ジェントルメンのレビュー・感想・評価
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そこそこ面白かった。
イギリスで大麻王国を築いたミッキーが、総額500億円相当の大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという。それをめぐって、大富豪、編集長、探偵、中国マフィア、ロシアマフィア、といった連中が金の奪い合いを始めるという話。
なかなか面白かったが、ヒゲヅラ同士の会話が長いし、似たような顔してるから見分けがつきにくいのが難点。
ミッキーの妻役はもっと美女の方が良かったかも。
一流の悪には手を出すな!
H.グラント演じる探偵記者フレッチャーがM.マコノヒー演じる大麻のボス・ミッキーの真相を追い時には真実に推測を加えながらフレッチャー視点でミッキーの姿を描いていく面白い作品であった。
ミッキーは大麻のボスであるがこれを機に引退する決意をする。その為大麻栽培の事業をJ.ストロング演じる資産家のマシューに売ろうとするのだが少しでも買い値を下げたいマシューは中国人マフィアを雇いミッキーの事業の一部にダメージを与え市場価値を下げる行為を働く。
一方ミッキーにはもう一人敵がいる。E.マーサン演じる新聞編集長のデイヴの存在だ。
彼はミッキーにパーティで握手を拒まれた事に腹を立ててフレッチャーを雇いミッキーの真相を暴こうとする。
ミッキーの周りにはこの様な敵に囲まれながらも淡々とそれらの敵を返り討ちにし最後はミッキーが1枚も2枚も先手を読んだ結末を迎えミッキーが勝利するストーリーである。
この作品の面白い所は敏腕探偵記者のフレッチャー視点でストーリーが進む為、ストーリーが進むにつれてミッキーの存在が危うく感じる。
フレッチャーの言葉巧みな話術がフレッチャー有利な立場に感じるのだが、さすがは長年悪の道を歩んできたミッキー。組織として各々がきちんと仕事をし、相手の悪巧みを時には表面的には乗っかりながらも裏では操りながら、そしてスマートに敵を捌いていく姿はめちゃくちゃカッコいい!
コメディ要素もそれなりにあるけど謎解きとまでは言わないが序盤に伏線を張って後半回収していく様な展開な為少し集中してみる必要はある様に感じた。ただ決して難しい展開が続くわけではない。程よく集中力を要する作品であっという間の2時間でとても楽しむことができた。
ミッキー率いる悪の組織に今回は数人のその道では敏腕の者たちが揺りにかかったが、やはり一流の悪には歯が立たない。この辺は現実感をどこか感じながら華麗に敵を返り討ちにするミッキーのかっこよさに惚れ惚れした。
引退すると言ったな。あれは**だ。
ガイ・リッチーにしては「大人しめ」ですよねぇ、これって。はっちゃけ具合も中途半端ですし。ガンガンドバドバのギャングアクションを期待して行くと、完全に肩透かしの梯子外しですが。そこはロンドンの事だし。なんつっても、ジェントルメンなんでw
情報を買い取らせようとするフレッチャーの暴露話の形式で進む物語りは、時にポップ感すら漂わす軽さ。楽しいです。ギャングもののオドロオドロ感も緊張感も、ほぼ皆無です。
フレッチャーが暴露して行く、騙し・裏切り・謀略の連続に、ニヤニヤしながら楽しめます。
完全に死亡フラグを立たせてるバカ者の活躍がツボ。この人達のタータンチェック、ベイ・シティ・ローラーズ?
なんと言ってもですよ。デリンジャー・ダブルバレルの22ショート弾でチンピラの眉間を撃ち抜く姉御、カッコ良過ぎでしょw
とりあえず、細かいことは言いっこ無しで。ガイリッチーだからと言ってハードル上げずに。肩の力を抜いて抜いて抜いて。ダラダラと眺めてニヤニヤしてれば良い娯楽作でした。
楽しかった。結構。
非常に凝ったストーリー‼️
その辺の安っぽい映画とは違った。
字幕をちゃんと読んで理解していかないと追いつけない凝った映画。
2人の会話の中に次から次へとストーリーが展開されていく。
観て行く内にドンドン話に没頭していく。
不思議な映画だな。
ラスト近くは予想外に進み、エンディングは続編を思わせるような、少し呆気ない終わり方→マイナス1。
でも面白い映画でした。
都内から川崎まで来た甲斐がありました。
犯罪者の犯罪映画??
