ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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ガイ・リッチー監督のファンなら納得な一作
初期代表作であるロック、ストック~やスナッチのアップデート版といってよいのだろうか、ロンドンを舞台に悪人が入り乱れる群像劇として楽しめた。
演じる役者は大物が多くて素晴らしいのだが、編集長を演じたエディ・マーサンのようにイギリスで活躍するイイ顔の役者が少なかったのはやや残念な気も。
ラストはややご都合主義すぎる感じもあるが、全体像が掴めたところで、また観てみたいなと思わせる。
今作は好評で続編制作も決定したらしいが、劇中でちらっと出てくる「コードネーム U.N.C.L.E.」(こちらはなぜかコケた)のファンとしては、こちらの続編も観たいんだよね。
コリン・ファレルはデ・ニーロに似てきた。
愉しんだ。
ガイ・リッチー原点回帰の捏ね回し快調。
中盤で緩め終盤で締める緩急の心地良さ。
従来からのタラもどきとの評も正面から受ける年季。
儲け役コリン・ファレルはデ・ニーロに似てきた。
予備知識があったほうが良い
これから観る方は、多少の予備知識をもって見たほうが良いです。
話が2重構造で展開が早く、同じ人物の呼び方が2つ出てきたり、登場人物が多いので、私にはストーリーについていくのがしんどかったです。もう少し分かりやすくなってるとよかったかなと。
ただ、斬新でスタイリッシュな映画ではあったので、きっと2回目を観るとさまざまな伏線含め理解が進んでもっと楽しめるんだろうなぁと思いつつ、絶対また観たいとまでは思わない・・・。
ガイ•リッチー氏を天才と確信した。
この人の作品で唯一観た事があるのは、
『シャーロックホームズ』シリーズだけで、よく出来てはいるがまぁ万人受けしそうだなと思ったぐらい。
でこの作品、序盤の時点で脚本の凄さに心の中で唸った。
この違いは何故か?監督のみとほぼ全てに関わっているかの違いの様だ。
あと、私自身マシュー•マコノヒー氏が大好きな点もある。
特に悪人役だと癖になる。ダークタワーのボス役も同じくたまらん。。[紳士な極悪人]
裏社会のダークな話しながら、しっかり笑える箇所もあるので楽しめるはず。
こんなのが観たかったのよ
ストーリー展開少なめ映画に見慣れていた近頃、前半の情報の多さ、速さに少々あっぷあっぷしながら鑑賞。中盤以降テンポは落ち着き、登場人物の整理もできて一安心だが、今度は終盤にかけ二転三転の仕掛けが用意されており、最後まで気が抜けない。
映るものがいちいち絵になってて目が楽しいし、ロンドン版アウトレイジなんて紹介もされていたとおり緊張感もなかなかのもの。
後半の仕掛けには詰め込み過ぎ感がないわけではないが、全体通して満足度高し。
これは再鑑賞だな。
豚の餌になった方がましな事も有る。
大麻販売権を値切られる話
ガイ・リッチー監督が好きだったのは高校~大学生まででしたね。小気味いい群像劇と魅力的なキャラクター、めちゃくちゃ好きでした。
しかし、「あれ?この監督こればっかりじゃね?」って気づき幻滅して、ホームズでおぉ違うのも撮れるんだって思って歓喜し、アラジンで完全に好きじゃなくなった。
群像劇の名手にしてお洒落なキャラのすったもんだと風呂敷たたむのが上手いガイ・リッチーですが、今作は持ち味があんまり生かされてなかったですね。
鈍ったなガイ!アラジンとかキングアーサーなんか撮ってるから腕が鈍るんだよっ!
