猫、かえる Cat's Homeのレビュー・感想・評価
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泥棒猫!
監督と脚本は『私が私である場所』の今尾偲
今尾偲作品初鑑賞
粗筋
同棲していたリナと浩だったが別れることになりリナが出て行くことになった
2人が飼っていた猫イブは浩が預かることになったがそんな浩が突然猫アレルギーになっていまう
そこで今度はリナがイブを預かることに
しかしイブはベランダから逃げてしまう
2人はイブを追いかけるうちに痴話喧嘩を始め出す
元カレは猫アレルギーになったのではなく新しい彼女が猫アレルギーだったのだ
泥棒猫ってセリフ好き
モトーラより普通に木下愛華だろう
自分的には2人より猫だけど
たとえオスでも
配役
浩の元カノのリナにモトーラ世理奈
リナの元カレの浩に品田誠
浩の新しい彼女のサユリに木下愛華
配達人に小野孝宏
ちょっと合わなかったです
クリスマス息抜き猫映画
20分の退屈が続く、モトーラ世理奈は何故出たのか
♪二十七時の月明かり
モトーラ世理奈のハミングが印象的なオープニングから始まる短編ストーリーである。短編なので劇中で起こるきっかけみたいなものは薄く明かされるが、その出来事の理由をすっ飛ばしての展開は、短編として潔い位の作りで好きである。想像させる部分は観客に預け、あくまでも劇中で起こる何の大きな出来事が起こらない些細な演出から、微細な感情の推移を愛でる、そしてエンディングで余韻に浸るという、一種の様式美の型に嵌れば心地よさが得られるのではないだろうか。
本作は、正にモトーラ世理奈のフェミニンな世界をキッチリ落とし込んでいるコンセプトなのであろう。どこかこの世界に生きていないような“不思議ちゃん”キャラの容姿は、しかし今後どのように進化を遂げるのかの過渡期の位置にいる彼女が、年齢を重ねる内に若さに助けられてきた容姿の変貌により、益々存在感の重要性が映画界に訴えていけるのかどうか。ソバカス顔はフランス人モデルを思い起こさせ、どこかヨーロピアンのイメージを醸し出されるが、しかし目の表情等は、以前よりもコケティッシュさは減ってきてる。勿論、女優は容姿だけではなく、最も重要なことは演技であるから、幅を持った演技力を身につけていけば良い。どんどん狭まる役柄の範囲に彼女の需要が続くだろうか。下衆の勘ぐりはこれ以上はせぬが、彼女の類い希な女優としての個性の強さを、沢山の映像作家達のインスピレーションの糧となり続ける事を祈りたい。その存在感は代替不可なのだから。
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