「【”真の悪徳の王は、相手の裏の裏の裏を読んで、王座に君臨する”著名俳優多数出演の、騙し合い映画。ガイ・リッチーの脚本と絶妙な演出にどこまでついて行けるかがカギの、”頭フル回転”で観る映画である。】」ジェントルメン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”真の悪徳の王は、相手の裏の裏の裏を読んで、王座に君臨する”著名俳優多数出演の、騙し合い映画。ガイ・リッチーの脚本と絶妙な演出にどこまでついて行けるかがカギの、”頭フル回転”で観る映画である。】
ー 冒頭のシーンから、ガイ・リッチーの仕掛けた罠にマンマと嵌る・・。そして、どこまでが事実なのか、想像上の出来事なのかが判然としないまま、物語に引き込まれる・・。ー
◆有名大学を卒業した頭脳明晰なミッキー(マシュー・マコノヒー)は、大麻の大量栽培で巨万の富と美しき妻を娶るが、大麻ビジネスの行く末(合法化)を考え、引退を示唆する。
・それを聞きつけた、様々な”腹が真っ黒”の紳士たちの騙し合う姿と先の読めない展開。
・登場者たちのマシンガントーク、スタイリッシュな映像を交え、観る側に
”この後,どうなるか分かるかい?”
と、ガイ・リッチーが、問いかけてくるような作品。
・マシュー・マコノヒーは別格として、(個人的意見です。)コリン・ファレル、チャーリー・ハナム、エディ・マーサン、ヘンリー・ゴールディングという贅沢過ぎるキャスティング。
ー エディ・マーサンの”あの動画は観たくないなあ・・。ー
・特に印象的だったのは、”狂言回し的”な役柄の怪しい私立探偵を演じた、ヒュー・グラントである。怪しさ満点の私立探偵・・。良い味出してたよなあ・・。
ー 「コードネームU・N・C・L・E」の看板がビルに掲げられているシーンなどの遊び心も含め、ガイ・リッチー監督の特異とする、マシンガントーク、スタイリッシュ且つフェイク映像にも、魅入られた作品。
ガイ・リッチー監督が、
”俺の世界観、脚本に付いて来れるかい?”
と言っているかのような、先の読めない悪徳者達の騙し合い合戦映画である。
ガイ・リッチー監督、まだまだ行けますね! ー
オープニング、美しくスタイリッシュでしたねー。序盤、チャーリー・ハナムに映画脚本を売りつけにきたヒュー・グラントの台詞をそのまんま使いました^ ^(字幕は「美しい映画」でした)
ヒューの言う通り、アナログで35mmフィルムなら尚良かったかもですが、それではこの映像美を作るのは難しいですよねw
「ハードでなければ生きていけない。ジェントルでなければ生きる資格がない」と言ったのはフィリップ・マーロウでしたか。
アラン・ドロンやジャン・ギャバンなど往年のフィルム・ノワールを彷彿とさせる嬉しい映画でした♪
NOBU様 レス遅くてごめんなさい🙏
この映画は伏線の貼り方が絶妙でした。
もう一度観たくなりました。映画業界は厳しいですがあの映画を観に行きました。近いうちにレビューを上げますね。