「渋く重過ぎる」るろうに剣心 最終章 The Beginning 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
渋く重過ぎる
序盤から桂小五郎に高橋一生、高杉晋作に安藤政信を
置いて、新撰組の登場。
これはキャスティングは素晴らしいし、
話も面白くなりそうだぞ!と期待したら、
どんどん暗くなって行き、
物語は「たそがれ清兵衛」かよってくらい渋くて、
だけどアクションは
今まで通りの派手なワイヤーアクションで、
ボクは何を観てるんだろう?と頭がこんがらがった。
終盤のキャラなんかは物語と完全に浮いていて
滑稽に写ってしまった。
ラストの次回作への完全なフリの今作は、
映画館でお金を払って観るにはもったいないし、
るろうに剣心のファンにしか目が行ってない作品
なのかなと思いました。
次回作はこの溜まりに溜まったフラストレーションを
ぶっ飛ばしてくれるアクションに期待してます。
正直るろうに剣心に、ここまで深い話は期待してなくて
漫画のキャラの完成度の高い実写とアクション。
これだけで自分には充分です。
子どもと観てたら、大激怒されてたであろう
大人とファン向けの作品でした。
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