生きちゃったのレビュー・感想・評価
全21件中、1~20件目を表示
生きちゃった見て泣いちゃった
内容はかなり重いです。
ですが、最後のシーンで思わず涙が出てしまいました。(T_T)
切ないというか、あの男2人の抱き合った瞬間に思わず感情が入ってしまったというか。主人公の感情の吐露にシンクロしちゃったというか。自分でも何なのかよくわかりません。
太賀くんびいきなのもあり、厚久のあの感情を抑えた表現、うまいなあと思いました。武田役の若葉の存在は普通なら、ちょっと邪魔になりがちなのに、3人の人間模様の中に上手く溶け込んでいました。学生時代のパピコを食べるシーンとかも登場するんだけどベタな青春映画になっていないところもよかったです。
大島優子もアイドルからの脱皮を意識したように感じるぐらい熱演だったと思います。目に見たもの聞いたことしか受け入れられない、甘い言葉に酔ってしまう愚かな女性でしたね。男(毎熊克哉)と一緒になった後にも、厚久にお金をせびるところは腹立ちました。
愛を言葉で表現する
難しいですね。女の人は言葉で満足したいところがあるので、つい期待してしまうのでしょうが日常会話で自然に「愛してる」なんて、普通言えない(言わない)ですよね。映画にもあったように、確かに英語で言えば I love you. Me too.なんて会話がすぐに成り立ってしまうかも。
主人公の厚久は言葉だけでなく、表情にすら、悲しみや怒りや欲望が出なくて、何もなかったような顔をしてしまう。たまたま会社を早退して家に戻った時に見た「妻と男の情事」。
驚きも悲しみも怒りも何もかも飲み込んでしまう。見ていて苦しかったです。
厚久の婚約者(早智子)が厚久の家に来て、2人が話合っているところに、身重の奈津実が登場するシーンが2回(3回?)ありました。最初のシーンでは、2人の会話の内容がわからず。ただ、厚久が涙ぐんでいる。早智子を好きだけど、やや仕方なく奈津実と一緒になったのか?とも思えてしまう。
しかし、後のシーンでは、早智子に「ごめん。奈津実のことが大切なんだ」と多少、残酷なことを早智子に言ってしまう。つまり、ここで、厚久が奈津実のことを本当に大事に想っている(愛している)ことがわかります。切ないわ。
いろいろと考えさせられた映画でした。
身勝手な女
浮気されても、離婚で家を追い出されても、女が有責なのに子ども取られても、何も言う事が出来ない男と、浮気して浮気相手とくっついてその浮気相手の借金背負って風俗に堕ちた上に殺される女の話。
お互いのこと理解するよう努めればこんなことにならなかったのにバカだね、っていう感想。
毎熊克哉と北村有起哉が役柄にピッタリハマっていた。
ただ、アンメット見たときは若葉竜也はとても上手に思えたんだけど、この映画は上手だとは思えなかったのは何故だろう。
生きちゃった
「生きちゃった」
仲のいい幼なじみがいた。その三人は、それぞれ大人になってからも繋がっていた。そんな仲の二人が結婚した。
物語としては、少し複雑な要素を感じた。
淡々と仕事をこなしながら鬱鬱とした気分を抱えたまま生活している主人公。
幼なじみと結婚し、娘と生活を共にする女性。
そんな2人の幼馴染であり、今でも友人としてたまにする男性。
そんな3人の物語。
主人公の家族は、まともそうに見える兄が一番狂っていたな。
幼なじみの女性が浮気をして、それが元で離婚になるがその際付き合っていた男性と交際を続ける。
そんな男性を殺してしまう。
男性が殺された事により持っていた借金を肩代わりして、ヘルスで働くようになり、そこから崩れるように人生が落ちていく。
この物語で誰が救われたのか?
どうすれば正解なのか?
自分というものをはっきりしなかった主人公の人生の末路として、最後があれで良かったのかな。
もう一度観た時に違った感想が出てくるような気がする作品でした。
好き
終わりの20分位までは、眠いなと思いながら観ていました。
仲野太賀、若葉竜也、大島優子さんの演技に魅せられて最後まで鑑賞。
引きこもりのお兄さんは、それこそほとんど会話はないけれど、弟の事がかわいかったのだと思う。
両親の『大麻やめなさい!!』大声で言うのは笑った。
刑務所に入った後の両親の様子も、何かフランス映画のような、ウディ・アレンの映画のようなおかしさ。
本当の気持ちが言えない、泣けない。英語でなら言えるかも。
共感できる。
最後は号泣でした。
半年後、半年後、って表現も嫌いじゃないです。
なので全体的に好き。
普通に考えたら、誤解を解かないと、家族としてうまくいかない。気持ちを伝えないと、家族ではいられないと思う。浮気されたら怒るべきだし、あの嫁に娘を渡すのは間違ってる。
『女でいたい』なら娘をあっちゃんに渡したほうが、お互い幸せになれたかもね。
何と言うか、ひたすら陰鬱な気分にさせられる映画だ。 作品自体が悪い...