本作はキャラクターをまとめ切れてないしストーリのたたみ方にスマートさが無い。
もっと危機感とか事が上手くいかない様が見れれば緊張感もあったろうに、主人公サイドがあまり追い詰められてる感じが無い。
ほぼ回想のシーンなので出来事の説明や状況が有る程度わかりやすく、最終的に一本の物語になるけれども、回想が現実に追いついたところで劇的に映画が動く訳でもない。
「なるほどそれで今がこんな状況な訳ね」と感心、感動が普通はあるものだけれど、なぜだろうただ物語の続きとして進むだけだった。中盤は正直退屈でした。
探偵ヒュー・グラントと右腕のチャーリー・ハナムの会話劇やアテレコとかはまあまあ面白かったかれど…
ヒップホップシーンは必要だったか?絶妙にダサいし、誰得なんだよ。
マシュー・マコノヒーの大麻王の貫禄があり過ぎて、ライバルが小者にしか見えない。
天才的で冷酷で抜け目の無い男、こんな奴に敵うキャラいないでしょ。
チャーリー・ハナムの有能なキャラは彼のイメージとのギャップがありよかったと思う。
失敗はするけど首尾よく物事を解決する手腕、いい紳士でしたね。
事業を買い取る富豪のマシューも横取り狙いのドライ・アイも編集長のビッグもなんか色々雑だったし敵として脅威感が無かったです。
もっと主人公サイドの知力と暴力に対抗できる組織を用意しないと危機感が感じられない。
ロシアマフィアの使い方も雑の一言だし、もっと各勢力を魅力的に撮れたら印象も違ってたと思う。
騙し合いとか命がけとかあんまり印象に残らなかったな。
個人的にいいと思ったのはコリン・ファレルです。
ボクシングコーチでありながらギャングまがいの弟子たちのため頑張る。
実質一番の暴力を持った組織だけれど、カタギだからあんありダークサイドに落ちない。
4ストライクのハンドサインはオープニングにも出てくるけれどかなり印象深いシーンになりました。
スマホ持って逃げるクソガキどもも憎ったらいくてよかったですね、調子こいてるやからを黙らせるのはスカッとした。
総評しては期待はしてなった作品だけれど、期待を超えるでも期待を下回るでもない微妙な感じの映画でした。
監督にはもうちょい群像劇映画撮ってもらって昔の感を取り戻してほしい。
本作はガイリ・ッチーのリハビリ映画だと思って見れば納得できるかな。
学生には受けるじゃないかな、なんとなくだけれど。
何時の時代も学生に人気の監督であるってことは逆に凄いかも。
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劇中セリフより
「スリーストライクまでだ」
借りは利子付けて返す位の度量で事に臨みたいですね。
二転三転する展開
引退しようとしている麻薬王に対して二転三転するストーリー展開。ストーリー展開としては予想しやすいがそのプロセスが非常に笑いを誘うものがあった。また、二人の会話を背景にストーリーが展開していくなか伏線などもあるのだが話自体が非常にわかりやすかった。
トイレでは靴を脱ぐように
「クセモノたち」「騙し合い」「マフィア」。こんなにも私が大好きなワードが並んでいる映画が未だかつてありましたでしょうか。予告はマジで面白そう過ぎるし、ポスターの〈ウイスキーに氷の銃〉もオシャレすぎる。
ここまで洋画に期待したのは初めて。
ただ、「騙し合い」という謳い文句に騙されることを最近経験したのでちょっと構えてしまう。プロレビュアーさんの感想や前情報も把握した上で鑑賞。
してやられました。最高すぎます
いやー、これこれこれーっ!!!笑
マジで面白いじゃんこの映画ー!!!
ロンドン暗黒街で1代にして麻薬大国を作り上げたマリファナ王のミッキー(マシュー・マコノヒー)。彼が500億円と言われる麻薬ビジネスを売却するという噂が流れ始め、彼らに一流のワルたちが群がり始める。
役者と音楽が非常に上品。
主演のマシュー・マコノヒーやゲス探偵役のヒュー・グラント、麻薬王の右腕役のチャーリー・ハナムなどのキャラが非常に立っており、素晴らしい演技をしている。音楽もこのロンドン暗黒街にすごく合っている。暴言吐いたり暴力振るったりするのに、それまでもが上品に聞こえる。
しかも胃もたれしそうなくらいボリューミー。
抜けが無い緻密な設計により、散りばめられた伏線が中盤から徐々に回収され始め、ラストには2転3転と話が展開され見事に騙される。裏の裏の裏をかく。やっぱり、騙し合いは最高すぎるぜ!!!
その緻密な設計を理解するにはやはり難しく、一瞬たりとも気を許すことは出来ない。字幕を追いかけ続け、人物設定を把握しながらも、内容を頭に入れていかなければならない。テンポが速く、聴き逃しそうになるが油断禁物。だが「TENET」のような難しさはなく、しかも笑える部分も直直挟まっているので非常に見やすい。
そのためか、おそらく1回目よりも2回目の方が面白いだろうなと感じた。小ネタも多く含んでいるため、内容に集中した1回目と余裕がある2回目とではまた違った面白さが見いだせれるかも。有名映画をディスったりね笑
ただ、爽快感がイマイチ。
「ユージュアル・サスペクツ」や「アイデンティティ」のような衝撃が無く少々物足りない。もっと騙された!と思えるような演出が欲しかった。呆気ない
そして、分かりにくい。
登場人物がどれもこれも同じような顔立ちをしたおっさんなので、見分けが付きにくく分かりにくい。キャラの個性をもっと出して欲しかった。
まぁでも、大満足でした。
初めてガイ・リッチー監督の映画を見たが、すごくハマった。彼の世界観大好きで仕方ないんだが!!
