ドント・ゴー・ダウンのレビュー・感想・評価
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戦争犯罪者への呪いの階段
脚本・監督のトム・パットンさんは名前の通り戦争映画好きらしい、ところが戦闘シーンには莫大な予算が必要だがタイムループものにすれば節約できると思いついたのでしょう。
一応、テーマは民間人を犯したり殺す軍人の非道を質すこと、悔い改めなければ無限地獄を抜け出せないと、SFと言うより神罰のような宗教染みた仕立てです。
撮影もショッピングセンターの階段を使い、ホラー仕立てで画面も暗くすれば照明も節約できます。そんな作り手の都合で作られていますから無限ループを延々見せられている方は拷問です。
民間人を救ったことで一件落着かと思わせてまた振出しに?、ループは殺された女の呪いでなく戦争自体への神の裁きなのかとも匂わせているのでしょうか、だとすれば罰を受けるのは現場の戦争犯罪者ではなくもっと大物であって然るべきでしょう・・。
世にも奇妙な物語
第二のウーヴェ・ボル監督が現れたようだ。トム・パットン監督。アクション映画にSFやらホラーやらの要素を加えると欲張って回収しきれない凡作を生むことは百も承知で本作を製作したのだろう。その心意気に拍手を送りたい。
トム・パットン監督は本当に映画オタクな監督なのだろうが、その心意気でジャンル系映画を担う大きな存在になって欲しい。
タイムリープSFなのだが、戦場でのある行いがそういった結果を招いてしまうという事で、それを正すために繰り返しの無限ループに挑んでいく物語だ。多くの無駄な死を招く戦場にて、任務外という事で民間人の救出をしなかった隊員たち。この様な一人の人間としての行いを正すことで、ようやく開放されたように思える描写。B級映画だが、人の心を映し出したドラマでもあるのだ。
本作の見所のタイムリープは、何と階段。いくら登っても上階に着かず、出た先が先程いた戦場である。死んだらある地点からまた振り出しに戻る事は出来ず、失った命は戻らないのも他の作品と毛色が違うところだろう。ただ、100分の本編で同じ階段を登るシーンを見せられるのはかなり苦痛だ。正直序盤から中盤まではかなり退屈。何度も寝てしまった。終盤に差し掛かるに連れて、タイムリープものの醍醐味が味わえるのだが、同じ単調な映像と、戦闘シーンでは特に青白い画面になっているのである。この配色が観る気を削ぐもので、何度も止めようかと思ってしまった。予算不足は見ての通りだが、予算や脚本自体では大作になっていたであろう。非常に残念な物語であった。
whats?
戦地らしきところから指令部らしきところに戻った兵士達が階段を登った先の扉を開けたら戦地にいた先程までの自分達に遭遇するというのを繰り返す話。
あらすじには味方を助ける為にとか東ヨーロッパとかイギリス特殊部隊とか書かれているけど、どんな立場でどんな状況で何をしているのか良くわからない状態で話が始まる。
一応、敵陣の人間を皆殺しにして資料を回収とか言ってるけど、そんな様子ないし。
宗教的なことを口にし勝手にルールというか、どうすれば戻れるとか決めて実行しようとしていく面々。
全員でとか何とか言ってるけど、回り口説く同じ様なことをひたすら繰り返すけど、少なくとも今いる自分達と考えたら、既に死んだ奴か、スタントン狙いだと思うけどね。
しまいにはなんで理解しているのか、受け荒れているのか???
20分そこそこの作品ならまだ少しは評価出来るけど、長々やってこれはいただけない。
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