ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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どんな形でみても納得の名作
若草物語は私が学生の時にも母に見せられた記憶があり、何度もリメイクされて?現代にも受け継がれている名作。初めて見た時も姉妹っていいなぁと思ったし、家族は仲良くないとなぁと思った記憶があった。
時を超えて久しぶりに若草物語を観たが、やはり受けた感銘は変わらず、若草物語が本になる過程も写っていて一冊の本ってあんな風に作られているんだな。素晴らしいと思った。最後にジョーが本を抱きしめる姿は涙なしには見れなかった。この作品はいつだって名作。
多幸感の連続
カットが変わる度に過去と現在と未来が交錯することでストーリーが今どうなっているか、この先どうなるのかドキドキさせる手腕は見事。
その一番見せ所なのがこの映画の一番悲しいシーンというのがまた見事。
キレイな音楽が鳴り続け、美しい映像と印象的な構図のカットがずっと続いていく。
このままこの映画の中に居続けたらどうにかなっちゃいそうだぜ、と思っていたら多幸感の絶頂で映画が終わる。
この潔さも見事。
あーまた観たい。
もっと見たかった
面白かったですが、原作が好きな私にとってはやはり短く...削られた色んな話ももっと見たいです。個人的に現在と過去を行き来する手法が好きでなく(どっと時間と共にどっぷり映画に入り込めない)....過去から順々に話を進めていく方が好きです。
シアーシャローナン、ティモシーシャラメなどはドンピシャで役に合っていましたが、エマワトソンはメグにしては幼くみえ、誰よりもフローレンスビューはエイミーにしてはゴツくて貫禄ありすぎるのが微妙すぎました。エイミーはもっと華奢なはず。
若草物語、続若草物語を二時間半は短か過ぎる~!
またいつか映画で、あるいはブリジャートン家もなかなか面白く映像も綺麗で音楽も好評だったネットフリックスの長編ドラマで、ちゃんと時間の流れに沿って10話以上の話で若草物語&続若草物語が見てみたいな。
四姉妹が歩むそれぞれの道
姉妹でどこか似ている部分はあるけれど、皆一人一人が自分を持っていて、感性や価値観は人それぞれ。夢は何か、将来どんなことをしたいのか、そして幸せとは何か。彼女達が生きていく中での、「選択」というものを描いた素晴らしい作品でした。姉妹で支え合って生きていき、時にぶつかり喧嘩して、でもやっぱり四人が良くて仲直りして、姉妹らしさも描かれていました。この映画では幸せというものがキーワードになっています。でも四姉妹それぞれの幸せは違く、時に理解が出来なかったりもしました。ただ一人一人が自分と話し合い、幸せになるための選択をしていきました。そうして、ラストは素晴らしい着地点となっています。彼女達の人生という、素晴らしいストーリーを深い心理描写と共に描かれ、面白い展開の連続だったり、誰もが聞いた事のあるような名曲のクラッシックと共に送る名作を是非ご覧下さい。なにより、女優陣の演技が素晴らしいです!