あまり期待しないで見たが、その期待をはるかに下回る酷い映画。
出演者全員悪者で誰にも共感できないという稀有な映画。
犯罪、暴力、薬物、裏切り、残酷・・・などを映画に求める時代ではないだろう。
高い評価をしている人の気が知れない。
4ストライク
ザッツ・エンターテインメント!!!! 王と英国街中追いかけっこの帰還
今世紀における英国産ギャング映画のキング、待望の帰還!ジャングルの王は、王"らしい"振る舞いなんかで、疑いがあっては駄目だ。疑いは混乱を生み破滅を招く。『ロック、ストック〜』『スナッチ』『ロックンローラ』そして、4度目の英国産ギャング映画復権の狼煙で唯一無二なストリート感覚と裏世界観。
今までの作品だったらコーチ(コリン・ファレル)か、その教え子少年ジャージ軍団ストリートギャングたちが主人公だったろう。製作陣が同じ『レイヤーケーキ』なんかも含めて言えることで、具体的には『スナッチ』のミッキー・オニール(ブラピ)たちパイキー・ジプシーオチ。あの壮絶なリベンジのように本作もまた。
「待ってました!」とホッとしたイギリスの街の追いかけっこ。いい大人が曇り空の下、茶色いレンガの街並みを全力疾走するカット・シーンを見て「あ〜これを待ってたんだな〜見たかったやつだ〜帰ってきた!」という懐かしい気持ちになったし、今でもワクワクした。車でもなんでも何かしらのチェイスシーン、しかもそんなにシュッとしきていない泥臭さみたいなのが残っているのがいい味。しっかりとクセがあるダサカッコよさ。もちろんクロスカッティングやそれらしい音楽などでサスペンスドキドキハラハラも煽る。10分後に来い。
スポーツファンにはオリンピック、サッカーファンにはワールドカップ、映画ファンにはガイ・リッチーのギャング映画がある!反則ギリギリ最高すぎるタイトル × キャストからずっと期待値マックスだった本作を遂に見た!間違いなくガイ・リッチー節でしかない(ポスト・タランティーノな?)景気のいいセリフのやり取り、というより応酬・掛け合いがテンポよく展開されはするものも、正直、途中までそこまで気持ちよさを感じられず、むしろ作り手の一歩間違えたらサブいドヤ顔が見え透いてきそうなくらいだったけど、終盤は流石の一言に尽きる映画ファン冥利。種明かしそれ自体も無理やり付け焼き刃であって、見る人皆が唸るような理詰め的賢さではないけど、映画的カタルシスは十分。1時間後に来い。
本作を機に新規ファンを獲得しまくり再発見されるような超会心作というわけではなかった(し、本編後半くらいまでは個人的に3.5くらいの満足度だった)けど、終わってみればこれこれ!やっぱり好きだな〜とファンは満足するだろうし、何よりニヤニヤしちゃうくらい嬉しい作品で映画的出来事であったことは疑う余地なし(だからこそのこのスコア)。だから、どれだけハリウッド進出して世界的に売れても、原作モノやリメイク(ex.『コードネームU.N.C.L.E.』『キング・アーサー』『アラジン』)を撮るようになっても、これからもやっぱり定期的にこういうオリジナル映画を作っていってほしいと一映画ファンとして切に願うばかり。創造性は奪えない、枯渇・衰えないでほしい。
変わるものと変わらないもの。歳を重ねて益々ノリノリなマシュー・マコノヒー(主役!座長)、コリン・ファレル(withポジション!!)、ヒュー・グラント(&ポジション!!!)は本作でも裏切らない存在感。皆、キャリアが今日に至るまでに大きな転機を迎えたことがあり、今では映画ファン・批評家たちなどから厚い支持を得ていそうな手練たち。とりわけマコノヒー&ファレルは共に若い頃は大作御用達"ザ・"ハリウッドなイケメンスター的ポジション、メインストリームなスター街道だったのに、そこからまるで自らの意志・強い気持ちと実現・行動力で険しい道を歩んできた。
ミッキーとジプシー、揺るがない英国ブランド。最高にパンチの効いて、どっからどう見ても英国人でしかないイカしたビジュアルのコリン・ファレル(『ピーキー・ブラインダーズ』にでも入るのか?という髪型)は、本編見るまではもっと敵対する側かと思っていてマコノヒー vs ファレルに胸高まっていたけど、実際見てみるとこれはこれで良かった。というか心強かった。にしても相手の中国人(&ロシア人)に対して、味方が色んな意味で最強すぎないか?チャーリー・ハナムの役どころが結局一番格好いいナンバー2ポジション、信頼できるクールさ。同監督『キング・アーサー』主役も報われる。そりゃこの中ではまだまだ若いヘンリー・ゴールディングじゃこの百戦錬磨なメンツ(の経験値・頭脳そして迫力)には勝てないよ。
若者が年寄りに取って代わる時代の流れ、盛者必衰の理?そんなのまだまだ当分先。マシュー・マコノヒーは大麻を消費する方(先週公開『ビーチ・バム』)から供給する方、それも大元へ。マコノヒーだけでなく監督リッチーも歳を重ねて、ストリートギャングも大元へ。昔みたいにキッレキレという抜群の切れ味から円熟味が増して少しいい意味で枯れてきた(英国紳士らしい茶色がよく似合う)趣に。紳士という本作のテーマもあるのだろうけど、にしても渋すぎるオープニングを見ていて、コッテコテにバッキバキだった『スナッチ』のオープニングと比較して、昔は尖っていた側の筆頭であったろう彼もこういう風にメインストリームな英国ブランド(ex. 007ボンドシリーズ)を背負うようになったのかと思うと勝手に感慨深い。
気持ちよかった!本作終盤ミラマックスのオフィスでヒュー・グラントが続編の話をしているときに同監督『コードネームU.N.C.L.E.』のポスターが裏に貼られている、いつまでも続編の話の進まない作品。しかも、本国とは違って、日本公開のこのタイミングでは奇しくもU.N.C.L.E.主演の片方ソ連スパイ役アーミー・ハマーが干されていそうなのでなおのこと。それを予知して本作でもロシアンマフィアだった?
