恐竜が教えてくれたこと

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恐竜が教えてくれたこと
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解説

美しいオランダの島を舞台に、少年と少女が繰り広げる秘密の計画を、みずみずしく描いた青春ドラマ。原作は、第61回青少年読書感想文全国コンクールの小学校高学年向け課題図書にも指定された、アンナ・ウォルツによる児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」。11歳のサムは、この世の全ての生き物がいつか死を迎えると気づいた時に「地球最後の恐竜は、自分が最後だということを知っていたのか」と思い悩むような、哲学的な少年だった。そんなサムが、家族で過ごす夏のバカンスのため、都会の喧騒から離れたオランダ北部の島にやってくる。そこでテスという少女と出会ったサムは、彼女の快活な魅力にひかれていく。テスは母親とふたり暮らしで、12年間生き別れたままの父親がいるという。テスが抱く父親に対する思いを知ったサムは、彼女が父親に会うために考えた、ある作戦に協力することになるが……。

2019年製作/84分/G/オランダ
原題:Mijn bijzonder rare week met Tess
配給:彩プロ

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(C)2019 BIND & Willink B.V. / Ostlicht Filmproduktion GmbH

映画レビュー

4.0児童文学が原作ながら、むしろ大人の心に深く訴えかけてくるものがある

2020年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作にはタイトルのように恐竜が出てこない。ただ、柔らかいタッチの映像世界の中で、自らを「(絶滅寸前の)最後の恐竜に共感する者」と称する少年が登場する。言い換えれば、彼もまた孤独な恐竜なのだろうし、一緒にバカンス中の家族、島で出会う少女やそのママ、その他の登場人物たちも、各々が確固たる恐竜のようだ。

人は生まれながらにして一つの個体でありながら、決して一人ぼっちでは生きていけない存在だ。そんな当たり前のことを、我々は大人になると目の前に靄がかかったかのように失念してしまう。本作はその靄を取り払う、穏やかな光となりうるだろう。児童文学の形を借りながら、実は存在や不在、孤独、生命、記憶、家族、社会などの様々な哲学や概念(こういった言葉でくくると途端に硬くなってしまうが)について少年が緩やかに思考をめぐらせる構成とテーマ性は驚くほど深い。ひと夏の初恋と思い出が甘酸っぱくも温かな余韻を残す名作だ。

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牛津厚信

3.5魅力あふれる小品だが、邦題が惜しい

2020年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

ボーイ・ミーツ・ガール、少年少女の成長譚、生き別れの親に会いたい子の思い、といった共感しやすい主題や要素が詰まった佳作。主人公のサムが大人びた多感な少年で、最後の恐竜の死や孤独を想像するとのエピソードから邦題の「恐竜」が選ばれたのだろうが、正直、作品の魅力を伝えているとは言いがたい。原作小説の邦題は「ぼくとテスの秘密の七日間」で、こちらの方がまだ内容に近い。

サム役とテス役の子役2人はともに愛らしくキュートで、状況は大きく違えど「ジョジョ・ラビット」の主人公ジョジョとユダヤ人少女の関係性と似ている。初めて恋を知る10歳前から10代前半の頃は、少し年上の女子に振り回される男子に淡い恋心が芽生えるという流れが自然なのかも。

ロケ地になったオランダの小さな島はおとぎ話のように美しく、2人を取り巻く大人たちも個性はそれぞれあれど一様に優しい。シンプルではあるが、心が温まり癒される一本。

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高森 郁哉

3.5昨日鑑賞、二本立て一本目。 将来の孤独に備えるゴキブリ博士とまだ見...

2020年11月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

昨日鑑賞、二本立て一本目。
将来の孤独に備えるゴキブリ博士とまだ見ぬ父との再会を企む少女、成長の休暇。
まず感じるのはいい所だなあ、行きたいなあってこと。そして少年の家族が暖かい。
特に大きな出来事があるわけではないが、ほっこりさせてくれる作品。今はひとりとなっているおじさんの台詞が全てです。
私は「勘違い」という結末を予想していたのだが…ちょっとなんかうまく行きすぎ(笑)
児童文学の名著が原作とのこと。原作通りの題名でよかったんじやないの。

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はむひろみ

4.0独りの訓練

りょーさん
2020年10月3日
Androidアプリから投稿
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りょー
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