TENET テネットのレビュー・感想・評価
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これがほんとの”伏線回収”映画。IMAX再上映!グランドシネマサンシャイン池袋が世界のIMAXシアターの中でNO.1の興行収入を記録!
1週間限定、グランドシネマサンシャイン池袋開業5周年記念再上あ映は、ほぼ満席でした!
初公開時は、グランドシネマサンシャイン池袋が世界のIMAXシアターの中でNO.1の興行収入を記録!
クリストファー・ノーランから劇場に感謝の手紙が届き、今でも展示されてます。
本作は、まさに、これがほんとの”伏線回収”。
前半に敷かれた伏線が、後半次々に回収されていくのが快感です!
逆行原理?世界?が良い意味で理屈っぽくて面白い。
特殊な論理×大スケールアクション(+ちょっと滑稽)という点では「インセプション」に通じます。
全体としては、007のエピゴーネン!!
ジャンボ機が突入炎上大爆発!
敵ボスのふてぶてしさとボンドガールならぬTENETガールの魅力!
クライマックスの大団円、後ろ向きに歩く軍隊が可笑しい!
ツッコミどころ満載なのに、観てるときはそれに気付かせる前にぐいぐい進んでいくストーリーに身を任せるのがおすすめです。
何度観てもちゃんと理解できずに、騙されているような独特の雰囲気も楽しくなる。
博士?科学者?も「考えるな」と言ってるし。
これでも2度目の鑑賞ですが、初公開時に、以前(コロナ禍前)IMAX劇場で、突然、他作品の上映前に一部特別公開。
本編の冒頭十数分(劇場テロシーン)を延々強制的に観せられて、なんだ?NETFLEXの新作ドラマか?ドラマにしては頑張ってるかなぁでも微妙…と思ってましたが、それがこれだったのか!
ちなみに、IMAXフルスペックの劇場(池袋)では、従来の横長+上下のサイズ(1:1.43)に驚きました。
これまでスタンダードより横に広いシネマスコープが偉かったけれど、今後は横はシネマスコープのままで、さらに上下に広がる「1:1.43」の方がすごい・・・という技術の進化に驚いた、いい思い出です!
画映るわ変が方見の界世
世界の見方が変わる映画。映画を観終わって信号待ちをしていた時、ふと歩いている何人かが逆行しているように見えた。
「そんなバカな…」と思って目を凝らすと、世界はなんの歪みもなくきちんと順行していた。当たり前の世界なんだが、ホッとすると同時に奇妙にも感じられた。
そんな風に感覚に侵食してくるような、味わったことのない映像体験が「TENET」にはある。
もしかしたら、何も「知らない」ことの方が、「時間の逆行」よりも重要な事かもしれない。
理解できない事を恐れなくて良い。「知らない」ということは、目や耳から入ってくる刺激にとって、大きな驚異と感動をもたらすスパイスになりうる。
未体験ゾーンの衝撃は、未体験だから生まれる。体験後にその衝撃は来ない。
体験後にしか言えないこんなアドバイスは、未体験の人にとっては「何のこっちゃ?」で、未体験だから体験するまでわからない。
しかし、体験してからだと刺激と衝撃は「既に知ってること」になってしまうから「未体験」とは言えなくなるわけで…、あ~ややこしい!
