ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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おかえりガイ・リッチー!
緊急事態宣言によってひと月以上劇場で映画鑑賞が出来ませんでした。まだ宣言中ですが6月よりようやく大阪でも映画館再開、と言っても平日のみで午後9時に上映終了なのでレイトショーは無し、土日はまだ休業、というなかなか社会人には厳しい環境が続いています。
って愚痴ってても始まらない!
とりあえず6月は全く観られなかった5月分も観なくては!!
平日は劇場へダッシュだぜ!
と、劇場再開の記念すべき6月1日に選んだのが「ジェントルメン」。もっと早く観たかったよん。
待ってたのよ、ガイ・リッチーのクライムムービー。
「アラジン」じゃないのよガイリッチーは。
おまけにこの豪華キャストの顔ぶれを見れば嫌でも期待値は上がりますよね!
「ロック・ストック〜」や「スナッチ」と比べればガイ・リッチーもいろんな意味でオトナになったなぁと。
でも毒やエグさはかなりのもの。
YouTuberが絡んできたりするところがいかにも今風でコリン・ファレル演じるコーチがいい味出してましたね。
登場人物多いしジェレミー・ストロングがマシューって役名でミッキー役のマシュー・マコノヒーとこんがらがったり、最初につまずくと時間軸どうなってる?って混乱するかもですが(それは私です、汗)ラストは爽快に着地してくれるので気持ち良くスクリーンを後にできます。
最近ヒュー様ゲス役多くない?似合ってますw
チャーリー・ハナムはすごく良かったな。それとコリン・ファレルね(コリン褒めるの2回目)。
いや全員役を楽しんでやってる感じが伝わってきてとっても素敵なイケオジたちでした。
映画会社のミラマックスが出てきてそこには「コードネーム〜」のポスターがあってニンマリ。そうそうコードネームもガイ・リッチーだったね、って思い出しました。
星3.5か4か迷いましたがイケオジたちがノリノリだったので4にします。映画はこうでなくちゃね。
少々物足りず
策士ガイ・リッチーここにあり
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』とクライムサスペンスの金字塔を打ち立てたガイ・リッチーが帰ってきた。
最近はシャーロックホームズ、キングアーサー、アラジンなど原作があるメジャー作品を手がけていたが、久しぶりにオリジナル脚本の複雑に絡み合うギャング群像劇をつくってきた。
そのため期待値が高かった分、正直ちょっとものたりなさを感じたが、華麗な騙し合いに重なる騙し合いで観客も最後まで騙される展開に惹き込まれる。
映画のなかで映画の脚本としてストーリーテリングされる構成。今回はそこまで複雑で分かりづらくはなかったが、最後オチを知った後もう一度しっかり観返してみたいと思う仕掛け。
ドラマ化も決まっているとのことで、引き続きガイ・リッチーらしい作品を創り続けてくれることを期待したい。
前半はあんまりですけど後半からは面白くなってきた
待ってました この手の作品を
ややこしい笑
スタリッシュに一気に観せてからの〜、、爽快感!
ようやく観れました。予告編でワクワクしてたんです。
ですが、、、開始間も無くの展開は肩透かし。
「え?そんな話なの?あちゃー、失敗か・・・・・?」
なんて、全くの危惧でした。これはフリでした。
それも、とんでもないフリ。
危惧はどんどん薄れて引き込まれていきます。
このフリ(仕掛け)はなかなか強引です。力技。(笑)
でも、これがうまい具合に物語にハマっていくんです。
劇中劇の構成の作品はありますが、ははぁ、
こんな作り方があるのかぁと感心しました。
この劇中劇的な見せ方が妙に非現実感や
コミック感を演出しているような気がします。
現実と虚のスレスレに説得力を生むように。
だからでしょうかね?ノリがポップなんです。
発砲音すら心地良いです。
適度に入るクスクスポイントもイカしてます。
そして、やっぱ、悪くて強いのカッコいいんです。
主人公の大麻王が!!!
男気あるし、任侠ヤクザみたいだし、嫁LOVEだし。
なんか、上がるんです、かっこいいんです。
大麻王の座を取り合う騙し合いの話なんですが
凄惨さがなく、こんがらがっているように見える
糸をを一本一本ほぐしていく感じが楽しいです。
さらにさらに、この映画を彩る俳優陣の豪華さ!
登場人物全員が粒揃いでキャラが際立っていて、
それぞれのエピソードがちゃんと作られていて、
俳優陣の技量で厚く演じられているので、
薄っぺらくならないのです。
いつも通りに前情報皆無で鑑賞しましたから
「え?これあの俳優だったの?」
って思うくらいの演じっぷりです。
こんなに色濃いキャラだらけにしても、拡散内容に
ならないのか監督の手腕なんでしょうね。
ただ、ただ・・・致し方ないのですが・・・
こんがらがっている糸のほぐし方がちょっと
僕の好みではなかったかなぁ。
「実は、、、」とか「あの時、、、」など
後出しジャンケン的な帳尻合わせはなぁ・・・・
けどけど、まぁサスペンスものではなくエンタメですから
その点は言ってはならんのでしょうね。
すごく楽しめる秀作エンタメ作品でした。
やっぱり爽快感が大切ですよね!!!
