アンカット・ダイヤモンドのレビュー・感想・評価
全31件中、21~31件目を表示
行き当たりばったりなクライム映画
本国のロッテントマトの評価が高いなか、僕はそんなにはまりませんでした…
「グッド・タイム」のサフディ兄弟が監督を務め、Netflixで配信された本作。
うーん前作の「グッド・タイム」もそうでしたが、ストーリーにのめり込めませんでした。
しばしば「常に予想が出来ない展開」という意見も解らなくも無いのですが、個人的には主人公の行動が行き当たりばったりで結構頭の悪い所にゲンナリしてしまいました。
場面や展開もあっちいったりこっち行ったりしてるので、たまに「今何してるんだっけ?」となってこんがらがります。
それに加え、基本的にクズな主人公には全然愛着が沸かないので、金儲けが成功しようがしまいがどうでも良い気持ちになりました。
自分はクライム映画も、展開が予想出来ない映画も好きです。
ただ、僕は犯罪を行う時の駆け引きや銃撃等、派手で解りやすいストーリーの方が好きで、この映画はどちらかと言うと犯罪を行う人間に焦点をあててることもあってか、そんなにハラハラしませんでした。
前半から中盤にかけて特にそれが感じられました。
ただ、主人公を演じたアダム・サンドラーの演技は非常に良かったです!
彼は今までコメディ映画に出ることが多く、数々の駄作にも多く出演してきたので俳優としてそこまで好きじゃなかったです。
しかし、今回はそんな彼のキャリアを吹き飛ばす程の凄まじい怪演を観ることが出来ました。
他の俳優陣も演技が本当に素晴らしいです!
前回の「グッド・タイム」でも主演のロバート・パティンソンに新たな可能性をもたらしただけあって、サフディ兄弟は俳優の名誉を引き上げさせる監督として注目すべきかもしれません!
また、終盤のストーリー展開も結構好きでした。
自分が好きな駆け引き等のストーリーが展開されるので、それが結構面白くて好きでした!
面白い部分はあるものの、個人的には少し肩透かしでした。
自分には監督の作風が合わないのかもしれません。
This is me. This is how I win. --...
This is me. This is how I win. --- "カットされていない宝石"とはアダム・サンドラーのことだ! 狂ったユダヤ人こと宝石商ハワード・ラトナー役を全身全霊で演じきっているスゴみがスゴい。真に傑出しているし目が離せず頭から離れぬ絶対的存在感。普段のコメディでは叩かれることも多い彼だが、ニコラス・ケイジと同じく調理する側が適切に調理すれば恐ろしく化けることを改めて証明。やればできる子それもメチャクチャ。彼の名演技は『パンチドランク・ラブ』『マイヤーウィッツ家の人々』等ドラマモードかつキャラ的にはキレやすく罵詈雑言を吐くイメージが多いが、本作でも事ある毎に「ファック! ファック!」連発しまくっている。暴れまくりブチ切れ救い無さすぎバカすぎで紛れもなくキャリア史上最高の演技。始終只者じゃないオーラに気圧されそうなほど刮目、瞠目、肝冷やしてド肝抜かれるトンデモない当り役。KGがオパールに魅せられたように、瞬間的にこの作品の全てに惹き込まれてしまうほどエネルギッシュ、スリリング、パワフル。
《石》それを引き出したサフディ兄弟は『グッドタイム』に続き見る者の不安を煽る巨匠である事をトラウマレベルに強烈に証明している。胃がキリキリするような不穏な緊張感が始終場を支配しては、観客の目を釘付けにしてしまう。その辺のサスペンスよりずーっとドキドキハラハラする究極の神経衰弱で絶望的ブラックコメディ。結局ジャンル分け不可能、彼等の作る作品は彼等でしかないのだ。本作の向こうでのオーディエンススコアが低く賛否両論なのも真に知的かつ野心的な彼等の思うつぼと言ったところか。音楽の使い方とかも前作ヨロシク居心地の悪さと焦燥感煽りまくり。撮影も編集もそこら中から溢れんばかりに漂う強迫観念的熱量の狂気の沙汰にタジタジ。とやかく言わせない魔力バチバチ。