劇場公開日 2020年10月9日

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82年生まれ、キム・ジヨンのレビュー・感想・評価

全149件中、141~149件目を表示

4.0韓国映画だけど日本も同じ

2020年10月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

日本でも、男女雇用機会均等法、パワハラ・セクハラ・マタハラなどのハラスメント、少子化、などなど、昔と変わってるのに、その前世代は考えが昔のままで男尊女卑が残ってる。
夫の実家に行ったら嫁は義母にこき使われる、子育ては母親がするもの、父親は仕事、男が育児休暇取ったら昇進に影響、・・・などなど、日本と同じような問題が韓国にもあるんだなぁ、って思った。
男性みんなに観てもらい、女性との価値観を共有していけるようになれたらいいな、って思う。
夫がV6のイノッチに似て優しそうだったし、ジヨンは山本美月のようなきれいな女優さんだった。
すごく良い作品でした。

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りあの

4.0悪人はいない

2020年10月10日
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それぞれの人生。

それぞれの環境、違う価値観。
でも、みんな大切な誰かを思ってる。

日本も韓国も同じような社会で、歪みの中でたわみにもて余しながらひっぱりながら、なんとか毎日に折り合いをつけている。

自分と同じ目線、周りの目線、いろいろな物語が混在した良い作品でした。

役者の皆さんが素晴らしい人ばかりでした。

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2G

4.082年世代

2020年10月10日
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鑑賞方法:映画館

日本の82年世代といえば宇多田ヒカル

彼女たちがミニスカ、ルーズソックスの女子高生時代、誇らしげに「ウチラは宇多田世代!」と言ってた記憶が…

そんな彼等もアラフォー

光陰矢の如しである

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うんこたれぞう

4.5【無意識のスイッチと、僕の告白を少し】

2020年10月10日
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映画は原作とは異なることもあるが、もしかしたら、原作を読んだ上で映画を観たら、映画の良さがより伝わるかもしれないと思った。

僕にはデヒュンと少し似た経験がある。
一度目の結婚の前、相手の精神状態が不安定になって(なったように思えて)、僕が精神科に一人で相談に行ったのだ。
その時は、精神科という名前だったと思う。
映画と同じで、本人が来ないことには始まらないと言われた。
また、僕の説明を聞く限りは、本人が来るのは難しいかもしれないと思うし、もう少し様子を見ても良いんじゃないかということだった。
その後、式もしたし、籍も入れたが、ギクシャクし始めた。
彼女は仕事や自分の能力には自信のある人だったが、短大卒で、四年制大学卒の人とはそもそも差別があるのだと言うので、編入可能な夜学の大学(良い大学)を勧めて、勉強に協力したりもした。
しかし、結局、ギクシャクは止まらず、離婚することになった。
僕が良かれと思って色々してやったのにと言うのに対して、私は貴方のステップアップしていこうとする上昇志向についていけないと言い争いをしたのを覚えている。

もうひとつ。

僕が転職することになった時に、僕の下で働いていた若い女性社員に、僕が転職した後のキャリアに不安があると相談された。
僕は女性の部下には恵まれていたし、彼女は人柄もよく、決して他人から意地悪されるようなタイプには見えなかった。
僕は、彼女に、どんなキャリアプランを考えているのかを聞いた上で、優秀と評価していたこともあって、八方手を尽くして、ドンピシャの社内のポジションを見つけることが出来た。
僕が離職する時には、長い粘着質な鼻水をぶら下げて彼女は泣いてくれて、僕はつい笑ってしまった。
しかし、彼女は、その2か3年後くらいに、鬱になって会社を辞めてしまった。
女性の先輩社員のハラスメントのようなことがあったと聞いた。

そして、僕は、彼女の当時の経験を十分考慮しないで、性急にポジションを当てはめすぎたのではないか、じつは自己満足のため手を尽くしただけではなかったのか、悩んだ。

実際、彼女が回復して結婚することになり、結婚式でお父さんにお会いすると、色々尽力してもらったことは感謝はしているが、あの子は争ったり、抑圧的な環境には耐えられない子なんだと言われて、また、落ち込んだ。

人事は難しい。
確かにその通りだ。
しかし、前段で書いた経験と併せて、僕は善人になりたいという欲求が勝ちすぎていたのではないかと思うのだ。

別に偽悪が良いとは全然思わない。
その時々に湧き上がる気持ちを頼りにするのではなく、もう少し客観的で冷静な判断が出来たのではないかと云うことだ。

離婚は正解だったし、あの場面を切り抜けても絶対離婚はしてたと確信もしてる。

しかし、この作品を見て、つい、「君のため」と強調してしまいがちなのは、今は違うなと思うのだ。

そして、この映画のなかに散りばめられる言葉もそうだ。
無意識に発せられる言葉に傷付けられたことは、殆どの人が経験しているはずだ。

前に、ジェンダーの話しをしている時に、僕は「普通に」男性で、「普通に」女性が好きだと言ってしまったことがあった。
では、LGBTQは「普通じゃない」のか。
そんなことはない。
人としては普通のはずだ。

女性はかくあるべきだ。
女子生徒は、
女子学生は、
女性社員は、
妻は、
母は…かくあるべきだ。

これらを主語にして考えられる定義は国や地域、地方によっても異なるし、本当に沢山あるだろう。

しかし、本当にそうだろうか。
無意識にそう信じ込んでいるだけなのではないか。

人は思考のフィルターの網目を最大限に広げ、教えを説いてくる。
それで、人を傷付けても、悪気は無かったと言い訳をして、更に、世の中では一般的だと能書きをたれて、傷口を広げる。

