ストックホルム・ケースのレビュー・感想・評価
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ノオミ・ラパスが「リスベット」と同じ女優とは思えなかった…
あの神経衰弱ギリギリの痩せギスの女性がこうも変われるのか? 顔はふっくらしているし、母性愛まで感じさせる。すごく意外だった。話は比べちゃかわいそうだと思うけど、アカデミー賞脚本賞に輝いた「狼たちの午後」に比べるとゆる〜い内容で、まぁそれはこの作品のいいところかもしれないが、緊迫感、サスペンスは感じられなかった。でも、のどかで、警察もガスを注入するのに宣言したりと犯人にやさしくないかと思った。イーサン・ホークは楽しげに演じていて、こういう役が好きなんだろうなと思った。
ストックホルムといえば
ストックホルムといえば私の中ではノオミラパスしかいない
スウェーデン出身🇸🇪だし
ミレニアムシリーズも出てるし
主演が好きだから観たってかんじ
イーサン・ホークの抑揚のある演技、すごいなあ
何よりマークストロングのロン毛に笑ってしまった
ロン毛も似合う!
はじめ誰か分からなかった
人質にされて間もなくても、
ラークの「大丈夫か?」という気遣いだったり、
「絶対殺さねえよ」「殴らねえ」(だったかな?)
など、強盗犯らしくない気遣いやちょっとした優しさを
ビアンカは見抜いてたんだろうなあ
この人強盗犯にしては優しい、、
で昔の事件と同じ優しい犯人と同一人物だとしってなおさらこの人は本当は悪い人でないと見抜いた
むしろ、
首相や、警察、「第一に人質救出だ!!」という
助けたい感がよみとれず、
なにやっとんねんと思った
署長なんか、
死んでる人にガス入れても大丈夫だろう
という、行きているかもしれない早く助けないと!と微塵も思ってないし、
一番極悪なのは警察に首相、、
国民のためとかいっちゃって、、
まず人質やろがい
そんな警察の事情を知ったら
そら人質本人のビアンカも、根はいい人のラークに
協力的になってまうやろ
それを"症候群"て病名呼ばわりされてもなあ、、
一番はやっぱ結局首相、警察が偉いんや😒😒と、
ちょっとそういう面で不快だった
90分でちょうどよかった
ノオミラパスの金髪めちゃ可愛い🥰🥰🇸🇪
心理学で学んだ事があったが、
無理やり
ストックホルム症候群
1972年ミュンヘン五輪と、1974年W杯西ドイツ大会の合間に起きた事件
イーサン・ホーク、最高でしたw
「ストックホルム症候群」と言う「言葉」の起源となった、「ノルマルム広場強盗事件」をひな形にしたフィクション。
そもそも。
「ストックホルム症候群」の定義とは「被害者が生存戦略として犯人との間に心理的なつながりを築くこと」を言い、「被害者が犯人に共感すること」でも無ければ、「協力関係を築くこと」でも、「心を通じ合わせる事」でもありません。元々の意味は「計算づくでの生存戦略」だった訳で。
ところがですよ。
1970年代に起きた数々の人質事件の中には、このクレジット銀行の立てこもり事件と同様に、「明らかに犯人Grに共感していたのではないか」と思わずにはいられないケースが散見されます。ノルマルム広場強盗事件では、人質達は立てこもり中、「政府より犯人を信用している」と発言するのですが、後日「あれ。本心だったから。犯人に脅されてたってわけじゃないから」とぶちまけてしまい、アレアレ。いつの間にか「ストックホルム症候群」とは、「人質事件において犯人と人質の間に心理的交流があり共感関係が成立してしまう事」をイメージさせる言葉になって行きます。
物取り目的で押し入った家で、心臓発作を起こした被害者の救命をしていて捕まったラースは、憎めない男として描かれます。手に持っていたのはVz85?サプレッサーが付いてたけど。拳銃はBHP?入手経路は旧東ドイツと言う設定でしょうか。当時の世界風潮の中で、このラースなら、犯人Grに協力してしまう人質たちの気持ちも分かります。
事件解決への指示を出していた首相は「犯罪者の不当な要求には屈しない」と、今ではよく聞くセリフを発しますが、それには伏線があります。1972年、ミュンヘンオリンピックの開催中に発生した「黒い9月」によるイスラエル選手団の殺害事件です。この人質殺害事件の翌年の事ゆえ、犯人Grの要求に簡単に屈するところを見せれば、スウェーデンが反体制テロリストのターゲットになりかねないと言う危機感。
