劇場公開日 2020年6月5日

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「韓国のFaction映画をよく見るようになってつくづく思う。 映画...」長沙里9.15 Sister-Tamerさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 韓国のFaction映画をよく見るようになってつくづく思う。 映画...

2025年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

驚く

韓国のFaction映画をよく見るようになってつくづく思う。
映画作りへの熱情と真剣さ以上に、この国の悲しさを感じるのだ。

日本の敗戦後、息つく間もなくソ連と米国それぞれの支配下になってしまった朝鮮半島。
憎み合うというよりも
同胞間で憎しみ合うように仕向けられた。
ほんの子供、学生同士に殺し合いをさせるまでに。

南北2つに分割されたことが、当人たちに依らぬ疑いや憎しみを生み出し続けるのだ。

朝鮮戦争から60年以上も経ってはいるが
半島統一への悲願、この映画を見てその思いが分かる気がした。
朝鮮半島、朝鮮民族で他国に翻弄されぬ豊かな国を作り上げたいという願い。

なんのために同胞が殺戮しあうのか
物語の最後に、米軍記者と上司がその答えを口にする。

登場する学生たちそれぞれの背景も過不足なく描かれ
彼らが「捨て駒」ではなく一人ひとりが家族の一員であり一人ひとり無限の可能性に満ちた若者であることがひしひしと伝わる。

あまりの悲しさに涙が溢れて目が腫れてしまった。

※鑑賞後、主人公がアイドルグループSHINeeの一人であると娘から聞かされた。
たしかに一人だけ非常に端正な顔立ちであるが、役柄や演技は決して甘いものではなかった。
韓国の男性はアイドルであろうとも兵役へいく。彼はおそらくこの撮影の後、入隊したものと思われる。気持ちはいかなるものであっただろう。

Sister-Tamer
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