Our Friend アワー・フレンドのレビュー・感想・評価
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母は強し友は尊し
のっけからシリアスなシーンで、その後のストーリー展開もわからない内からウルっときてしまいました。
他の方のレビューにもあるように、時の経過が行き来するので考える時間が必要ですが、時系列に並べてしまうと物語が押し付けがましくなってしまいそうで、これはこれでアリかなと。
医療制度・労働環境が異なる我が国で同様の関係性を築くのは難しいとは思いますが、それぞれが心折れ、立てなくなった時に手を差し伸べられるのは素晴らしいです。
心が洗われた一作でした!
そして、私の中で寂しい顔させたらこの人!ランキングのツートップがライアン・ゴズリングとケイシー・アフレック。ケイシー、期待通りのいい味出してました♪
ただのお涙頂戴映画ではない!
泣かせる為の過剰な演出はなく、素直にいい映画だなと思える作品。
監督の泣かせるセンスが良い演出が観ていて嫌味なくスッと入ってくる。
善人ばかりがズラッと出るのではなくかと言って悪役を作る訳でもなく等身大の人間を描いているのが良い。
カット割りも素晴らしい。始まりの長回しで少しずつ引いていくカットなど物語に引き込まれる。ラストカットが何より凄い。ロングショットでの長回しで主人公の顔をあまり見せずに想像される演出がこの映画にはあっている。
足りない。足りる訳がない。
末期ガンの妻と寄り添う夫と、彼等を助ける親友の実話をもとにした話。
2013年、末期ガンを患い自宅で療養中のニコルの病状を娘達にもうそろそろ伝えようと決意する夫婦から話が始まって、13年前、ニューオリンズで記者をするマットと舞台女優のニコル夫妻、そして親友になるデインとの関係をみせたと思ったら、2012年の出来事へ。
物語としては確かに世話になっていた頃もあったし仲良しなんだろうけど、ちょっと自分勝手な様相の濃いマットに対して良くそんなに優しくなれるなと思う程、本当に良いヤツ過ぎてデインのことが心配になるし、時既になところはあったけれど、娘に冷たく当たられながらも変化したマットも、そしてモリーもイーヴィーも、そしてそして勿論ニコルも、大変良くできました。と言ってあげたい感じでとても面白かった。
しかしながら…都度いつの話しか字幕が出るから迷子になることはないけれど、余りにも時系列が行ったり来たりと飛びまくり。
何なら泣かせにくる様な展開でも、浸る間もなくシーン移行。
とても良い話しだし胸熱なんだけど、ちょっと慌ただしいしガチャガチャし過ぎじゃありませんか?
結構蛇足的なシーンも多かったし、もうちょいハブいて、上手くまとめて欲しかった。
大号泣。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で高評価だった
ケイシー・アフレックですけども、
個人的には「トリプル9 裏切りのコード」のほうが
好きだなぁ。ってことで本日公開「アワー・フレンド」
観てきました。
オレの大好物、スライス・オブ・ライフの類
なんだけども、各キャストの存在感が抜群で、
あんまり感情移入はしないと決めてる私ですけども
今年一番の号泣ってゆー。
うまい表現か分からないけど、
大切なものと宝物は違うってゆーか。
なんかすいません。
自分の大号泣に動揺しております。
もう一度見たくなる映画
時系列が前後して描かれます。
癌の告知日を始点として「告知から13年前」「告知から1年後」「告知の4年前」など。
ランダムに描かれるエピソードはミステリ仕立てのようで、徐々に空白だったピースが埋められていき…
前半と後半で、それぞれの関係性の見え方が全く変わってくる映画でした。
「親友」の定義を考えるとき、いつも思い出すコメントがあります。
有名人たちに「親友とは?」とインタビューした映像を繋いだテレビ番組で、安部譲ニが「そいつの為に命をかけられる相手」と答えていました。
その時はいかにも仁義の世界に身を置いていた人の言葉だなぁ。と感じましたが、
他の人たちが軒並み「困った時に助けてくれる」「秘密を相談できる」など、自分に対する相手について語っているのに対して、安部譲ニは相手に対する自分を語っていることに気づきました。
この映画は、仕事や恋人より友情を優先させた男の物語だと思っていたので、安部譲ニがよぎったのでしょうね。
自己犠牲で相手を助ける、尊い友情の物語なんだと思っていたので。
ところが!埋まっていくピースのなかで、それだけではなかったことが描かれます。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、自己犠牲ではなく、恩返し。
お互いがお互いの救いになっている、一方通行ではない関係が描かれていました。
ジェイソン・シーゲル演じるデインは、その年代ごとに精神状態が異なることがわかり、全く別人のよう。
ニコルがとにかくキュート。
交友関係が広く、みんなを惹きつける魅力があって、相手を認めて受け入れてることのできる女性。
