「沿岸警備はちゃんとしよう!」クワイエット・プレイス 破られた沈黙 フリントさんの映画レビュー(感想・評価)
沿岸警備はちゃんとしよう!
補聴器もってラジオ局に行く話
前作はそこそこす好き
つづきは気にならなかったけれどキリアン・マーフィーでてるし彼目的で鑑賞しました。
正直に言ってこの作品は苦手だ。
ホラーは好きだけれど「音」で怖がらせる映画が嫌い。
作品そのものが怖いより、心臓に悪いドッキリが怖いだけで余韻もなにもないから、嫌い。
映画館って環境で大画面、大音量で心臓と止めにくるのは嫌なんですよね。
でもストーリーは気になるし、我慢してこの手の映画はみてます。
はっきり言って前作の方が面白かった。
続編作る意味あったのか?
音を極力抑えて生活する、モンスターの脅威、出産、前作は新鮮味溢れる作品だったので面白かったけれど、今作のモンスター据え置きで新たな要素は生き残りの人間くらいで二番煎じ感がいなめない。
本作は決してつまらない話ではないが、前作を超える程の良さは無かったように思う。
人類滅亡級の凶悪エイリアンが超音波嫌いなのはまだぎりぎり納得できてたけれど、もう一つの弱点、それ人類滅亡しないですやん。
前回があんなに世界中危機的状況で絶望しかなかったのに、この安全地帯設定だと人類反撃いくらでもできるくない?
生き残った人間の醜悪さとか安全地帯への脱出とかまんまゾンビ映画の設定丸被りだし、クワイエットプレイス独自の世界観、オリジナリティが欲しかったですね。
中盤の親子分かれての展開もくどかった。
同時多発で危機が迫り、同時に解決する。この展開を2回も3回も見せられるとゲンナリしてくる。
音を出した時のエイリアン出現の条件も前作より緩くなってし、なんか無理やり続編作って設定広げた感じがしちゃいました。
物語の最後は人類の反撃を期待させます、唐突な終わり方なのでさらなる次回作があるのかも。
今回がすでに蛇足なのに次回もあるんだったら蛇に羽が生えそうですが多分次も見るでしょうね、期待はしませんけれど。
私の主目的だったキリアン・マーフィーですが、よかったです。
あんまり頼りにならないし、信用もでいかにけれど、徐々に協力してく姿は彼のイメージにピッタリでした。
彼のイメージはインテリ、詐欺師、倖薄。
タフなイメージがないので頼りにしても死んじゃいそうな危うさがある、本作ではいい意味でハラハラしましたね。
「28日後」を思い起こさせる世界での彼が見れてよかったです。モンスターパニック映画にもっと出てくれたらうれしいな。