ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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群像劇だが誰も存在をかき消されない凄さ(と面白さ)
登場人物全てが魅力的
ミッキー:マシュー・マコノヒー(麻薬の帝王)
レイモンドチャーリー・ハナム(ミッキーの右腕)
フレッチャー:ヒュー・グラント(フリーライター)
コーチ:コリン・ファレル(トレーナー)
他、登場する人ジェレミー・ストロング等全てアッと声がでる役者たちばかりです。
とにかく豪華、そして実力がある為演技に何の不安もなし
「ロマンスの王様」と言われるヒューグラントが、うさん臭さ全開のフリーライターになっている所がかなり良かったです
かなりのはまり役だと思います。
*
イギリスで活動する麻薬の帝王に使役する(右腕)レイモンドと(知恵の回る)フレッチャー
この2人の会話から物語が再現がされていきます。
レイモンドとフレッチャー2人ともがclever(ココはcleverを是非使いたい)で会話のテンポが良く、ブラックなジョーク(か本気か)と愛嬌があるやり取りが楽しくて全然飽きないです。
会話のどさくさに紛れて某巨匠を落した所はいかにも「らしい(役)」所で笑いました。
しかしイギリスの映画はそういうものなのでしょうか?(別映画でも某スーツメーカーをくさしていた)
主軸の登場人物(8人位?)全て縦横無人に動き回っていますが途中で存在がかき消される事がないのが素晴らしい
監督が得意な分野から経験を重ねさらに質を上げてきたのだと感じました。
機会があったら是非鑑賞して観てほしい一作
お勧めです。
*
※フレッチャーが背中丸出しで逃げていく場面が大好きです
隙だらけ、素人でも後ろから仕留められるよ!と毎回ツッコんでいました
予告すら見ないで挑まねば勿体ない!
イギリス映画を多く見た訳では無いが、なんとな~く「お品がいい」という先入観がある
それは、かの国の伝統と格式によるものなのか、王侯貴族が未だに存在する事への羨望か、はたまた肺から鼻の奥を抜けて力強く発せられるブリティッシュ・イングリッシュによるものなのか(貧困に喘ぐ炭鉱のダメ親父ですら、無教養なのに「品」を感じる)
20数年前、そんな「お品のよさ」に「暴力」と「笑い」と「スタイリッシュさ」と「二転三転のどんでん返しが鮮やかに結びつく」全部のせ映画に出会う
『ロックストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』だ
ガイ・リッチーは『ジェントルメン』に更に「虚実入り乱れて何が何だかだが、真実がどうでもいいくらいおもしれえ」を盛り込んだ
お見事!
筋立てが凄いんだけど、そのパートパートを織り成す役者がね
この映画を更なる高みへ押し上げる
〇マシュー・マコノヒー
もう以前のニューヨーク・チーズケーキみたいな、女子うけする甘甘俳優は数年前からどこへ?ってなってけど
あんた!ジャングルの王者だよ!!
〇嫁
髪がストレートだから気づいた、顔や唇が長方形
貴族の長女から、女王へ確変!
〇コリン・ファレル
よもやよもやの、この映画ナンバー1人格者
男気任侠渡世人!
あの色違いのチェックのジャージが欲しくてたまらない!
(逆にポスターのダサさが悔やまれる)
〇モサドのカニのボス
なで肩に顎の柔和さに頭の形も眼鏡すら細い曲線
喋り方から完璧
〇ドライ・アイ
なんだって、こんなダサい通り名に...
ロート目薬でもうっとけ
〇ロード・ジョージ
赤痢って、あんなマーライオンみたいになる?
ってか、マイケルとか飛沫感染大丈夫...?
〇レイモンド
知的穏健派に見えるのに
眼鏡かけてるのに...
なんで🐼こんなに彼に序盤から惹かれるんや...
そうか、🐼愛しの新日本プロレスSANADA選手を思い出すからだ!
これもあり、終盤でカランビット乱射シーンはエクスタシー💖
やっぱり格闘家の本能がねー
しかも、『パシフィック・リム』のお兄ちゃんか
スーツの下の筋肉を🐼は感じていたのだ
〇ヒュー・グラント
まるで、昔はキレイにブラッシングされてチヤホヤされてた高級室内犬を、数年後に路地裏で見つけたら薄汚い残飯漁る野良犬になってんのを見かけた心境
🐼「ヒュー...?お前...ヒューなのか...?」
『uncle』では、イケてる役なのに
やるな、ガイ・リッチー
ストーリーで1つ言うなれば、あんだけ暗黒街の大物がヤク中の貴族の娘と関わりあるって記事を載せられるのを恐れるのか?