『ロック、ストック〜』ではストーン・ローゼズのFools Goldフールズゴールドが最後に流れるなど英国ロックの名曲を惜しげもなく使ってくれる根っからの"英国人"スピリット、揺るがないアイデンティティーを持ったガイ・リッチーは、本作ではザ・ジャムのThat's Entertainmentザッツ・エンターテインメントで。まさしく、これぞ一流のエンターテインメント。予告で流れていたクリームのSunshine Of Your Loveサンシャイン・ラブはやっぱり、例えば『マネーショート』におけるレッド・ツェッペリンのWhen The Levee Breaksレヴィー・ブレイクのように、ハリウッド大作あるある予告用だった。
最高すぎるタイトルとキャストからずっと見たかった『ジェントルメン』はやっぱりガイ・リッチー4度目の真骨頂だった。ヒュー・グラントがコッポラ『カンバーセーション盗聴』をディスるのは『トレインスポッティング』のシック・ボーイを、一室でチャーリー・ハナムが演説垂れるのは『パルプ・フィクション』のジュールス名演説を勝手に思い出した。あと衣装くれ
ガイ・リッチーらしさ爆発
試写会で拝見。
『スナッチ』のぶっ飛び具合と、ダウニーJr.『シャーロック・ホームズ』で見せたギャグが合わさった、まさにガイ・リッチーのフィルム!
人が死んで死んで死にまくる。
なのに、真面目で陰惨なシーンほど笑えちゃう。
チャーリー・ハナムと、コリン・ファレルが(やってることは酷いが)いい奴で、無意識のうちにこの二人をなんとなく応援しちゃうから不思議。
マコノヒーの「絶対王者」感がかっこいい。
んで、『コードネーム U.N.C.L.E. 』が小ネタで入っていたのに笑いました。
おすすめです!
チャーリー・ハナムが一番ジェントルメンな気がした
超豪華な俳優陣が揃い踏み!の中でも個人的にはチャーリー・ハナムが一番良かった。「パシフィック・リム」のイメージからか、単細胞の熱血男のイメージがあったんだけど、この作品では冷静に先を読んで行動するNo.2の役がバッチリハマっていて、そのギャップのせいか一番ジェントルメンさを感じた。
コーチ役のコリン・ファレルもどこか上品さが感じられて、ただ自分が強いだけじゃなくてコーチとしても超一流で…、というところがナイスジェントルメンポイントだった。あとトドラーズのラップすごいカッコいい!
マフィア映画って「『コケにされた』とかなんとかで簡単に人殺しすぎだろ」と感じていた僕にとって、ピアソンが誰彼構わずすぐぶっ殺すような人間じゃなかったところ(事故死は別)も好感が持てた。食うか食われるかの世界に身を置きながらも寛大さを持ち、でも守る者のためなら容赦はしない、というのが本物の王の振る舞いであり、本物のジェントルメンの資質なのである。カッコイイ〜。
全体としてはさすがのガイ・リッチーって感じで、音楽の使い方もよかったし、部屋に見覚えのある映画のポスターが貼られてたり、みたいな小ネタもあったりして、非常に面白く鑑賞できた。
戻ってきたガイ・リッチー!
戻ってきたガイ・リッチー監督の勝利!って作品 (笑。
構成が極め付きで、語りの回想として物語が展開していくんだけど、
とにかく飽きない、それもそのはず、豪華すぎるキャリア組のキャスティングだから、
みなさん演技がド迫力、で、展開の速さに息つく暇もなくラストへ直行(笑。
なにはともあれ、観るべし!!。
めちゃおもろいマフィアコント
めちゃくちゃ面白い。主演のマコノヒーの麻薬王演技が圧倒してた。ストーリーはUKの麻薬王のマフィアストーリーを暴力たっぷりにコメディタッチに描写している。右腕とある男の会話から始まるが、途中のコメディタッチに描かれるストーリーは面白すぎる。夫婦関係再生という側面もある映画だった。
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