「ヒューマンドラマとしては何もかも中途半端。試合前夜にナイトクラブのシーンあんなに尺いるか?」シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち ゆっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒューマンドラマとしては何もかも中途半端。試合前夜にナイトクラブのシーンあんなに尺いるか?
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初めから途中までテンポが良くて惹き込まれて観ていたが、大会に出るための移動中、トランスジェンダーの彼女が歌を歌った辺りから、ストーリーが中だるみして、失速していく。
歌は結構延々と続き、バスでカーセックスやどんちゃん騒ぎ。
ゲイのナイトクラブのパーティーの尺が、バスのハチャメチャから30分くらいあり、こんなに必要なあ?と。
あと、水球の試合は敵味方が何が何だかんだ分からなくなるし、スポーツとしてのスピード感が残念ながら無い。
水球の自主練シーンも、遊んでる?みたいな。
ゲイ嫌いのコーチもいつの間にか、ゲイに馴染んでいるし。
癌で余命幾ばくもない彼から、チームメイトの様々な悩みを聞いただけで、そのエピソードは終わりになってしまった。
ナイトクラブのパーティーシーンより、チームメイトと日々過ごしていくうちに、彼らの悩みをコーチが理解し始める、そしてコーチ自身がいつしかゲイへの偏見が無くなっていく…みたいな展開なら解る。
一番大切な部分がカットされている。
皆、そこを描いて欲しいと思っていたのでは?
ラスト試合中に準主役の彼が亡くなるところが、『人生はマラソだ!』に似通ってる。ラストは哀愁コメディの『フル・モンティ』にも似てる。
まあ、実話だそうだけど。
何に置いても、中途半端な残念な作品だった。
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