🐼は修羅の国・福岡在住だから、普通に「⚫⚫会が発砲」とかあってたんで
あれだけの実力者なら「だから?」で一蹴するのでは?
本作は、たまったま予告編を目にすることなく鑑賞したが、本当に良かった
後で予告見たら、ネタバレ&ミスリード連発やったから
あー、面白かった🐼
語り手法で興味深い
シンプルに悪人同士が暗躍しあう、画策し合う話かな、と思っていたら、
俺はこんなにあんた達周辺を取材したんだぜ!こんな感じだったろ?!俺の取材能力ってマジで凄いだろう?!!
って、語りまくってその再現VTRっぽく悪人同士のドンパチみたいなのを表現する、製作手段としてなかなか興味深い映画でした!
登場人物の相関関係は概ねその語りの中で説明してくれるし、想像していたよりはストーリーは分かりやすかったです。
結局引退しようとしてたんちゃうんかい!!(笑)やっぱりまだこのボスのほうが一枚上手だったかー中国系のお兄ちゃん頑張って覇権争いに名乗りを挙げてたけど、残念だったね〜〜仕方ない、やっぱボス強いし、という感想です。
落ちぶれた貴族は、広いお城の管理、やっぱり大変なのかな〜と思いました。
死体が家の冷凍庫に、食事用の和牛と一緒に普通に入ってるというのに、全然不気味さや怖さを感じさせない稀有な映画でした!
クライムサスペンス系だけど、合間合間に説明トークが入るから「息もつかせぬ手に汗握る展開」にはなりませんが、悪人同士の覇権争いをじっくり見れるなかなか面白い作品です。
けっこうよかった
ガイ・リッチーは好きじゃないので意地悪な気持ちで見たのだけどけっこう面白い。マシュー・マコノヒーがかっこいい。警備員が空手は「実は青帯で……」というのが面白い。
ウェル カムバック
燦然と輝くMIRAMAX パブのシーンからのオープニングタイトルへの流れで全身鳥肌
様々な作品で得たモノを携えて定期的にロンドンノワール
に帰還するガイリッチー 今回も外さない
クールにスタイリッシュにアプデされた裏社会の与太話
ゴージャスな新旧イケメン俳優が実に楽しそう
コリンファレルの武闘派親父
ヘンリーゴールディングの下品で飢えた眼差し
ヒューグラントの脂ぎった熟年ぶり
そしてマシューマコノヒーの熱血
ラストに降臨する悪の権化に、、
あまりの面白さに感涙必至 超傑作!
体調を整えて、また観ようかな
イギリスはロンドンのパブのシーンから始まる。ジュークボックスがいい。
予告編ではクリームの Sunshine of Your Love がのっけからかかっていたが、本編ではかからなかったのが、残念。
ヒュー・グラント(久しぶり)のセリフが超長くて、字幕追うのに疲れる前半。
眠くなっちゃった。
コリン・ファレルの表ボクシングコーチがチーマー相手に出てくるところから、面白くなった。風貌がセス・ローゲンみたいで、コメディタッチ。
映画のなかの映画の話しがこっていて、面白い。だけど、なかなかついてゆけない。
大麻はヘロインと違って、身体にいいらしいです。娘役の女優さんの顔色がホントに悪くて、リアル。
貴族のお屋敷内に人口栽培工場?眠かったので、はっきり覚えていない。
クレイジー・リッチ、ラスト・クリスマスのヘンリー・ゴールディングが撃たれるシーンや冷凍されるシーンが多くて、快感だった🙏
クライム・アクションだったけど、基本はコメディ。
引退するする詐欺?
体調を整えて、また観ようかな?