当時、ドイツには対テロリストの専門部隊が存在しませんでした。今や、GSG-9は世界に名だたる強力な組織ですが、その創設のきっかけとなったのがミュンヘンオリンピック事件。この時、作戦にあたったのは貧相な火力でテロリストにはかないっこない普通の警察官たち。彼らの一部は、生命の危機を冒してまでも任務に就くことを拒絶し「職場放棄」したため、状況は悪化し、最終的には人質全員が死亡します。
今なら「特殊部隊がいるじゃん」となるんでしょうが、スウェーデンのこの事件でも、出動しているのは一般の警察官です。狙撃のプロなんていません。せいぜい、射撃のスコアが優秀、って言う程度。つまりは、犯人Gr制圧の能力が不十分であるため、制圧戦術は「会話」と「だまし撃ち」にならざるを得ません。今なら、遠方からパーンと二人が同時に狙撃されてお終いですけどね。
ラースと首相のどっちを信用するか。ラースと署長のどちらを信用するか。
警察も首相も信用できないよ。ってなるのも無理からぬことでしょうね。ミュンヘン事件の翌年だし。しかもラースは、どっか憎めない。
銀行立てこもりの報に警察・政府には緊張が走るも、犯人の要求は、政治犯の解放でも、テロリストの解放でも無く、強盗犯の解放。しかも要求がみみっちい。高飛びする気配も無い感じ。調べてみたら、ただの強盗犯と判明。そこからは、70年代Pop Culture的展開で、署長に対抗して、ラースとビアンカのタッグ誕生。
ビアンカが犯人Grに協力的、警察に対しては非協力的であると署長がかぎ取ってからは、もうコメディ。まぁ、スタートからコメディ的ではあるんですが。防弾チョッキを使ったフェイク(多分フィクション)、ドリルで天井に穴を空けて催涙ガスを流し込む攻防(事実)、首相に電話するビアンカ(事実)などなど。
全部面白かった。とっても。
ちなみに、ラースとして描かれたジャンエリック・オルソンは、服役後タイに渡りタイ人女性と結婚。15年タイで生活した後、スウェーデン
に戻ったとの事です。
どこか牧歌的。意外性のあった事件の顛末とは。
【賛否両論チェック】
賛:人質達が、警察への不信感や犯人の人柄への共感を経て、次第に犯行へ協力的に変わっていく様が、時にユーモアたっぷりに描かれていくのが魅力的。
否:緊迫した事件のはずなのに、なんだかのんびりとしていて、ハラハラドキドキを期待して観ると、やや拍子抜けしてしまいそう。物語もかなり淡々と進む印象を受けてしまう。
誘拐や監禁事件の被害者が、犯人に連帯感や好意的な感情を抱く状態を指す、「ストックホルム症候群」と、その基となった銀行強盗・立てこもり事件を描いた本作。・・・という、本来であればメチャメチャ緊迫感溢れる事件なはずなんですが、1973年という時代だからなのか、それともスウェーデン初の人質事件だかなのらか、観ていると何となくのどかといいますか、どこか牧歌的でのんびりとした印象を受けるのが不思議です(笑)。
始めは事件に恐怖心を覚えていたビアンカ達人質が、自分達をないがしろにする警察の頑なさや、一方のラースの人となりを知るうちに、次第に協力的に変わっていく様が、淡々とした中にも時にユーモラスに描かれていくのが印象的です。盗聴器に気づいた後のシーンには、思わず笑ってしまいました(笑)。
基本的にはサスペンス好きな方向けかもしれませんが、一風変わった事件を扱った作品ですので、気になった方は是非。
予告編が全て
イーサン・ホークでしか成り立たない映画
人質になった被害者が時によって
犯人に感情移入してしまう心の動きのことを
ストックホルム症候群と言うそうですが
その最初の事例がこの映画の元ネタで、
実際に起きた事件を脚色してるそうです。
イーサン・ホークのね
なんか憎めないクソ野郎振りが
この映画の主題にぴったりで
人質女性の気持ち、なんかちょっと解るわ〜
って観客を完璧に納得させているんですよネ
イーサン・ホークでしか成り立たない映画かも(笑)
で、月に8回ほど映画館に通う
中途半端な映画好きとしては
劇中、効果的に使われるボブ・ディランの曲が効いてます。
私はボブ・ディランに詳しくなので
ボブ・ディランに詳しい方が見れば
ああ、と心に沁みるはず。
こういう時、音楽に疎いのは勿体なかったです。
もう公開から随分経ってしまったので
配信やレンタルでぜひ!
