るろうに剣心 最終章 The Beginningのレビュー・感想・評価
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最終作にして最高傑作
全5部作の最終作にして最高傑作が生まれてしまった。
やはり制作の方々がシリーズ最高傑作と謳うだけあって、高いクオリティで「追憶編」を見事に描き切っていた。
The Finalのレビューにも書いたのだが、前作を駆け足で制作しわざわざこのThe Beginningに丸々追憶編を充てたのは大正解だっただろう。
配役がどれも素晴らしかったのは勿論なのだが、何より有村架純演じる雪代巴の表情の使い分けが完璧に原作再現と言わざるを得ないクオリティで、何より剣心との初夜を迎えたシーンは「これ本当に実写か!?」と疑うくらいに一致していたように思えた。
ストーリーの構成、演出も素晴らしく、1作目の前に何が起こっていたのかがよく分かる作りになっていたし、音楽の使うタイミングによってメリハリもしっかりついていたように思える。
「るろうに剣心」シリーズが好きな人、The Finalを観たという方には必ず見て欲しい大傑作だ。
この作品なしでシリーズ終われない、という主演・監督の言葉がよく分かる
映画として、とにかく良質で素晴らしい。
まず、ストーリー。話としては、ほんとに儚く美しく、悲しすぎる。けど、この作品がbeginningというのが、最大のポイント。
原作未読なので、この作品なしでシリーズ終われないという、主演や監督の言葉を、観る前は「ふーん、そうなのか」と思っていたけど、見終わってみると、納得感しかない。
ラストの締め方が秀逸。映画館でリアルに鳥肌がたった。必ずシリーズ一作目からもう一度観たくなる。実際、beginningの鑑賞後、一作目を観たら、ほんとに更に深い話になっていて、10年前に撮った作品と今回のbeginningが、こんなにも違和感なく、最高の形でつながっているのは、奇跡だと思う。
と、シリーズ全体に与える影響はとてつもなく大きいのだけど、
この作品単体でもしっかり成立していて、1本の映画としてもすごくよい。シリーズ最後だけど、beginningなので、前4作見ずに初めて観てももちろん楽しめる。
佐藤健の剣心と有村架純の巴が、あまりにも美しく悲しい。それがこの作品を通じる大きな柱になっていて、アクションとは全然違う種類の見応えがかなりある。二人とも見た目の美しさだけでなく、表現力がものすごく高い。すごい俳優だと思った。
映像や音楽も◎
クライマックスの雪のシーンなど、映画ならではのスケールで美しい映像が観られる。
とにかく、すごく丁寧に全力で作り込まれていて、本気度が伝わる。これ以上望むべくもない。
これを観ないのはもったいない。
スピンオフ
佐藤健の殺陣には目を見張る。
是非とも岡田准一との対決を実現してもらいたい。
そのアクションを観るためだけにでも、
足を運ぶ価値がある。
逆に言えば、それだけしかなかった。
ストーリーとしては前作でほぼわかってしまっており、
特にそれ以上のものはない。
幕末を舞台にした本格時代劇風だが、
いかんせん深みがなく、
藤沢周平などのそれには遠く及ばない。
冗長で薄っぺらく、ウトウトしてしまった。
所詮、るろうに剣心あってこそなのだ。
敢えて分離したのは監督の趣味なのだろうか。
これなら前作をもっと膨らませて、
前後編2部作にして欲しかった。
せめてヒロインがもう少ししっくりきていたらと思うが、
では誰?と聞かれると答えに窮する。
この年代で凛とした雰囲気を出せる女優はいるだろうか。
コロナ禍にあっても予定通り公開してくれたことには感謝。
つまらなかった。何の映画?
つまらなかった。
何の映画?と思いました。
原作は全て無視でしたし、アクションシーンも、ほとんど無く、意味が分かりませんでした。
酷かった。
ファイナルより面白かった!
