ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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重厚と芳醇
ギャング王ミッキーの副官のレイモンドが、脅しをかけられている探偵と話すシーンで、和牛肉をじっくり焼いて食べていた。この分厚い肉こそが、この作品の出来映えシンボライズしていると感じた。
血が滴るほどの厚みを愉しんだ。
重厚 才覚と腕っ節で財を成したギャング王は、容赦なくチャイナマフィアや悪徳富豪のマシューを痛ぶって屠る。あるいは恐怖で支配する。しかも悠然とだ。気を抜いたら撃たれるんじゃないかとハラハラが続くが、仕掛けは充分だし、優れものの副官はいるし、慌てる必要はない。
芳醇 ミッキーの妻への愛は極めて一途で、素敵としか言いようがない。足を引き千切ってでも、妻を救うために奔走する。頭を撃ち砕かれたチャイナマフィアの血が、妻の頬にこぼれるのは、このシネマでも白眉のシーンに見えた。
もう一つ重厚 殺戮のパワーよりも策謀や胆力で勝負が決まるギャングストーリーだが、何処かに悪同士の強いラインがあると、それはそれで展開をゆっくり愉しめる。つまり、中心人物のギャング王と副官の絆が頼もしい。次回作でもきっと、裏切らない。
チンピラグループのトドラーズとコーチを、牛肉の香辛料に例えるのは容易いけれど、多分、それ以上。ひょいと現れた彼らによって、展開の予測がしずらくなった。最後までこのインストラクターは、ギャング王を裏切ると思っていたが、外れました。
めっちゃオモロイ!
「The Gentlemen」と「The Beach Bum」のハシゴをしたが…
この二人が同じ人(マシュー・マコノヒー)っていうことがスゴッ❗てなる。
今だと、「孤狼の血」と「あの頃」の松坂桃李ぐらいの違いかしら。
とにかく、ものすごーく面白かった!!
先が読めずドキドキさせつつ、笑わせつつ、音楽も衣装もカッコ良くて、最後スッキリ。
エンターテイメント映画として、パーフェクト!
結末判った今、ドキドキせずに、セリフに集中できるから、もう一回観るやつ決定。
これ、英語のヒアリングできたら、もっと面白いんだろうなぁ…って思う。
裏社会の住民だから、基本、悪い人なんだけども、マシューのミッキーは、男も女もカッコいい!と思えるキャラクター。
そして、レイとコーチも、魅力ありあり。
三人の中から選びなさい。だったら、レイかなぁ…。
でも、一番強いのは、奥さんのロザリンドかな(^_-)
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6月6日 二回目
やっぱ、サイコーだなぁ…。
ミッキーが、それこそライオンに見えてきて、
そしたら、他の人たちも動物に見えてきて(笑)
レイのつぶらな瞳はサイ(確か、動物界でめっちゃ強いよね)
コーチは、なんだろうキングコングよりのマントヒヒとか、
ロザリンドは、チーターかなぁ…
フレッチャーは、ずる賢いハイエナみたいな…
とか考えていたら、余計楽しくなってきた。
本当に良くできたエンタメ作品だよ。
痛いシーンとかも、目を背けたくなるようなシーンは実際にスクリーンには映されていなくって、
顔に飛び散る血とか、
豚との×××のシーンも、ビッグ・デイヴの叫び声と、映像を見ているレイのシーンだけで、
台詞や表情や、その前後だけで、観る側に想像する楽しさを、きちんと与えてくれているし、
音楽もファッションも、やっぱカッコ良い。
ガイ・リッチーって最高やん!
とにかくオシャレ。邦画には絶対出せないオシャレさ。 過去と現在が交...
