優陣。北川景子は車道に飛び出るためだけに出てきた。「北川景子が演じているんだから後々物語に関わってくるキャラクターなのかな」と思いきやその後は全く出番なし。たくさんギャラ払って連れてきた役者を雑に使い捨てるくらい潤沢な予算があるなら、それを作品のクオリティ向上のためのVFXとか脚本の練り上げとかのために使って欲しかったですね。
・ぶつ切りのようなストーリー構成
普通は登場人物が起こす言動には何かしらの目的があるものなんですが、本作では明らかに必要な台詞や描写が足りてないので、登場人物たちの行動理由が全く理解できません。真剣に観ていたはずなのに話に全くついていけないんです。最後に「貯金箱」に行った主人公は何をしたかったのか分かんないし、平手友梨奈演じる非浦がなんで自分を囮にしてまで主人公を部屋の中に入れたのかも分からない。これが例えば「貯金箱の邪気はこうすれば払える」とかが分かっての行動なら理解できるんですけど、何の作戦も無く何の説明も無く、あのような行動を取る意味が理解できないです。
・雰囲気重視の説明不足な展開
ダメな日本映画あるあるの一つである「雰囲気だけの説明不足」が本作でも遺憾なく発揮されていました。それっぽい専門用語を並べてそれっぽい台詞を言わせてそれっぽい演技をする。そして「それっぽい雰囲気」だけはあるけど、肝心なことの説明や描写が足りてないので結局雰囲気だけで中身空っぽになっています。雰囲気はあるので役者はカッコよく見えるんですけど、それで映画が面白くなるかといえば別の話ですよね。
・頻繁に挿入されてテンポの悪い回想シーン
こちらもダメな日本映画あるある、「回想シーン多過ぎ」問題ですね。映画をいくつも観てきた経験則から言えば、回想シーンは少なければ少ない方が絶対いいです。仮に回想シーンを入れるにしても、タイミングが悪いとテンポが悪くなって映画全体の質が落ちます。本作はとにかく回想シーンが多く、主人公の過去回想やら冷川の回想やら非浦の回想やら、色んなキャラクターの過去回想が頻繁に出てきてテンポが悪いし、同じ内容の過去回想が何度も出てきたりするので映画全体が間延びしていてダレます。
これ以外にも文句言いたいところはあるんですけどこの辺にしておきます。
久々に褒めるところも面白いところも一切存在しない映画を観た気がします。酷い映画の中にはつまらな過ぎて逆に話題になって、「つまらないけど話のタネにはなる」という種類の作品もありますが、この映画は公開当時ですらそこまで話題になってなかった印象ですので、本当に見る価値の無い映画です。貴重な2時間をこんな映画に費やすのはあまりにも勿体ない。人生の貴重な2時間は、他の価値ある映画に使ってあげてください。
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【追記】
この追記をしている2024年1月下旬、本作の脚本を担当した相沢友子さんが、とある漫画原作のドラマを巡ってネット上で大炎上しています。
映画やドラマの製作には数千人もの人たちが関わっており、その内容やクオリティは脚本家一人だけで決まるものではありません。今回のような悲しい事件は二度と起こしてはいけないと考えており、原因究明は必須だとは思いますが、分かりやすい攻撃対象として脚本家だけが矢面に立たされている現状は、健全なものとは言えないと私は考えます。
冷静な目で事件を見て、再発防止に向けた何らかの対策が実施されることを祈ります。
凡人には分かりません
ねむくなった。。
漫画は未読
アニメはリアタイで観てました。
正直、アニメの方が断然よかった。
原作をきちんと観たことがないので中途半端な評価にはなってしまうのですが、実写映画を観るならアニメを全話観た方が断然イイと思います。
俳優さんたちは皆さん実力ある方々なのに、
全然活かされてない、、、、
そして終始暗い。
三角はたしかにおとなしめな印象ですが、
この映画ほど暗くもないし、
もっと活気がある青年というイメージでしたので、
この映画の三角康介には共感できず。
岡田将生はさすがの演技力で冷川理人を演じていましたが、
どうせなら髪色も近づけて欲しかった。
ずとまよの音楽はこの作品のイメージにぴったりで良かったです。
あーなんかアニメが良かっただけに、もったいない作りだったなと思いました。
