劇場公開日 2020年6月26日

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「スローな雰囲気が良かった」ワイルド・ローズ KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5スローな雰囲気が良かった

2021年12月12日
PCから投稿

ストーリーの流れがスローすぎて序盤眠りそうになったりアクビが出そうになったりしたが、我慢して最後まで見てよかった。この手のストーリーの映画は話が右へ行くか左へ行くか展開が大きく分かれる。ので、この映画はどうなるんだろうというサスペンス感があってそれで惹きつけられた。
主人公は歌を歌うのが素晴らしく上手いのだけれども歌が上手い人はどこにでもいる。私の行きつけのスナックにもいるし、行きつけのフィリピンパブにもいる。例えば小説家を目指す人だったらば面白い小説をバンバン書けば必ずプロになれるだろう。でも歌で身を立てようってのは本当にでっかい野心と言うか儚い夢と言うか・・・あんまり書くとネタバレになるのでやめておこう。主人公の演技が良いと言うか役にバッチリハマっていたと言うか・・・女優がマッチしていたのがこのスロースタートな映画の成功のポイントだった。低予算でもこのようなまともな映画を作れるイギリスがとても羨ましい。
そう都合よく人が・・・って思うけ、どそこは映画。これでいいのです。
これを見て、「オズの魔法使い」をまだ見ていない人がいたら、ぜひ次はそれを見ることをおすすめする。
あ、そうそう、この映画はフイルムで撮られている。フィルムの味わいとストーリーの味わいがマッチしていてとても効果的だった。映画監督よ映画はフイルムで撮れ。

タンバラライ