脱走特急のレビュー・感想・評価
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色々な人の証言を束ねて、1つにしたお話。戦争活劇の舞台劇の様だ。 ...
色々な人の証言を束ねて、1つにしたお話。戦争活劇の舞台劇の様だ。
鉄道での戦いの防御は、貨車や機関車を守るだけでは済まない。線路が破壊されればそれで終わり。従って、この美談は眉唾。
レニングラードの包囲は半分はフィンランドが関与している。
大筋がレニングラードから孤児を脱出させる筋だから、こう言った邦題がつけられたのであろう。
序盤、少女が奏でる音色に感動しましたが・・・それだけ。
独ソ戦で疲弊したレニングラードに物資を送る鉄道員達の物語。
史実に基づいた話のようです。
包囲が解かれ最悪期は脱したとはいえ、まだ悲惨な状態にあるレニングラード。その街に物資を運ぶために鉄道員達は危険な任に付きます。
序盤にあった線路敷設の工事シーンに心打たれます。徴兵された少女が奏でる音色に、作業の手を止める人々。残虐な戦争の最中の心洗われる情景に感動します。
ただ、映画としては面白みを感じることが出来ませんでした。
どうしても、線路周辺の話でしかなく、場面々々にメリハリがないのがその要因だと思われます。
「恋愛」「スパイ」「核物質」「孤児たち」。サイドストーリーを幾つか準備されていましたが、メリハリを感じるには描き方が不十分だったようです。
「スパイ」なら、序盤からスパイの存在を暗示して、サスペンス要素を盛り込む等すれば、映画として面白くなったのではないでしょうか?
逆に、派手にしたかったのか、クライマックスに砲撃戦を描いたのは悪い驚き。
史実の重みを感じる期待感からすれば、少々残念に感じた作品でした。
レニングラードの希望
ナチスドイツに包囲されたレニングラードを、ソ連軍は一部解放することに成功する。
鉄道を敷設し食料を送ることになるが、従事した兵隊の中には女性学徒兵が多く含まれていた。
貧弱な線路を、空爆や砲撃をかいくぐって蒸気機関車を動かす。
邦題は意味不明。
りんごとさくらの物語
2017年作品ですが、ノスタルジー感に溢れ、ロシア映画はほぼほぼ観たことない私はそんなに悪いとは思いませんでした。
りんごちゃんは可愛かったし、機関士と共によく頑張っておりました。
さくら🌸ちゃんのピッコロとイタリアンなイケメン機関士のマンドリンを最後、孤児たちにあげてしまいましたね。
束の間のクルーたちの晩餐のシーンは機関士がマンドリンを弾きながら即興的にりんごちゃんへの思いを歌い、さくらちゃんがピッコロを吹く場面はクルーのみんなが機関士とりんごちゃんのことを祝福し、微笑ましかった。二人はたぶんプラトニックだったと思います。チャラそうな流れ者の機関士ですが、義侠心があり、中途半端な軍属にも屈しない。ナイスガイでした。
度々出てくる酷寒のなかでの黒糖パンを分け合うシーンなども当時のロシアの人の生活と気持ちが出ていて良かったです。
ドイツの戦闘機を撃ち落とした戦闘機はグラマン?零戦?みたいな機首の形でした。当時のロシアの戦闘機はメッサーシュミットに対抗できなかったでしょうから、夢? パラシュートで脱出したパイロットを女たちが素早く取り囲んでクワやスコップで殺す場面、静かでリアルでした。女 強い❗
1917と大違い❗
あの頃、ロシアもウランから原爆作ってたんですね。ちょっと間に合わなかったですが。関係は全くありませんが、ロシアが先に原爆使っていたら歴史は大きく変わっていたか?
この映画はロシアの戦中恋愛悲哀モノで、実話に基づいて、懐かしさを共有し、愛国心高揚の為の映画でしょうけど、楽しめました。芳華のほうができは良かったけど、映画の自由度はこちらでしょうか。
邦題がいい加減過ぎ。
脱走してないし、特急でもないし❗
一瞬、兵隊やくざの題かと勘違いしたよ
地雷原を駆けるウサギ
ドイツ軍に包囲されたレニングラードへの物資の輸送の為に17日で建設された33㎞の鉄道の話。
序盤の建設の際は軽く空戦もみせていて面白そうだったけど、以降中盤までなんか面倒くさい能書きたらたらのセリフでのやり取りと、散発的な爆撃の中でトラブルに苛まれながら何とか行ききる汽車の様子。
トラブルと言っても何が起きて何してるのかも良くわからないし。
終盤も特別な列車という背景はありながらも、結局やっていることは大して変わらず内輪揉めが追加された程度。
一応人間ドラマがメインの様な感じなのかも知れないが、主要人物の描写すら何してるの?いつの間に?という何をしたいのか良くわからないつくりで140分w
冗長だった。
ダイジェストか何か?
第二次世界大戦、ナチスに包囲されていたレニングラードに急ピッチで敷かれた鉄道を使って物資を運ぶ最中に起きる数々のトラブルと、それを乗り越える若者達(とおじさん達)の物語。
観賞前は、何となく直感で、自分にとって本作が今年の未体験のNo.1映画になりそうと感じていたのだけれど・・・。
鉄道でレニングラードに物資を届けようとしている、というザックリとした内容は理解できるのだけれど、度々発生するトラブル内容や、解決の為の行動について、何が起こっているのか、何をしているのか、何の為にやっているのか、何がしたいのかが非常にわかりずらい。
さらに、味方の戦車がどうこうとか、守護神がどうこうとか、母が無事で良かった(涙)とか私の叔父のお陰で配給が増量した(?)等々、そんな話どこで出てきてた?的な話をいきなりしだすし、かと思えば唐突なホールでの演説とか孤児達の引率とかもはや頭の中は軽いパニック状態(汗)
理解力の低い自分には説明不足な場面が多く、色々とはしょられているような印象を受けた。
何というか、2時間越えの壮大なダイジェスト(!?)でもみたと言うか、何を話しているのかわからないという点では、新人の頃に先輩に連れられて行った難しい内容の会議に参加したときのような気持ちを思い出した(笑)
ただ、しっかり理解しながら観ればきっと名作なのだろうなとも思えたので、もっと理解力を磨かないと(汗)
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