スタイリッシュなエンタメです! 「パラシュートでも買ったらどうだ?!」にも笑った。
脚本がとても良かったと思う。テンポの良さ、小気味良い映像の切り替え、映画内脚本というナラティブの構造。
男性陣は甲乙付け難くかっこよい!! 個人的には妙に律儀でユーモラス(?)なコーチ役のコリン・ファレルに特に惹かれた。
ミシェル・ドッカリー様はダウントン・アビーのメアリーが100年経って生まれ変わったかのようなお変わりのなさに妙に感動。
重なる事件のたびに頭の体操してキャッチアップしようと試みたけど、スタイリッシュな狐と狸(その他大勢)の騙し合い、結局どうなったんだっけ?誰がサバイバー??ということでも、もう一度見たくなる。ドーナツ盤のレコードが回るようなデュークボックスのあるパブが今もあるらしい。行ってみたいなあ。
「ミラマックス」の名前に対するやもやをかなり解消してくれる一作。
言葉上の比喩をそのまま映像に使うところとか、さすがガイ・リッチーの度胸は違う、と、ちょっと変なところに感心してしまいました。洗練された映像、洒脱な登場人物の立ち振る舞いなど、米英合作だけど英国文化をかなり前面に押し出していて、肉体派アクションを売りにした作品とは一線を画した面白さがあります。観終わったあとに改めてタイトルをみると、にやっと笑ってしまうところも上手いなー、と感心しました。
久しぶりに「ミラマックス」の名前を見て、なつかしいなー、と思いつつワインスタインの一件を思い出してもやもやしてたら、作中でもろに社名が出ていて、ここでも笑ってしまいました。ある評論家の作品評に、「この映画はガイ・リッチーのファンを増やすことはできないが、ファンを喜ばせることができるだろう」という表現がありましたが、実に言い得て妙で、作中のあらゆる場面に彼の過去作オマージュがちりばめられています。どこまで自分好き!
イギリスのお洒落なギャングはスーツが違う
ギャングという言葉がしっくりこない
マシンガン携帯した外交官みたいな出立ちのミッキー(マシュー・マコノヒー)
ミッキー!ハハッ!
ガイ・リッチーは本当にミッキーという名前が好きだなぁ。恨みでもあるんか。
話のストーリー自体はシンプルで、探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)がミッキーの片腕レイ(チャーリー・ハナム)のもとに麻薬工場売買に関するネタで強請りをかけにくる場面から始まる。
芝居がかった演出やフランクな会話のやりとりは役者の演技力で軽快に進む。
音楽も良い。音楽は詳しく無いけど、コーチ(コリン・ファレル)率いるボクサー達のラップもかっこいいと言うより、小物感を演出するのに一役買っている。まるでライオンの前でダンスするハイエナのよう。
果たして、真の黒幕と意図は?と言うミステリ要素も含んでいる。
メガネをかけたチャーリー・ハナムが一番怪しく見えたよ。だって、ギャングにしては可愛すぎない?マコノヒーは怖すぎない?怖すぎてセクシーすぎるでしょう。極悪なのに愛妻家って超そそるよね。
探偵のフレッチャーのキャラクターがちょっとトニースタークを演じるロバート・ダウニー・jrに見えたのは私だけですか?
ニヒルな感じや仕草が似ていると感じるのは何故なんだろう?
とまぁ、好きな俳優達が紳士のお召し物を纏い、華麗に交渉したり銃を撃ち合ったりする映画です。
1人でも、友達とでも、恋人と一緒でも気まずくなりません。
ストーリーも分かりやすく観やすい映画でした。
久々に観た面白い映画でした。
イケおじ達がカッコよくて可愛い!!
前半はとにかく色々起こるので事実関係を把握するのがちょっと大変でしたけど、後半諸々のことがつながり、ラストにはスカッとします。特にエンディングの歌がカッコいいし、その後のラップが映画の中に出てきたコリン・ファレルがコーチしてたちょっとお間抜けラッパー達だったのでエンドロール見ながらニヤニヤしちゃいました。
チャーリー・ハレム演じるレイが終始冷静で穏やかでかっこいいのですが、途中若いギャング達のスマホを取り上げるために走るシーンがおじさんぽさが出て最高でした!
マシュー・マコノヒーが愛妻家だし、知的だし、もうホントカッコよかったです!