頑張れ強盗
実際はどうであったにせよ、イーサン・ホークとノオミ・ラパスとの説得力ある好演で大人の鑑賞に耐えうる作品になっている。
①「ストックホルム症候群」といわれる人質側に生じる犯人との心理的な連帯感(病気ではありません)と言えば先ず1974年のアル・パチーノ主演の傑作『狼たちの午後』を思い出します。②この映画の場合、イーサン・ホークが人の善い(?)犯人という設定だから人質側に「ストックホルム症候群」が生じたわけで、犯人の人格や犯罪の状況による為、全ての人質事件で起こるものだとは解釈しない方が良い。③ただ、人質の心理としては他の何よりも「死にたくない。助かりたい。」という気持ちが先立つ筈なので、犯人への怒りや恨みは生じるだろうが、その場で社会的正義感や悪を憎む気持ちなど起きはしない。一方、警察や政府側は面子の問題もあるだろうし社会的正義を行使する方を優先するだろう。そうなると勢い人質の心理としては「警察等が犯人の言う通りにすれば自分たちは助かるのに」という警察側に対する苛立ちや不信感が芽生えるのも、これまた自然な感情と言える。また、生き延びるためには犯人の言う通りにしなければならないと思うのも当然。そこに犯人が同情・共感・好意を寄せられ得る人間であれば、犯人への心理的な連帯感が生じるのは決してあり得ない話ではないだろう。④この映画の場合、イーサン・ホークがどうしても憎めない犯人像を、ノオミ・パラスがそういう犯人に惹かれていく女心を説得力のある演技で見せていくので飽きない。⑤演出は切れや冴えは無いが無難にまとめている感じ。⑥ボブ・ディランの曲を上手く使っていると思う。⑦あと、ビアンカの夫は良い人だけどビアンカの言う通りにしなかったことでビアンカの心にすきま風を起こしラースに心惹かれる結果を作ってしまう。下作りした魚のバターソテーと冷凍のミートローフのが、そのまま男と女の違いとなってしまう。仕方のないこととはいえ、洋の東西を問わず男と女の問題は難しいですなぁ。
銀行強盗映画に外れなし、のはずなのだが
_φ(・_・ダメ男に恋するインテリ女性
1970年台に実際に起こった銀行立て籠り事件を元に、ストックホルム症候群、犯人と人質が心理的つながりを築いてしまう人間の心理行動を描いた映画です。
冒頭からいきなり銀行強盗シーンから入ります。いきなりの展開、よくある映画の入りですがそこからずっと延々に登場人物の背景もよく説明しないまま展開していくので少々興醒めです。
どうして被害者が犯人と体の関係を持つまで発展するのか?