何と言うか、ひたすら陰鬱な気分にさせられる映画だ。
作品自体が悪いでのはなく、気分が落ち込むのでわざわざ観るような映画ではない。
大島優子が浮気をして離婚したのに、まるで仲野太賀が悪いかのように言われたり、その大島が殺された時も仲野が責められるのはなぜ?
全体として、大島優子がんばれ!って感じ。
「NOと言えない日本人」を映画にしたらこうなる、ってことかと。大島優子、朝ドラでもガンバってたけど、映画でもガンバってるなぁ。女優として生き残ることに人生をかけてるのが分かる。
最初は、すごく大島優子が嫌な役に見えたけど、婚約者とのやり取りで心をなくした主人公が、最後で心を取り戻したと考えると、大島優子の役の設定が納得できる気がしてくる。「NOと言えない日本人」が、みんなに被害を与えていく、と。つくづく、片方の面からだけの見方はダメだ、と。
親友とのやり取り(一緒にソファーベットで寝る、ラブホに行くのに手をつなぐ、車で抱き合う・・・)は、演出としてやりすぎだと思う。そっち系の落ちにいくのかと心配したけど、収まるところに収まってよかった。そして、最後があの場面で終わったのがまた良かった。あの余韻が大切かと。
何でそうなるのよ?
仲野太賀が好きなので、なんとなく見てみました。
大島優子が体当たりの演技で一番頑張ってました。
大島さんのファンなら必見。
彼女の女優としての成長を喜んでほしい。
一皮剥けたと思います。
衝撃のシーンあります。
ちょい役で登場の北村有起哉のキモさも強烈でした。
但し、映画は駄作だと思います。
内容が支離滅裂。
そもそも登場人物が皆、理解出来ないくらい頭が悪い。
旦那に愛されてないからチンピラと浮気。
浮気がバレたら開き直って「娘の為に5年も我慢してた」とか言い訳。
離婚後もチンピラ彼氏に依存して別れないから苦労ばかり。
背負わなくて良い借金までしてデリヘル嬢になるし。
弁護士に相談しろよと言いたくなった。
これ、昭和の話なんですか?
現代でコレは無いわ~
離婚した父親は娘に会いにも行かず、元妻がどんな生活をしているのか確かめようともしない。
そもそも元嫁のチンピラ彼氏を殺した兄は殺人ではなくて薬で刑務所に行ったの?
兄か殺人で捕まってたら山田は嫁と娘がが大変な事になってるの知ってたハズだからね。
やっぱ兄がチンピラ彼氏を殺した事はバレて無いのか。
そこも意味不明な展開。
つまらなすぎて途中ウトウトしてたから何か見逃した?
幼馴染みの武田って何の為の配役だったの?
他にも
おいおい何でそんな展開になるのよ?
頭悪すぎでしょ?
と、突っ込み所満載。
最後のシーンも違和感満載。
主人公の山田が亡くなった元妻の実家に引き取られた娘に会いに行くのだけど。
立派な家に白い大きな秋田犬、綺麗な庭に娘が居て違和感しか無かった。
そんなに裕福だったら数百万の借金の為に風俗なんかで働かないで実家に借りろよ!!と、思ってしまったw
しかも、山田は今まで何年も娘に会いに行かなかったクセに「娘と一緒に住みたい」とか「はぁ?」
何ひとつ心に響かない映画でした。
でも大島さんの熱演に星一つ。
親がクソすぎる
同姓としてまず、なつみの気持ちや行動が理解できん。
5年も耐えたってこれみよがしに!
伝えること諦めたのは自分もだろ
何を全部相手のせいにしてるんや。
ひとを好きになることを誇ってたけど
好きになってる相手あほみたいなやつやん
ほんでなつみの親もクソ。
娘がこどもを預けて出て行くなんて
危険な目にあうことぐらい予想するし
親が払うやろ。ええ家住んどんやから
行かせるなよ。止めろよーなんでよー
厚久の親も大概変だったけど
なんか笑ってしまう変さなので
タチが悪いんはなつみの方やと思う
日本人だからとかも関係ないよー
外国人でも言えないひとは言えないし
世界が狭すぎてどの人にも感情移入できませんでした
お兄ちゃんのイカれ具合と不気味さは
すごくよかったです👍
悲劇?