人間の描き方が薄すぎて・・・
呪いの殺人を調べる除霊士と、そのアシスタントを描く物語。
漫画を原作にしたサスペンスのようです。原作は、ややBLよりの作風のようですね?余り好きなジャンルではありませんが、「オカルトサスペンス」として楽しめれば・・・と考えて鑑賞。結果、「オカルトサスペンス」としても楽しめない映画でした。
「漫画原作」ということもあり、設定の説明を同時に行った為、サスペンスが中途半端になったのが致命的。
それなら、除霊士・冷川の過去だけを掘り下げるストーリーの方が、分かり易い話になったように思います。
人間の描き方が薄いのは、さらに致命的。
例えば、呪いの少女。何人も殺しているはずなのに、当たり前のように三角の隣に居られたのでは、死んでいった人たちが浮かばれません。
例えば、妻が生死の瀬戸際にいるのに、冷川への懇願を取り下げる刑事。そこは土下座してでも、足にしがみ付いてでも頼むところでしょう。
そして、エピローグ。霊が見えることを告白する三角、あっさりと受け入れる母。浅い・・・浅すぎます。同じようなシーンなら、「シックスセンス」を思い出しますが、比較にならない程浅い。もしかして、冷静を装うことが優しさ・・・という描き方だったのでしょうか?それとも、恐怖や嫌悪を冷静さのオブラートに包む演出だったのでしょうか?今までの苦しさと「嫌われるかも」という恐怖を押し殺して伝えたはずの三角。霊視を当たり前のように流しても、三角の感情は流してはいけなかったはず。その演出に愕然としてしまいました。
私的評価は、当たり前のように極めて低くなりました。
コマ切れで分かりにくい。
よくわからないまま終わってしまったw
除霊士と霊が見える青年がバディとなって
事件を解決する物語。
おもしろい設定だと思いましたが、
意味不明のシーンが多い、
というか説明が足りない部分が多いって感じかな。
そんな気がしましたね。
元ネタ(原作)がある作品なんだそうですが、
はしょりすぎてるんでしょうね、おそらく。
ところで、この映画は、どんなジャンルになるんだろう?
ホラーになるのかサスペンスになるのか?
不思議な感覚の作品ですね。
ホラーでは無い?
まあ、こんなもんかな?!
トレンディドラマ(死語?)全盛期に大活躍された和久井映見さんの変わりようにびっくり!
これまたトレンディ代表格的俳優だったのにここのところすっかりお見受けしなくなってた筒井道隆さんの怪しさ満点の風貌!
なにせ原作: 柴門ふみさん、脚本: 北川悦吏子さんという黄金コンビのトレンディドラマ『あすなろ白書』で主役でしたからね〜キムタクや西島秀俊さんが脇役だなんて今では考えらんないですよね?!
「俺じゃダメか?」ってキムタクが『あすなろ抱き』を流行らせたあの頃。そういえばここんとこドラマや映画で大活躍の石田ゆり子さんを姉に持つひかりさんはどこいったんでしょうかね?!
それにしても中くらいの評価が少なくて両極端の評価がほとんどなのがとても不思議ですね。僕はどうかというと可もなく不可もなくってところで、原作未読のせいかそこそこ楽しめましたが、大絶賛はどうかな?!って思ってます。昔はヘタレ役が多めだった無駄にイケメンの岡田将生さんがいい味出してて、バディの乙女顔 志尊淳さんの役どころもはまりきってたと思いますが。
多分あるであろう続編に期待しましょう!
クライマックスとオチが残念
良かった!
もう少し怖さが欲しい
駄作感が強すぎて…
短いのが救いか?
ホラーと思って観たのだがこれはオカルト映画。ストーリーもリアリティが無くつまらないし、エンディング(明らかに悪事をおこなってきた人間が罪を償うことなく生きている)には大いに違和感がある。原作の意味も不明。1分しか出ない北川景子と5分しか出ない和久井映見はなぜこんな作品に出たのだろうか?短いのが救いか?
原作とは違う映像化
「信じています」という呪い
「信じていますよ」と言う真っ白な言葉が作り出した真っ白な人間も
負の気持ちに取り憑かれた真っ黒な人間も
そう大差ないのかもしれない
その縛りを解くのは人の温かみなのかな
運命の人の。
最後、
ライトサイドとダークサイドの共存
それを受け入れて生きていくしかないんだなと思った。
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