豚の動画が少し気になる
「Gentlmen」というタイトルについて、少し違和感を覚えたので調べてみたら、一般的な「紳士」という意味の他に「主人に仕える従者」というのもあるらしく、また複数形であり、かつレミーとかコーチの活躍が大いにミッキーを助けていたので、もしかしたらそっちの意味もあるのかなと思った。
構成について、途中までこの話は脚本家であるフレッチャーが映画の脚本をプロデューサーのレイに売り込んでいるのかなと若干混乱したんだけど、冷凍庫のくだりでそれは違うのかなと気付く事ができた。
個人的に好きなシーンはレイがマシンガンぶっ放すところと、コーチがストライク4とやるところと、ロザリンドの危機にミッキーが駆けつけた瞬間。カッコ良かったね。シブいというか。あとレイが「1ポンド」の肉のくだりの後にBBQしてる肉が明らかに見た感じ和牛ではないところがひねりがあって面白かった。
「コーチ」はキャラ的にすごく良かったのでスピンオフなんかもできちゃう位だと思う。
最後に役柄はともかく、最近の作品は黒人やアジア人や同性愛者等をひと通り登場させるのだなぁと感じた。
脚本にするのはなぜ?
ことの顛末を、なぜ脚本にする必要があったかがいまいちピンとこなかった。何か重要な伏線を見逃していたのか……。
「1ポンドの肉を……」の後にポンドステーキが出てくるのはさすが! でも彼があれだけの仕打ちをされたのなら、最も「ジェントルマン」でないヒュー・グラントはもうちょっとやられてもいいのでは? ヒュー・グラントがボコボコ……、ちょっと見たかった。
ガキが…舐めてると潰すぞ
ここんとこすっかり珍しくなった洋画作品
今週はこれがメインかという感じで観賞
やはり「インターステラー」での演技が印象的
だったマシュー・マコノヒー
ほかヒュー・グラントにコリン・ファレル
それらを「スナッチ」のガイ・リッチーがまとめる
となりゃ期待大です
感想としては
確かに役者や雰囲気は良かったんですが
大筋のシナリオがあまりに捻りがなく
それをこねくりまわした構成でごまかしてる
感じで自分でも不思議なくらい作中眠かった
話が進んでもそりゃそうだろうね・知ってたよ
という印象しか持てませんでした
英国で独特な方法で大麻栽培で成功し財を成した
「ミッキー」マイケルはこの頃事業を他人に譲り
足を洗おうと画策しマシューに譲ろうとしますが
マシューにそのやり口を見せたところで
その後ビジネスに支障が出て価値が目減りします
され犯人は誰?
というような話を私立探偵のフィッシャーが
ミッキーの部下レイに口頭で喋っていく内容に
映像が乗っかる構成で映画が始まります
つまりフィッシャーが脚色すれば映像が派手に
なりますがそれは必ずしも真実ではなかったり
する手法はどことなく
「ユージュアル・サスぺクツ」を思い出します
で犯人(黒幕)は誰かといえばマシューなんじゃねえの?
って思うとやっぱりそうで拍子抜け
どんな手でミッキーの商売を妨害して価値が下がった
ところで足元を見るかという部分で様々なキャラクター
が出てきますが基本的に眼鏡でヒゲというキャラが
多すぎなのもなんか観てて違和感がありました
あえてそうしてるのかわかりませんけど
だから奥行きのそんなにないシナリオを
一生懸命引っ張ってこねくり回して
仕立てたような感じの作品にしか見えず
観賞後の余韻は驚くほどありませんでした
ところどころ裏設定とかあんだろな
っ描写はあるんですけど
別になんでもいいやって感じに
なってしまいます
名うての役者が大人相手にナメてかかってくる
ガキ共を返り討ちにするとことかはそれなりに
スカッとするとこもあるんだろうと思うんですけどね
なんだか惜しい一作でした
最後まで、目が離せない
いきなり主役が、撃たれてから始まり フィクションの話なのか、事実なのか 敵 味方なのか? 最後まで、展開が読めない わくわくする映画でした。
また観たくなる映画です。
【”真の悪徳の王は、相手の裏の裏の裏を読んで、王座に君臨する”著名俳優多数出演の、騙し合い映画。ガイ・リッチーの脚本と絶妙な演出にどこまでついて行けるかがカギの、”頭フル回転”で観る映画である。】
ー 冒頭のシーンから、ガイ・リッチーの仕掛けた罠にマンマと嵌る・・。そして、どこまでが事実なのか、想像上の出来事なのかが判然としないまま、物語に引き込まれる・・。ー
◆有名大学を卒業した頭脳明晰なミッキー(マシュー・マコノヒー)は、大麻の大量栽培で巨万の富と美しき妻を娶るが、大麻ビジネスの行く末(合法化)を考え、引退を示唆する。
・それを聞きつけた、様々な”腹が真っ黒”の紳士たちの騙し合う姿と先の読めない展開。
・登場者たちのマシンガントーク、スタイリッシュな映像を交え、観る側に
”この後,どうなるか分かるかい?”
