ビューティフル・カップル 復讐の心理のレビュー・感想・評価
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A couple enjoyed sexual intercour...
A couple enjoyed sexual intercourse on the beach. Later that night, a young man breaks into their room and rapes the wife. Several years later, the husband stumbles upon the rapist in the city. The husband, with a desire for revenge, approaches the rapist and takes bold action.
Once the desire for vengeance grows in a person's heart, it will not disappear for the rest of his life. Even if he deceives himself and pretends to be at peace, there is always a deep hatred lurking in the recesses of his mind. Words and theories are powerless against the rage.
This film was not a clean revenge story. The film depicts many failed acts of retaliation. A husband cannot be ruthless. Therefore, he cannot strike a fatal blow to the culprit. It is frustrating to watch. Through twists and turns, the couple ultimately destroyed their lives, which had been destroyed by others, once again by their own hands. In doing so, they found healing. The final scene is symbolic. It depicts destruction and rebirth in a very simple way. It was as if to say, "It would be faster to destroy it than to try to find a way to repair it. Since there was no later story, I was left with only a bad aftertaste and a feeling of emptiness after watching the film.
フランス映画かと思った。
レイプ犯と再会したことで訪れる被害者たちの苦悩は重い。
忘れたい、決着をつけたい。
でも本当の望みは逆なのかもしれない。
理不尽な被害をどう消化するのか、ということが問われる本作。
が、これといって大きな波がない。
レイプ犯とのやり取りもあって出来事は多いのに何だかちょっと盛り上がりきれない。
そしてラスト。
何でそこで終わるの?
法のもとの裁きとか直接手を下すとか、犯人の謝罪とかそういう決着が大事なんじゃあないの?
ちなみに私は己の心中の清算のために一定以上の事柄に関する復讐は肯定的です。
復讐?
海岸でイチャついていたから、犯罪に遭っても仕方なくはないと妻は言ってたけど、やっぱり隙があったのかもしれないと、苦悩してもし切れない。妻を守れない男としての屈辱、女性として尊厳を奪われた屈辱、夫婦の苦悩が伝わってきた。セラピーに通い、ようやく夫婦共に乗り越え、心に封じ込めたのに、何食わぬ顔で現れた犯罪者。絶対にどうにかして復讐したい、しかし、できない、この苦悩がリアルだった。変装もせず、尾行が近過ぎるのがリアルでないが。犯罪者の彼女が一番の被害者だが、ある意味こんな男と付き合っていても間違いとわかったから良かったかも。ラスト殺すまでいってしまうかと思ったが、妻がナイフで刺してしまったものの、命に別条はなさそうで、夫婦二人で自宅に帰り、あらゆる身の回り品を壊し、生活をやり直そうとするところで終る。この後、犯罪者の彼もどうなるだろう。警察沙汰にはしないのかな。ちょっと拍子抜けだった。
一番の犠牲者
冒頭、良い歳をしたバカップルが岩場でエッチな事をしているのには「はしゃぎすぎだろ」と呆れた。
勿論、そこから胸くそ展開が起こる訳であるが、マルテ夫妻の誰に共感するかで、作品の感じ様は違う。
妻を目の前でレイプされ、妻を守れず、暴力に晒され恐怖し、屈辱を受けた無念から未だに立ち直れないマルテ。
夫の目の前でレイプされ、セラピーで自身を肯定し、レイプ犯ザシャを赦す事で精神を安定させたリブ。
二年かけてようやく落ち着いた二人、そんなマルテの前にレイプ犯ザシャが現れる。
忘れようとした怨敵を目の前にして混乱するマルテ。
妻には言い出せず、単独で尾行し自宅を突き止め侵入、ザシャに対面した時は「ボッコボコにする」しかないと思っていた…が、ザシャが言い放つ「俺の人生壊したら、お前を殺す」と。
夫妻二人の人生ぶっ壊して置いてこの言い種である。
もはやザシャをトコトン追い込んで殺す以外に選択肢がないように思えた。
しかしマルテはザシャの彼女にレイプをチクる…。
逆上するザシャと再び狂い出すマルテ夫妻には悲しさしかない。
この復讐とは何のために必要なのか?
夫が無力だった無念を晴らす?
大切な妻をレイプされた怨みを晴らす?
誰のために?
単なる復讐物語なら違ったと思う。
しかしマルテの妻リブはもう忘れたいのだ。
マルテの暴走はリブには苦痛でしかない。
司法の手を借りることなく終わってしまうが、私はこの結末を歓迎する。
このような凶悪犯罪を刑法で裁くのはムリがある。
誰のための断罪なのだ?
被害者の為だろう?
もう被害者の気の済むように私刑にすれば良いのでは?とさえ思ってしまう。
世の中にはホントに胸くそ悪い出来事がある。
報復では何も産み出さない…が、被害者が我慢せにゃならん理由などない!
海賊狩り
バカンスでマジョルカ島を訪れたカップルのコテージに押し入った3人組の少年により強盗されると共に嫁がレイプされ、その2年後、旦那が主犯格の男を地元の町中で見かけたことから起こっていく話。
共に学校の教師の夫婦で旦那はボクシングにバンドにと趣味も多彩。嫁は回復したとセラピーを終了。
そんな中、旦那が入ったケバブ屋ですれ違ったカップルの男が件の主犯格で後を追うも駅ではぐれてしまい、以降駅で張り込む様になっていくストーリー。
家を突き止めて侵入するも何故か家捜しはせず、主犯格と対面してもちょっと中途半端な対応だったりでモヤモヤしてたら、案の定逆につけられて…って胸クソストーリーにどんどん引き込まれてるw
自分達が犯罪を犯した訳でもないのに色んな目でみられるし、穏便にといいつつも、知ってしまったら嫁も素ではいられないし、今更警察に行っても…どうやら事件当時警察にも病院にも行ってなかったらしいし。
となったら私刑しかないか?と八方塞がり感が高まっていく展開もモヤモヤが高まっていく。
イライラMAXからの旦那の行動はちょっと物足りなさもあったけど、そこからたたみ掛ける様な展開、特に嫁の衝動はなかなかリアルで良い感じ。
訴えられたらアウトだけどねw
ラストもなかなか上手いこと
和ませてくれて、非常に面白かった。
ただ、良い歳したカップルが何してんだ!?な始まりや、残りの二人にはこれっぽっちも触れないこととか、平気で玄関開けっ放しとかは気になったし、目合うシーンがちょっと多くて、もうちょいテンポが良かったらねという感じ。
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