映画では政府が被害者の生命を見捨てた、犯人が人道的、ドンぱちで巻き添えで死ぬ可能性があったからと読み取れる場面がありましたがあまりハッキリせず消化不調です。
ダメ男に恋する女性がいますがストックホルム症候群ってなんとなくそれに似ているんじゃないでしょうかね?家庭で抑圧された女性が真に望むもの、ダメ男が持つ変な自信・夢・予想不能の行動、自由への逃避、ダメ男にコレらを感じてしまうでしょうね。
非日常が一気に女性を自由へ駆り立てるのかなぁ?それが描きいれていなかった気がします。
肩肘張らずに…
素晴らしかった
恋愛映画や恋愛場面で感動することはほとんどないのだけど、夜雑魚寝しながら話しているうちに心が通い合って感極まってやってしまって、その刹那の恋が永遠になるような、その後の人生を決定づけるような感じは本当に素晴らしかった。最初にサンプル配信で見て、その後映画館でも見た。ヒロインが旦那さんと思いがあっても心が通ってない感じがリアルで絶妙に効いている。イーサン・ホークと仲間の人柄のよさも最高なのだけど、その彼らどうしが疑心暗鬼に捕らわれるのがつらい。車にこだわらなければとか、お金にもそんなに執着しなければうまくいったのではないだろうか。犯罪映画だと思ってみていたのだけど、ここ数年でベストの恋愛映画だ。
イーサン・ホークいいですね!
イーサン・ホーク オンステージ感が(笑)
ストックホルム症候群。
えー。どーしてそーなっちゃうのさ?って知りたかった。
実話ベースってことなんで、人間の心情の移ろいやらなんやら、人間のココロの摩訶不思議なドラマが展開するのかなー?って思ったら、、、、。
ちょい肩透かしでしたー。
なんだろな?
本当にこれで気持ちが犯人側にいく?って疑問が。
実話がこうなら仕方ないけど、作品内では人間の心の移ろいより、対警察エピソードが多くて。
うーむ、切り抜けた過程を知りたいわけじゃないのだが。
一気に犯人側に気持ちが傾く理由が薄い。
だから、ラストて描かれる犯人と被害者の関係性にまで発展した理由もなー。命張るほどかい?って。
話はおもしろいんだけど、厚みがなくて(中途半端なコメディ感)イーサン・ホークの印象ばかりが残ってしまいました。
最後に、金庫室でのアレはないだろー(笑)
逃亡するから金をくれ!
警察署長との心理戦と裏切りに遭った男の物語。あぁ、これがストックホルム症候群の語源となった事件なのね。と、緊迫するやり取りの中でも、犯人のラースとビアンカの心の動きを読み取ろうと集中して鑑賞。
よど号ハイジャック事件とかミュンヘン事件とか、もっと大きなベトナム戦争があった時代の銀行強盗。「我が国にも初の銀行強盗が・・・」などとつぶやくように、国際テロの可能性もあるんじゃないかと考えたんだろうな~。そんな首相やら署長との交渉も初めて尽くしで両サイドとも緊張気味。死者を出さないと本気度が足りないのか?と、銃をぶっ放すラース・・・
彼のエピソード、強盗に入って主人が心臓発作になったものだから薬を与えたとか、心の奥底には優しさが感じられる。防弾チョッキ着用を忘れてるとか、間抜けさも憎めない点の一つだった。
どこまでが実話かわからないけど、ビアンカが夫に魚の焼き方を丁寧に説明したにも関わらずミートローフで済ませたことに腹を立て、それがラースに惚れる原因だった気がする。いや、気がするだけです。全体的にボブ・ディランを聞きながら、『ブリット』に使われたマスタングを要求するという、アメリカンな強盗を上手く描いていたなぁ。ラースが撃たれないように3人で囲んで歩くところは中々良かった。
ペルーの日本大使館襲撃事件を思い出す。
舞台だったら生きる。
登場人物がまず幼稚。リアルな感じが全くしない。実際にあった事件とは思えないずさんなストーリー。サスペンスかコメディかどっちつかすの作品。1970年代とはいえ警察も全く使えないし馬鹿げている。銀行の2階に捜査本部を置くならなぜかなどちゃんと説明しないと。
肝心の犯人に好意を持つくだりは全く意味不明。
舞台のコメディなら生かせるかも。
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