本を一冊読み終えたような感覚
時系列がコロコロと変わり初めは少し戸惑うが、途中から登場人物の名前を覚えてゆき最後は本が出来上がる。本当に本を一冊読み終えた時と同じ心地がした。
一つ一つのカットがとても丁寧で、音や背景、衣装も素敵だった。
自分の性格によって姉妹の誰かに感情移入できるのではないか。
やっぱり良作❗️
子供の頃に読んだ若草物語。
子供心ながらに、こんなお姉さんや妹がいたらどんなに楽しいだろう、、、と。
そして、記憶では4姉妹が子供だったと思っていたのですが、どうやら4部作もある大名作なんですね。
知らなんだ〜。こりゃ借りて読まねば。
で、昔から好きなキャラクターはジョーでしたが。
ジョーがこんなに強く、気高く、素晴らしい女性に
成長していて驚きました。芯があって、志が高くって、
でも、人情味も温かみもあって。素敵すぎる。
アニメの若草物語からいくと、今回メグ役を演じたエマワトソンがジョーの風貌に近いので、ポスター見た時はてっきり、エマがジョーかと思い込み、頭が混乱しましたが、しっかりもののメグにとてもよく合っていました。
エイミーもベスも、イメージしていた彼女たちそのままだったので、違和感なく鑑賞。
作品の中には何度も素敵なシーンがありましたが、
個人的なお気に入りは、ベスが亡くなりジョーが母親と会話するシーン。結婚という概念には賛同できないのに、なぜかどうしても心が寂しいと吐露するジョー。
とても正直で、その気持ち分かる〜と共感。
ローリーがジョーに長年の思いの丈を暴露するシーンや、ジョー大切な髪を切ってお金に換えた後、泣いてしまうシーン。などなど。上げ出すとキリなし。
とにかく映像も美しいし、劇中で投げかける、女性にとって結婚は経済問題だというポイント。また、女性にとって大変息苦しい時代だったという時代にこれだけ自分がどうしたいのか、どう生きていたいのかを主人公が真摯に向き合いぶつかりもがく姿を見て考えさせられ、勇気をもらいました。
あー、若草物語やっぱりいいな〜大好き〜。
私の『若草物語』
<純粋に映画を楽しみたい方は、読まないで!>
私と『若草物語』の出会いは…
記憶が朧気だけど、「暮しの手帖」だったかもしれない
(だとしたら、藤城清治さんの素敵な影絵に添えて💖)
クリスマスの話だった
そこから、あまり時間を置かずアニメ『若草物語』が始まり
🐼え、エイミーってこまっしゃくれててムカつくな
とか
🐼ジョー、木に登って林檎齧るとかカッコイイ
など、思いつつも当時は女性がどーのこーの等の感想は抱かず(30年以上前なので😅)
大学生時代、『若草物語』の映画化を見る
今は干されて見る影もないが、当時絶頂だったウィノナ・ライダーがジョー役で話題になった
彼女以外のキャストも、豪華と鳴り物入りで<『若草物語』のその後>が描かれているとの事やったが、🐼的に衝撃だったのが後半
これって、『ナンとジョー先生』じゃない?!
ここで始めて、🐼は『若草物語』がクリスマスのエピソード後にも話が続いていたと知る
そして、ベスが死んじゃうって事も…
この時もまだ、『若草物語』に対しては
なんか変わった考えを持つ行動的な次女を題材にした、空想物語
としか思ってなかったが…どっこい!
21世紀にして、やって来ました黒船が!
「作者オルコットの自伝的映画」
「女性の自立を描くみずみずしい名作」
との看板を引っさげて!
そんなもんだから、🐼あらかじめ少し予習をして
ジョー=作者
との知識と、過去の思い出で武装して映画鑑賞
これ…すげー良い映画やん!
『若草物語』ファンが微笑む名作ネタは折混ぜられてるし、女の生き様視点で快哉を叫ぶ作品!
よくある、名作を映画化して<現代に通じる作品>とか言うけど、これは
<現代の映画!>
あと、キャストな!
(以下は、物語の重要度ではなく🐼的心拍数で順位付けてます)
①ティモシー・シャラメ
🐼が『君の名前で僕を呼んで』で、藤井聡太くんに後半見えてきた例の彼だ
もう、この映画以来『残酷な神が支配する』の実写ーーー!と、目が離せない逸材
本作でも
🐼足…足が長すぎる…(エイミーの油絵のモデルを気取るシーン)
と、身悶えばかりだ
勿論、彼の表情など演技は秀逸
むしろ
「私自身が心から愛していると思えないの」のジョー台詞に
🐼…お前、正気か…?相手はティモシー・シャラメだぞ?!
と怒りを覚えるくらい、彼の美形度合いにメロメロ
後半の、嫁のパシり的扱いにも
🐼あぁ…ティモシー❤
②フローレンス・ピュー
クレジットに名前を見つけ、正直不安に…
🐼(見てないけど)あの、北欧の血祭り映画の主演の…?
杞憂に終わったけれど、正直
・エイミーって、末っ子なのにこんな野太い声…?
・ジョーとの肉弾戦が想像以上にドッタンバッタンやけど、この時代にこんな取っ組み合いあるの…?
③シアーシャ・ローナン
才能溢れる女優との前評判は聞いてたが
🐼(これまた未見ですが)この女優って、多感な女子高生役でお母さんと口論して走行中の車から飛び降りて骨折する、あの…?