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ワンデーフリーパスポート4本目は今作。
2回目の方が面白いだろうと思っていたので、ワンデーフリーパスポートにて鑑賞することに。
いやー、2回目の方がダントツで面白い!
内容を把握しているので頭を使うことがないし、1回目では気づけなかったことに気づけて2時間かなり楽しめる。
1度理解すればそう難しい話ではなく、だけど緻密な設計には変わりないので2回目でも伏線回収も見応えも完璧で本当に面白い。何故基本2人の会話なのにこんなにも面白いのだろうか。本当にすごいぜ
この映画は上品さに加えて笑えるところが多いのが見どころのひとつ。ユーモアの効いた殺し方だったり、センスのある復讐だったり、とどれも普通だったら緊迫感のあるシーンなのに笑えてくる。
昨夜アラジンが金曜日ロードショーで放送されていたが、今作とアラジンが同じ監督とはとても思えない。なんでなんだろう。この監督は才能がありすぎる。引き込まれすぎちゃう。
という訳でやっぱり面白いジェントルメンでした。
続編待ってます。もうたまりません...!!!
パワーアップしてホームグラウンドへ
2008年の「ロックンローラ」以来、久々にクライム映画監督として帰って来たガイ・リッチー。
その手腕は衰えるどころかより磨きがかかり、従来の「スナッチ」、「ロック、ストック」などの軽快なテンポ、抜群のお洒落センスはそのままに、「シャーロック・ホームズ」や「アラジン」など様々な大作映画から培われた遊び心もプラスされ、見事最高の形でのカムバックを果たした。
恐らくこの時代にここまでエンタメ性の高いクライムを撮れる監督は他にいないだろう。
キャラクターもそれぞれ個性があり、とても愛着が持てる。なんならファッションの参考にもうってつけ。コリン・ファレルが着ているジャージはどこで買えるのだろう。
終盤、同じイギリス映画だからか「長く熱い週末」を彷彿とさせるシーンがあって嬉しかった。
今後の待機作として久々のステイサムとのタッグ物が2作控えているガイ・リッチー。「コードネームUNCLE」のポスターも飾ってあったので、これは続編の匂わせなのか!期待せずにはいられない。
まだまだ観客を楽しませてくれそうだ。
そこそこ面白かった。
イギリスで大麻王国を築いたミッキーが、総額500億円相当の大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという。それをめぐって、大富豪、編集長、探偵、中国マフィア、ロシアマフィア、といった連中が金の奪い合いを始めるという話。
なかなか面白かったが、ヒゲヅラ同士の会話が長いし、似たような顔してるから見分けがつきにくいのが難点。
ミッキーの妻役はもっと美女の方が良かったかも。
非常に凝ったストーリー‼️
その辺の安っぽい映画とは違った。
字幕をちゃんと読んで理解していかないと追いつけない凝った映画。
2人の会話の中に次から次へとストーリーが展開されていく。
観て行く内にドンドン話に没頭していく。
不思議な映画だな。
ラスト近くは予想外に進み、エンディングは続編を思わせるような、少し呆気ない終わり方→マイナス1。
でも面白い映画でした。
都内から川崎まで来た甲斐がありました。
犯罪者の犯罪映画??