冒頭とラストシーンはとてもよかった。
その雰囲気だけでいいかもしれない。
全体を通して、悲劇がたくさん起きて終始暗い。
暗いのはいいのだが、
全てが「わざとか?」と思うほど、どこでも止められる悲劇ばかりで共感するところがあまりない。
これは自分の感受性がおかしいのか分からないけど、
登場人物たちに全く共感できなかった。
でも演技でとにかく泣けてくる。
どれくらい共感できないかというと、
最後にやっと厚久の気持ちが露わになるところで、
「そんなことでうじうじするな」と悲しい話なのに笑えてきてしまうほどだ。
でも演技力で涙を流してしまう、そんな話でした。
思えば登場人物みんなちょっとズレている人ばかりだった。
あの中に一人でもまともな人がいたら悲劇は起きなかったんじゃないか。
負の連鎖ってやつか?って思いながらの帰り道。
“試された”感のある作品
ストーリーは重い。妻の不倫、そしてその後に起こる悲劇の数々。
これが現実なら、とてもじゃないが正気ではいられない。
仲野太賀、大島優子、若葉竜也が三者三様の立場で熱演しているので、
演技自体にも自然と見入ってしまう。
そう、最初は『この映画は、ずいぶん重いなあ』と思いながら見ていた。
しかし、途中で『あれ?この映画、重いテーマの中に、失笑程度のコメディ入れてきてないか?』
と思うようになる。
中華屋さんでの写真撮影とか、『大麻止めろ!』とか愛娘が飼っていた犬が彼女の体と同じくらい
大きいとか、あとライブ鑑賞シーンとか(そんな真顔で見るライブじゃないだろ!)。
ラストシーンも親友同士泣きながらの名シーンだが、なんか不器用な人物像が浮き彫りになっていて、微笑ましくも思えた。
随所随所にこう言った笑いのシーンがあって、
この映画は実は、絶望的な状況の中に笑いを入れたブラコメ要素もあるのでは、
と勝手に解釈していた。
タイトルを考えても『生きちゃった』はこのあらすじに対してちょっとチープで、
なんか人間臭い。
そしたら何か、この映画は観る側の解釈が試されているのでは、
と個人的には思った。
こういうの、嫌いじゃないです。
とっ散らかって、早送りしていて、うじうじしている。人生って俯瞰で見るとそうなんだろうけど…な作品です。
なんとなく気になってた作品ですが、重い腰がなかなか上がらすここまで観賞に至りませんでしたが、たまたま京都に行く機会があって、新しくなった「京都 みなみ会館」で観賞しました。
で、感想はと言うと、なかなか難しい。
物語の内容も暗いし、光が見えない。
主人公の厚久の性格をそのまんま表した様な感じでうじうじした感じがむず痒い。
いろんな事を散りばめながら、結局はそこに意味が無い。
正直合わないと言えば、合わないかも。
尺も91分なのに、間延びしている感じがしている。
きちんと説明しなくても観る側にある程度の解釈と判断に任せると言うのは分かるけど、必要以上に説明無しと言うのはどうなんだろうか?
仲野太賀さん、大島優子さん、若葉竜也さん、毎熊克哉さん、鶴見辰吾さん、嶋田久作さんとなかなかな布陣でキャスト陣は申し分無し。
だが、いろんな部分の伏線的なのを張り巡らしている様であっても最終的にとっ散らかったままに感じる。
主人公の不安定さを描き出す為にいろんな事を散りばめたにしてもどうなんだろうか?
もうそこに尽きるんですよね。
それがかなり思わせ振り過ぎて、3人がパピコを分け合う最初の道草のシーンがなんか雲って見えますw
肝心な所で物語を半年ずつに飛ばすのも正直謎。
全てを見せる・説明する必要性はなくても、半年の中でいろんな物がある筈なのに何故か描かない。
その割にいろんな面白いと言うか、良い描写があるだけに残念。
「愛を言えない男」仲野太賀さん演じる厚久は言えない・伝えない以上に何をやりたいのかが分からない。
不器用と言えば不器用。純粋と言えば純粋。
でも、肝心な事がきちんと伝えない、やらないのはそれは駄目としか言い様がなくて、厚久が悪い訳ではないが、厚久のだらしなさが小さな切っ掛けになっている。
自身の不器用さに相手が分かってくれるとは思ってないにしても、どうもそこに甘えている。
そこに「日本人だからかな?」もちゃんと伝えない事をそういう風に言ってしまうと元も子もない。
逆にそれ言うと自分の性格を原因を棚上げしている感じで観ている側は「それを言っちゃあおしめえよ」となりますよw
そんな不器用な人間を仲野太賀さんが熱演しているだけに、正直惜しい。
仲野太賀さんだから、こうなったのかな?
