ムルゲ 王朝の怪物のレビュー・感想・評価
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【“真のムルゲ(物怪)とは、何だ!” 朝鮮王朝を舞台にした”物怪”退治の物語。頑張れ、川口探検隊!じゃなくって、最強の武士!】
ー 『朝鮮王朝実録』の一節にある
“中宗”の時代(1500年頃)に物怪(ムルゲ)が現れ、宮殿中が大混乱になり、王が宮殿を一時的に退去した史実”
を基に、ホ・ジュン監督が”独自”の解釈を施し、描いた朝鮮歴史”物の怪”絵巻。ー
◆感想
・”真のムルゲとは、何か?” という事を、先代燕山君が宮中で密かに飼っていたチョロンが変容した”物の怪”と、自分の立身出世のために平気で民を犠牲にする、真の“物の怪”達の姿。
・ある事が原因で、山奥で隠遁生活を送っていた、且つての王の直轄軍一の武人ユン・ギュム(キム・ミュンミン)とソン・ハン(キム・イングォン)とある事の原因となったミョン(ヘリ)が、中宗王の“物の怪”の王権転覆の動きを察知して、呼び寄せ、変容した”物の怪”と”真の物の怪”を退治させる様。
・変容した”物の怪”VS”真の物の怪”
ー アッサリ、ヤラレル”真の物の怪”・・。
国の宝である、民を平気で犠牲にするような愚かしき為政者は、物の怪に食べられれば良いんだよ!ー
<民を想う真の気持ちを持つ者こそが、真の王であり、真の武人であることを、VFX満載の迫力ある画面で描いた朝鮮歴史”物の怪”絵巻。>
まぁ、そこそこ楽しめます
キングダムは、最初めちゃくちゃ面白そうなのにラストで大コケというか、そんなんでいいの?!というガッカリ感が強かったが、こちらはある意味反対。
序盤は「ド定番だなー」という展開の連続だが、まぁマンネリの安心感というものもある。主人公チームは全員好感度が高いし、悪役は思いっきり悪役していてそれも良し。
ムルゲ、結局いるの?いないの?あぁ、いるのね。と、話は結構引っ張ってくれるし、シンプルな勧善懲悪ってのは日本の時代劇もそうだから、文句も言えないな。
B級娯楽映画というカテゴリー内では、良く出来ている方だと思う。
(最後、井戸みたいな穴が何度も映ってるような気がしたからてっきりそこに身を隠すんじゃないか?と思ったけど違った(笑)あれで助かるとは思えないが娯楽作品だからいいや。その方が後味が良いしね)
ズル○ケじゃなくムルゲ
疫病をもたらすと噂の怪物「ムルゲ」によって混乱する16世記王朝の御話。
意外と怪物モノ好きなのよね😅
そんな怪物映画には世界観は極力無視しようと心がけてます。これは韓国映画なので特にですw
まぁ、肝となるムルゲちゃん、やはり中々出てきません。
さすが目玉です✨
巨大ワンちゃんかと思ってたんですが、、アイツと合体的🐕🐒
韓国の火矢ってロケット花火的なの?ww🚀
某巨大猿映画から発想を得た感覚を感じ、ムルゲ出現後でも物語的にはイマイチと言った所。
最後の戦闘結果には心が冷めたwww
ムルゲのシーンは頑張り、他アクションシーンは頑張らずカメラワークで誤魔化す。そこが個人的に気に入りませんでした。VFXを頑張っていても評価はしません。
怪獣+疫病
もしかしたら怪獣ムルゲは出てこないんじゃないか?などと思った序盤。朝廷の転覆を企む一派により、民衆の不安を煽り、火事場泥棒のように政権を奪ってしまう裏の話。まるで今の日本をも想起させる大胆な政略が語られるのです。ましてや怪物ムルゲの姿を見たものはいない。しかし、アザと水ぶくれによる伝染病だけは何人もが目撃しているのです。
は、は、は、怪物なんて捏造だよ!恐ろしい話だが、「もしかして怪物が出てこないんじゃ?」と観客も別の意味で恐ろしくなる手法はたしかに上手い。そして、怪物討伐のために民衆が呼び寄せられる。日本の戦国時代さえ感じる間に合わせの兵士。韓国には徴兵制度があるけれど、この農民・町民イジメも堪らない・・・
そんな心配も杞憂に終わり、ついに怪獣は登場しました!その姿も体長5Mほどの小粒ではあるけど、いかにも病的な皮膚病を負っていて気色悪い怪獣。上手く逃げることができても感染しちゃうのです!
