ストックホルム・ケースのレビュー・感想・評価
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イーサン・ホークやマーク・ストロングだと迷うじゃん
ストックホルム症候群のもとになった事件だが、実際がどうといより、それなりに性格のよい犯人をイーサン・ホークやマーク・ストロングが演じており、ファン心理をつき心情をあおられる。
時代と地域と密な時間
物語のエッセンスとしてあちこちに現れるストックホルム症候群。その元になった事件を、良い感じのゆるさで語っておりました。スウェーデンだからこそ?70'sだから?等々、考え出したらキリがないのだけれども、素直に乗っかれば中々に心地の良い時間を過ごせるはず。たぶん。
とぼけて間抜けで短気なんだけれど滅茶苦茶親切。というか優しい。そもそもの事件の動機に気が付いた時から、彼の事がいとおしくて仕方がありませんでした。という事で、まんまと症候群ですね(笑)。
ミニマムな作品ですが、役者は楽しげだしボブ・ディランは良いし、丁寧な感じで好感が持てるし、選択肢の狭いコロナ禍の渦中での変化球としては抜群だと思われます。
事実で意外に重厚な作品
ストックホルム症候群と言う言葉がと言うか心理学がありますが、本作品のような出来事がストックホルム症候群の基ネタになった事案かもしれません。
人質が犯人にある意味同情と言うかのかな・・・共感と言った方がいいのかな・・・好意を描いていく現象と言うモノなのか・・・
本作品、コメディタッチで描かれているのかと思いきや、これがしっかり重厚に描かれていて、私的には、本作品の最初の印象と見た後の印象にギャップが有ったので大変にびっくりしています。
全編、ボブ・ディランが流れる本作品にもちょっとびっくりかな・・・・
また、この犯人にしても、警察にしても首相にしても、何とも地に足がついているようで付いていないと言うか・・・
本作品、実話と言う事ですが、取材した通りであれば、犯人側も、警察側も、首相も何とも、足が地に着いていそうで付いていないと言うか・・・・
しっかり笑わせて貰える場面もありましたが、私的には、本作品のテンポが合わないかな・・・・
こんな事ってあるんですね・・・・
イーサンホークの演技も発見!!
1973年、実際にストックホルムで起きた銀行強盗事件がベース、ストックホルム症候群の語源ともなったと言われる事件。監禁や誘拐において被害者が犯人との間に心理的な繋がりを築く心理現象。イーサン演じるラース、根っからの悪い人じゃ無い、何故か憎めないラース、いつの間にか見ているこちらまでラースに同情してしまった(笑)イーサンホークの演技も必見!!
喜劇なのかシリアスなのか。
題材はストックホルム症候群と言う言葉の根源となった事件。
でも、それを分かりやすく、コミカルにした感じです。
見ていて、警察側に寄り添う気持ちに私自身もならなかったから、そう思うと成功なのかもしれないが、
犯人に寄り添う?って感じでした。
犯人の根の優しさは感じるし、そこに人は動かされたのかもしれない。
人は犯人だろうが、政治家だろうが、警察だろうが、その時そばにいて、寄り添ってくれた人に心は動くのかもしれない。
私も人に寄り添える人になりたいなぁ。
喜劇に吹っ切るか、もっとシリアスに吹っ切るかしてもらえたら、いい作品だったかなぁ。
これが本当にあった話とは・・・・
何と言っても警察の対応が不思議
本当にあんな対応をするのか?
犯人に愛嬌があるから、そこまで人質に懇意にされたのかな?
そこまで愛されるとは・・・・・
映画館の音声が大きすぎて耳が痛かったのでゆっくり観れずに困りました
面白い映画でしたが
実話というところが興味深い
ものすごーく面白かった!
最初に、ぐぃーん⬆︎ってテンション上げられて、
そのまま、どうなるのー!?って集中して、
最後までドキドキのあっという間でした。
犯人と警察の駆け引き、犯人と人質の危機共有からの相互理解への心理。
もう、ラースがめっちゃ憎めない犯人像になってるもん!
警察署長は、憎たらしさ増し増しだし、
そりゃあ、わたしだって、ビアンカ同様に、「逃げてー!」
って応援しちゃってさぁ〜。
自分が、ストックホルム症候群になりやすいタイプということを発見しました。
誰にでもよいところはあるでしょ
出会い方は稀だけど、ここで会ったのが何かの縁。
異常な時空間を過ごしたから、情が芽生えるのか。
出会うべくして、出会った二人なのか。
これはわからないことですよね。
けれども、やっぱり出会うべくしてであったのかなあ〜
社会心理学では、ストックホルムシンドロームはよく出てくる単語だけど、こんな感じ?