もっと演技力の乏しい役者が演じていたら、もう少し観る側に優しい脚本になっている様にも思えます。
「愛を聞きたい女」大島優子さん演じる奈津美は厚久の犠牲になっている様にも思える。
厚久の不甲斐なさに嫌気が指して、厚久と離れる所から、奈津美の転げ落ちる様が痛くも悲しい。かと言ってそんなに同情もなんか出来ないんですよねw
最初、奈津美を大島優子さんが演じていると言うのに全然気が付かなくて、エンドロールで気が付いたくらい。
良い意味で枯れた感じを醸し出しててw、個人的にはAKB時代の雰囲気から脱却している。
でも、ホントAKB時代から考えたらかなり身体を張った演技をしてます。奈津美の濡れ場やデリヘルのシーンを考えたら、かなりドキドキしますねw
「愛を見守る男」若葉竜也さん演じる武田は正直立ち位置と言うか、意味が理解し難い。
必要かと言えばそんなに必要じゃあない感じ。
武田が居る事で厚久の精神的支柱になってるが、厚久の甘えの元にもなっている感じ。
確かにいろんな要素の中で武田が居る事で膨らんでいる部分もあるけど、武田が居なかったらもう少しシンプルに厚久の物語も成り立ったのではないか?とも思えます。
石井裕也監督は様々は作品で良作を産み出しているのに、脚本を担当するとどうも…な感じです。
でも、監督のやりたい事や描きたい事は全く分からない訳ではないので、そこを整理する人がいたら大分変わってたのかな?
脚本補助とは言いませんが、そんな人を配置していたら変わっていた様にも思えます。
とっ散らかって、早送りしている物語。
人生って俯瞰で見ると結構そういう物なのかも知れませんが、それなら、厚久の性格をもう少しきちんとしておかないと幾ら映画と言えばかなりしんどいw
厚久の性格の面倒くささがこの作品の核なんですが、観る側にもかなり難しくもしんどい作品です。
そこをどう理解するかなんですが、個人的にはノリ難い作品です。
テーマは深い
感情に蓋をして相手と自分を思って話さない事はどうなんだろうか?
本音で話していたら拗れない部分もあったのではないか?
観客だけがこの話を知っている感じはテーマとしてはいいと思う
ただちょっと、状況を作り出すための強引な脚本とも
捉えられかねない感じがしたかな
まぁ、昨今の不倫話は芸能界からよく耳にするが
現実にあってもおかしくない話ではあると思う(途中まで)
不倫きっかけで落ちて行ったのは不倫された主人公に思えたのだが
不倫した元妻を囲む状況も悪化していく・・・
言わないことによって、事実を知らないことによって、悪化する物語
それがこの映画のテーマだったんだろう
しかし、原題直訳のタイトルの方が良かったんじゃないのかなぁ?
何故こうゆうタイトルになったのかが謎な感じがした
最後は流れを断ち切って語ろうとするが果たして断ち切れたんだろうか?
そんな疑念をなぎかけて終わっている
個人的にはキャストも演技も悪くなかったと思うが
カメラのブレが気になったな
室内のシーンとか据え置き出来なかったの?って聞きたくなる感じ
まぁこの監督さんの作品観たの初めてだったし次に期待かな
たしかに晴れ晴れする映画ではないが、こういった日本的な映画があってもいいかな 不幸のかたちはいろいろなんだし
主役は誰なんだろう。
もちろん、太賀(厚久)なんだろうけど。
お兄ちゃんが謎なんだよね。
おそらく障害のあるお兄ちゃんとおじいちゃんとの三人の思い出が厚久にはとても大事なんだと思う。親は必死過ぎて、子供たちに寄り添うことができなかったから、おじいちゃんはキーパーソンだったのではないか?
