死神遣いの事件帖 傀儡夜曲のレビュー・感想・評価
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舞台向けの台本だなぁ
役者さん目当てで行ったのだけど、舞台向けの台本だなと。舞台とコラボの前提のせいか、予算のせいか、太秦だけで撮れるなら別に映画でなくても良いのでは?殺陣は綺麗なんですけど、衣装もライトノベルっぽいデザインと色使いで、舞台なら映えるかなと。数回で寿命尽きるなら、死神の力行使しようがないような?全体的に脚本の作り込みが甘い印象。この場面を見せたい!この台詞を言わせたい!というよりオーダーに合わせて書いた感じがする。謎解きというほどの謎でもないし。どちらかと言えば、同じ架空時代劇でも主役の鈴木さんが以前に演じられた「刀剣乱舞」が衣装もセットもかなり拘って予算かけてつくったんだなと実感する。画面を見ると予算って大事だよな、というのを一番感じた。映画なのにキャラクターの動かし方が小さいので、せっかくの映画の長所がいかせてない気がする。そもそも、この話は何を見せたいのか。舞台との連動の為だけなら勿体ない。役者さんは達者なんで、役者さんを堪能する為なら良だと思う。
現国のテストなら赤点
十蘭人形も、人型十蘭も、十蘭化のビジュアルも、格好良さに可愛さが見え隠れしてて良かった!
ストーリーはもちろん、世界観もキャラクターの設定もビジュアルもいい。そんな中でなぜ3.0という評価をつけなくてはならないのか。
自分としても大変不本意かつ悲しい鑑賞の感想となった。
いちばんの問題は2時間という上映時間の縛りだろうと思った。
例えば長期休みに作文課題として原稿用紙3枚と言い渡されたとき、普通の人なら4,5枚、多くとも6枚程度で初稿を書き上げ、推敲して3枚前後に収めるだろう。
そんな中、この作品は3枚の課題に300枚の原稿を使っているように見える。バックボーンが重厚すぎるのだ。
背後で様々な広く深い設定が練られていることは映画の鑑賞中にもひしひしと感じられたし、実際この作品はムビ×ステであるから、夏の舞台でさらなる広がりを持った良作となるのだろう。
本当の本当に、ストーリーもどこも良い作品だった。
ただ自分には、300枚の原稿を要約したにしては切り捨てるところがずれているように見えてしまっただけなのだ。推測であるが、話の本筋が大きくなりすぎたので起承転結に要点を絞り、なおかつ出演キャラクターが「立つ」ストーリーに2時間で納めようとしたら想像以上にボリュームがあり、“削ったところから削ってしまった”のだろうな、と。
舞台版のストーリー構成に期待するばかりである。
(ひとつだけ文句を言うとすれば、主演の役者の「見栄切り」が長すぎると感じられたので、それこそニチアサくらいのテンポ感で作ってほしかったということだけだ)
お藤役の鈴木絢音さんの声がとてもかわいらしくて、 ザ・ヒロイン だったのでこれからもおひいさんの役どころを演じてほしいと思った。
とにかく楽しく見ました! 思わず2回見てしまいました!
正直、出演される俳優さん目当てのみで見に行ったのですが、大変わかりやすく面白いストーリー展開でたくさん笑って、ドキドキして、そしてしんみりもしました。
主人公・幻士郎、普段のぐうたらモードから本気スイッチが入った後の豹変ぶりは、さすが。
殺陣のシーンの超スピード感!!・・・かっこいいっ!の一言でした。
また、鮮やかな色・デザインの衣装と、時代劇で見慣れた渋い映画村のロケーションが混じり合って、そこに特撮がうまく使われて、独特の世界観ができていました。(十蘭Dかわいい)
この「しにつか」、本編だけではもったいない素材です!ほかの事件編でも見てみたいです。
ぜひ、舞台、映画第2弾、続編、などなど、さらにマルチ展開してほしいと思います。
ツッコみは野暮。不思議な世界観で贈る、痛快アクション時代劇!!
