「原作既読者を失望させない良作」コリーニ事件 raumerさんの映画レビュー(感想・評価)
原作既読者を失望させない良作
原作は数年前に読んでいたので映像化作品を見るとがっかりすることが多いのですが、これはよく作り込まれた映画だと思いました。主人公をはじめ登場人物が被告側、原告側、それぞれ役のイメージに合った役者さんで雰囲気が出てました。孤軍奮闘する主人公をピザ屋でスカウトした女性、確執があった父親、仲間の若手弁護士が助けるのも私が好きな流れ。ミステリの映像化はラストの謎解き部分が単調になってしまうのが難点ですが本作は現在の法廷、過去の回想が交互に描かれ緊張感が途切れないで最後まで見られました。失う物も多かった主人公ですが、ピザ屋のちょっとパンクな姉さんが助手になっていたのが救いでした
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