「蛇足です」映画 えんとつ町のプペル FutureGamesさんの映画レビュー(感想・評価)
蛇足です
絵本は好きでした。
何故なら短くまとめられ、描写のないところは物語の含みをもたらすので、読者の考察や物語を通して感じるものが良い意味で曖昧だったからです。
テーマの部分さえ理解できれば細部など気にする必要がなかったのが原作の絵本でした。
その点この映画は、劇場版としたため尺の関係で話に蛇足が多くなり、具体的な描写を増やしたことにより物語のメッセージ性が酷く狭まり陳腐なものとなってしまっていました。
逆に、原作絵本の時点でこの劇場版と同等のイメージで描いていたとなれば、絵本自体の評価さえ下げざるを得ません。
それだけ蛇足の映画でした。
また、他の方も書かれていますが、劇場版の売り込み方においても、ビジネスとしての側面が強すぎて共感できません。
19円で感想を書かせているやり方にも賛同しかねます。
作品作りをなめているからこういう代物が出来上がるのではないかとさえ思えてしまいました。
コメントする