アニメは茶色い髪だったが、金髪…
と、そんな事はどうでもいいくらい作中ではジョーだった
そして何より、お金を稼いで生きていく女だった
上記以外のキャストも良い
全部が全部
主張し合い、ぶつけ合い、最後に一つに帰結する
「私はこうすると決めたの」
素晴らしい
末席ながら、女の立場で言うと
「言ってくれて、ありがとう」
そのような映画でした
若草物語は、リボンかなかよしの付録で幼いとき、暗記するほど読んだ物...
若草物語は、リボンかなかよしの付録で幼いとき、暗記するほど読んだ物語だから、映画見てるだけでせつなかった。ジョーとエイミーの関係はきょうだいとしてはかなり緊張をはらんだもの。海辺のベスとジョーのシーン春休み美しい。きょうだいでいたい、結婚しないでとメグに訴えるジョーはエディプス的に言えば退行だけど、きょうだいと家族関係の美しさを見てると、そんな風に思わなくてもと思ったり。
ワ行にないな・・・ストーリー・オブ・マイライフ・・・?
原作未読
女性向け映画
平凡な男はフローレンス・ピューやエマ・ワトソンなど女優さんを鑑賞すること以外楽しみががなさそう
南北戦争の時代の話だからもはや史劇
アメリカには貴族がいない
彼女らはアメリカの庶民の娘である
平凡な四姉妹の普通の物語
ヤボテンな僕には全くつまらない
だからといって痛烈な男性批判を繰り返すフェミニスト丸出しの作品ではないので多くの女性に支持される話に興味があるなら鑑賞した方がいい
邦題がダサすぎる
そのままのタイトルでやれとか直訳しろというというわけではない
つまらない原題からの素敵な邦題でヒットした海外作品は枚挙に暇がない
しかしこれはダメだ
まったくもってセンスがない
ネット系のニュースでバカっぽいくさい記事ばかり書くおばさんライターがつけそうなタイトルだ
無能なら無能らしく背伸びせず普通に『リトル・ウイメン 若草物語』で良かったのではないか
それにしてもリトル・ウイメンがなぜ若草物語になったのだろうかいまだに謎
最初は直訳で『小婦人』として日本に出回ったのだが
『小公女』とかぶるからかな
『小公女』は男が観ても面白い
それに比べて若草物語は退屈である
ジョーが出版社の偉そうな人と交渉するところだけは刺激的で面白かった
それ以外はまったくつまらなかった
これがもし日本を舞台に置き換え人気若手女優4人でやればしっくりきたのかもしれない
四姉妹ものといえばポッキー四姉妹や渡鬼などたくさんあるが若草物語からの着想なのだろうか
とりあえず吉永小百合が出演していた64年の『若草物語』が観たくなった
あとエマ・ワトソンの長女役抜擢に最初は違和感を感じたが彼女はもう30歳!
実際に4人の女優の中で一番の年長者
ハリー・ポッター第一作はそれだけ昔の作品なのである
あっという間の時の流れを感じる
新解釈はジョーの物語だった!