まさに「TENET」的だ。
とりあえず、覚悟を決めて観た方が話は早い。
意外なほどノーランは優しくて、「名もなき男」と同様に作品世界に投げ出された私たちに沢山のヒントを与えてくれる。
そのヒントたちや今までに体験したことをしっかり心に「記録」しておけば、巨大スケールで展開される出来事に翻弄されつつも、未来と現在をつなぐ光明をとらえる事は出来る。
観測する私たち、観測の「記録」だけが「TENET」の中の指針だ。
一応言っておくと、翻弄され続けて脳幹が痺れても、「面白い!」と思う人は面白いし、理解不能なことが不満な場合は、例え後々理解できても「面白くない」事は変わらないと思う。
映像のこだわりに対して、エモーションの部分を掘り下げる場所が少なく、映画に情緒を求める人にとっては物足りないだろうな、と思ったのが正直な感想だ。
完成度は高いけど、観た直後はそんなに興奮できなかったなぁ~、と思っていたのに星4評価にしたのは、家路の間に私を襲った「TENET」効果が今もなお続いているからだ。
こうしてレビューを書いている間も、ふとした拍子に何かが逆行してくる気がして落ち着かない。
そして逆行していないことが奇妙に思えて仕方ない。
そんな感覚が味わえるのは、後にも先にも「TENET」だけだろう。
━━追記━━━━━━━━━━━━━━━━━━
と、ここまで書いて投稿したのだが、隣でノーラン信者(全作品鑑賞済み)の旦那が「全く面白くない!星1!」と激おこプンプンなので、それについて書いておこう。
あと、協議の結果星の数を1に修正することにする。流された訳じゃなく、熱量の問題だ。ふわふわした浮揚感に流されているのは私の方だな、と思ったから素直に受け入れよう。
「メメント」でノーランと衝撃的な出会いを経験した彼は、「ダークナイト」でその信仰を確固たるものにし、以来敬虔な信徒として作品に耽溺してきた。
「フォロウィング」を探し回ったのも良い思い出である。購入したDVDは今でも折に触れ見返していて、とても鑑賞済みとは思えないテンションで楽しんでいる。
そんなノーランに身も心も骨抜きにされた旦那が、「話はわかる。別に難しいことなど何もない!わかったからって、面白くないもんは面白くないんだよ!」とマジ顔のプーチン並みに怒り狂っているのである。はわわ。
確かにアクションは薄いし、ドラマチックでもないしな。
多分「インセプション」のアクションか、「インターステラー」のドラマ、どちらかだけでもあったなら彼はそんなに怒らなかっただろうな。
「つまんなかった時は、つまらないってちゃんと言っておかなきゃダメだ!」との事なので、ここに「記録」しておく。
起きたことは仕方がない
これはきっと
唸らされたし頭を使う作品
CSで録画視聴。
ノーラン監督作品は初めて。
オッペンハイマーの予習がわりに
ノーラン監督作品を観たかったので鑑賞。
結論から言うと唸らされるし、我々が頭を使う作品。ノーラン監督に唸らされっぱなし。
ストーリーもこれから起こるかもしれない
出来事ばかり。
セリフもノーラン監督作品のキーワードなのではと作品を観て感じた。
唸らされっぱなしのテネットだった。
☆☆☆★★★ 上 か ら 読 ん で も 山 本 山 下 か ら ...
☆☆☆★★★
上
か
ら
読
ん
で
も
山
本
山
下
か
ら
読
ん
で
も
山
本
山
とにかく、どこでも回転ドア🚪が、ポイント、ポイントで都合の良いところにあるから超便利( ´Д`)
前半で、DV男のケネス・ブラナー夫婦の話が少しダラダラと続いて行き、少しだけ落ちかける。
何とか持ち直したのは、何と言っても〝 逆行 〟の秘密を知りたいからに他ならない。
そして、やっと本格的に始まる〝 逆行 〟の場面。
大いなる謎を孕みつつ。頭グワングワンになりがら、スクリーンに映る画面を必死になりながら少ない脳味噌に叩き込んで行く。
それにしても、後半からクライマックスへ展開される〝 進行世界 〟と〝 逆行世界 〟の敵とは同時に戦う必要に迫られる、、、って言う(。-_-。)
もう無茶苦茶で御座いますがな〜_(:3 」∠)_
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を筆頭にした、この手のパラレルワールドの世界観では。〝 進行世界 〟の人やモノ等に、《未来や過去の世界》からやって来た《者》から何らかの影響を及ぼされた場合。その後の〝 進行世界 〟にはかなりの《変化》が及ぶ筈だ…と思い、首を傾げていた、、、
主人公は知ったのだった。
映画のラスト直前にニールに関する事実を!
映画の冒頭部分と、クライマックスの前…
彼は少なくとも2度、、、
〝 死んでいたかも知れなかった事実を 〟
その上で延々と続いて行くこの【無間地獄】を!