誕生秘話も終盤に明かされるのですが、ちょっと可哀そうになってきます。結局は人間のエゴから生まれたものであり、それを利用してまた謀略が行われる。クライマックスはもちろん手に汗握るものがあるのですが、とにかく、官吏が庶民を殺していたのだというシーンには恐怖を禁じえませんでした。
カッチリできてる怪獣エンターテイメント
ただの怪獣退治ではなく、宮廷の陰謀劇を絡めて、疫病も怪物も権力を得るために利用する怪物よりも醜怪な人間を描いて迫力あります。怪物の噂を捏造するあたりはフェイク・ニュースが飛び交う現代に通じる話。疫病渦は偶然ですが、あまりにもタイムリー。民衆の命など省みずに何でも権力維持に利用するのは、現在の日本でも変わりありませんね。
とは言っても、コミカルな描写も交えてサクサクと話は進み、アクションは派手で怪物との攻防も緊迫感あり、血みどろ描写もぬかりない大エンターテイメント。怪物の意外な誕生秘話もあったり、恋愛描写も折り込まれたり、満腹感あるシナリオ。ラストもハッピーエンドでいいな。
時代劇と怪獣というとNHKの『荒神』を思い出しますが、出来は雲泥の差。『グレートウォール』といい『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』といい、怪獣映画はもはや日本のお家芸ではありませんね。『キング・コング』へのオマージュもちょっとあり。
朝廷内の権力争いに怪物を絡めるパターンが最近多いと感じる韓国映画だ...
朝廷内の権力争いに怪物を絡めるパターンが最近多いと感じる韓国映画だけど、話が単純だったので無理矢理ながらも面白かった。でもラストのあのシーンで死なないのは無理があるわ〜
なんでも時代劇にしたがる
ポン・ジュノ監督のグエムル(怪物)ではなく、ムルゲ(物怪)の映画。といっても怪獣映画であることには変わりない。
話の基本はものすごくシンプル。型通りと言ってもいい。優秀な武人と部下、そして武人の娘、政権転覆を狙う側近。驚くような展開やラストは待っていない。去年似たような設定の韓国産ゾンビ映画観たな。ただ、それよりは面白かった。
さて、気になっていたCGの出来映えだが、これはなかなかよい。バッタバッタと人をなぎ倒し投げ飛ばし食い散らかしていくムルゲの姿は迫力たっぷりだった。CG感が強いのはある程度仕方ないけど。
ただ、序盤の殺陣シーンは不満が残る。工夫は凝らしていた感じがするが、接近しすぎててわかりづらい映像になってしまっていた。トータルではなかなか楽しんだけど、万人受けするとは言い難いかも。
それにしてもゾンビといい怪獣といい、韓国はなんでも時代劇にしたがるんだな。一定のニーズがあるということか。今後もこんなジャンルを時代劇にする?ってのがでてくるかもしれない。密かに楽しみに待っておきたい。
正統派、怪物映画。
こういうたぐいの映画好きなら満足ではないかと。人間の強欲と怪物をうまく掛け合わせているのも面白い。韓国らしい展開。恨み辛みを強調していない展開は珍しいかなー。悪役はもっといたぶって欲しかったー。
チョロンちゃん
1527年、物怪(ムルゲ)に襲われる事件が多発し、混沌とする仁王山の話。
1506年に疫病が流行した際に朝廷を去った内禁衛将の暮らす山間部に、王様がやって来て、ムルゲと陰謀について語り展開していくストーリー。
娘の一目惚れの相手のファーストカットの表情に思わず失笑。えっ?力抜け過ぎw
陰謀渦巻く朝廷で、ムルゲの正体が語られるけど、するとあの炎症や水泡は何なのさ?
まあ間違いなくいるのは判るけど。
ドロドロしたお話に、それをぶっ壊すムルゲやそれと戦うエンタメ感。
そしてたまにぶっ込む軽いノリ。
それと戦うところ一辺倒だし、時代劇だから戦い方も変化が少なくけど、なかなか面白いエンタメ作品だった。
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