僕の好きなラキース・スタンフィールド君やアナ雪グリーと歌のイメージの強いイディナ・メンゼルが出演している以外には、元NBA選手ケビン・ガーネットにザ・ウィークエンドと実際のセレブリティも本人役で出演している、しかも舞台2012年春だから結構前という。未知なる確率の中で人生の残酷さ・不条理さ(というより主人公のキャラもキャラで大概だから因果応報・皮肉?)を体現するが如く体内という宇宙に寄って始まり寄って終わる。去年からずーっと見たくて見たくてたまらなかった本作を遂に見られた!! 金属バットやハンマー等鈍器の衝撃が響くみたいに翌日まで超ド級心に住み憑くこと必至な超怪作。
教訓 : 身内の争いに部外者を巻き込むなかれ
P.S. 主人公ギャンブル運だけはめっぽう強いみたい、その勢いと勝負運で大本命ホアキン・フェニックスからオスカー主演男優賞奪ってくれても良い。
あとやっぱりコレだけは書かないといけない邦題問題! gemという単語自体、ジェムとして日本語的に認識されていない部分は確かにまだまだあると思う。が、本編を見てもらったら分かるように鍵となっている宝石もオパールとかであり、ダイヤモンドなんてむしろ全然絡んでこない。たとえ宝石の例として=「分かりやすい」からといって安易にダイヤモンドと名付けてしまうのは、邦題の悪例として悪名高い"幻の"戦犯クソ邦題『ドリーム/私たちのアポロ計画』原題Hidden Figuresに近いものを感じる。
勝手に関連作『グッド・タイム』『ギャンブラー』『ミーン・ストリート』『ヴェニスの商人』『凪待ち』
「勝利が全てだ」
コービー・ブライアント選手、ご冥福をお祈りします
意味の分からない時間が長らく続きます…
予告編では面白そうな感じだったのですが、いざ本編を開始してみると、人間関係や仕事、その他色々な事が断片過ぎて理解するのに非常に悩みました…。しかしながらそう言うものだと受け入れて進めていくことで、ハワード・ラトナーの個性に気が付き始めます。楽観的過ぎる性格や家庭との不仲、ギャンブルへの極度の依存症。見方を変えると楽しめる映画です。
ちょっとヤクザなアダムサンドラー 笑
イメージとは違う役ですが、なかなかハマってました!
みんな約束を守らず、適当にその場をしのいでいくところにイラッとしました。
ラストはあれでいいと思います、映画なんだし。
喋りのマシンガン!!
怒涛のように皆が喋りマクり、おまけに他人の話はホボ聞かないで、自分だけが喋り倒す。
その勢いが物語を加速させて、シリアスの中にあるコメディ要素が笑えるし、とにかく滑稽でブ様な登場人物たち。
サフディ兄弟の前二作は劇場で鑑賞、個人的にはどれも傑作で本作はNetflixでの配信オンリー。
コミカルな印象が強いA・サンドラーが厳つくて渋い様相かと思いきや、演っていることはスタンダップコメディが如く、忙しない笑いが良い意味でイメージを覆していない存在感で好感触。
こんな人生、全くもって生きた心地がしない、あんな絶頂な歓喜の渦の中では、例え死んだとしてもその自覚すらない?最高な死に方かも!?死んだとしたら?
ギスギスとした作風!!
BGMが宝石を表したのか、独特な感じでした。出だしの手際の良さから、どう手玉に取っていくのか期待しましたが、途端に行き当たりばったりで八つ当たりや口論が絶えず、つまらないです。後半不倫相手に泣きついた所で、これが妙にいい女なので何か苛つきました。ラストは運任せからのご都合主義全開で、途中のパートも必要だったのかよと、ただただ振り回された感じでした。華麗な宝石詐欺師みたいなものを想像すると、終始ギスギスとした内容で裏切られました。
サフディ兄弟
サフディ兄弟の作品は「グッド・タイム」しか観たことはないけど…
こちらの作品もバタバタとまくし立てる感じで忙しなく、観ていて非常に疲れた。
内容も共感できるものではなく、何度も 途中下車しようと思った。
ご本人様登場!でも、本人を知らないので 凄さも解らず。
チョッと苦手な部類の作品かなぁと言うところでした。
全31件中、21~31件目を表示