もう少し、人は無意識のスイッチをオフにした方が良いように思う。

そんなこと考えてたら窮屈だという人もいる。
単に面倒臭いと云う人もいるだろう。
また、差別が好きだと云う輩も必ず存在する。

啓蒙するのも大変だ。
田舎に住む叔母や叔父に、余計な一言を言うのを止めさせるのは至難の業だ。

でも、出来る人からだけでも、無意識のスイッチをオフにするようにして欲しい。

僕は新卒で外資の日本法人に入社した。
配属先の上司は女性で、女性の先輩が多く、男性の先輩より総じて優秀だった。
異動先の上司は日系アメリカ人の女性で、毎日あげなくてはならない英文のレポートでは絞りに絞られたが、彼女のお陰で海外で勉強させてもらう機会を得た。
転職先の米本社のCEOは女性で、本当にイノベーティブでパッションに溢れる人だった。
でも、病気で早くに亡くなられた。
女性の部下には本当に恵まれた。
今は部長やキーマンになってる人も多い。
女性の活躍する場面は沢山あるはずなのだ。

これからの日本は大変だ。
だから、もう少し、因習のような、実は窮屈な殻を取り払って、女性を見てもらいたいと願う。

テレワークでもっと活躍できる機会が増えると良いなとも思う。

きっと、それを否定する圧力もあるに違いない。
でも、そんなものを笑い飛ばすネットワークでも構築して、女性のみならず、より多くの人材が効率的に能力を発揮する出来る有機的な社会になれば良いなと心から願う。

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ワンコ

5.0みんな一度観てほしい.感想を聴きたい

2020年10月10日
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泣ける

知的

この映画を観て、特にいまの日本の男性がどういう感想をもつのかを知りたい。主演のコンユさんはこの映画のシナリオを読んで、涙し、母親に電話をかけたというエピソードを語られていた。日本の男性は何を思うだろう。妻や母親に労りの気持ちが生まれる?怒りが湧き起こる?日常の視点に何かしらの化学反応を起こしそうな映画。たくさんの人が一度は観てほしい。

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mayu

4.5ようやく日本で観ることが出来た 原作とは設定が異なると事前に聞いて...

2020年10月10日
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鑑賞方法:映画館

ようやく日本で観ることが出来た

原作とは設定が異なると事前に聞いていたので、そこに対しての違和感はなし

この作品の凄いところは、一見フェミニズムを前面に押し出してくるように見せておいて、
むしろその逆であること
生まれてから、生きてくる中で、当たり前だと思っていたことにスポットライトが当たる
それを見て、そんなの当たり前のことじゃない、何をわざわざ問題視するの?とは思わない
いつの間にか、客観的に見ている自分がいて、あれ?私も似たような経験がある、でも無意識レベルで、受け入れなくてはいけない、聞き入れなくてはいけない、我慢しなくてはいけないと、それが当然のことだと思っていた
そんな風に感じ始める
キム・ジヨンは、私たちだ
誰かの妻、誰かの母、誰かの娘、誰かの姉、誰かの妹
そんなどこにでもいる、ごくごく普通の女性
優しい夫、まだまだ育児は大変だけどかわいい娘、義理の家族とも関係性は普通(韓国は嫁の負担が大きいのはよく聞く話だし)、実の両親や姉弟との関係も良好
女性として生まれて生きてきた日々に、きっと重なる何かを感じるはず
そんな生きにくさのカケラをキム・ジヨンという女性の日々を通して、見せてくる

ジヨンの母の生きてきた日々、同じような諦めと我慢の日々は、原作のようには描かれないけれど、ふとした台詞や行動で、それを感じさせるのは、俳優含め見事だなと思った
母の想いがあふれるシーンは、思わず目頭が熱くなった

待ちに待って観に行った甲斐のある作品
久々に原作を読み返してみようかな

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yukarin

3.0お姉さんが素敵です

2020年10月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

小説を読んで衝撃を受けたのでこの映画もかなり楽しみにしていました。
なので少し期待し過ぎたかもしれません。
泣いている方もたくさんいたので私がそこまで乗り切れなかっただけでしょう。
もう一度小説を読み返してみようと思います。

ジヨンのお姉さんにはとても好感が持てました。
あんな先生がいたら学校が楽しいだろうなぁ。

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polkmn

5.0キムジヨン、韓国では大衆的な名前らしい。

2020年10月9日
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鑑賞方法:映画館

なるほど。多くの女性が直面する生き方を描いて共感する事間違いなし。女性のみならず男性も必見。こうなったときに周囲の人達もどう接していくのか。母親の強い思いに泣けるし旦那の優しさにも感動。良作。

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peanuts

4.0優しく生きたくなった

2020年10月9日
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面白いと素直に言うのははばかれるほど、重たい話ではあるが、感じ入り、染み渡った。
日本以上に、学歴偏重、昇進の難しく、エキセントリックな母親や、昔のまま女性蔑視の父親、自分が子どもだった頃を忘れた身勝手な若者が多い韓国の闇を描いていた。
「いままでの固定観念自体が無意識の差別意識」であることが、生まれ落ちた性の差だけで「道を閉ざす壁」となり、大きな精神的抑圧になっているのか。
息苦しさを真正面から捉えた、正しきフェミニスト映画。

とはいえ、作中に出てくるヘイト垂れ流し親父を観て、某足立区議員や某国会議員などの、日本の差別主義者たちを思い出したりもし。
性差だけでなく、育った環境、地域、親の収入、人種、見た目などで差別する傾向があるのは、日本も同じかもしれません。

自らの無意識な差別意識を自覚して、感情を上手くコントロールし、(自分が気に入らないからと)子どもと子連れのお母さんたちを邪魔扱いしないように生きて行きたいとしみじみ思う。

ところで、優しい旦那さんがイノッチに、辛そうな奥さんが亡くなった竹内結子さんに見えて困りました。

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コージィ日本犬