「で?神様って?」小説の神様 君としか描けない物語 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
で?神様って?
文芸部の4人は良かった。
佐藤大樹君とドSというか、ぶっきらぼうな橋本さんを愛でる為の映画か。物語はビックリする程オーソドックスで、唐突に終わった。
原作は未読だけど、原作ファンは納得の出来なのだろうか?なんか、章が分けられてて登場人物がコールされるのだけれど、あまぁり意味をなさない。ノータッチってわけではないけれど、わざわざコールする程のウェイトにも思えない。
そしてLDHが大元のせいか楽曲の挿入頻度がウザい。曲自体そのシーンには合っているようにも思うのだけど、事あるごとに流されりゃ辟易もするってもんだ。
物凄く気になるのが、後半に呼び出された橋本さんが着てくる真っ白なコーディネート。
あんな落ち込んだ時に着てこようと思うのだろうか…?物語的には〆の部分でもあるので着せたい気持ちは分からなくはないが、どおにも違和感しかなくかえって萎えてしまった。
そして、ずぶ濡れの橋本環奈。
なんでそんなトコで突っ立ってんの?すぐ後ろに駅らしき建物もあるのに。
ああ、アレか?第3章のプロットで雨の中立ち尽くす描写でもあって、それを体験するが為の行動か?
だとしても!
台詞でフォローしろよ、アホか。
多分、着替えさせたかったんだよね?着替えた後も別にドキッとくるような服装でもなかったけれど。
無茶ぶりな演出がたまぁに鼻につく。
佐藤君は今年の新人賞を取るのかな?
実直なお芝居ではあったけど、その実直さが主人公にすごく合ってた。なぜだか彼の声は耳にすんなりと入ってきて聞き心地がいい。
メガネっ娘は、ディズニーのキャラのようで和む。部長は部長でなかなかの芝居巧者っぼく曲者ぶりを発揮してくれてて、佐藤君を含めたこの3人が候補に選ばれて欲しいなあ。
原作はなんだ、ラノベとかなのかな?あまり文学にも映画にも縁がなく、佐藤君を見たくて見に来たって人にはいいのかもしれない。