ラスト・サンライズ
劇場公開日 2020年2月14日
解説
全てが太陽光エネルギーで賄われる近未来社会で太陽光が消滅したことから起こる騒動を描いた中国製SFディザスターパニック。巨大企業ヘリオス社が独占提供する太陽光エネルギーで全てが動いている近未来の中国。国内は4つの地区に分断され、最も豊かな第1地区で暮らす孤独な天文学者スンは、近頃の太陽の明滅現象に疑念を抱いていた。そしてある朝、突如として太陽光が消滅。都市機能は完全に麻痺し、人々は生活物資を買うことすらできずパニックに陥る。スンは隣人女性チェンと共に第1地区からの脱出を図るが……。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。
2019年製作/105分/中国
原題:最后的日出 Last Sunrise
配給:竹書房
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共産圏でもディストピアは存在するんですね。
劇中、未来の中国とは出てきませんでしたが。
共産主義に破綻はないので、どこかの国になってましたが。
見てて、ちょっと驚きました。
2020年2月16日
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化石燃料が枯渇して3年、太陽光エネルギーの時代となった近未来の中国で、突如太陽が消滅し巻き起こる話。
太陽が消滅し人々がパニックになったり諦めたりする中で、数分前に予見していた民間の天文学者が隣人を巻き込みながら奔走していくストーリー。
テレビで中継しているのにヤケに脳天気な民衆達だったり、その代表格的隣人女性w
パニックに巻き込まれながらも、この隣人女性と二人で何が起きたのかを知る人物のもとを目指して行く。
なんだかんだと主人公も面倒臭い、けれど人間的なところに引っ張られて行動して行くけれど、あまりの脳天気姉ちゃんにみているこっちがちょっとモヤモヤw
色々なモノのバッテリーが切れるのが早過ぎだだったり、EVなのに排ガスが出たり、太陽光がないにしてもねぇ、と雑なところは目を瞑るとして…とか思っていたけど、えっ結局それ?というところまで雑で残念w
まあ、ありがちなディザスターパニックからのロードムービーで、二人のドラマをみる作品としては楽しめたかな。
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この映画をSci-Fi映画とするならはっきりと言ってどうでもよくなるけれども、若い科学者と前向き思考の活発なお嬢さんの少し恋愛模様のいい関係の闇夜のロードムービーならお勧めできるかもしれない。手と汗を握るとまでは、行かないけれどもそれなりにハラハラさせるシーンもあります。
If today is the end of the world, what will you do?
製作費が日本円で約2,800万円....極低予算で作られているにもかかわらず、物語としては、別に違和感も何もなくすんなりと話に入っていけるものだけれどもSci-Fi映画として主張されるとどうしても違和感が生じるようになるので注意が必要...
既に数本の映画を撮っている30歳のレン・ウェン監督...監督が、若い二人のいい感じの微妙な関係を描いているところにこの映画のすばらしさがあると...何と言ってもラストの映像はピカイチに幻想的なものとなっています。
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