【賛否両論チェック】
賛:陰謀渦巻く江戸を舞台にした主人公達の活躍が、純粋に痛快。大切なものを守るための主人公の戦いや、死神との一風変わった絆も、思いのほか感動を誘う。
否:物語の世界観自体は、かなり好みが分かれそうなところ。展開もかなりのご都合主義で、案外先読み出来てしまう感も。
死神と契約し、力を使う“死神遣い”を描いた本作。アクションシーンなんかは、ともするとヒーローモノを彷彿とさせるような演出もあるので、まずはその一風変わった世界観に、好き嫌いが結構分かれそうなところです。
そうした中で描かれるのは、主人公・幻士郎にまつわる過去と、死神・十蘭との絆の物語。浮ついてはいても、大切なものを守るために、命懸けで死闘を繰り広げる幻士郎の勇姿や、そんな幻士郎に半ば呆れながらも、次第に確かな信頼関係を築いていく十蘭の哀愁漂う姿が、ストーリーをより一層感慨深いものにしているようです。
主人公達が行き詰まったところに、丁度上手い具合に謎解きのヒントが現れたりする辺り、展開はかなりご都合主義ですし、ある程度先読みも出来てしまいそうですが、それを言うのは野暮というもの。お話もリンクしていますので、是非映画と舞台とセットでご覧になっていただくのをオススメします。
面白い!
正直最初は出演者目当てで観に行きました…ですが、ストーリーがいい意味で分かりやすい為、その他の部分(時代劇に死神というファンタジー要素、殺陣、登場人物のキャクターなど)が際立っていてどんどん物語にのめり込んでいける感じが楽しかったです。
十蘭(死神)が刀に変わるシーンなどの演出もかっこよく映像美も堪能することができましたし、十蘭の泣き顔にはつられました…。
ムビ×ステならではの舞台に繋げる演出も感動しました。舞台も楽しみにしています!
新しい時代劇エンターテイメント
主人公の久坂幻士郎は普段はやる気のないのに
いざ!となると死神十蘭の力を借りて
大活躍する新しいヒーロー的な存在
ストーリー展開も東映時代劇らしく人情と笑いに特撮の要素も取り入れた新しい時代劇エンターテイメントな感じ
時代劇に馴染みのない人にも楽しめる作品になっています
久坂幻士郎役の鈴木拡樹さんは舞台を中心に活躍されている方ですが定評のある殺陣は見応えあり
あっという間の90分
何度も観たくなる映画です
鈴木拡樹、究極のギャップ萌え(笑)
チケットが取れない舞台の人であり
映画や配信ドラマにも出てますが
無料ではほぼ観ることが出来ない
鈴木拡樹さんが主演!
ファンタジー時代劇??なんじゃそりゃ?と言う
年齢高めの人に解りやすい類似作としては
「陰陽師」みたいな
特撮とCGとコププレと実写が混じった
毛色の変わった時代劇だけど、女子目線的には
前半のちょっと無責任でイイ加減な鈴木さんの
後半の変化にギャップ萌えすること請け合いです!!
しっかりしたチャンバラパートを請け負うのは
時代劇ではおなじみの山口馬木也さん。
舞台「刀剣乱舞」舞台「どろろ」などで
安定の殺陣を見せてくれた鈴木拡樹さんと
山口馬木也さんの対決は結構手に汗握ります。
あまり重たくなり過ぎず、気楽に観られて
サクッと楽しい90分。
自粛開けの映画鑑賞としては最適!と思います。
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
時は三代将軍徳川家光の時代。
その割には習俗などが、ちょっと元禄っぽいんだけど
そこは、本格時代劇ではないので
ご愛嬌ということで〜(笑)
お話自体はアニメやコミックにありそうなですが
特に原作がある感じでもなく新しいものとして
楽しむのが良いですね。
ところでこの映画
「東映ムビ×ステ」プロジェクトの第2弾とある。
とは、なんぞや?
ググってみたら、映画を作ってその世界観を
舞台へと繋げるプロジェクトとのこと。
いや〜昨今の「刀剣乱舞」や「舞台ナルト」「薄桜鬼」など
2・5次元舞台におけるチャンバラ作品の隆盛をみていると
そりゃ、これに乗らない手はないと
時代劇の本家の東映さんが考えないはずがない!
イケメンで殺陣のできる素材がボロボロいる訳で
この連携は必然でしょう。
2・5次元の役者さんも2・5次元だけに止まらず
よりメジャーになりたいと思っている訳だから
これはウインウインの関係に発展して欲しいですね。
ちなみにステージの方、映画の続編にあたる舞台では
映画にも出演し、ミュージカル「刀剣乱舞」の石切丸や
舞台「幽遊白書」でも活躍した崎山つばさ君が主演します。
彼もイケメンです!!
