「「誓いの強さ」の理由は愛」るろうに剣心 最終章 The Beginning bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
「誓いの強さ」の理由は愛
こっれっわぁ、もはや「るろ剣」や無いですもん。真っ向マジの「幕末チャンバラ劇」にして「哀しく美しい」なんて言う陳腐極まる形容をするしかない「お江戸ラブストーリー」。江戸じゃないけど。
参りました。物凄く良い。この数年、完全に死に体だった邦画の完全復活を印象付ける力作でした!
殺陣の迫力が逆刃刀とは丸っ切り違う冒頭部。まずはここで「るろ剣シリーズ」との決別を迫られます。切り替え要。もうね。血糊を浴びる佐藤健にタジタジで、本格時代劇の雰囲気にドキドキします。
有村架純は撮り方の上手さの方が目立ってる気がするけれど、佐藤健の素晴らしさですよ。殺気も、絶望感も、人間らしさを取り戻したトコロも、背中の演技だけで分かると言う。本当に良いわw
とにかく手抜き無しで、あらゆるものが、よくよく練られてるのがヒシヒシと伝わって来る、良い映画でした。
良かった。とっても!
あ〜の日、あ〜の時、あ〜の場所で、キミに会えなか〜たら〜♪
このフレーズ、そのまんま当て嵌まりますねw
京都弁、もしくは長州弁だと、どうなるのだろう?と考えてしまいました。
背中の演技、本当に仰る通りですね〜。
「具体的な台詞を用いない演技部分の鑑賞力」について、このレビューサイトを始めてから、改めて考えさせられるようになりました。
その辺りが結構、星評価の違いの分かれ目になっているなぁ、と思ふ今日この頃ですw