「何よりバックリー自身の歌に魅かれた」ワイルド・ローズ エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
何よりバックリー自身の歌に魅かれた
「ジュディ 虹の彼方に」でジュディ・ガーランドのロンドン公演を真摯にサポートしたジェシー・バックリーがダメダメなシングルマザーでありカントリー歌手の主人公ローズを演じた。
地元(スコットランドのグラスゴー)のクラブで歌っていたが、収監されてクラブを解雇。基本社会不適合者。母親や子供たち、そして彼女にかかわる人々に迷惑をかける展開にかなりイラつく。
しかしローズの歌には説得力があった。
カントリーの聖地ナッシュビルに行って知る自らのあるべき姿。お決まりのサクセスストーリーではあるが後味は悪くない。
この作品にはいい音楽がある。こてこてのカントリーではなく、70年代初頭にグラム・パーソンズやエミルー・ハリスたちが作り上げたロックなカントリー。好きなジャンルの一つだ。何よりバックリー自身の歌に魅かれた。
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