悲劇のヒロインを支える二人の男…と思っていましたが、ここにも決して平坦では無い夫婦関係があって、やはり友の存在が救いとなる。
一貫してお互いがお互いの救いになる事を描いている映画でした。
小さい妹と姉との、受け止め方の違いも丁寧に描かれていました。
ちょうど思春期に差し掛かっている姉は父親に対する当たりが強く…てっきり父親に対する反抗期だと見えていた態度は、実はそれだけでは無かったことが途中でわかったり
ヤングケアラー問題も。
後半でデインが子供達の世話を通して見ていた景色を、父親であるマットがなぞるシーンがあるのですが
手が離れた子供ほど目をかけなくてはならない。
子供のちょっとした変化を見る余裕が感じられる、素敵なシーンでした。
終末医療についてもいろいろと考えさせられました。
末期癌の緩和ケアについて、訪問看護や看取り士さんなど、家族以外の介入に救われることも多い。
トップシーンの浜辺が、まさかこんなシーンだったとは。
最初から見直したくなる映画でした。
ダコタ・ジョンソン可愛い
2021年10月8日
#OurFriend/#アワー・フレンド (2019年)鑑賞
#Filmarks 試写会
妻が余命宣告を受けた夫婦とその闘病生活を支える親友を描いた実話のドラマ
苦しい時に心の支えとなった親友のために私生活も犠牲にして献身的に支える姿は凄いですね
主演の #ジェイソン・シーゲル さんがとてもいい
親以上の親友
末期がんの妻ニコルと夫マットと親友デインの物語。今回は全くセクシーではないダコタジョンソンと、やっぱり哀愁が漂うケイシーアフレック。若くして余命宣告されたら...辛いけれど、愛に溢れた作品でした。過去の思い出を織りまぜながら進んでゆくストーリーにはより一層、感情を揺さぶられます。デインが良い人すぎて、天使に見えました。
試写会にて
タイトルなし
雑誌「Esquire」に掲載 全米雑誌大賞受賞
マシュー·ティーグ
「The Friend: Love Is Not a Big Enough Word」
自身の経験を綴ったエッセイが原作
ケイシー·アフレック 主演作品
ガンで余命を宣告された妻ニコル
夫マットと娘2人
寄り添う友人
残された時間
人生の最期をどう過ごすか
重たいテーマですが
時系列を交差しながら
丁寧にそれぞれの思いが描かれていて
お涙頂戴物語になっていないのがいい
夫婦と友人
その3人の関係
とてもよかった
終活。家族。友人。
人との繋りって大切で素敵😌
“アワーフレンド”、人はひとりでは生きられない。
末期癌の妻を看取る夫と親友の男。絶望の淵でのよすが、友情。人はひとりでは生きられないってよく言われるけど、まさにそうで、“友”の存在があることで如何なる苦難も乗り越えられる。コロナによる分断が驀進する現代において、改めて人と人とのつながりの意義を考えさせる。“アワーフレンド”というタイトルは、もちろん劇中の彼らのことを指すのかもしれないが、メタ的に観客にとっての身近な友を意味しているのかもしれない。そして、今作の魅力はなんといっても、見返りを求めず、仕事も、恋人との時間も、あらゆることを犠牲にし、友のために尽くす親友・デインの存在にある。彼の存在を心から愛したくなる。さらに、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のように、今回も悲哀に満ちたケイシー・アフレックの演技が素晴らしかった。心に深い傷を負った役が本当に似合う。
質のいい作品ではあるが…時系列には整理が必要
正直こういう題材のドラマは胸を締めるのであまり直視できない。今作に関しては、時系列のリミックスもあって、ますます観にくくなっていて、「うーん…」としか出てこない。
洋画をあまり観ないため、どれがどういう経歴の俳優さんとか知らないので、純粋に作品にハマれるかどうかで観ている節はある。今作は病気の妻と献身的に支える夫、その家族を包み込む親友の3人を主軸にした物語。
ごく普通の親友という振る舞いながら、デインがとにかくお人好しすぎる。なぜ面倒を見てくれるのか、間を取り持つのか、犠牲を払えるのか…。そこがはっきりと見えにくいのが作品として入りにくかった所。もちろん、ガンになったニコルに心が痛み、その献身な姿勢はグッとくる。また、家族に良くある、すれ違いと素直になれない空気を取り持ってしまうのも何か特別感がありすぎるというか…。要は、そのフレームに付いてくるべき内心があまり見えないのがイマイチ乗れなかった理由。
映画館で観ればフィーリングは違かったかもしれないが、時系列のミックスは正直辛い。整理するのが大変だからである。その時々で関係性が変わるというのは分かるものの、それを混ぜて見せる必要があったのか…と疑問が残る。凄く良い作品なんだろうけど、それを感じにくかったのが惜しい。
エッセイがベースだけに、大きなサプライズが待っているわけではない。しかし、家族とそれを支える親友が心を通わす刹那は、間違いなく彼らにとって幸せなのだと思える。結婚してからまた観れたら。
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