果たして今は何度目だったのか?…と。
だったら、ケネス・ブラナーの子供時代を《ターミネーター》しに行けよ、、、( ̄^ ̄)と
まあ、それでは映画にはならんのですけどね〜(u_u)
(その時代に回転ドアは無いから無理か💧)
2020年 9月21日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン10
いやー難しいけど好きだー!
これはおもしろかった!
とにかく時間が戻るのと通常に進むのとで慣れるまで大混乱しましたが、伏線回収シリーズでようやくついていけました。
この時間の順行と逆行が引き金で世界が滅ぶという設定なんですが、もう少し説明が欲しかった気もします。説得力にかけるという感じかな。まあ、見てるとその設定のつもりで見ちゃうから、それでいいのかもしれませんけど。
世界滅亡を防いだあとの3人の会話が泣けました。死をわかってて戦いに行くのを止められない。ダメ、こういうの涙腺崩壊。
タイムマシン関係お好きな方は間違いなくハマる名作ですね。
角度を変えると世界が変わる。
二回目。いまだによくわからない部分が多いがおもしろい。
基本的なところだが、本作で言及されている未来人、というのはどのくらいの未来のことを指しているのだろう。そして、彼らは本作の悪役であるセネターのような人物を何人も抱えているのだろうか。世界を滅ぼすという大役を、セネターひとりに託すということはないだろう。でも、未来人と契約した人物はセネターしか出てこない。
本作の重要な要素である「時間を逆行する」には、1日逆行するには1日かかるらしい。ずいぶん遠くの未来だとしたら、逆行してきてセネターに直接会うことはできないだろう。ということは、未来人はセネターとは作中で語られている「契約書」にすべての指示が書いてあったということなのか。その割にはセネターは逆行グッズを使いこなしていて、それはそれで不思議だ。
本作でみんなが奪い合う「アルゴリズム」という核弾頭みたいなものは、そもそも誰が手に入れていたものなのだろう。未来人がセネターに向けて逆行させて届けたものなんじゃないかと思うが、でも本作ではセネターが一生懸命それを集めている。ということは他の誰かが受け取っているものを、セネターが奪っているということだろうか。そうだとしたら、それは誰なのか。
いろいろと疑問がつきない作品ではあるが、テーマとしては、世界は角度を変えると全く違って見える、つまり、世界はひとつではない、というカント的なテーマなのではないかと思う。
ノーランはずっと時間についてこだわり続けていた。前作の「ダンケルク」でも時間を意識した演出がなされていた。そして「陸」「海」「空」で死の扱いの違いをみせた。彼の中では、「世界はひとつではない」という意識があるのだと思う。今回は時間の「順行」「逆行」という要素でその点を強調してみせた。とくに、同一人物が「順行」「逆行」の双方向から同じ場面にアクセスするところなどは、そういったテーマを伝えるにはわかりやすいやり方だと思う(なにが起こっているのかはわかりにくいが)。
それにしても非常におもしろい。また観ようと思う。
時間軸職人の本領発揮
「逆回し」なんぞ、特撮の技法としてはそれこそ映画黎明期からあった使い古されたものだろうけど、それを時間を逆行するというアイデアと絡めて、ここまで奇抜で斬新な映像に昇華できるのですね。
時間軸職人のクリストファー・ノーラン監督ならではの、複雑怪奇でかみごたえがありすぎのストーリーは、一度見ただけでは、全体を理解するのはとても無理でした。鑑賞後に購入したパンフレットの解説(それも本職の物理学者が解説していた)を読み込んで、2回目を見てやっとそういうことか、と納得。それでも、各シーンの個々の映像は見応えがあり、飽きさせず、何度も見たくなります。リピータを呼び込んで観客動員数を倍増させるにはいい作戦だったかも。
奇をてらっただけ
「TENET」って、ひょっとして回文?普通の時間の流れと逆行を意識したからの表題かな?インターステラーも、自分は受け付けなかったけれど、「TENET」は、それ以上に無理。他の人が作ったことがないとんでもない設定で作るのが好きなんだろうなって思う。また、説明が不足していて、観客が理解できないのをそのまま置き去りにして、後でそれを回収していくという描き方。それにしても限度がある。