2作品両方観ましたが、ファイナルと比べるとビギニングの方が面白かったです。
ビギニングは映画の尺に丁度良いシナリオだったと思います。
アクションシーンのカメラワークもビギニングの方が好みですね。
ただ曲はファイナルの方が好きだったので、星4としておきます。
アクション少なめのストーリー重視
実写版るろ剣といえばアクロバティック剣戟アクションとキャラクターの再現性の高さが持ち味の作品。しかし本作ではアクロバティック剣戟アクションはほどほどにして(それでもすごかったけど)、原作ストーリーを丁寧になぞることを重視していたように思う。
つまり、剣心と巴に焦点を当てた作り。剣心が巴と出会い、次第に絆されていく様子を丁寧に描き、これまでの実写版るろ剣とは違ったしっとりとした雰囲気が醸し出されていた。これは、志々雄誠編やThe Finalのようなフィクションではなく史実に基づいた幕末の動乱がベースになっていることと無関係ではないだろう。
アクロバティック剣戟アクションも少なく、フィクションじみた派手な敵キャラもおらず、ただひたすらに剣心と巴の人間ドラマだけがあった。
最初に実写版るろ剣が公開されたとき、その再現性の高さとアクションの凄まじさに映画好きは大いに沸いた。漫画の実写化でもこんなに面白くなるのだと感激したものだ。しかし一方で、熱心な原作ファンからは不興を買ってもいた。るろ剣のドラマ性が削がれていたからだ。
曰く、剣心の人となりを描き切れていない、左之助がただのチンピラにしか見えない、そして蒼紫の代わりにオリジナルキャラが出て来た(厳密にはオリジナルではないが)、など。その批判は京都大火編でも伝説の最期編でも、The Finalでも通るものだった。しかし本作は蔑ろにしていたドラマ性に注力し、その批判に耐えうる、それどころか大満足の出来となったのではないだろうか。
ひとつ不満があるのは巴役の有村架純か。顔面が強すぎる。原作の巴のような幸薄い美人ではなく、バチバチにかわいい美人がそこにいた。そこは再現とは言えなかったかなあ…
Final観た方は是非
2作連続で観ました。
Final観た方にお勧めします。とくにFinal観て消化不良の方。2作に分けて確かに正解だと感じるはずです。
いつものアクション映画ではありません。私は有森佳純の体当たりの熱演に惹かれました。役柄上しょうがないかもしれないが、ドキッとするような場面があるとさらに良かったかな。
I-MAXで見てきました。
そのせいでは無いと思いますが、何しろ絵が綺麗、
巴の色白さが可憐という言葉に拍車を掛ける。
有村架純さん、儚い美しさがよく似合う。
モチロン佐藤健さんが主役なんだけど、有村架純さんのファンなら、この作品は見た方がいい。
絶対満足出来ます。
お二人の静かな演技に終始圧倒されますが、巴の最後のシーンだけは思慮の浅い私には、誰に向けた言葉なのか分かりませんでした。
見終わったあとも楽しめる!
『シリーズ最高傑作』というキャッチコピーに思わずうなずいてしまいました。
アクション要素の強い「The Final」とは打って変わって、静かな(剣心と巴の)ラブストーリーが物語の軸となっています。
今まではエンタメ映画というイメージが強かったのですが、このBeginningは「贖罪/幸福」などについても考えさせられます。
・なぜ(巴が)十字傷をつけたのか
・登場人物が発した言葉の意味
など、様々な解釈ができることもあり、見終わったあとも楽しめる作品です。
Beginningを見ると、過去作の見方も変わってきます😭
ビギニングファイナル!
総じて好きです。俳優陣皆素敵でかっこいい👏
これまでのるろうに剣心はアクション見どころな感じでしたが、これはすこし違います。とはいえアクションシーンはもちろんかっこいい。今回はガッツリ切ってますしね。
ただファイナルを見てるとあまり新しい驚きはない上に敵キャラも弱いので盛り上がりにかけるかな。るろ剣に求めているものではないものを見た感覚なのと、だいたい想像がつくものを素晴らしい演技でやってくれましたという感じかな。
午前中に茜色を見たのもあり、愛する人を殺した人を愛するっていう設定がどうしてもしっくりこなかったのかな。
圧巻。引き込まれる。
the final→beginning→the final副音声の流れで鑑賞!
beginningとても圧巻
剣心と巴の演技も良かったです!
映画長いので基本的に途中で集中途切れがちな私が、最後まで引き込まれて見れました!