あまり期待しないで見たが、その期待をはるかに下回る酷い映画。
出演者全員悪者で誰にも共感できないという稀有な映画。
犯罪、暴力、薬物、裏切り、残酷・・・などを映画に求める時代ではないだろう。
高い評価をしている人の気が知れない。
4ストライク
ザッツ・エンターテインメント!!!! 王と英国街中追いかけっこの帰還
今世紀における英国産ギャング映画のキング、待望の帰還!ジャングルの王は、王"らしい"振る舞いなんかで、疑いがあっては駄目だ。疑いは混乱を生み破滅を招く。『ロック、ストック〜』『スナッチ』『ロックンローラ』そして、4度目の英国産ギャング映画復権の狼煙で唯一無二なストリート感覚と裏世界観。
今までの作品だったらコーチ(コリン・ファレル)か、その教え子少年ジャージ軍団ストリートギャングたちが主人公だったろう。製作陣が同じ『レイヤーケーキ』なんかも含めて言えることで、具体的には『スナッチ』のミッキー・オニール(ブラピ)たちパイキー・ジプシーオチ。あの壮絶なリベンジのように本作もまた。
「待ってました!」とホッとしたイギリスの街の追いかけっこ。いい大人が曇り空の下、茶色いレンガの街並みを全力疾走するカット・シーンを見て「あ〜これを待ってたんだな〜見たかったやつだ〜帰ってきた!」という懐かしい気持ちになったし、今でもワクワクした。車でもなんでも何かしらのチェイスシーン、しかもそんなにシュッとしきていない泥臭さみたいなのが残っているのがいい味。しっかりとクセがあるダサカッコよさ。もちろんクロスカッティングやそれらしい音楽などでサスペンスドキドキハラハラも煽る。10分後に来い。
スポーツファンにはオリンピック、サッカーファンにはワールドカップ、映画ファンにはガイ・リッチーのギャング映画がある!反則ギリギリ最高すぎるタイトル × キャストからずっと期待値マックスだった本作を遂に見た!間違いなくガイ・リッチー節でしかない(ポスト・タランティーノな?)景気のいいセリフのやり取り、というより応酬・掛け合いがテンポよく展開されはするものも、正直、途中までそこまで気持ちよさを感じられず、むしろ作り手の一歩間違えたらサブいドヤ顔が見え透いてきそうなくらいだったけど、終盤は流石の一言に尽きる映画ファン冥利。種明かしそれ自体も無理やり付け焼き刃であって、見る人皆が唸るような理詰め的賢さではないけど、映画的カタルシスは十分。1時間後に来い。
本作を機に新規ファンを獲得しまくり再発見されるような超会心作というわけではなかった(し、本編後半くらいまでは個人的に3.5くらいの満足度だった)けど、終わってみればこれこれ!やっぱり好きだな〜とファンは満足するだろうし、何よりニヤニヤしちゃうくらい嬉しい作品で映画的出来事であったことは疑う余地なし(だからこそのこのスコア)。だから、どれだけハリウッド進出して世界的に売れても、原作モノやリメイク(ex.『コードネームU.N.C.L.E.』『キング・アーサー』『アラジン』)を撮るようになっても、これからもやっぱり定期的にこういうオリジナル映画を作っていってほしいと一映画ファンとして切に願うばかり。創造性は奪えない、枯渇・衰えないでほしい。
変わるものと変わらないもの。歳を重ねて益々ノリノリなマシュー・マコノヒー(主役!座長)、コリン・ファレル(withポジション!!)、ヒュー・グラント(&ポジション!!!)は本作でも裏切らない存在感。皆、キャリアが今日に至るまでに大きな転機を迎えたことがあり、今では映画ファン・批評家たちなどから厚い支持を得ていそうな手練たち。とりわけマコノヒー&ファレルは共に若い頃は大作御用達"ザ・"ハリウッドなイケメンスター的ポジション、メインストリームなスター街道だったのに、そこからまるで自らの意志・強い気持ちと実現・行動力で険しい道を歩んできた。
ミッキーとジプシー、揺るがない英国ブランド。最高にパンチの効いて、どっからどう見ても英国人でしかないイカしたビジュアルのコリン・ファレル(『ピーキー・ブラインダーズ』にでも入るのか?という髪型)は、本編見るまではもっと敵対する側かと思っていてマコノヒー vs ファレルに胸高まっていたけど、実際見てみるとこれはこれで良かった。というか心強かった。にしても相手の中国人(&ロシア人)に対して、味方が色んな意味で最強すぎないか?チャーリー・ハナムの役どころが結局一番格好いいナンバー2ポジション、信頼できるクールさ。同監督『キング・アーサー』主役も報われる。そりゃこの中ではまだまだ若いヘンリー・ゴールディングじゃこの百戦錬磨なメンツ(の経験値・頭脳そして迫力)には勝てないよ。
若者が年寄りに取って代わる時代の流れ、盛者必衰の理?そんなのまだまだ当分先。マシュー・マコノヒーは大麻を消費する方(先週公開『ビーチ・バム』)から供給する方、それも大元へ。マコノヒーだけでなく監督リッチーも歳を重ねて、ストリートギャングも大元へ。昔みたいにキッレキレという抜群の切れ味から円熟味が増して少しいい意味で枯れてきた(英国紳士らしい茶色がよく似合う)趣に。紳士という本作のテーマもあるのだろうけど、にしても渋すぎるオープニングを見ていて、コッテコテにバッキバキだった『スナッチ』のオープニングと比較して、昔は尖っていた側の筆頭であったろう彼もこういう風にメインストリームな英国ブランド(ex. 007ボンドシリーズ)を背負うようになったのかと思うと勝手に感慨深い。
気持ちよかった!本作終盤ミラマックスのオフィスでヒュー・グラントが続編の話をしているときに同監督『コードネームU.N.C.L.E.』のポスターが裏に貼られている、いつまでも続編の話の進まない作品。しかも、本国とは違って、日本公開のこのタイミングでは奇しくもU.N.C.L.E.主演の片方ソ連スパイ役アーミー・ハマーが干されていそうなのでなおのこと。それを予知して本作でもロシアンマフィアだった?