非常に取っ付きやすいマフィア映画🎶
ネタバレ厳禁だから内容については触れないけど、すっごくすっごく楽しめたー❤ ❤ ❤
コリン・ファレルやヒュー・グラントの風貌が普段のイメージと違い過ぎててビックリする😁😁😁
途中、ヴェニスの商人の有名フレーズが会話に出てくる辺り、さすが英国✨
ここ数年で自覚した自分のBritish English好きだけど、中でもヒュー・グラントは別格。彼に“Darlin'”と囁かれたらキュン死してしまうかも💓ヒュー・グラントとジョニー・リー・ミラーはあたしの中でイギリス🇬🇧英語の語り手双璧🍀🍀🍀
そしてそして、ダウントニアンとしてはメアリー嬢(ミシェル・ドッカリー)が活躍してるのも嬉しい話😊
マシュー・マコノヒー観てたら「ウルフ・オブ・ウォールストリート」が観たくなってきた (*´艸`*)
流石ガイリッチー
おかえりガイ・リッチー!
緊急事態宣言によってひと月以上劇場で映画鑑賞が出来ませんでした。まだ宣言中ですが6月よりようやく大阪でも映画館再開、と言っても平日のみで午後9時に上映終了なのでレイトショーは無し、土日はまだ休業、というなかなか社会人には厳しい環境が続いています。
って愚痴ってても始まらない!
とりあえず6月は全く観られなかった5月分も観なくては!!
平日は劇場へダッシュだぜ!
と、劇場再開の記念すべき6月1日に選んだのが「ジェントルメン」。もっと早く観たかったよん。
待ってたのよ、ガイ・リッチーのクライムムービー。
「アラジン」じゃないのよガイリッチーは。
おまけにこの豪華キャストの顔ぶれを見れば嫌でも期待値は上がりますよね!
「ロック・ストック〜」や「スナッチ」と比べればガイ・リッチーもいろんな意味でオトナになったなぁと。
でも毒やエグさはかなりのもの。
YouTuberが絡んできたりするところがいかにも今風でコリン・ファレル演じるコーチがいい味出してましたね。
登場人物多いしジェレミー・ストロングがマシューって役名でミッキー役のマシュー・マコノヒーとこんがらがったり、最初につまずくと時間軸どうなってる?って混乱するかもですが(それは私です、汗)ラストは爽快に着地してくれるので気持ち良くスクリーンを後にできます。
最近ヒュー様ゲス役多くない?似合ってますw
チャーリー・ハナムはすごく良かったな。それとコリン・ファレルね(コリン褒めるの2回目)。
いや全員役を楽しんでやってる感じが伝わってきてとっても素敵なイケオジたちでした。
映画会社のミラマックスが出てきてそこには「コードネーム〜」のポスターがあってニンマリ。そうそうコードネームもガイ・リッチーだったね、って思い出しました。
星3.5か4か迷いましたがイケオジたちがノリノリだったので4にします。映画はこうでなくちゃね。
少々物足りず
策士ガイ・リッチーここにあり
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』、『スナッチ』とクライムサスペンスの金字塔を打ち立てたガイ・リッチーが帰ってきた。
最近はシャーロックホームズ、キングアーサー、アラジンなど原作があるメジャー作品を手がけていたが、久しぶりにオリジナル脚本の複雑に絡み合うギャング群像劇をつくってきた。
そのため期待値が高かった分、正直ちょっとものたりなさを感じたが、華麗な騙し合いに重なる騙し合いで観客も最後まで騙される展開に惹き込まれる。
映画のなかで映画の脚本としてストーリーテリングされる構成。今回はそこまで複雑で分かりづらくはなかったが、最後オチを知った後もう一度しっかり観返してみたいと思う仕掛け。
ドラマ化も決まっているとのことで、引き続きガイ・リッチーらしい作品を創り続けてくれることを期待したい。
前半はあんまりですけど後半からは面白くなってきた
待ってました この手の作品を
イギリスのワルってサイコー!
ガイリッチー監督のイギリスのワル(というかチンピラ)がリアルすぎて好き。
本作ではコリンファレルが謎の"コーチ"だったが、ヒューグラントが言うように続編が有るなら是非"コーチ"主役で!
ややこしい笑
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