@おすすめの鑑賞方法は?
映画館で公開初日から一週間限定で、
主役の鈴木拡樹さんの
特典挨拶映像が観られます!!
ぜひ見て!笑えてシビれて泣けます。
短いのに全く無駄の感じられないテンポよい作品です。
時代劇×ファンタジー×ミステリー。
なんのこっちゃと思いつつ見に行きましたが、まさしく時代劇×ファンタジー×ミステリー!あ、ファンタジー、と言うよりちゃんと伝奇です。
ちょっとでも興味が湧いたあなた、その興味はおそらく虫の知らせです。見に行きましょう。私はきっと来週も行きます。
映画刀剣乱舞が気に入った方は、何も言わずにお越しください。
仕事帰りに寄れるところでも上映されていれば…!
これは騒がれて良いレベルの映画と思います!素晴らしい…。
一見2.5次元仕様のビジュアルですが、芯の通った時代劇です。
ぜひともヒットして欲しい。そして続編や前日譚がみたい!
舞台は徳川家光の時代、江戸。天下泰平となったかに見えて、まだ戦国は遠くない。そんな世界を誠実に描こうとしていて、自分としてはつぼでした。
大河みたいな予算があるわけではないので、あらはあるのでしょうが、紋切り型でない世界の中、登場人物がみんなきちんと生きているなあ、と。
歌舞伎好きの私には、ああ、うん!という随所が面白かったですよ。
主役の鈴木拡樹さんが気になる方は、問答無用で見てください!彼のスペックフル活用です。
殺陣や姿の美しさは言うに及ばず、声音の変化、声の抑揚、それに、所作に滲む主役の人生…。
2.5次元の帝王、と言う異名で敬遠されてしまうかもしれませんが、素晴らしい役者です。
2.5次元を敬遠するのは人生の損失かもしれないと私に思い知らせた方です。この作品の彼も良かった…。
クライマックスの殺陣は必見です。
長くなってしまいましたが、どの役者も見せ場がそれぞれにあり、愛しかったです。
十蘭人形の愛くるしさ、幻士郎の見せるギャップ…
やっぱりこのコンビの他のエピソード見たいです。
テレビシリーズにしてください、お願いします。
最初からクライマックスでした
公開が延期になってやっと封切りを迎えられたので、頑張って初日に見に行きました!
コロナでずっと引きこもってたけど、映画館で映画を見るって楽しいな、幸せだなって改めて感じられる、分かりやすくて楽しい作品でした。
監督が平成仮面ライダーを何本も撮られている方と知って、あまり詳しくはないですが、映像の作り方やコミカルなシーンなどは、たまに見る日朝の番組っぽい雰囲気がでてました。
タイトルは別の方の作品からの引用ですが笑
インタビューで拝見しましたが、何話か続いた物語の最終回っていうのは、最後まで見るとよく分かって、この決め台詞が妙にピッタリします。
ただ【最後までみる】と、とついてしまうのは、結末見るまではあんまりそういう雰囲気が感じられなかったからです。
もっともっとこれからの幻士郎や十蘭の活躍がみたいなと思わせる流れ、そして魅力的なキャラクターが多いだけに、最後はあー楽しかった!だけでは終われなかったです。
この話が成長した幻士郎、十蘭の話なんだって雰囲気がもっと伝わる工夫があったら、後味がより良くなったかなって、その点はすこし残念です。
ただ、続きの舞台化が既に決まっていて、そちらを早くみたいなぁという気持ちはとても盛り上がるクライマックスでした。
舞台版での主人公になる新之助は登場したときから親分してるのにどこか弱そうで可愛いな笑と思ってたら本当に弱かった笑
新之助が舞台では強くなったり成長してたりするのかなって思うととても楽しみです。
事件帖というだけあって、ミステリー要素も楽しめる内容で、時代劇としてもクオリティが高く、またわかりやすいヒーロー物でもあるので、幅広い方が楽しめる作品だと思います。
映画館に行くのもまだまだ躊躇してしまう雰囲気が続いていますが、シアターは感染対策を頑張ってくれていますし、90分と短く手軽に見れるので、コロナリハビリのつもりで色んな方が見に行ってくれたら嬉しいです。
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