若草物語は登場人物の誰かに自己投影してたくさんの人が楽しめる物語だと思っていたけど、新しい解釈がとても新鮮で良かった。
時間軸が行ったり来たりしてエピソードがきれいにつながっていくのも気持ちよく。
ややもすると若草物語は男性には退屈なストーリーらしいけれど、これなら飽きさせないだろう。
物語の出版が決まるシーンが圧巻。 この上なく清々しかった。
今までも普遍的だったけどこのエッセンスで未来の新しい普遍的な物語になった。
しかしの雨のシーン。やはりこうなるか。でもここは原作に忠実でなくてはね。
でもそれでどうなるかの解釈は観た人に委ねられました。
物語の主役、物語の分岐点
素晴らしい女優たちの素晴らしい競演。
それぞれの演技で個々の人物を表現してくれました。
それぞれが自分の物語の主役であり
それぞれが周りの人物の物語に影響を与える脇役です。
物語には分岐点がいくつもあります。
ハッピーエンドに近づけるために物語の分岐点はあります。
戻ることは出来ない分岐点を
悔いのない分岐点にしていきたいでものです。
息つく暇もない疾走感
監督の物語への愛が噴き出すように、息つく暇もなく過去と未来が行き来する勢いのある流れ。素晴らしかった。
何よりも四女エイミーが良かった。今まで、エリザベステイラーのも、キルティダンストのも、「きれいだからって、ずるい」という印象だったけど、今回のエイミーは、ジョーへの嫉妬や憧れ、自分なりの武器で今の時代を生き抜こうと妥協しようとしてみたり、自分自身が許せなくなったりと、口角がギュッと下がったケイトウィンスレットみたいな迫力あるエイミー。そうよね!ジョーの小説燃やす子だもんね!ただのきれいなお嬢さんじゃないわな!と、すごく納得。
ジョーだけに焦点を当てず、四人ともが魅力的に描かれており、お母さんに、ちょっと「元ジョー」っぽい一面が垣間見られたのもよかった
人生は誰しも波瀾万丈
原作小説、過去の映画化作は観ていません。
感想
人の人生は時に明るく、時に辛い。そんな人生における幸せの価値観を改めて問う映画だった。性差別に抗い、断固意思を曲げないジョーとそれぞれ幸せを求めて人生の大きな一歩を踏み出した他の姉妹達とのすれ違いを見事に描けていた。
幸せの形は人それぞれ。ローリーとのすれ違いは観ていて辛かったです。
過去回想の場面は終始頬が緩んでしまう微笑ましい場面ばかりで楽しかったです。家族って素晴らしいですよね。
人に優しくしたくなってしまう映画でした。
また、美術背景の美しさにも圧倒されました。文芸映画という感じで引き込まれました。
俳優陣の演技も皆さん自然で良かったと思います。
総評
アカデミー賞入賞も納得の傑作。人に優しくしたくなる映画だった。夢を諦めないことの素晴らしさにも触れることが出来て感動した。
自分の生き方を貫くことが難しかった時代
昔読んだ若草物語。4姉妹のそれぞれの性格やエピソードなどもなんとなく思い出される。
前後しながら進む展開に少し戸惑うところもあるが、ラストに向けて、ストーリーが盛り上がる。
ジョーの女性として生きていく気概が、かっこいい。
どんな時代でも、自分の生き方は自分で切り開くものと、この物語から強く感じる。
本当にー!
原作既読だが時間が右往左往するのに最初とまどった。
やはりエイミーが好きになれず、色々な若草物語の作品を見てきたがかなり好きになれない方のエイミーだった。ベスはいつもながらにいい子過ぎて可哀想。ジョーはまぁそんなものかな。メグは微妙、原作ではもっとしっかりしたイメージだったがエマワトソンが年齢の割に幼く見え、モテモテの役なのに魅力的に見えない。残念。男性陣は添え役なのでそんなところかなぁ。
映像は綺麗です。屋根裏で劇の練習しているところはとても好きな場面。
ストーリーは知っているだけになんだかイライラしてしまった。
女神ローラダーンと4人の天使
控えめに言って、最高でした。
ああ、劇場で観れなかったことが悔やまれる…。
そのくらいこの映画の世界観を肌で感じたかった!
凄く、めまぐるしく時系列が移動する構成だけど、
理解すれば面白さに気づくし、いい抑揚になってるんだよね。そんでもう一回観たくなっちゃう。
シアーシャローナン×ティモシーシャラメはもう、
最高でしかない!!!
一生じゃれててほしい!!なんて可愛いんだ!
途中、ショートカットになる彼女も
とても愛らしくて、キャラが映えてて、好きでした。
エマワトソンは、とんでもなく綺麗でした。
結婚式のシーンとか本当たまげるくらい綺麗。
外でのシーンですごく良かった。
そして、エイミー役のフローレンスピュー。
ミッドサマーのあの子ですが、この役も馴染んでましたな。最後にはエイミーだいすきになってたもんね。
しかもあの映画撮ってる頃って多分23とか24だよね…。それであのピュア感恐ろしいよ……。
メリル・ストリープに関しては、本当に贅沢に使ったなという感じなんだが、あまりあの叔母役がハマってるとは思えなかったな〜。ああいう役のイメージって、キャシーベイツとか、オリビアコールマンなんだよな…。これも偏見か。というか若すぎるのか?
もっと観続けていたい世界観で、女性への夢と希望が詰まった、まさに現代人に贈る若草物語でした。
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