監督の才能が枯れたのか…
別に面白くなかった要素を探す必要もないのではないかと…
妻の前だけジェントルマン‼
一代で大麻ビジネスによる巨万の富を築いたミッキー。引退宣言した彼のまわりには、利権をめぐり悪~い奴らが集まってしまい、コミカルで恐ろしい「ゲーム」を始めてしまった…といった物語(雑)。
比較的、王道を行くクライムサスペンスモノの作品。しかし、派手なアクションというよりは、悪党どもの駆け引きや心理戦をメインに、ゲスな探偵のフレッチャーがスキャンダルネタをちらつかせながら、ミッキーの参謀のレイにゆすりをかけていく様が描かれていく。
登場人物は、大麻王のような超大物から、粋がったガキどもといった小物に至るまで、皆揃いも揃ってワルモノばかり‼ジェントルメン…!?どこにいたのよ(笑)‼
それはそうと、悪党たちの騙し合いは、ややコミカルに描かれていながらも、手に汗握る展開。
登場人物皆がそれぞれの立場の元、命がけのゲームに没頭していく。味方かと思えば敵になったり。。
まぁ結局いつだってモノを言うのは金ですね。ペーパーウェイトもですぞ(タイタニック風)。
・・・。
そして沢山の登場人物がいますが、皆揃ってナイスキャラ。ワタクシの中では、キャラクターの良し悪しが作品の評価に直結したりするので、本作は宝庫でしたね。
特に気に入ったのは実質主人公とも呼べるレイですかね。
№2が優秀な会社は潰れない、なんてよく言いますが、ミッキーの大麻ビジネスが一代で成功したのも、間違いなく参謀である彼の力のおかげでしょう。有能に見えながらも、粋がったガキんちょに振り回されてしまう所なんかも憎めないですね。
ホント、彼には色々とお疲れ様!と言いたいです(笑)
そしてフレッチャー。とんでも無くめんどくせぇ奴ですが、本作が面白く仕上がっているのは彼のうざさあってこそ(笑)そしてブタのおじさんも…。
派手さは少なくとも、悪党達のコミカルでシニカルな闘いは、どこかおしゃれでスリリング。
公開から少し経ってしまっていますが、ナイスミドルな英国紳士の悪行を是非劇場でご覧ください♪
結果面白かったんだけど
シャーロックやアラジンを経験してしまったガイリッチーにロックストックやスナッチ時代の雰囲気を求めてしまった私が悪い。
おしゃれだしスタイリッシュだし中だるみありだしそうきたかー!だしラストに近づくにつれ盛り上がってくるし、マヌケと野心家とイキッたバカな若者とクセがあるキャラクターしか存在しないのとか、そうそうこういうの感じがガイリッチー映画だよね!とはもちろん思ったんだけど、盛り上がりきれないなにかがあってちょっと悲しかった。
でも面白いしもう一回見たいんですけどね!
本当に好きな監督だからレビュー下げたくないんだけど、期待値が高すぎたのか物足りなさが強く印象にの残ってしまった。
コリンファレルのできる男っぷりは最高にスキだよ!でも謎のヒップホップなんだったのんだろ、嫌いじゃないけどw
計算された良くできた作品なのですが、計算されてるが故に先が読めるというか
トリッキーでスタイリッシュ、ガイ・リッチーの本領発揮
すっかり悪党面になったヒュー・グラントが、大麻ビジネスで裏の財をなすマシュー・マコノヒー親分の側近であるチャーリー・ハナムに向かって、彼らの悪事を映画の脚本に見立てて語ることで物語は進む。
だが、この進行が最初は辛かった。
主要キャラクターが次々に紹介されるのだが、名前も関係性も覚えられない。
台詞にスラングやダジャレが混ざっているからか日本語字幕の漢字にカタカナのルビがふられたり、画面に文字が表示されるから字幕がそこに乗っかったりして、全くついていけず早々にストーリーを追うことを諦めかけてしまった。
ところが、コリン・ファレルがファストフード店で不良少年たちを蹴散らすあたりからか、格闘技チーマーたちが大麻栽培所を襲撃するあたりからか、エピソードに派手なアクションが織り込まれ始めるとどんどん画面に引き込まれていった。
ナントカ卿の娘救出劇、中国マフィアからの買収交渉劇など、単品でも面白いエピソードが積み上がっていき、グラントとハナムの会話も面白味を増していく。
そして、点と点が線で結ばれるや、見事な逆転劇が待っている。
終わってみれば、実に巧みで、面白い映画を観た感覚で劇場を出られた。
どこまで本当の話かわかない
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