『ロック、ストック〜』ではストーン・ローゼズのFools Goldフールズゴールドが最後に流れるなど英国ロックの名曲を惜しげもなく使ってくれる根っからの"英国人"スピリット、揺るがないアイデンティティーを持ったガイ・リッチーは、本作ではザ・ジャムのThat's Entertainmentザッツ・エンターテインメントで。まさしく、これぞ一流のエンターテインメント。予告で流れていたクリームのSunshine Of Your Loveサンシャイン・ラブはやっぱり、例えば『マネーショート』におけるレッド・ツェッペリンのWhen The Levee Breaksレヴィー・ブレイクのように、ハリウッド大作あるある予告用だった。
最高すぎるタイトルとキャストからずっと見たかった『ジェントルメン』はやっぱりガイ・リッチー4度目の真骨頂だった。ヒュー・グラントがコッポラ『カンバーセーション盗聴』をディスるのは『トレインスポッティング』のシック・ボーイを、一室でチャーリー・ハナムが演説垂れるのは『パルプ・フィクション』のジュールス名演説を勝手に思い出した。あと衣装くれ
ガイ・リッチーらしさ爆発
試写会で拝見。
『スナッチ』のぶっ飛び具合と、ダウニーJr.『シャーロック・ホームズ』で見せたギャグが合わさった、まさにガイ・リッチーのフィルム!
人が死んで死んで死にまくる。
なのに、真面目で陰惨なシーンほど笑えちゃう。
チャーリー・ハナムと、コリン・ファレルが(やってることは酷いが)いい奴で、無意識のうちにこの二人をなんとなく応援しちゃうから不思議。
マコノヒーの「絶対王者」感がかっこいい。
んで、『コードネーム U.N.C.L.E. 』が小ネタで入っていたのに笑いました。
おすすめです!
チャーリー・ハナムが一番ジェントルメンな気がした
超豪華な俳優陣が揃い踏み!の中でも個人的にはチャーリー・ハナムが一番良かった。「パシフィック・リム」のイメージからか、単細胞の熱血男のイメージがあったんだけど、この作品では冷静に先を読んで行動するNo.2の役がバッチリハマっていて、そのギャップのせいか一番ジェントルメンさを感じた。
コーチ役のコリン・ファレルもどこか上品さが感じられて、ただ自分が強いだけじゃなくてコーチとしても超一流で…、というところがナイスジェントルメンポイントだった。あとトドラーズのラップすごいカッコいい!
マフィア映画って「『コケにされた』とかなんとかで簡単に人殺しすぎだろ」と感じていた僕にとって、ピアソンが誰彼構わずすぐぶっ殺すような人間じゃなかったところ(事故死は別)も好感が持てた。食うか食われるかの世界に身を置きながらも寛大さを持ち、でも守る者のためなら容赦はしない、というのが本物の王の振る舞いであり、本物のジェントルメンの資質なのである。カッコイイ〜。
全体としてはさすがのガイ・リッチーって感じで、音楽の使い方もよかったし、部屋に見覚えのある映画のポスターが貼られてたり、みたいな小ネタもあったりして、非常に面白く鑑賞できた。
戻ってきたガイ・リッチー!
戻ってきたガイ・リッチー監督の勝利!って作品 (笑。
構成が極め付きで、語りの回想として物語が展開していくんだけど、
とにかく飽きない、それもそのはず、豪華すぎるキャリア組のキャスティングだから、
みなさん演技がド迫力、で、展開の速さに息つく暇もなくラストへ直行(笑。
なにはともあれ、観るべし!!。
めちゃおもろいマフィアコント
めちゃくちゃ面白い。主演のマコノヒーの麻薬王演技が圧倒してた。ストーリーはUKの麻薬王のマフィアストーリーを暴力たっぷりにコメディタッチに描写している。右腕とある男の会話から始まるが、途中のコメディタッチに描かれるストーリーは面白すぎる。夫婦関係再生という側面もある映画だった。
全179件中、161~179件目を表示