幼い時にいろいろあると、感情が麻痺して、泣けない人格が形成される。それをアレキシシミアというらしい。自分の人生にリアリティーがなくなり、相手任せになる。嘘をついている訳ではないけど、他人からすると自分の意思が欠如しているように見える。
そんな彼が幼なじみの奈津美に同情して、婚約者を捨ててしまった。人生は思い通りにはいかない。婚約者も自分に自信がないタイプだった。奈津美役の大島優子の感情の吐露のしかたや表情はものすごく好演だったと思う。厚久が奈津美と別れたと知った兄の行動は完全に異常なのだが、両親はむしろ刑務所に入った長男に安堵しているようだった。ラーメン屋で記念撮影したり、刑務所が見える公園で親子三人で記念撮影したり。
唯一、武田の厚久を支える存在がぶれない。奈津美と厚久、武田(若葉竜也)の3人の中学時代、グリコのパピコ(コーヒー味)のエピソードが独特の悲哀をかもしだしている。二人は以前からなんでも他人に譲ってしまう性格なのだ。それが、デュオでのデビューは諦めたが、中国語と英語を習い、一発起業しようと行動を起こす。そのなかで、思ったことを言えない気の弱さを日本人だからだと自分自身を納得させる厚久。たしかにそのとおりかもしれない。
謎のお兄ちゃんは太賀のもうひとつの人格で二人で一人前のような気がした。
映画の感想は人それぞれで、そんなふうに思った人もいるということで。
演技はリッチ、話はチープ
予告編観て私の期待心を盛り上げたのは、 そのストーリーでも演出でもなく、演者のチカラだったのだなぁ、と本編鑑賞して痛感しました。
えー、
「なんじゃ、そりゃ?」
でした。
結局、何?全てを壊したのは
あなたのその特色なの?
本当の事を口にだすことができないって
障害なの?
性格なの?
なんなの?
それで二人死ぬか?
何故そーなの?
そこがわからんから、物語に厚みがない。
すごーく軽い種明かしなんだな。
てかさ、そこ描かないで何描くのさ?
薄い。重く見せよう、何かあるようにみせよう
ってカッコつけ演出と構成なんだよな。
そーいう人がいたら、そーなるわな。って
話なの?
なんなの?
ちゃんと背景決めてんの?石井さん。
俺がホントの事言えないから、言えるかな?
エーーーン(T . T)
ってなんだよ。ったく。
全くもって、演者の熱演、好演がムダに。
「言えない」が生む、悲劇
けっこう残酷なストーリーをあまりにも淡々と「半年後」で飛ばしながら見せられるから、途中まではちょっとついていけないな、、とあまり話に入り込めず。ぜんぜんしゃべらない太賀くんは何を考えてるからさっぱりわからないし。
でもメインビジュアルにもなっている最後のあのシーンはやっぱりインパクトあった。あそこで爆発するために今までモヤモヤさせられてたのかなー さすが太賀くん。
大島優子ちゃんもよかった!奥さんのことを大事に思ってる、ただそれだけのことを言葉にできなかったために起きる悲劇。この映画のテーマを体現する役だった。
予告や前情報はないほうがベター
役者も監督もテーマも好みで、これは映画館で絶対一人で!と思って観賞。
期待しすぎちゃったかな?『夜空は~』の観賞時ほどの心にくるものがないのは、
壮絶で泣けるんだけど省略された感があるからなのかな…?
短期間で脚本から撮影まで一気にやったとインタビューで見てたので、もう少し練ってほしかったなーという印象。
同じ子をもつ親としては見てられない悲しすぎる展開で、心が苦しくなる。
大事なテーマがその悲しみを越えてこない印象。
ラストの熱量に至るのに、いくつかチャプター飛ばしてないかい?とも。
想いを口に出せないけれど伝えなくてはならない時って人間にはあるよね、
どんなに濃い時間を過ごしたとしても、そうでないとしても、人は死んでしまえばそこに生きていたことすら本当か信じられなくなること。
そして失ってからではもうどうにもならず、言葉にしなくては相手には伝わらないこと。
そんなことがテーマと捉えた。
婚約者の告白、
お葬式の犬の影絵、
優子の無念。
ラスト。
どれも涙が溢れた。
あと、ライブでのれない人(抵抗ある人)、結構いるよね(笑)
子役のすずちゃんが自然体で抱きしめたくなる。
大島優子が殺される展開を、公式サイトのインタビューで明かしちゃうのはどうなのよ?
監督の伝えたいことを伝えるためには、お兄ちゃんが殺人しちゃわないといけなかったのかな?
なんで予告で大事なとこ全部見せちゃった??とも。
ラスト、おぉ~~ここで終わったか!!!と
すずちゃんと抱き合えたかな。エンドロールの音が明るく感じたので、きっと悪くない未来でありますように。
あとは、デリヘルはやってはだめということがよくわかりました(笑)
どうしちゃった
すべてが記号に見えた。途中差し込まれるふざけた描写が良くも悪くも石井監督らしい作風なんだろうなと。
よくわかんないテレビ番組に出てる、変なアーティストのライブに行く場面がそれだろう。
主人公の父母と、兄の鑑別所に行く場面もオフビートさが前面に出てきて、作品全体の主題やラストシーンの熱量からぜんぜんあわなかった。
大島優子はよくなかった。
全21件中、1~20件目を表示