世界が亡くなるかもしれないのに、工作員2人に世界の存亡が託されるのもしょぼい。世界を救わなければならないのに、主人公は誰だとか、あまり親しくもない妻子の命を救うのを優先しているかのようなのも興ざめ。自分軸の人間だけが救われればいいという危険な描き方はやめてほしい。(どのスパイ物にも言えることなのだが)
少し冷静に考えると、これってあり得ないよねって。オスロ空港で、順行しているニールと名もなき男が戦う場面があるけれど、人間の筋肉の構造上、順行している人間と逆行している人間が戦うのは力学上無理。順行している人間や車と逆行している人間や車、完全に過去も未来も覚えていないと、戦ったり除けたりするのも不可能。逆行するのは動きだけ?言葉も時間が逆向きに聞こえてくるはずでしょ?素人でも、それくらいのことを考えるのに、脚本家や監督、この作品によくゴーサインを出したなと。
見ている方は、煙に巻かれているだけで、頭も混乱するから、凄いっていう感情よりも、意味わかんないって感情だけが膨らんでいく。自分が理解できないのを凄いって思える人はいいかもしれないけれど、どう考えても自分には無理。奇をてらっただけの映画に思えた。
ノーラン監督の作品、自分には合わないのかもしれない。
逆行と通常世界とが交錯する
時間が逆行…概念を壊される映画体験!
いや~、クリストファー・ノーラン監督の頭の中はどうなっているんですか!?っと言いたくなるようなぶっ飛んだ映画体験をしました。これまでの作品の傾向や本作の前評判や予告である程度のぶっ飛んだ映画とは認識してましたが、斬新さで片付けられないような、想像をはるかに超えた時間を味わいました。
そして評判通り、1度の鑑賞では全てを理解することができませんでした。ん?どういうこと?って途中何度も思い、正直自分の脳の限界を超えてしまっていると感じましたが、そのために映画が面白くなくなったりすることは一切なく、理解できないことも含めて没入感を感じられた映画体験でした。
理解できなくてもストーリー性が見えなくなることもありませんし、それ以上にアクションシーンの面白さや、想像を超える映像、そして強烈に興奮する音響によって視覚と聴覚が圧倒される感覚でした。ラストの戦闘シーンは、もう何をこれ観ているんだろう!?という驚きでいっぱいでした。
クリストファー・ノーラン監督に常識を完膚なきまで壊された気分ですよ。この感覚は、『インセプション』『インターステラー』でも味わってもうすでに3回目なのにさらに上を行くという凄さです。でもね、ここまで来ちゃったのです、もう我々は次回作でさらなる、常識をくつがえす高みを見させてもらいたいと期待してしまいますよ!
タイトルも凝っている
本来タイプスリップやタイムリープは無理な話である。
アナログの世界を逆再生するという発想は、カセットテープを逆再生することと似ている。
昔のタイムマシンの映画で、過去に行くとき風景が高速で逆再生していた。
食べたものが口から出てきて、お皿に戻り、血液は逆に流れ、排泄物は体の中に戻る。
戻るということ自体が概念だ。
などと真剣に考えさせられた映画。
本作もやはり難解…過ぎる…
一度観ただけでは分かりにくい。
ノーラン作品って時間と空間のコンプレックスなんだよね。っていう当たり前のことを再確認しつつ、ノーランらしい典型的な映画だとは思いますが、過去作に比べて驚きもなく、ストーリーを追っていくのに必死になってしまうのが非常に残念なところでした。そんなに難解なストーリーではないのですが、一度の鑑賞でフラグをすべて回収しきれるか?といえば、出来たような気がしますが、もう一度、答え合わせのつもりで鑑賞する必要があります。
IMAXレーザーで観てますのでドルビーシネマとの違いやフルサイズのIMAXでの迫力も体感したいのでそのうち答え合わせに行きましょうかね。
(追記)
ドルビーシネマで鑑賞。映像と音響のメリハリでドルビーシネマの圧勝。これは意外でした。フルサイズのIMAXも観たいなあ、ですが、ストーリーの理解はし切れず。パートパート毎にはいいのですが、それらをつなげたとたんに頭がパニクるのです。
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