「これまでで最も原作寄り」るろうに剣心 最終章 The Beginning Healingさんの映画レビュー(感想・評価)
これまでで最も原作寄り
前作が個人的にイマイチ(アクションは最高!)だったのであまり期待せずに観たらめちゃくちゃ満足度高かったです。
前作はあそこまで原作から離れたのになぜ今作はこんなに原作寄りだったのか…謎ですね笑
【良かった点】
・めちゃくちゃ原作通り
・まさに終わりにして始まり、またイチから観たくなる演出
・最初の剣心カッコよすぎ
・キャラクターの感情の機微がしっかり表現されていた
・前作やそれ以前の作品とつながる部分が多々あった
・これまでの感情むき出しの原作と全く違う斎藤一がクールなままでこれまでよりちょっとよかった
・元々のストーリーが良い
【悪かった点】
・これまでのように誰VS誰っていう明確な闘いや名勝負がない(剣心VS沖田総司は名勝負とは言い難い…)
・志々雄が飯塚を殺すシーンを期待していたが全然なかった…
・原作の日記についての剣心と巴のやりとり(剣心が日記を見ない流れ)が無いから「なんか剣心に見られたら終わりなのに日記近くで書きすぎじゃね!?」ってツッコミたくなった
・縁の俳優が棒読み?というより言い方が合ってないように感じた
【悪くはないけど気になる点】
・幕末動乱時期の斎藤一老け過ぎじゃね?
・なんで剣心が巴と辰巳を殺すシーンで縁見てないの??
・やっぱり登場人物たちに説明ないなぁw
・実写だけ見てる人は前作の乙和と中条の関係や八ツ目無名異が分かるんかな??飯塚殺しに行ったのが志々雄だってのにも気づかない人いそう…
尺の都合か色々と説明の足りない部分はありますが、原作に寄せてくれたり、キャラクターの感情をしっかり描いてくれたりしたため、原作勢としては満足度はめちゃ高いです!