人質の心理を表す事件として有名だけど、デフォルメされていたとしても、これって人と人の心の触れ合いで起きたことなんじゃないの?と思ってしまう。
社会からはみ出し者と言われても、誰か一人が自分の良さを見抜いてくれたら、それだけで人生が捨てたもんじゃないと思えるような。
ただの出会いの物語。
稀な出会いの物語。
心理学者が分析してシンドロームにしてしまうような、野暮な話じゃないような。
ストックホルムシンドローム
誘拐事件や監禁事件などの被害者が、犯人と長い時間を共にすることにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象をいうらしい。なんでそうなるのでしょうか?なるほど奥深い映画です。過去の事件にも、たくさんのストックホルムシンドロームが見られるのですね。ハリウッド映画の中にも、ストックホルムシンドロームが見られます。美女と野獣は果たして?
あんまり、、、でした
他の映画を観るために、電車でいつもとは違う映画館(ミニシアター)へ。コロナ禍ということもあって、ここに来たのは1年以上ぶり。せっかくだからもう1本観ていこうと思い、ほとんど予備知識なしに鑑賞。
事前にサラッと読んだ映画評ではコメディ要素もあって面白いとあったし、イーサン・ホークなら間違いはないだろうと期待していましたが、なんか、ハマりませんでした。人質が強盗犯に感情移入してしまう心理は解らなくはないのだけど、だからって体までは許さないでしょー。ここでなんだかしらけてしまいました。
観賞後にストックホルム症候群について検索して、そこで読んだいくつかの事例については興味深かった。その知識を得るきっかけを与えてくれたという点で、ありがとうという気持ち。
ストックホルム症候群元ネタということで
言葉自体は聞いたことはあったが、
実際の事件までは知らなかった。
ラースが事を起こすきっかけみたいなものが判り難い。
周りの人間含めてだが、もう少し心情を描いてあると良かったのでは。
冒頭で嘘のような本当の話とあったが、
確かに勘ぐりたくなる。
洗脳?
この物語は実話をもとにしたフィクションなのか、或はそのまま本当にあった出来事を忠実に再現したのかがよくわからない。どこかに、その答えはあるのかもしれないが。
しかし、あのような状況で強盗犯に旦那がいながら恋をしてしまう女性行員の心情って一体・・・
人間とは摩訶不思議な生きものである。
上映時間も90分と丁度いい塩梅で、まぁ、それなりに楽しめた。
ハマってましたよイーサン・ホーク
実際にあった事件をドキュメンタリータッチで描くのではなく、コメディに寄せた作品でしたね。好き嫌い分かれるのかもしれませんが、こういう作りもありだと思います。それにしてもイーサン・ホークが良かった。この人は憎めないキャラの悪党をやらせたらピカイチだと思いますね。
「犯人を信用できますか?」「警察よりはね。」
イーサン・ホーク演じるラースの行動がボケならば、コメディとして十分。もしあれが正気ならば、とってもおバカな強盗劇。まだ警察側も対処マニュアルなんてなかった時代だろうけど、時間の経過がのろいし、緊迫感も希薄だし、事件自体どこか牧歌的に見える。つまり、ぬるい。
「ストックホルム症候群」のことは知ってるし、被害者側の感情が単なる同情ではなく、共鳴や同調する過程をシリアスに描くのかと思っていた。が、随所にクスリとおかしい場面。それは意図したものなのか、真剣なのに不謹慎にも笑ってしまうのか、どうもはっきりしない感。特に「人質と犯人が妙に仲良くなっていますよ。」なんてドハッって吹いたし。また○○室に入って行っちゃうのって、まるでドリフかよ(「うしろ!うしろ!」的な)、って思ったし。
ストックホルム症候群と思うと?
有名なストックホルム症候群から想像して期待した映画ではなかった。
なぜ被害者が加害者に惹かれるのか?不思議が必然になっていく心理劇じゃなかった。
ピリピリとした緊張感溢れる人質と犯人、警察と犯人の心理戦も無かった。
どうも違うなと気づいてからは切り替えた。そうするとすこし面白くなってきたが、最後まで肩透かし感がどうしても拭えなかった。
もう少し派手な逃亡劇にして、見事脱出成功なら楽しくできたんじゃなかろうか。
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