まだ映画final観てない方は、原作を知らない方は、beginningから観ると分かりやすいかも。
その後にfinalの副音声聞くと、あーなるほど!とか笑えるコメントしてたり、撮影の裏側も聞けて、とても楽しめました!
個人的に先に副音声聞かなくて良かったなと(笑)
初副音声でしたが、beginningもコメンタリー副音声やるなら、また足運びます!
ラブストーリーになるんだろうなというのは今までみたから何となく想像...
ラブストーリーになるんだろうなというのは今までみたから何となく想像できた。
佐藤健、良いよなぁ
村上虹郎もすごく良かった。
江口洋介もかっこよかったぁ
安藤政信さん出てましたね。
有村架純さん綺麗と言うより可愛いですね
もしかして武井咲さんと入れ替わったら良かったのかな?
あとあの裾広がりの着物、長すぎる袖、髪型、浅い襟合わせ、気になった。海外を意識してのドレス風?
よく外国の映画で間違った日本を描いてるのがあるけど…
まっいっか。
個人的には、このビギンニングはファイナルより前に間を空けてやってほしかった。
どうしても、キャストの年齢を経た感は…
ファイナル見た後にビギンニング、10年前?
ロードオブザリングのレゴラスを見た時のような…
まぁ好きな作品だから敢えての個人的感想
大友組の全てのスタッフ!10年間お疲れ様でした!
るろうに剣心というアニメ原作なんだけれども、幕末から新時代を命がけで、闘い激論し情熱をぶつけ合う1人1人の人間の想いを 龍馬伝から最終章まで、人間愛を映像活劇に残したと想います! 剣心ありがとう!
僕には
全体的には面白かったけど、個人的にあまり、血が飛び散ったり、歴史好きな自分には役が自分にはあってないと思う俳優がやっていて、ちょっと…と思ってしまった。
ただ、佐藤健と有村架純のシーンはきれいで、有村架純がはかなく、守ってあげたくなる素敵な女性を演じていて、よかった。
動きが激しい戦いシーンは僕のようなおやじにはちょっと肩こってしまうなあ。
でも、若い子たちがいっぱいいて、佐藤健目当てでないおやじでも楽しめましたよ。
愛するということ
憎しみと悲しみは続かない。
生まれてくる愛は止められない。
剣心に愛する人がいて良かった。
短いけど幸せな時間があって良かった。
静かな渇いた、こんな愛もあるんだなぁ、と涙が出た。
剣心にも巴にも愛する心の余裕がない中で生まれた二人の愛。あのまま穏やか日々を過ごさせてあげたかったなぁと思う。
巴は許嫁の死から剣心を再び愛し、剣心は巴の死から再び薫を愛す。
生きていくには愛が、愛する存在が必要。
愛ってすごいね。
白い雪景色の二人がとても美しかったです。
ー完ー
これまでの「るろうに剣心」とは全く違った作品、と思って見てもらって構わないと思う。なんならストーリー的にはこの作品から見始めても違和感はないと思う。序盤から今までとは全く違った雰囲気、登場人物達の緊迫感、幕末の動乱の中にいるという状況を表現する上では最高の出来だったと思う。しかし、個人的に、るろうに剣心といえばやはりスピード感のあるストーリー展開と疾走感のある戦闘シーンを求めていただけに、少し残念な気持ちとなり星4つという結果になってしまった。(これはもう僕個人の好みの問題で寿司と焼肉どっちがいいかという質問に近いかもしれない笑)
また、やはりこの「追憶編」を語る上で欠かせないのは剣心、ここでは抜刀斎と呼ぶのが相応しいのかもしれないが、
彼の持つ刀が真剣である、という点だ。これによって、剣の
打ち合いのシーンでは今まで以上の残酷さや一太刀で致命傷に繋がるという真剣で打ち合うことの「重さ」などがよく表
現されていた。
ラストシーンは全てのパズルのピースが繋がったような感覚になる鳥肌モノだし、ストーリーの展開、アクション、配役、どれをとっても邦画最高峰の作品であると思う。
こんな時にこのような素晴らしい作品を届けてくれてありがとう。
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