と、ガイ・リッチーが、問いかけてくるような作品。
・マシュー・マコノヒーは別格として、(個人的意見です。)コリン・ファレル、チャーリー・ハナム、エディ・マーサン、ヘンリー・ゴールディングという贅沢過ぎるキャスティング。
ー エディ・マーサンの”あの動画は観たくないなあ・・。ー
・特に印象的だったのは、”狂言回し的”な役柄の怪しい私立探偵を演じた、ヒュー・グラントである。怪しさ満点の私立探偵・・。良い味出してたよなあ・・。
ー 「コードネームU・N・C・L・E」の看板がビルに掲げられているシーンなどの遊び心も含め、ガイ・リッチー監督の特異とする、マシンガントーク、スタイリッシュ且つフェイク映像にも、魅入られた作品。
ガイ・リッチー監督が、
”俺の世界観、脚本に付いて来れるかい?”
と言っているかのような、先の読めない悪徳者達の騙し合い合戦映画である。
ガイ・リッチー監督、まだまだ行けますね! ー
一流の悪には手を出すな!
H.グラント演じる探偵記者フレッチャーがM.マコノヒー演じる大麻のボス・ミッキーの真相を追い時には真実に推測を加えながらフレッチャー視点でミッキーの姿を描いていく面白い作品であった。
ミッキーは大麻のボスであるがこれを機に引退する決意をする。その為大麻栽培の事業をJ.ストロング演じる資産家のマシューに売ろうとするのだが少しでも買い値を下げたいマシューは中国人マフィアを雇いミッキーの事業の一部にダメージを与え市場価値を下げる行為を働く。
一方ミッキーにはもう一人敵がいる。E.マーサン演じる新聞編集長のデイヴの存在だ。
彼はミッキーにパーティで握手を拒まれた事に腹を立ててフレッチャーを雇いミッキーの真相を暴こうとする。
ミッキーの周りにはこの様な敵に囲まれながらも淡々とそれらの敵を返り討ちにし最後はミッキーが1枚も2枚も先手を読んだ結末を迎えミッキーが勝利するストーリーである。
この作品の面白い所は敏腕探偵記者のフレッチャー視点でストーリーが進む為、ストーリーが進むにつれてミッキーの存在が危うく感じる。
フレッチャーの言葉巧みな話術がフレッチャー有利な立場に感じるのだが、さすがは長年悪の道を歩んできたミッキー。組織として各々がきちんと仕事をし、相手の悪巧みを時には表面的には乗っかりながらも裏では操りながら、そしてスマートに敵を捌いていく姿はめちゃくちゃカッコいい!
コメディ要素もそれなりにあるけど謎解きとまでは言わないが序盤に伏線を張って後半回収していく様な展開な為少し集中してみる必要はある様に感じた。ただ決して難しい展開が続くわけではない。程よく集中力を要する作品であっという間の2時間でとても楽しむことができた。
ミッキー率いる悪の組織に今回は数人のその道では敏腕の者たちが揺りにかかったが、やはり一流の悪には歯が立たない。この辺は現実感をどこか感じながら華麗に敵を返り討ちにするミッキーのかっこよさに惚れ惚れした。
引退すると言ったな。あれは**だ。
ガイ・リッチーにしては「大人しめ」ですよねぇ、これって。はっちゃけ具合も中途半端ですし。ガンガンドバドバのギャングアクションを期待して行くと、完全に肩透かしの梯子外しですが。そこはロンドンの事だし。なんつっても、ジェントルメンなんでw
情報を買い取らせようとするフレッチャーの暴露話の形式で進む物語りは、時にポップ感すら漂わす軽さ。楽しいです。ギャングもののオドロオドロ感も緊張感も、ほぼ皆無です。
フレッチャーが暴露して行く、騙し・裏切り・謀略の連続に、ニヤニヤしながら楽しめます。
完全に死亡フラグを立たせてるバカ者の活躍がツボ。この人達のタータンチェック、ベイ・シティ・ローラーズ?
なんと言ってもですよ。デリンジャー・ダブルバレルの22ショート弾でチンピラの眉間を撃ち抜く姉御、カッコ良過ぎでしょw
とりあえず、細かいことは言いっこ無しで。ガイリッチーだからと言ってハードル上げずに。肩の力を抜いて抜いて抜いて。ダラダラと眺めてニヤニヤしてれば良い娯楽作でした。
楽しかった。結構。
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