ミッション:60ミニッツのレビュー・感想・評価
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もっとゲーム性を押し出した方が、映画としては面白くなったかも。
ハンティングゲームの獲物役に指名された男性の闘いを描く物語。 元戦場カメラマンでトラウマを抱えている男性が、次々に襲い掛かるハンターを迎え撃つアクション映画です。「バトルランナー」を思い出す設定を、B級のカテゴリーに無理なく当てはめた映画ですね。 TVが映し出すアナウンサーの不気味さや嫌らしさも秀逸で、期待感が膨らみます。 ただ、折角の基本設定も、そこから面白さを引っ張り出せません。 どんな基本設定が面白くても、所詮はB級の予算ですから、単純な闘いに迫力が出せるわけがありません。 自宅の利を活かした創意工夫や、元カメラマンの知識を用いたアイデア等があれば面白みも増すのでしょうが、そのようなシーンは限定的でした。 また、この設定ならチャレンジャー側にもしっかりとルールを与え、明示した方がより面白みが増したように思います。 例えば、チャレンジャーは4組で、成功した場合は10万$・・・とか。一組目は一般市民で、二組目は警官とか・・・ 例えば、「賞金でボートを買います」って朗らかに話すチャレンジャーとか・・ 不気味さも増しますし、ハードルが明示されているので、闘いにもより緊迫感が増すように思います。 何も明示されていないと、「何でもあり」になってしまい、逆に緊迫感が減じてしまうように感じました。 基本設定にある「トラウマ」が、殆ど活かされていないのも残念なところ。 当然、評価は厳しめです。
中年オヤジが…
妻とも別れ、人付き合いも悪い中年オヤジが、年越しを孤独にウイスキー飲みながらテレビ見てると、いきなり自分が殺人ゲームテレビショーの今日の標的に。60分間プロの殺し屋に襲われるが、生き残れば大金が貰えるというもの。この後の展開に期待するものの、精鋭揃いの殺し屋が一人一人現れては、あっけなく中年オヤジに殺されていく。しかも割と躊躇なく殺す。バズーカ砲で家撃ち込まれるも一発だけだし。何かもたつき感が両者にあるのだが。。特に射撃コンテストNO1の殺し屋が満を持して登場し、強面なので期待するが、銃の構え方が弱そうで、迫力なし、簡単なトラップに引っ掛かり、死んでいく。やたら放送中にCMスポンサーであろうタバコ会社が出てくるが、それも回収なし。60分で、まだ後何分あるよーと普通なるのだが、中年オヤジがあまりピンチにならないので、時間の経過が早く感じる。ラスト殺し屋たちが一斉にマシンガンで家ごとぶっ放し、仕留めに掛かるが、最初からそれやれよって感じ。びっくりなのが中年オヤジが地下の隠れ部屋持ってて、そこに大量の兵器と、凄いマシンガン持ってたところ。このオヤジ、何のためにこんなの持ってるの?ベトナム帰りとはいえ、戦場カメラマンじゃなかった?こいつを標的にしたのが間違いだったと逆に思ってしまった。エンドロール後のデブ位が番組的には良いのだろう。
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